徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】澪つくし(154)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

銚子高女の女学生たちが勤労奉仕で入兆に作業に来ていたが、原料が手に入らなくなり、もう来なくていい、ということになる。久兵衛津川雅彦)は、来年の入兆の創業三百年記念式典を派手にやる、と言い出し、るい(加賀まりこ)がこのご時世にそんなことは出来ないと言うと、ケチなことをやったら笑われる、と怒鳴る。かをる(沢口靖子)は食料の調達に出かけた時に米軍の銃撃に遭う。防空壕へ助けたのは惣吉(川野太郎)だった。

火曜2本目。

 

昭和19年7月 東条英機内閣は総辞職した。新内閣は8月1億国民総武装を決定した。

 

かをるの母校である県立銚子高等女学校報国隊として5人の女学生が勤労奉仕をしに入兆にやってきた。かをるは「温良 貞淑 至誠」の伝統を守って頑張りましょうねと励ます。

 

麹室に配属された女学生2人は今西に指導されたが「もし暑くなったら裸になってもいいど」とセクハラ発言をされる。変わらないね。

 

樽を積んだ大八車だったが、きちんと結べていないので発車した途端、崩れてしまったり、なかなか女子だけでは厳しいという描写か。

 

久兵衛は来年の創業300年には盛大に記念式典をやらないかんなとるいに話していた。そうか~創業280年とか言ってたのが20年前かあ~。

 

公正会館に市長と議員、名士全部呼んで、夜は暁星会館で大宴会。土産物は何持たしたらええかなあという久兵衛に、「はいはい。かをると相談してみます」というるいは前回より老けたな。久兵衛は「相談なんてせんかてええ! 坂東家の当主はこのわしや!」と怒鳴りつけた。

 

そして、英一郎は血みどろになって夢枕に立ったから帰ってこないと言い、12代目は昭彦か和彦か?と、ぼんやりした感じで言うので、るいは泣き出した。日に日に弱っていくなあ(-_-;)

 

この夏、陸軍はビルマ戦線で苦戦を強いられた。勢いに乗る米軍は沖縄、台湾を猛爆撃。10月にはフィリピンのレイテ島に上陸した。

 

かをるは神の手にすがりつきたい気持ちであった。優勢を誇る敵の砲火を前にして醤油造りの使命を果たさなければならない夫を思うと胸が張り裂けそうになった。

 

かをるとアミで境内で話している。どこまでも前向きなかをると竹田が戦死してからあきらめているアミ。そこに神山や今西も武運長久を祈りに来た。

 

女学生とまかないを食べていると、神山が来て休業宣言。小麦も大豆も塩も底をついてしまった。

 

「神風や! 神風や! おい神風が吹いたぞ!」と久兵衛が新聞を持って食卓に走り込んできた。「敵艦と刺し違えて、お国に命捧げたんや! こんな美しい、こんな勇ましい死に方があるかい! これぞ大和魂!」久兵衛の盛り上がりとは逆に、かをる、るい、ツエは辛そうな表情。

 

かをる「それじゃ英一郎さんがそうなってもいいんですか?」という言葉に久兵衛は一瞬絶句。「しゃあないな。日本は戦争に負けられへん。立派に任務を果たして来いと言うしかないな」

かをる「私は嫌です! そんな残酷な事は言えません!」

久兵衛「女に戦争は分からん! 女に戦争は!」ちゃぶ台返し!! かをるに甘々だった久兵衛も相当おかしくなってる。

 

米軍は日本の特攻攻撃にも屈する事なく、フィリピン各地へ上陸し、凄絶な死闘を繰り広げた。昭和20年になるとB29の執ような本土爆撃が繰り返され、銚子上空はその一つの通路とされた。2月16日 米軍機動部隊が硫黄島への攻撃を開始した。

 

リヤカーを引いていたかをるは機銃掃射を受け、男性が助けてくれた。防空壕で顔を見ると惣吉!! 惣吉は来月沖縄に出かけるとか言ってるよ。かをるは高神の叔母さんに食料を分けてもらいに行っていたが、まさか撃たれるとは思わず避難しなかった。

 

爆撃音に思わず惣吉に抱きついちゃうかをる。んーこれぞメロドラマ。知らないけど。

 

日々戦況を伝える朝ドラというのもなかなかないな。だから2本は辛いって。