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【連続テレビ小説】あぐり (118)「さよなら東京」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和20年3月10日の東京大空襲で、下町では10万人近い死者が出る。1人でいるのは危険だと、片桐(中山仁)は光代(星由里子)に家に来るよう勧められるが、人としてのけじめ、とその申し出を断る。和子(楯真由子)と理恵(碇由貴子)を片瀬海岸に疎開させた数日後、美容院に建物疎開の通知書が届く。あぐり田中美里)はあぐり美容院から沢子(三浦理恵子)をお嫁に出したい、と沢子と木村(尾崎英二郎)の結婚式を開く。

昭和20年3月10日。東京上空に米軍爆撃機B29およそ300機が飛来し、大規模な爆撃を行いました。23万戸が焼け、江東地区をはじめとする東京下町は壊滅状態となったのです。


あぐりの店も東京大空襲は大丈夫だったみたいで、沢子は恋人と30分の逢引き。

 

一旦は招集されたものの喘息で即日帰郷となった淳之介は、その後、静岡の高校を卒業し、4月から帝大の英文科に入学が内定。再び徴兵検査にも合格して召集を待つ身となったのでした。

 

サラッとナレーションで流したけど、ジュンノーちゃんは東大生なのでした。

 

淳之介と尚久はバイオリンの片桐先生の家の防空壕を掘っていた。諒子とはどうなっているんだ?と聞く尚久。淳之介は「結婚するんだろ、いずれ」という尚久の問いにも「さあな」。尚久は「お前が即日帰郷でのこのこ帰ってきてなかったら今頃俺が諒子を落としてたに違いないんだからな」と自信満々。

 

光代は空襲でたくさんの人が亡くなり、これからも激しくなるので先生ひとりじゃ危険なので、うちにおいでになりませんか?と尋ねた。

 

「たとえどんな訳があるにしろ、あなたと一つ屋根の下で暮らしては岡山のご主人に申し訳がありません。これは男としての…いえ、人としてのけじめです」と光代の申し出を断った。光代も絶対に疎開しないと言った。しかし、なんだかんだこの二人も長いよねー。淳之介が小学校に入学するあたりからだもんねー。

 

片桐の家に諒子が訪れた。尚久はここだけの話として、海軍と陸軍が全面降伏か徹底抗戦かでぶつかっていると教えてくれた。尚久は軍の研究所に勤めていて、研究所では半ばあきらめている状態。南は内地、これからは理工科系の学生も召集されるという噂もある。南は弁護士志望で文系、尚久は建築家志望だから理系なんだね。

 

淳之介は諒子に鎌倉に帰ったらどうか?と言うが、淳之介が学校があるし、いつ招集されるか分からないから東京を離れられないというと、私も残ると言った。

 

あぐりは和子と理恵を疎開させることに決めた。和子は喘息で学童疎開に連れてってもらえなかったため、お客様の紹介で片瀬海岸のお宅でお世話になる事になった。

和子も理恵も小さいからあぐりも一緒に行ったらどうかと光代に言われたが、あぐりも生活のためにお店を閉める訳にも行かず、2人だけで行く事になった。ここでどうして光代がついて行かないのか、いくら片桐先生との約束があってもと疑問に思うけど…

こちらの本によれば”お義母さんは十三年寝たきりの末、エイスケさんの後を追うように、昭和十九年に亡くなりました。”とあります。

 

だから、ドラマの光代とは全然違う人生だったんだね。本来ならこの頃にはもう亡くなっていた。エイスケさんが人気があって視聴者から助命嘆願があったのに、何気に光代さんが延命されてる。しかし亡くなったエイスケさんが34歳、その4年後としてもせいぜい60代になるかどうかくらいで13年寝たきりか…。

 

あぐりは和子と理恵に東京を離れる事を言うと、和子は「大丈夫! 任せて」と明るく返事をした。出発の日、光代がついていき、片瀬海岸へ。理恵はあぐりにすがって「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」と泣き、和子は「理恵、大丈夫よ。ずっと私が一緒なんだからね」と励ました。

 

店では沢子が泣きながら入ってきた。つき合っている恋人に「結婚しよう」と言われて嬉し泣きだった。みんなで祝福し、結婚式は?と聞くと、こんな時だし、私の親ももういないし…と沢子ちゃんのお父さん亡くなったのか!

 

片瀬海岸の家に到着した光代と和子と理恵。光代が帰ろうとすると和子が泣いて光代の足にすがった。

 

あぐりの前では明るく気丈に振る舞っていた和子でしたが、やはり家族と離れて暮らす不安と恐怖を抑える事はできなかったのです。

そして、あぐり美容院にとって最も残酷な知らせが届いたのは、それから数日後のことでした。

 

大徳寺と区役所の職員がやって来た。防衛局からの通知で「建物除却通知書」を持って来た。空襲に備えて駅の近くの通路を拡張するため、近々取り壊されることになった。10日以内に荷物をすべて運びだすことと通告すると店から出ていった。次いで出ていった大徳寺は「いよいよお宅もお国のために役立つ時が来ましたわね」と笑いながら出ていった。

 

あぐりは仕方ないと受け入れ、戦争が終わったらまたここに店を作ると言った。辰子は夫の実家へ疎開し、あぐりの店を始めるのを待ってる、沢子は結婚する木村の家へ、とめは先生のそばにいると言って残ることになった。建物壊しても何の補償もないの?

 

あぐりの「このお店からあなたをお嫁に出してあげたい」という提案により、店が取り壊される前に沢子の結婚式が執り行われることになった。

 

不安と絶望の中で、それはあぐりにとってほんのひとときの平和でした。

 

本当にこの辺りは見てなかったんだなーと。一応、テレビ誌などであらすじくらいは追ってはいましたが…。しかし案外戦争が長いね(-_-;) 辛い。

 

※以下、過去朝ドラのネタバレ

東京の他に銚子も被害に遭いました。

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おしん三重県に住んでいたので東京大空襲はスルー。

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そういえば

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どちらもこの回には次の再放送情報が出てたのになあ。「おしん」だとこの辺り。

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次回作が知りたい!