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【連続テレビ小説】あぐり (114)「淳之介の初恋」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和十八年六月以降、それぞれの家に防空壕を設けることが義務づけられ、燐太郎(野村宏伸)は淳之介(山田純大)とあぐり田中美里)の家の庭に防空壕を掘る。燐太郎を慕って子どもたちがじゃれつくのを見ていた光代(星由里子)は、燐太郎とあぐりの結婚を考える。燐太郎は恋人のつた子(麻乃佳世)から結婚を迫られるがはぐらかし、つた子はあぐりに本当の気持ちを尋ねる。あぐりは、燐太郎に甘えすぎていたと反省し…。

昭和18年6月以降、本格的な空襲に備えて各家庭に防空壕を設置することが義務づけられていました。

 

麟太郎と淳之介は庭に防空壕を掘っていた。燐太郎は戦地に同行して戦況を書く報道班員を適当に理由を付けて断っていた。まだまだやることがたくさんあると言う燐太郎に「そうだよ。うちの母親なんかおじさんに頼りっぱなしなんだから」と返す淳之介の言葉にどこか嬉しそうな燐太郎。

 

燐太郎たちにお茶を持って来たあぐり。和子も理恵も燐太郎のお嫁さんになりたいとよくなついている。それを少し寂しそうな笑顔で見ている光代。

 

ダイニング。光代はあぐりにお礼を言い、「私らもう十分尽くしてもろうたわ。じゃから今度は自分の幸せを考えんと。燐太郎さんのこと好きなんじゃろ?」と聞いてきた。あぐりは燐太郎のことは好きだけどそんなんじゃないと否定。

 

光代は燐太郎があぐりを見る目が恋する男の目だと言った。「そんなことも分からんの? それでもあなた女ですか? 燐太郎さんはあなたのことが好きじゃ。まったくかまととなんじゃから!」。あぐりは「かまとと?」とキョトン。

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珈琲 世良美には燐太郎とつた子がいた。つた子は両親にもう少し東京で新聞記者の仕事を続けたい。東京に好きな人がいて、いずれその人と結婚してずっと東京で暮らすつもり。近いうちにその人を連れてもう一度帰ると話してきた。つた子、ぐいぐい来るなあ。もしかしたらつき合う時もこんな調子だったのかもね。

 

「あなたの心の中に私じゃない別の人がいるのよ」「優しいのね、燐太郎さんって。あなた人の傷つけ方が下手すぎるわ。だから好きになったんだけど」と終始つた子ペース。

 

数日後

あぐりは光代から言われたことに思いを巡らせていた。そこに現れたのはつた子。あぐりは燐太郎が持ち運びできるパーマネント機を探し回ってくれたことを言うと、つた子は待ちぼうけをくらった日だと言った。つた子は燐太郎が好きな事、あぐりが燐太郎を好きならあきらめると言ってきた。

 

あぐりは珈琲 世良美に燐太郎を呼び出し、持ち運びできるパーマネント機(いい略し方はないのだろうか)を燐太郎に返した。「どうして? 僕がこんなもの持ってもしょうがないよ」と戸惑う。

 

あぐり「私、燐太郎さんに甘えすぎてたみたい。考えてみたらこの20年ずっと甘えてきた」と思い出を語る。今回は回想シーンなし。

・エイスケさんに愛されてないって悩んでた時、「愛し方にいろんな形がある」

・夢を持てないって悩んでた時も「きっといつかすてきな夢に出会うよ」

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・淳之介が肋膜で死にかかった時、付き添ってくれた。…ん? 肋膜炎で死にかかったのはあぐり自身じゃないの??

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看護婦に父親と間違えられたのは淳之介が軽い肺炎で入院したこの回。

 

あぐりは子供たちの父親代わりをしてくれて頼ってばかりいて、あなたの幸せ何も考えてなかった。エイスケさんがいたらきっと怒ってたわ。というけど、あぐりは燐太郎に対して思わせぶりな態度だったわけでもないし、エイスケも別に怒ってないと思う(^-^;

 

あぐり「これからは自分の幸せだけを考えて生きて下さい。私は大丈夫。私にはエイスケさんがついてるから」。燐太郎、20年越しの片思いに終止符!?

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初めて会った時から結構あぐりの事好きっぽい感じだよね。

 

あぐり「ねえ、これでよかったのよね? 燐太郎さんにとってこれが一番なのよね? ねえ? ねえ、少しはやきもちやいてた? ねえ?」。ダイニングで一人壁に向かってしゃべっているあぐりに光代は驚く。

 

あぐりは「私、当分再婚するつもりありませんから。これからも望月の嫁としてよろしくお願いします」と言った。「じゃけど燐太郎さんが…」と言いかける光代に「こんなかまとともらい手いませんよ」と笑った。

 

数日後

珈琲 世良美で高山に挨拶に来た燐太郎。ついに報道班員の仕事を受け、来週から国内の部隊を取材して歩くことになった。そこにつた子が来店。つた子は長野までの切符を手に入れ、私の両親に会ってください、婚約者として。と相変わらずのぐいぐい。燐太郎は誰にも言わずに出発しようとしてたのね。「私じゃ…駄目なの?」。燐太郎さんの結婚がこんな押し切られた形だったとは…。

 

昭和19年(1944)正月

 

辰子は赤ちゃんを連れてきて、あぐりは「辰子さんが喪中なので、あえて『おめでとう』とは言いません。皆さん、この先、どんなことになるか想像もつきませんけど、お互い元気でこの一年を過ごしましょうね」と新年の挨拶をした。

 

光代は和子がこぼしたものを拭こうと台所へ行き、あぐり宛ての燐太郎からのハガキを見つけた。

 

東京市牛込区市ヶ谷八幡町二番地

望月あぐり

謹賀新年

現在、海軍某部隊に来てゐます。まもなく南方の前線に取材に出る予定です。皆様のご多幸をお祈り志て居ります。 辻村燐太郎拝

追伸 先頃、今村つた子さんと婚礼をすま志、入籍ゐた志ま志た。

 

”し”を”志”で書く文章、初めて見た。光代は寂しげな顔。

 

新しい年の始まりは、あぐりにとって、いや日本中の人々にとって暗くつらい年の始まりでもありました。

 

次週予告

カフェ・セ・ラ・ヴィの高山です。戦争もかなり激しくなってきました。ついに淳之介君のところにも赤紙が来ましたが、きっと生きて帰ってきてくださいよ。次週「さよなら東京」。カフェ・セ・ラ・ヴィともいよいよお別れです。

 

この回を見て、大きく記憶違いをしていることに気付きました。リアルタイムの記憶だとエイスケがいなくなった後、燐太郎があぐりに告白してあぐりが断るという記憶がありました。でも今日の回を見たら全然違った。カフェ・セ・ラ・ヴィじゃなく立って話してた気もするし…。そもそもこの回の記憶もあいまい。

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もしかしてこの回で周りの弟子たちに「あの二人怪しい」と言われてたのを見て、へー、燐太郎さんってあぐりの事好きなんだと思ってたのか…? ずいぶん年代違うけどな!

 

今週だとはっきり記憶があるのは月曜日のエイスケ振り返り回だけだったな。あとの回は見たり見なかったりで、2010年の再放送も見なくなったあたりだろうと思う。来週の予告見た感じだと全く覚えがない。初見のつもりで見ていきたいと思います。

 今週のあぐりのショートカットに近いと思う。