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【連続テレビ小説】あぐり (115)「さよなら東京」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和19年8月、淳之介(山田純大)に諒子(大路恵美)を頼むと言い残し、出征した安吉(小磯勝弥)が戦死する。安吉の家にお悔やみに行った帰り、あぐり田中美里)と待ち合わせ場所で鉢合わせし、困る淳之介だが、諒子は急病で現れず、諒子の家に見舞いに行く。そして、諒子とつきあい始めたことを南(池内万作)や尚久(関口知宏)に告白した淳之介にも、召集令状が届いたと岡山の健太郎里見浩太朗)から連絡が入り…。

今週からはもう、リアルタイムでも再放送でも全く見た事がない回です。

 

昭和19年(1944)8月

 

昭和19年、夏。サイパンビルマなど各地の戦いに敗れ、日本は敗色をますます濃くしていました。国内でも生活必需品は全て配給制となり美容院へ来る余裕のある人はほとんどいなくなっていました。

 

”パーマネント”のネオンサインは毛筆で書かれた木の”美髪 電髪 着付”と書かれた看板に変わり、”あぐり美容院”の看板の上下”AGRI”の英語も消され、窓にも十字にテープが貼られていた。

 

沢子に軍人の恋人ができて出かけていった。とめの話によると、結婚を申し込んでくれないと沢子が悩んでいる。しかし、相手の立場になればいつ戦地で死ぬか分からない、万が一戦争未亡人になったら沢子が気の毒だと思っているからだと赤ちゃんを背負った辰子が話す。

 

そして現れる大徳寺。沢子を見ていた大徳寺が「この非常時に男の人とベタベタベタベタ連れ立って歩くなんてとんでもない話ですわ!」「大体ね、こちらの方は自覚っていうか状況を把握してらっしゃらないようだから。そもそも我が日本は…」。

 

説教をぶっちぎって次のシーンへ。衣服に縫い付けられた情報によると、徳大寺喜久さんは市ヶ谷八幡町十番地でA型。

 

あぐりと淳之介は安吉の家に焼香に行った。母不在。父は元気になったんだなー、そして時々ドラマで見かける人だとようやく分かった。安吉が亡くなったとき、胸ポケットに入っていたのは淳之介、南、尚久、安吉で撮った記念写真だった。

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撮影したのはエイスケさん。

 

「子供に先立たれた親ってね悲しいよ…。こんな思い…お母さんにさせちゃいけないよ」と安吉の父・金治は淳之介に話しかけた。

 

帰り、あぐりは淳之介とたまには出かけようと提案するが、用事があると言ってその場は別れた。しかし、珈琲 世良美の店の前で再会。二人で話しているところに警官が来て、「こんな戦時下にこんなところであいびきなんて不謹慎だぞ!」と注意された。親子だと言っても信じてもらえず「こんな若い母親がいるもんか! どっからどう見てもこれは恋人同士に決まってるじゃないか!」とさらに怒られた。

 

当時、あぐりが37歳。淳之介20歳。演じてる田中美里さんが20歳、山田純大さん24歳だからねえ。親子には見えないか。でも本当に恋人同士に間違われることがあったそうですね。あぐり37歳、老けて見えないという感想も見るけど、37歳よ? 別に白髪交じりにするのはわざとらしすぎるし、いくら何でもそこまでの歳じゃないよ。

 

店で高山に話すと大笑いされた。しかし、カフェ・セ・ラ・ヴィは防衛局のお達しでいよいよ休業となった。来週、お別れパーティーやりますから来てくださいよと誘われるあぐり。淳之介は時計を見てソワソワ。淳之介は「そろそろ帰ったらどうですか?」とあぐりに言うが、あぐりは「どうせお客様来ないから」と紅茶のお代わりをした。

 

淳之介がトイレに行っている間に、高山が淳之介が池田諒子と待ち合わせしていることを教えると、「そういうことだったのか~!」と笑顔で帰っていった。

 

しかし、淳之介がいくら待っても諒子は現れず、寝込んでいる諒子を淳之介が看病した。風邪を引いた諒子に話しかけたが眠っていて、淳之介は顔を近づけた。目を覚ました諒子は「淳之介さんは…私を置いていかないわね? 死んじゃ駄目よ」と言い、淳之介はそのままキス。うわー、キスシーンのある朝ドラは苦手です。

 

1週間後、カフェ・セ・ラ・ヴィの閉店パーティーの日がやって来ました。

 

高山がパーティーに読んだお客様はあぐりだけ。燐太郎は戦地、鈴音は盛岡に疎開…いつの間に! もう鈴音ちゃん出てこない?? 世津子と森は逃亡の身。エイスケは天国。「私だけか…」とつぶやいたあぐりの回想。

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東京に来たあぐりがカフェ・セ・ラ・ヴィでエイスケと再会する回かな?

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チェリーに「この髪切りなさい」と言われたこと。

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エイスケが燐太郎を殴ったのはここか?

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岩見が歌い、エイスケが拍手を送る。

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「女百貨店」出版記念会でエイスケがあぐりに投げキッス。

 

あぐりがカフェ・セ・ラ・ヴィに通って20年。20年前、酔っぱらったエイスケが店に入ってきたことを思いだしていると、エイスケが店に入ってきたように見えて…別人が入って来ただけだった。

 

淳之介は安吉の写真を写真立てに入れて、南や尚久に見せていた。尚久が誰にも言えなかったことを包み隠さず言い合おうと提案。南は子供の頃に拾った財布をどこにも届けずネコババ、尚久は幼稚園の頃、祖父の後頭部に大根を振りかぶって殴った。その半年後、脳溢血で倒れたことから、自分の一撃が原因だと思っていた。

 

健太郎からあぐりの家に電話がかかっていた。電話に出た光代は健太郎から淳之介に赤紙が来たことを知らされた。淳之介というかあぐりも本籍地は岡山のまま?

 

淳之介の告白は諒子と交際してること。二人は祝福してくれた。

 

あぐりは高山のハーモニカを聴いていた。つかの間のほのぼのシーンって感じかな? 

 

※以下、「おしん」「澪つくし」ネタバレ

昭和19年5月

おしんは初子と雄の面会に行き、おはぎを持参する。川村もいるよ!

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昭和19年10月

久兵衛は「こんな勇ましい死に方あるかい! これが大和魂や!」と神風特攻隊を絶賛。ちょっと様子がおかしくなってきた時期でもあるんだよねー。

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「はね駒」も「澪つくし」も118話で次の再放送作品が発表されてるので、今週の木曜日あたり次回作が発表されると思います。次くらいはBK作品が見たいなというのと、とにかく昔の作品が見たいです。今、CSで1971年の連続テレビドラマを見ている私にとっては1997年の「あぐり」は十分新しい作品の部類です。できれば「おしん」以前の作品が見たいんだけどなあ。

 

全話残ってる最古の朝ドラが1976年前期の「雲のじゅうたん」。あとは1979年前期「マー姉ちゃん」以降。本当は山田太一脚本の「藍より青く」が見たいな~。しかしこの作品は、1972年。それと沢村貞子さんがモデルの「おていちゃん」も見たかったな。脚本は「はね駒」の寺内小春さん。でもこれも1978年の作品なんだよねー。できるだけ古い作品でありますように。「あぐり」より新しい作品なら次は見ない可能性もある。