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【連続テレビ小説】あぐり (104)「エイスケ死す」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和14年7月8日、あぐり田中美里)は3番目の子ども理恵を出産。株で稼いだエイスケ(野村萬斎)は美容院からあぐりを連れ出し、外車パッカードに淳之介(大根田良樹)と和子(新穂えりか)も乗せ、理恵とあぐりの誕生祝いに購入した、箱根の別荘へ案内する。翌昭和15年初夏、エイスケが株で大損を出したという噂が流れ、画家の世話になっているという。エイスケは光代(星由里子)にバイオリンを聞かせてくれと言い…。

昭和14年(1939)7月8日 

あぐり、理恵を出産。あぐりさんは明治40年(1907)7月10日生まれなので、32歳直前での出産か。

 

里帰りで岡山へ。雷におびえるしお。健太郎はなかなか来ないあぐりたちをやきもきしながら待つ。しおは、あぐりたちが母・美佐の墓参りに行っていることを説明しても、何度も湯を張ったか等々を確認する健太郎にイライラしていた。しおは勤続30年。

 

あぐりは3人の子供を連れて帰省。光代が理恵を湯に入れに行き、淳之介と和子は外へ行った。あぐりは、パーマネントが禁止になった所もあり、パーマネントなしの美容院を考えていることなど近況を健太郎に聞かせた。岡山支店もまだある。

 

あぐりが事務所に行くと、磯辺が光代はずーっと東京にいるのかと聞いてきた。勇造に代替わりをして健太郎が寂しそうだという。そこに妻五郎と勇造が帰ってきた。

 

勇造はすっかり日に焼けて御大スタイル。故障した車を直したり、頼もしい。自動車の技師になりたかったんだもんね。

 

そこから急に東京のあぐり美容院前。エイスケが和子と嫌がる淳之介を無理やり車に乗せ、これから仕事をすると言うあぐりも仕事着のまま、エイスケは車に乗って走り出した。

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あらすじを書いてる人が車好き? 本編中にダットサンもパッカードも一言も触れられてないっていうのに…。

 

眺めのいい旅館?と思ったら別荘! あぐりと理恵のバースデープレゼントだと言ってエイスケが別荘をプレゼントした。和子の喘息にいいだろうとエイスケは言うが、あぐりは浮かない顔をする。

 

「お金ってすごいのね」とあぐりは東京に来たばかりの頃、お金はなかったけど楽しかったという話を始めた。お金はたくさんできたけど、何かが足りない。

 

エイスケは「君は何も変わってないよ、あぐり」と肩を抱き寄せる。後ろを振り返るなんて君らしくない。

 

別荘を買う話は「ゲゲゲの女房」でもあった。でも忙しすぎる茂が息抜きのために買ったので、決して不幸な感じはしなかったのに、今日の望月家はどんより。

 

昭和15年(1940)初夏

 

カフェ・セ・ラ・ヴィに燐太郎がいた。新作を高山に褒められていた。そしてエイスケの噂話になった。エイスケは近頃株で大損し、緑川靖子という画家のアトリエに入り浸っている。緑川からもかなりの金を借りている。

 

帰ってきたエイスケは光代と顔を会わせる。光代に着物の袖に絵の具がついてることを指摘された。「最近顔色が悪いなあ」と光代がしみじみエイスケの顔を見て言う。

 

「殺したって死なない」と自ら言うエイスケだったが、本当に目はうつろだし、顔色も悪い。そんなエイスケが光代に「お母さん、バイオリンを聴かせて下さい」とリクエスト。光代のバイオリンはかなり上達していて、エイスケも目をつぶってじっと聴き入っていた。

 

光代がバイオリンを習っていたのは片桐先生を好きだからだと思っていたけど、バイオリンが好きなんですね、というエイスケに「もう1曲弾こうか」と光代はバイオリンを弾き始めた。

 

今週はこんな感じかー。しかしもう昭和15年の初夏…。

 

エイスケさん、苦しかったんだろうが、いっそ筆を折って髪結いの亭主に徹し、主夫になってた方がよほどよかったんじゃないかと思うけど、あの時代それは許されないのか。借金は辛い。