本日放送🎼#斎藤達雄 監督
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) September 9, 2026
「#東京だョおッ母さん」
◆9/9(水)よる8時~ほか#島倉千代子 の
同名ヒット曲をモチーフにした歌謡映画📽️
母とわだかまりがあった主人公だったが
最後は仲睦まじく東京の名所巡りをする🛍️
二重橋・九段坂・浅草など当時の雰囲気も楽しめる🫧https://t.co/miLdys0DGl pic.twitter.com/0GXHJIAsNY
1957年 日本
あらすじ
島倉千代子の同名ヒット曲をモチーフに、島倉自身が主演も務めた恋愛ドラマ。俳優としても様々な名作で活躍する斎藤達雄が、青木光一のヒット曲に基づく「早く帰ってコ」に続いて監督を務めた歌謡映画。小さな漁村で暮らす三代子(島倉千代子)は、後妻に入った母・うめ(賀原夏子)を残し、結婚するつもりの恋人を追い上京するが、彼女気取りのあけみ(中田康子)の存在に傷つきつつ、亡き兄の下宿先の娘・令子(杉葉子)らに支えられ、デパートに就職し新生活で奮闘する。
2026.9.9 日本映画専門チャンネル録画。ほかにも録画したものがあるけど、映画にしては短い61分なので先に見ちゃう。
蔵出し名画座
評論家川本三郎はこう観た
島倉千代子のヒット曲をもとにした歌謡メロドラマ。監督は小津安二郎の「生れてはみたけれど」「戸田家の兄妹」「宗方姉妹」などに出演した名優、斎藤達雄。斎藤は島倉千代子の「早く帰ってコ」も手がけている。
茨城県の漁師町で暮す十八歳の娘が、東京に出て、デパートで働き、故郷に残して来た母親を東京に呼ぶ。
高度経済成長が始まり、地方から多くの若者たちが東京に働きに出た時代を反映している。映画のなかで、茨城の漁村なのに鉄道の駅は、御殿場線の谷峨駅(神奈川県)で撮影されているのはご愛敬。あまり地理にはこだわっていない。
恋人役の伊藤久哉は「大地の侍」「お吟さま」などに出演した傍役俳優。その愛人役は大映時代にグラマーで鳴らした中田康子。また人気歌手の青木光一が流しの歌手として出演している。兄を戦死で亡くしているので母親との東京見物の最後は九段の靖国神社になる。
東宝株式会社
製作:竹井諒
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脚本:山上光穂
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音楽:船村徹
主題歌
コロムビア レコード
『東京だヨおッ母さん』
『故郷の香り』
作詞:野村俊夫
作曲:船村徹
唄 :島倉千代子
製作:原田禮輔
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河村三代子:島倉千代子(コロムビア)…字幕黄色
艶歌師:青木光一(コロムビア)
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川崎豊:太刀川洋一…字幕緑
野々宮五郎:伊藤久哉…字幕水色
深見令子:杉葉子
あけみ:中田康子
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兄吉太郎:土屋嘉男
父仙吉:中村是好
母うめ:賀原夏子
村の女・房江:千石規子
明子(マダム):東郷晴子
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鉄:中村哲
乾分B:三原秀夫
そば屋:山田巳之助
乾分A:島津猛
阿津子(女給):八島恵子
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村の有力者・谷川:坂内英二郎
十朱二郎
吉太郎の嫁・里枝:北野八代子
島田治子
明石悠子
堤荘の管理人:一万慈鶴恵
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阿部トキヱ
河合喜子
中田幸子
尾崎八重
伊藤正博
村田義夫
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監督:斎藤達雄
庄内村の五郎という人が三代子に会いたがっていると赤ちゃんのおんぶした房江が伝えた。五郎に一緒に村を出て東京へ行こうと誘われるものの迷いのある三代子。
三代子の家族は父・仙吉、母・うめ、兄・吉太郎。漁から帰ってきた吉太郎は三代子を嫁にすると言い出す。
はぁ~!?
三代子は、うめの連れ子で血のつながりはなく、気心が知れてるからと吉太郎が勝手に決めていた。三代子は、そこで東京へ行く決心を固めたものの、うめや吉太郎に止められた。
小さな商店をやっている三代子の実家。仙吉は寝たきり。店は、うめが切り盛りしていた。結局、家を出ることができなかった三代子の祝言が決まる。仲人は谷川。
祝言が迫るある夜、結局、上京した三代子。堤荘に住む五郎を訪ねた。五郎の部屋には、あけみという女がいて、三代子を迎え入れた。しかし、三代子は、いたたまれなくなり部屋を飛び出した。チンピラに絡まれたものの、阿津子という女性が助けてくれた。
夜、あけみが寝ているところに帰ってきた五郎は左腕をケガしていた。あけみが三代子という子が来たというと顔色を変えた。
阿津子は三代子をバーへ連れていった。店にいた令子が泊めてくれるという。
いや~、杉葉子さん美しいわ~。小顔でスタイルがいい!
三代子は整理ダンスの上の写真に目が留まった。令子は兄の雄造の下宿先の深見家の娘だった。終戦の年、令子は当時16歳、両親を空襲で亡くし、うめから雄造の死を知らされた。雄造は令子の初恋の人。靖国神社に行きましょうと三代子を誘った。
翌日、2人で靖国神社へ。三代子は、おっかさんが羨ましがるだろうと話す。
三代子はアパートの廊下で学生服の豊から映画に行こうと誘われたが、お姉さんに聞いてみないと、と断った。
川崎豊役の太刀川洋一さんは太刀川寛さんなのね。
三代子は母から手紙をもらい、仙吉が死んだことを知り涙。しかし、吉太郎がお嫁さんをもらい、よくしてもらってると書かれているとにこやかになった。
昔の人の切り替えの早さよ! 好きだからというより手ごろだから三代子だったんだろうね。
デパートのパートタイマーをしている三代子は給料も安く、仕事を辞めて女給をしようかと令子に相談したが、令子は、やめるように言う。
吉太郎の嫁になった里枝は身重な体でうめをこき使っていた。見かねた房江が三代子に里枝は悪い嫁っこだと告げ口手紙を出していたが、令子が手紙を読んでいた。房子によれば、里枝は色キチガイ。
あけみは三代子がデパートで働いているところを見つけ、とっくに五郎と別れていたが、五郎に知らせ、五郎がデパートで住所を調べて、三代子の部屋を訪ねた。今度こそ足を洗ってみせると三代子に誓う五郎。
隣の部屋に住む豊は2人の関係が気になり、モヤモヤしたまま屋台に飲みに行った。
五郎がアパートを出ると、昔の仲間に囲まれ、歩いていくのをちょうど屋台から出た豊が目撃する。
空き地でヤクザに囲まれ、殴り合いをする五郎。豊は「君、暴力はいけないよ」と間に入り、殴られた。ヤクザたちが行ってしまい、豊と五郎が倒れているところに令子が通りかかった。五郎は目を覚ますと何も言わずに去っていった。
房江は、なにかとうめを気にかけていた。
共同の洗面所で顔を合わせた三代子と豊。五郎さんに会いに行かないんですか?と豊が聞くと、三代子は「じゃあお先に」とスルー。豊が三代子のことを知っている令子は、わざわざ五郎のアパートに行くようにいうにいう豊にあきれる。
そこに三代子宛ての電報が届いた。
午後5時上野に着く 母
うめに電報を出したのは令子。自身は、ろくすっぽ親孝行ができなかったと三代子にナイショで招待していた。結局、うめを迎えに行ったのは令子と豊。令子は店があるので、豊がアパートに連れてきた。
三代子の帰りが遅く、うめは三代子の手紙に男友達のことは書かれておらず、あなたのような人がいてよかったと豊に話す。
午後7過ぎ、豊の部屋を訪ねた三代子。豊はあけみとベッドに寝ていた。三代子が帰ると、洋服のままベッドに寝ていたあけみが帰ろうとしたが、五郎は、あけみに人間にはいい取り合わせがあると復縁を持ちかけた。
泣きながら帰途につく三代子。
令子はバーで親孝行したいときに親はなしと阿津子たちと話していた。そこにやってきた流しの歌手が歌う。この映画に出てくる曲、歌詞検索しても出てこないんだよな。
屋台で飲んでいた豊は三代子を見つけて、お母さんが待っているよと知らせた。三代子は急いで帰り、母と抱き合って泣いた。嫁っこや令子が東京に出てくるように勧めてくれたという、うめ。
帰ってきた令子に感謝する三代子。令子は東観(とうかん)バスの切符を買って渡した。雄造が生きていたら…と涙を流すうめに令子は思わず「お母さん」と呼びかけ、ずっと東京にいてほしいというので、3人して泣いた。
東観(とうかん)バス=東京観光バスって、はとバス?
銀座、二重橋… 『東京だヨおッ母さん』の歌詞通りに東京観光する三代子とうめ。国会議事堂、最後は靖国神社でお参り。参道を歩く三代子とうめ。(終)
言っちゃなんだが、俳優のスタイルって異次元だなと思わされる作品。
賀原夏子さんは約10年後の「3人家族」でも20代の娘がいる母親役だったから、ず~っと同じくらいの年齢で不思議な感じ。この映画のほうが白髪交じりで老けて見えるし。
三代子にその気はなかったから吉太郎の結婚は実らなかったものの、昭和の映画には時々出てくる設定ではある。うめは三代子の気持ちを尊重して無理強いしなかった。
この映画もきょうだいとして育った男女が許婚になってるけど、両方ともそれぞれに好きな人がいて、結局は好きな人と一緒になった。
鈴を転がすような声というのは島倉千代子さんのような声を言うのかもしれない。
