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【連続テレビ小説】あぐり (148)「人生は冒険旅行」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あぐり田中美里)の返事が話題の的。和子(浜丘麻矢)は、自分のパパはエイスケ(野村萬斎)だけだから断ればいい、という。当の林(高嶋政伸)は新聞社を辞め、あぐりの絵を描き始める。ある夜、あぐりの前にエイスケが現れ「彼のことが好きなんだったら、君の思った通り生きればいい」と背中を押す。あぐりは林との結婚を決心し、家族全員で記念写真を撮ることにするが、淳之介(山田純大)は燐太郎(野村宏伸)と酒を飲み…。

店にやって来た林があぐりにプロポーズ。突然の発言にあぐりの答えは「はあ…。お疲れさまでした」。

 

沢子たちが民子にあぐりが林にプロポーズされた事を言う。民子から世津子へ、世津子から淳之介に話が伝わる。

 

和子は断るつもりの「お疲れさま」だと理恵に話す。林と結婚すれば洋介と姉弟になれるから賛成する理恵に、和子は「そしたら洋介君とは結婚できないわよ」と返す。和子にとっては父親はエイスケだけ。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィでは燐太郎と森があぐりの再婚について話す。

森「しかしな、人生というのはまことにすばらしき冒険旅行であるな」

燐太郎「『冒険旅行』?」

森「うん。あぐり君見てるとそう思わんかね?」

燐太郎「ああ…そうですね」

森「うん…。『旅は道連れ世は情け』う~ん、いいね~。お互い縁ありてああいう女性と一緒に浮世の旅ができたというのはこの上ない幸せであるな~」

燐太郎「そうですね」

 

岡山の望月組。妻五郎が磯辺に「あぐりお嬢様があの林ちゅう男に求婚されたんじゃ」と説明するが、妻五郎曰く電球の切れてる状態で「わしゃ晩飯は食うとらんぞ」と分かってない感じ。こんな状態でも望月組にいるってのがなんだかいい。

 

あぐりの自宅。あぐりは食事しながら上の空だったが、林がキャンバスを持ってあぐりを描かせてほしいと訪れた。絵のモデルをしながら青森に行かなくていいのか尋ねたあぐりに、新聞社はやめたと答えた林。

あぐり「生活は大丈夫なんですか? そりゃ『自分に正直に』とか『辞めちゃえば』って言ったの私だけど、でも本当に辞めたとなると何だか責任感じちゃいますよ」と語りかけても絵に夢中で答えない林。

 

夜。店のイスに座っていたあぐり

「もしも~し」と鏡越しにエイスケ登場。キャーエイスケさん! やっぱりエイスケさんは着物だな。

エイスケ「答えは出たのかい? あぐり

あぐり「エイスケさん…」

エイスケ「やあ! 闇夜のカラスちゃん! お久しぶりだね~!」

あぐり「どこ行ってたんですか?」

エイスケ「どこって…。いつも言ってるじゃない! 僕はいつもあぐりの心の中にいるって。でもね、このごろ君の心の中も住みにくくなってね。それであっちこっちフラフラしてました」

あぐり「『住みにくい』って?」

エイスケ「またまたとぼけちゃって! 林さんの事だよ」

あぐり「うん…」

エイスケ「もう答えは決まったんだろ? 好きなんだね? 彼が…」

あぐり(無言でうなずく)

エイスケ「そうか。よかったね、あぐり!」

あぐり「でもほんとにいいの?」

エイスケ「何が?」

あぐり「林さんを好きになっても…」

エイスケ「ああ…」

あぐり「結婚しても?」

エイスケ「いいよ。君の思ったとおりに生きればいいよ」

あぐり「ありがとう。エイスケさん! ねえ、エイスケさん…私がもし結婚してもまたこうやって相談にのってくれるわよね。ねっ?」

振り向くとエイスケは消えていた。久々のエイスケさんはやっぱり素敵。

 

翌日。絵を描いている林に「どうか末永くよろしくお願い致します」と返事。和子や理恵には子供たちが大人になってこの家から出ていったら、ママは独りぼっちになる。独りぼっちはさみしいと事後報告。

 

昔はそれほど子供の意見が尊重されることなんてなかったように思う。あぐりだって強制的に結婚決められたしね。「ママの気持ち分かってくれるわよね?」に「うん」と返事をしたのは理恵だけ。

 

婦人現代編集部に訪れたあぐりが淳之介に報告。「別に異論はないよ。お母さんの人生ですからね」と言ったが、家族だけで写真を撮るという話には「悪いけど仕事忙しいから…」と僕抜きでやって下さいと取材に行った。その場にいた民子は「淳君の中でエイスケさんが大きすぎるのよ」とフォロー。

 

そして翌週の火曜日がやってきました。

 

あぐりはウェディングドレスを着て写真撮影の場に現れた。

 

淳之介は昼間からカフェ・セ・ラ・ヴィで燐太郎と飲んでいた。

燐太郎「やっぱりこういう時の酒は苦いな、淳之介。何があってもあぐりさんには幸せになってほしい。お前はそう思わないか? エイスケだってそう思ってるぞ」

淳之介「父さんが?」

燐太郎「全くお前は親父と正反対だな? 柔軟性に欠けるんだよ。もっと楽しめ。お前は作家だろ。作家だったらこの状況を楽しむんだ。そして書くんだ。今の自分の気持ちを。まあいい。今日はとことん飲もう。俺がつき合ってやるから…」

もー、何で燐太郎さんじゃないのさー! 戦後編は結構フィクションも多いからいいだろうがよー!

 

淳之介が来ないので写真撮影をしないあぐりたち。あぐりが淳之介はこないって言ってるのに待ち続ける林が嫌いなんだよなー(こうなると何でもかんでも嫌になってる人(^-^;)。

 

しかし、とうとう淳之介抜きで撮影しようかという時…酒臭い淳之介が現れ、林に「母をよろしく」。あぐりは「淳…。ありがとう」と笑顔で写真に納まった。この写真屋さんも割とよく見る人だなー。名前分からないけど。

 

絵に目覚めたのはいいんだけど、新聞社辞める設定にすることないのに…。実際の再婚相手はずっと新聞社勤務なのにね。林の大きな売りを潰してどうする。

 

ささ、明日から早く別の話題へ。