公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
昭和18年5月、エイスケ(野村萬斎)がこの世を去って3年の月日がたち、学校の宿題で父親について書くよう言われた和子(楯真由子)。エイスケが死んだ時、まだ4才だった和子は、エイスケの記憶があまりない。あぐり(田中美里)は和子に、エイスケとの出会いから、結婚して東京へ出てきて、淳之介(山田純大)と和子が生まれるまでの思い出を語って聞かせる。そこへ静岡の高校へ通っていたはずの淳之介が、突然帰郷して…。
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エイスケが亡くなって3年経った昭和18年(1943)5月。淳之介は静岡の高等学校(旧制静岡高等学校)に行っていて、和子は国民学校の2年生になった。
和子は学校の宿題で父親のことを書くように言われたが、エイスケが亡くなったのが4歳で、エイスケの記憶は白い洋服を着ていたことくらいしか覚えていない。
エイスケ「和子。パパはず~っとそばにいるからねえ。早く元気になるといいね」
なので、あぐりからエイスケの話を聞いた。
今回は和子に話して聞かせるという形のエイスケさんの名場面集と総集編といった感じでした。この回を当時見たのは覚えてたけど、土曜日回だと思っていました。先週末にこの回をやって、切り替えて月曜日から新章となるのが今のドラマっぽいけど、土曜日まで緑川靖子でごたついてたので、そこまで入れられなかったのかな? 「あぐり」でここまでの総集編は珍しい。
出会い
エイスケ「すべてが暗闇なんだよ。人々の欲望が渦巻いて、やがてそれが空や川をも闇の中に包んでしまうんだ。このキャンバスの中にそれが描かれているんだ。君たちには見えないのか?」
結婚 …闇夜のカラスちゃんの翌日の回に結婚式だったか!
エイスケ「あれ? 『闇夜のカラスちゃん』?」
女学校を辞めさせられそうになった時
エイスケ「これだけは言っておきますよ。あぐりは僕の『大切な妻』です。『最愛の妻』です。皆さんはさっき『自分の子供を守る』と言ったが、だったら僕はあぐりを守るのが夫としての務めなんだ」
エイスケが優しい時はいなくなる時
東京で出会った人たち
春子「あれ? この前と違う人?」
うめ「みんなよくそう言うのよ。『私エイスケの妻ですよ』って」
チェリー山岡「あなたねえ絶対洋髪が似合うわよ。この髪切りなさい」
弟子入り志願した時
あぐり「お願いします! 私をお弟子さんにして下さい。私…やっぱり諦められないんです! 子供は義母が東京で面倒見てくれる事になったんです。私…美容師になりたいんです! 私、本気ですから」
エイスケ的にはこの次の回に洋服のリボン付けを手伝ってくれるところもいいのに。
修業時代の名場面とワインで乾杯シーンなど
チェリー山岡の店に来店したエイスケ
エイスケ「『男子禁制』なんてどこにも書いてなかったけどね」
森「流れに身を任せて流れを感じる」
エイスケ「ねぇあの雲どこへ流れていくのかなあ?」
あぐり「それは風が決めることだから…」
森とあぐりの名言は同じ回だった。
エイスケ「僕はあぐりと結婚出来てよかったです。これからも大事にします。心配しないで下さい」
和子はエイスケを早く死んじゃってかわいそうみたいに言っていたが、あぐりはやりたいことを全部やった人生だったと言った。
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”私とはずいぶん違う人間で、腕力も強かった。死んだとき、食べることと女のことは普通の人の二倍はやったのだから、ま、いいでしょうと母親を慰めた人がいたという。配偶者にたいして、へんな慰め方をしたものである。”
そういえば…とエイスケが和子をお風呂に入れるエピソードを話した。そうか! この回であの場面をピンポイントでやってたから覚えてたんだ。やっぱりあの週は全体的に記憶にないのに、あそこだけ鮮明に覚えているのはおかしいと思った。
この週は美佐の最期、森や世津子との別れが描かれている結構重要な週なのに全体に覚えてない話ばかりだったんだよねえ。世津ちゃんや森がどうしていたかその後のこともあまり覚えてない。
エイスケ「どこにも行かないよ。僕はず~っとあぐりのそばにいるよ。これからもずっとね」
そんな思い出話をしているときに、淳之介帰宅。静岡の学校は辞めたと言った。ジュンノーちゃん、ごつくなっちゃって…。
月曜日から総集編だったことに驚き。でもエイスケさんや懐かしい面々を見られて嬉しかった。「澪つくし」みたいに毎日数分ずつ恋のあらすじに費やした時間を思えば、これくらいの総集編、たまにはいいよ。
放送日を調べると、あぐり109回は1997年8月11日(月)ということで、お盆休みに初めて見る人向けでもあったのかな? ま、1997年ならビデオデッキもだいぶ普及してるとは思うけど、ファンじゃなければ録画して見る人はいないだろうしね。