公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
三枝(高山宏)のそばにいてあげたいと言う諒子(大路恵美)。淳之介(山田純大)はせっかく書いた小説を破り、失意の日々を送る。あぐり(田中美里)は千花の考え方に若い頃の自分を思い出し、屋根の上で淳之介に語る。淳之介は諒子への別れの言葉を書き上げ、『婦人現代』復刊第1号に掲載する。諒子は三枝と米軍キャンプ回りの演奏に旅立ち、あぐりは出版記念パーティーで、カメラをぶら下げた林晃(高嶋政伸)と会う。
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諒子は「結婚しよう」と言ってくれた淳之介の気持ちが嬉しい、子供の頃からずっと好きだと言うが、三枝のそばにいてあげたい、彼を愛してる、苦しんでる彼を放り出すことはできないと淳之介に別れを告げて去って行った。諒子の気持ちは決まってたんだろうけど、あぐりの店に行って淳之介を断るってすげー根性というか何というか。
淳之介は大荒れで原稿を破り捨てる。それを見ている世津子は「あなたから書くこと取ったら何にも残らないのよ」と言葉をかけた。
家でもぼーっとしていて妹たちに心配される。「おなか痛いのかな?」という理恵に「バカね、あれは失恋よ」という和子。ませてる~。
店にいたあぐりは千花を呼ぶが、千花は早引け。女優さんの髪型が参考になるから勉強のためにアメリカの映画を観に行った。
沢子「本当、アプレゲールもいいとこだわ」
あぐりは千花の言うことに納得して沢子にとがめられるが、千花が残したメモを見つける。
あぐり美容院の前を通りかかった淳之介にあぐりが屋根の上から声をかけた。時々落ち込んだりすると屋根に上って街を見るというあぐりに「お母さんでも落ち込むの?」という淳之介。
淳之介に千花のメモを見せるあぐり。千花はA4くらいの紙に(多分)アメリカの女優の髪型をスケッチしていた。若い女性の筆致じゃないような気もするけどね。あぐりは千花のスケッチを見てショックを受けた。「まだまだ勉強しなくっちゃね。若い子には負けてられないわ。私は一生美容師なんだからね。新しい時代に置いてかれないように頑張るんだ」。あぐりさん、息子はあんなに大きいけど昭和22年ならまだ40歳だもんね~。
あぐりは淳之介に「その点、淳は気楽なもんよね。ありのままを思ったままに書けばいいんだから。ちょうどここから見える街をスケッチするみたいにちょちょいのちょいってね。自分の見えるままに書けばいいんだから。あなたのお父さんなんて本当に気楽なもんだったわよ」と語りかける。
淳之介「気楽なのはお母さんの方ですよ」
淳之介は原稿に向かう。民子は世津子に「いよいよカエルの子がカエルになり始めましたね」と嬉しそう。
昭和22年(1947)秋
「婦人現代」復刊号ができた。世津子は民子に「見事な本になったわ。ご苦労さま」、淳之介には「すばらしい短編でした」と褒めた。
カフェ・セ・ラ・ヴィに来ていた尚久は諒子に「婦人現代」を贈ったと言って、南に怒られている。諒子は自宅で読んで涙を流す。テーブルの上には出版記念パーティーの招待券。三枝から米軍キャンプ回りの仕事で明日、出発して三沢からスタートだと言われ、喜ぶ。
婦人現代 復刊第一號
出版記念パーティー
カフェ・セ・ラ・ヴィに人が集まる。あぐりもエイスケの遺影持参で参加。「エイスケさん。淳之介、ちゃ~んと後を引き継ぎましたよ」とあぐりが語りかけると、「あぐり、ご苦労だったね」と声が聞こえた。イメージだとエイスケさんの幽霊ってもっと頻繁に出ていたような気がしてた…けど、この頃はリアルタイムだと見てなかったんだから分かるわけない。エイスケが亡くなったときの和子の前に現れた白スーツが印象に残ってるんだと思う。
燐太郎、世津子はお互いの再出発をたたえあう。燐太郎の巻頭小説は「生きるということ」。
店の前にいた尚久と南は諒子と再会。諒子は明日から米軍のキャンプ回りをして、しばらく東京には戻らない。もしかしたらそのままアメリカへ行くかもと淳之介には会わずに「いいものを書いて。いつもどこかで応援してるから」と伝言を残して店には入らずに帰っていった。「お前幸せだよな?」と聞いて、泣き出す尚久。女友達いなそうな感じが最後まで好きになれなかった理由だな。
店にはカメラ持参の林という男が来店。あぐりと出会った。
あぐりにとってまた一つの運命的な出会いでした。
次週予告
淳之介です。いきなり岡山のおじいちゃんがやって来て、お母さんのお店を手伝うっていうんです。その上、なぜか知らない男まで転がり込んできて…。何だかうちもいづらくなってきたな。次週「最後の親孝行」。親孝行したい時には親はなし。
「エイスケ死す」の時の次週予告はその内容より、ここまでネタバレするんだという驚きが今の視聴者に多いことに驚きがあった。昔はテレビ誌にかなり先の展開も当たり前に掲載されてた気がする。
エイスケさんが亡くなるのももちろん、高嶋政伸さんが今後の展開で重要な役をこなすのをいち早く知ってしまい、これが決定打で見るのをやめました。当時は受け入れられなかったんだよねー。田中美里さんは当時、東宝芸能という芸能事務所にいて、星由里子さんもそう。南役の池内万作さんもだし、高嶋政伸さんもそうだった。そういうキャスティングなのかなと今は思う。
peachredrum.hateblo.jp↑高嶋政伸さん主演の浅見光彦は高島親子、兄弟で共演してるのもレアだけど、同じ事務所の斉藤由貴さん、沢口靖子さん、このドラマにも池内万作さん、宮本信子さんなど東宝芸能祭りだったんだねー。
改めて見返すと、野村萬斎さんの軽やかさが好きだったから、山田純大さんや高嶋政伸さんみたいながっちりタイプが今も昔も苦手かも(^-^; この辺りの役が違う人だと印象は変わってたかもしれない。
来週はそれより御大に注目しよう。