TBS 1976年1月30日
あらすじ
血液の総入れ替えで元気を取り戻した幸子(山口百恵)は、医学部への受験勉強に励む。ある日、光夫(三浦友和)にアメリカの大学から留学許可の知らせが届いた。
2024.5.31 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大島茂:宇津井健
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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川村:川口厚
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辻シゲル
猪俣照代
直木みつ男
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相良多加子:原知佐子
ナレーター:内藤武敏
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大島敏江:渡辺美佐子
光夫に勉強を見てもらっている幸子。11時過ぎてもまだやめないと幸子は言う。自分の体のことは分かってますって、そう!?
幸子は先生から東都大学医学部は無理だと言われた。光夫さんと同じ大学じゃないと意味ないと他の医学部を受ける気なし。先生から呼び出された茂と敏江も幸子の考えと同じなので、先生は呆れ返るが、茂は「幸子は白血病…つまり血液のガンです」と伝えた。
好きな青年がいるから東都大学医学部を受けるということまで言うの!? しかし、先生も絆されて応援するとか言う。
河辺?で年号暗記をしている幸子と光夫。1975年10月3日は何の日か聞く幸子。光夫は幸子の出会った日と答えた。ドラマの初回ね。
ヴァンも近くにいるね。
家でも勉強を続ける幸子。血圧を測っていた茂は現役合格であることやお父さんの血を受け継いでるならお前も大丈夫だと励ます。敏江は裸足でお百度参り。幸子は両親が幸子がいなくなった後の話をしているのを立ち聞きしてしまう。
相良家
光夫宛に速達が届いた。
東京都港区三田一ノ五ノ三
パールマンション
相良光夫殿
日米教育振興協会
東京都港区板倉町3-13麻布台ビル
〒106 TEL 03-582-85××
当然のように封を切る多加子。
1976年度
第12回米国留学生試験
合格通知書
氏 名 相良光夫 男
生年月日 昭和28年9月6日生
本籍地 東京都目黒区上大崎1-15-3
住 所 東京都港区三田1-5-3 パールマンション
在学学校名 東都大学医学部
多加子は光夫さんがアメリカに行くと大喜び。試験を受けたのは去年の9月。多加子は家を離れるのは嫌と反発すると思ったから意外。川村の部屋にいる光夫に知らせに行くと、あの時とは状況は違うと行く気がなさそう。
学校帰りの幸子を待ち伏せていた多加子が幸子を喫茶店に連れて行く。医学者として成功するために留学に行ってほしい多加子は光夫が幸子のために行きたくないのだと言っていたと伝えた。私のため?とにやける幸子。しかし、多加子から光夫の将来のために身を引いて欲しいと言われ承諾した。
河辺で一人泣いていた幸子はふらつきながら歩いていると、カゴに入った赤ん坊を見つけた。赤ん坊をそのまま家に連れて行き、幸子は、このうちで育てたらいいと言う。茂は警察に知らせようとするが、両親が見つかるまで面倒を見ると止めた。
茂「誰が面倒見るんだ?」
幸子「もちろん私とお母さんよ」
光夫と河辺で会った。光夫に幸子から家庭教師をやめてほしいいうと速達が届いたことを問いつめる。幸子は先生から東都大学は無理と言われたと言われたので受験を諦めたと理由を話した。受験をやめるという方向で話を進めるのか。幸子は、もう光夫さんとは会わないと去って行った。
茂と敏江は赤ん坊の面倒を見ていた。帰ってきた幸子は、この子の両親が見つからなければいい、受験をやめると言う。
警察から両親が見つかったと連絡があった。赤ん坊は父親の妹の子だが、妹は亡くなり、父親は分からない。父親は工場が倒産して無職、母親は持病がありパートで働くのがやっとで捨ててしまったが、赤ん坊の泣き声が耳について離れない。だが、茂は赤ん坊を育てる資格はないとキレて警察を出た。
歯茎からの出血が止まらない幸子。大島家に駆けつけた森川は血縁の近い者の血小板がいると言う。
引っ越し屋のバイト?
川村「おい、朝から一言も口きいてないんだぜ。お前いつからうつ病にかかっちまったんだよ。おい、相良」
昔はこういうイメージで病気の話をしてたよね。おとなしい子に自閉症と言ったり。
多加子は川村に光夫さんにこんな酷い肉体労働させないで!と責める。
茂も駆けつけ「幸子の血が止まらないんだ」と光夫に言う。すぐ行こうとする光夫。多加子は茂に光夫が留学すること、幸子さんの道具じゃないと責める。その上、幸子に留学のことを話していたことをしゃべってしまう。
茂も光夫に留学したほうがいいと言う。彼女のために時間を使いたいという光夫。茂には病気を治してやって欲しいと言った。
光夫さんには知らせないでとうわ言を言う幸子の隣で上半身裸で輸血している光夫。なぜいつも裸なの〜!?
幸子が目覚める頃、光夫は帰っていた。
大島家には赤ん坊の両親が訪ねてきた。赤ん坊の両親に会いたいと言う幸子。赤ん坊の両親は幸子にお礼を言う。幸子はあまり先が長くないので両親に赤ちゃんをくださいと何度も頼んでいると、隣の部屋で聞いていた茂と敏江が部屋に入ってきた。もしいなくなっても17年間の思い出があると幸子の思い出を語る茂と敏江。70、80のじいさんばあさんになっても毎日話すことがあるから寂しくないと言う。
幸子は、ありがとう、ごめんなさいと泣き出した。
話を聞いていた赤ん坊の両親は赤ん坊を返して欲しいと言った。キャストクレジットは“猪俣照代”となっていたけど、この母親役の女優さんは猪俣光世さんではないのかな〜!?
金八先生の第2シリーズの高橋健のお母さん。別名義はなかったみたいだけど、見た目はそっくりなんだよな〜。名前の間違い!?
光夫が大島家に来た。庭のゆり椅子に座っていた幸子に話しかける。ヴァンが百恵ちゃんの膝の上で熟睡しててかわいい!
去年の9月、いがみ合ってる両親から逃げ出したいと留学試験を受けたが、忘れた頃に合格通知が来た。強がりじゃない、今が大事、かわいい子を放り出す気になれないと幸子に話す光夫。君の将来は僕の将来、大事にしてねと話す。
光夫の自転車の後ろに乗る幸子。三浦友和さんは前カゴのヴァンが落ちないように手で支えていて大変そう。
東都大学医学部
合格祈願
病気
平癒祈願
大島幸子
十七才
絵馬を飾り、祈る茂と敏江。(つづく)
留学の件はまあ…こう言っちゃ何だが何十年後ってことにはならないだろうからな(涙)。