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【連続テレビ小説】あぐり (6)「花嫁は15歳」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

美佐(松原智恵子)は突然、あぐり田中美里)に望月家へ嫁ぐように言う。そうすれば、相手の家があぐりだけでなく妹・五喜(井原由希)の分まで学費を出してくれるというのだ。あぐりは、「これからの女性は学問が大切になる」と言った父の言葉を思い出し、和歌で表彰された五喜のことも考え、悩んだ挙句相手のこともよく知らずに結婚を承諾する。両家での内々の披露宴の日、あぐりは遅れてきた花婿を初めて見て驚く。

先日まで見ていた「おしん」「はね駒」「澪つくし」と80年代朝ドラが続いて、90年代のドラマを見るとまた違うよね~。回想バンバン、予告。回想は分かりやすさ重視なのかな。

 

美佐「あぐり。あなた、お嫁に行きなさい」からの続き。

「相手はあなたも知ってる桶屋町の望月さんのお宅なの。あちらの奥様がね『どうしてもあなたを息子さんのお嫁さんに頂きたいの』っておっしゃるの」

ここであぐりは望月勇造と出会ったことを思い出す。

 

あぐりはまだ15歳で、家事もできないし、学校も…というが、どっちにしても2~3年でお嫁に行くんだからそれがちょっと早くなっただけ、家事は奥様が教えて下さる、学校は先方が卒業させて下さる、と美佐は答えた。

 

美佐は川村家にお金がなく、このままでは学費を出してあげられない、しかし、望月家が五喜の分まで出すと言ってくれてると話を進めようとする。美佐みたいな母は今なら毒親とか言われちゃう? 

 

あぐりは妹の五喜には言い出せなかった。五喜は、作った和歌が全国の最優秀賞を取って表彰されると喜んでいた。

 

学校で山神に「妹さんは『岡女』の宝です。それに比べて…あなたは『岡女』の恥です」と言われてしまった。今、こういう言い方もしないねー。

 

あぐりは美佐の「じゃけどな先方は『あなたの学費はもちろん五喜の分まで世話して下さる』言うんよ」という言葉、勇造のにっこり笑いかけてくれた姿、光代「あなたはキラキラ輝いてとてもかわいいわ…」という言葉、晃「これからの女性は学問が大切になるぞ。せっかく合格した学校なんだ。簡単にやめちゃいかん」という言葉が頭を渦巻く。80年代朝ドラに全くなかった回想のたたみかけ!

 

晃「お前の一番いいところは何があっても前に向かって突き進んでいくところだ。自分で「これ」と思ったら、まっすぐ進み続けるんだよ」山神の言葉も全く入って来ずひたすら回想の嵐。

 

あぐりと民子が一緒に帰っていると、人力車に乗ったエイスケと会った。

エイスケ「やあエキゾチックなキューピーちゃん。それともセンチメンタルなマリア様かな?」民子はキャーキャー喜ぶが、あぐりは「いちいちキザったらしい奴」と気持ち悪がった。はー、少女漫画の世界だね。

 

民子が手紙を読んでくれたか確認するも、エイスケはピンと来ず、あぐりはエイスケに食ってかかった。そこに芸者の人力車がやって来て、芸者から「千日前に新しいカフェができたんじゃけど、これから一緒にどげんな?」の誘いにあっさり乗って去ってしまった。

エイスケ「じゃあね「カラスちゃ~ん」。こげ~っ!」と去って行った。あぐりは「あの年で芸者と遊ぶなんてとんでもない男じゃ。ろくでなし! 不良!」とエイスケの背中に言った。振り向くと民子は「あの人怒らせた」と泣き出していた。めんどくさい人だ。

 

あぐりは民子と別れて、ひとり木に登り、晃の「お前の一番いいところは何があっても前に向かって突き進んでいくところだ」がリフレイン。カラスに「なあどうする? お嫁に行く?」と話しかけていた。帰ると美佐に「私、お嫁に行くことにしました」と話した。

 

まだこのころの日本では相手の事をよく知らずに結婚するということはそれほど珍しいことではありませんでした。

 

大正12年(1923年)4月

ひとつき後、望月家であぐりを迎える内々の披露が行われたのでした。

 

振袖を着て、席に着いたあぐりは、健太郎、光代の隣の勇造を二度見!(ここでカメラが二度見するのが面白かった) 「あの人」じゃないん?

 

「やあ皆さんお待ちどおさま」と入ってきた男にびっくり!

エイスケ「あれ? 『闇夜のカラスちゃん』?」そうです、あぐりの結婚相手はエイスケだったのです。勇造は弟。

 

そして、97年の朝ドラには予告が入りますよ~。しかし、予告なしの80年代朝ドラに見慣れてるとかえって週タイトルや予告などで、ある程度予想がつくのでつまらなく感じてしまうようになったよ。

 

週タイトルや予告は1996年前期の「ひまわり」からだそうですが、1999年前期の「すずらん」は週タイトルも予告もなかったそう。この作品はヒロイン3人の「おしん」路線を狙ったのかなーと思う。やたらシリアスだった。でも脚本が「あぐり」と同じ清水有生さんだったとは知らなかった。

 

予告

あぐりです! いきなりお嫁さんになってびっくりしとるのはこっちじゃわ。そのうえ知らない男と枕を並べるなんてとんでもない。大体どうもエイスケって奴は分からんことが多すぎるんよ。次週「エイスケの秘密」見てなあ。

↑登場人物になり切ったナレーションが結構好きだったと思い出しました。週替わりなので、いろんな人がやってます。 

 

初めて1週目を通して見られた~。こんな感じだったんだ。エイスケさんは現代感覚で見ると私も感じ方が変わってくるのかな?とちょっと怖くなります。「ちゅらさん」は当時ハマってたのに続編乱発で興味がなくなって再放送を見たいと思わなくなったし、昔は好きだったのに、何でこんなの面白いと思ってたんだろってなるのが嫌だな。だからこそ見たことない昔の朝ドラが見たかったんだよー。