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【連続テレビ小説】あぐり (156)「素晴らしき日々へ」(終)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

見失っていた自分の夢を見つけたあぐり田中美里)は、光美堂のすべてをチェリー山岡(名取裕子)に託す。森潤(森本レオ)や燐太郎(野村宏伸)たちは、それもあぐりらしい、と納得するが、辰子(鈴木砂羽)やとめ(細川ふみえ)たちは納得がいかない。そんな時、あぐりがいなくなったと大騒ぎになるが、あぐりはいつもの屋根の上で、物思いにふけっていた。そして半年後、鏡も椅子もたった1つの客一人のための美容院を開く。

「突然ですが今日フランスへ発ちます。後はよろしく」という手紙を残した林。あぐりが玄関に行くとまだ林がいた。

 

林「やっぱり僕にはエイスケさんみたいに華麗に消える事はできなかったね」

あぐり「見送りぐらいさせて下さいよ」

あぐりは見失ってた夢を見つけたと林に言うと、林は笑顔で出て行った。最終回にヒロインの夫の出番はこれだけ。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィ。あぐりはチェリー山岡を呼び出した。「先生にお願いがあるんです」。

 

ビューティーサロン光美堂。あぐりは従業員たちの前で「ビューティーサロン光美堂」の副社長ならびに美容技術管理の職務を辞め、今後は全てチェリー山岡に一任すると告げた。突然の発表に驚く沢子たち。本店と事務所は他のお店に移転し、沢子が新しい本店の店長になる。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィでのやり取り。あぐりはチェリーに見失ってた夢を見つけた、自分が本当にやりたい事が見えた、「光美堂」を育ててくださいとお願いした。

 

またカフェ・セ・ラ・ヴィにいたチェリーに燐太郎が声をかけた。燐太郎が色黒に見えるのは加齢を表現するためだろうか。燐太郎は、以前、森があぐりを「彼女は人生を冒険旅行してるんだ」と言っていたこと、あぐりにとってはバスから電車に乗り換えたぐらいの事なのかもしれないと話した。燐太郎があぐりを語る目、いいなあ。

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まだ入院中の淳之介。森があぐり情報を逐一教えてたのね。母は自分の夢を捨てたのか?と思った淳之介と「ん? 捨てちゃおらんよ。ハハハハ。母上はね、遠い日に置き忘れた夢をちょっとね…。取り戻しにいこうとしとるんだよ」とわかってる森。エイスケ亡き後のエイスケ的役割を担ってたのかな。

 

あぐりもエイスケも淳之介も和子も理恵も林もみ~んなやっかいな性質だが、それがいいところだと言う森。

 

森も置き忘れた夢を取り戻すために旅に出ようとしていた。「僕お金ないですから」と淳之介は言うが、「嘘はいかんよ。嘘は!」と枕の下に隠していた封筒に気付いた。「これで一切借りはナシ」と懐から梨を取り出して渡し、「そんなバナナ」「そんな葡萄な!」とダジャレを連発。取って置きの奥の手で淳之介を励ますと言って、淳之介に踊り子さん…と思わせといて、張り切ってパ~ッといこう!とそのまま病室を後にした。

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ダンサーが来たのは、いろんな人が入院経験があるから誰の時だっけ?と思ったら、あぐり肋膜炎のときかな。

 

あぐり宅ではあぐりがいない!と辰子やとめ、沢子、民子も駆けつけて騒ぎ出す。辰子さんやとめさんが最終回に出てくるとは嬉しい。あぐりがいたのは屋根の上。

 

晃「あぐり! 全くお前には困ったもんだ」

あぐり「どうしてですか、お父様?」

屋根の上には昔のままの晃と美佐。新撮だねえ。

晃「せっかく苦労して大きくした美容院じゃないか。それを簡単に投げ出してどうする! お前に協力してくれた人たちにすまないと思わないのか?」

美佐「あぐりは別に投げ出した訳じゃないわ。この子なりの考えがあっての事じゃ。なあ、あぐり?」

あぐり「はい」

晃「全くお前はすぐあぐりを甘やかす」

美佐「甘やかしてなんかおりゃあせんわ」

あぐり「お父様! ご心配なく。私、自分の夢を見つけたんです。自分のやりたい事見つけたんです」

晃「何が『見つけた』だ。そんなに夢がコロコロ変わってどうする!?」

美佐「変わったんじゃないわ。初めに戻っただけじゃろ。なあ、あぐり?」

あぐり「はい」

晃「またお前は甘やかす」

美佐「甘やかしとらんわ」

晃「とにかく迷惑をかけたんだ。みんなによ~く謝るんだぞ!」

あぐり「はい。お父様!」

晃「あっ、ほらほらカラスのヒナがかえるぞ」

あぐり「えっ?」

一瞬子供の頃のあぐりの回想。1話だったんだ~。

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見失っていたあぐりの夢が実現したのはその翌年の春のことでした。

 

昭和30年(1955)5月

 

あぐりの新しい店をチェリーが訪れていた。新しい店は鏡も椅子もたった一つ。お出迎えからお見送りまであぐりが一人で担当し、じっくり時間をかけてお客様一人一人に合った髪型をつくる一人のためのたった一人の美容院が出来た。「素敵だわ。でも儲からないわよ」とチェリーは言うが、いいんですとあぐりは笑顔になった。

 

ここから回想。

民子「あぐり!」

あぐり「おはよう!」

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多分、子役から田中美里さんに切り替わったシーンかな。

 

望月家であぐりを披露する日。エイスケ「あれ?」とあぐりの顔を見てびっくり。あぐりはげんなり。

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あぐりがエイスケの足を持って回転。

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自転車の二人乗りはこの回か。

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淳之介に何か食べさせてるのはこの回?

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世津子「私、今度、雑誌を出す事になったの」

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チェリー「この髪切りなさい」

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あぐり、マネキンになる。

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エイスケ「『マ』抜けか! こりゃいいや」

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燐太郎「そんな弱気君らしくないぞ」

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燐太郎のセリフは39話だけど、映ったシーンは店が取り壊された119話かな。

 

美佐「あなたは前に向かって突き進む方が似合うとるわ」

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健太郎「後悔をせんように」

光代「やってみさない、あぐり!」

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「後悔をせんように」はどの回か分からなかったけど、まだ髪が黒々してる頃。

 

エイスケ「どんな時でも前へ向かって突き進んでいく事だ」。この回?

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あとはあぐりの「はい」の返事集。

 

あぐり美容院の扉が閉まり、「いらっしゃいませ! お待ちいたしておりました」というあぐりの声でおしまい。

 

2010年10月3日のに書いたブログが見つかりました(どうでもいい)。

ゲゲゲの女房とほぼ同時期の4月からスカパーで13年前の朝ドラ・あぐりの再放送が始まりました。一時はDVD-BOXも買おうかと思っていたほど見たかったので、番組表で名前を見かけたときはとても嬉しかったのですが、スカパーに加入したタイミングが悪くて、第1週目を見逃してしまいました。

 

リアルタイムでも2週目から見ていたので初回から見られず残念でしたが、懐かしくて面白かったです。エイスケさんの弟の勇造さんが女中さんとちょっといい仲になりかけるが、姉に邪魔されるとか覚えているくせにあぐりの美容師修行の部分はすっぽり忘れてたり、記憶っていい加減なものだなと思いました。

 

あぐりの子供の淳之介くんの少年時代を生田斗真くんが演じていて、印象深くてこれをきっかけに生田くんの顔と名前を覚えたのですが、子役として長く出てたのかと思いきや1週間しか出てなかったり、高橋克実さんが警官の役で出てたんだーとか三浦春馬くんも出てたり、再発見もありました。

 

が、エイスケさんが好きすぎてエイスケさんが亡くなった週、8月の半ばで視聴中止。でも、今週が最終週ということで最終回だけでもと録画して、先程視聴終了。

 

13年経って気付いた驚愕の事実。

 

私って最終回どころか最終週も見てなかったんだー!

 

ゲゲゲの女房の戌井さんの奥さん役をした馬渕英里何さんがあぐりに出ていたと聞いたのですが、全然記憶になかったのは、馬渕さんが和子役をやっている頃にはもう視聴を止めてたみたい…13年前から思考回路は一緒のようです。ただ、当時はまだエイスケさんが亡くなってからも数週は見たんです。確か、高嶋さんが出てきて、どうやらこの人と再婚するらしいと知ってから見なくなったのかなぁ。

 

エイスケさんの幽霊が出てきて、再婚にOKするみたいな会話があったような…。

 

エイスケさんが死ぬのも、再婚するのも事実なんですが、エイスケさんがかっこよすぎて、当時はそんな言葉は知らなかったけど、ゲゲゲの女房の村井夫婦みたいに夫婦萌えしてて受け入れられなかったんですよね。まぁ今もですけど。

 

昭和30年で終わってたんだーとかエイスケさんが回想とはいえ最終回に出てきたんだーというか今の旦那さんより出番が多いぞー(旦那さんはフランスに旅立ちました)とか意外と回想多いなとかそんな最終回でした。

 

再婚相手の林さんに子供がいたのも知らなかったー。

 

んー私にとってのあぐりはとにかくエイスケさんありきだったんだなー。最初も最後も見てなかったんだなぁ。

 

再放送を改めて見たら印象が変わってしまいました。

 

今まで面白かった朝ドラとして真っ先にあぐりちゅらさんをあげてきたのですが、最初から最後まで面白かった朝ドラはゲゲゲの女房になりました。って最初の5週は見てませんけどね^^;(4週までは総集編で何とか内容は分かります)でもノベライズでも内容は把握してますし、再放送して欲しい…じゃなかったらブルーレイで出して欲しいです。

 

そうそう、再放送の2010年当時は「ゲゲゲの女房」にものすごくハマってました。「ゲゲゲの女房」もリアルタイムでは6週目から見始め、その後2012年あたりに今の「あぐり」の再放送枠で再放送が始まって、やっと1話目からちゃんと見れたんだ。

 

あぐり」に対しては11年経ってもちっとも考え方が変わってないのね。でも、リアルタイムでエイスケ死すの後、ちょっとは見てたと書いてたけど、山梨への疎開や林晃との再婚は、テレビ誌の記事を見た記憶だと今は思います。11年前は回想多かったと書いてたけど、そうでもなかった。ちゃんと話は進んでたし、晃と美佐はこのための新撮シーンだったし。

 

まあ「あぐり」ほど高低差の激しい朝ドラは珍しいと思う。エイスケさんにハマった人ほど林さんを受け入れられないってことはなく、何で林さんをあんな風に描いたのか今でも不思議。別に燐太郎みたいな王子様キャラでよかったわけじゃない?というか燐太郎でよかったじゃない?←まだ言う。

 

3度目視聴でやっと初回から最終回まで通して見られました。楽しいところは同じく楽しかったし、やっと3度目にして燐太郎の魅力にも気付けたし、エイスケさんの孤独みたいなものも感じられて、深く楽しめたと思います。

 

10年に1回くらいは再放送してほしいけど、今回のツイッターの不評っぷりを見ると難しいだろうか。ま、今回通して見たから今度再放送したらやっぱりエイスケ死すで見るのやめちゃうかも。いや、戦争描写もよかったから山梨に疎開する前くらいまでは見てもいいかも。岡山の女学生時代も上京したばかりの頃も、修業時代も、お店持ってからも楽しい場面がポンポン浮かぶ。1週目のスピード感も秀逸だった。

 

来週から1979年の「マー姉ちゃん」です。描かれる時代は、昭和初期から中期なので、「あぐり」より新しい時代…というかマー姉ちゃん自体、あぐりより10歳ほど年下です。1979(昭和54)年の描く昭和ってどんなだろうなあ、楽しみ。