TBS 1976年1月23日
あらすじ
茂(宇津井健)と森川(福田豊士)は、幸子(山口百恵)の体内の血液をすべて入れ替えるのが最善の方法だと考えた。光夫(三浦友和)たちは必死の呼びかけを始める。
2024.5.30 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大島茂:宇津井健
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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相良多加子:原知佐子
ナレーター:内藤武敏
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川村:川口厚
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岡崎ユカリ:小川美希
佐々木:塩沢とき
ユミ:千波恵美子
佐藤恵子
片桐陽子
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相良英治:長門裕之
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大島敏江:渡辺美佐子
大島家
出勤する茂と一緒に家を出た敏江。毎日、幸子の顔を見に病院に行く。
大学病院
治療を続ける幸子は同じ病棟の友達ができた。1年入院しているゴッドマザーは塩沢ときさん! 髪型がイメージと違ったが声で分かった。婚約者のいる若い女性もいる。
数日後、幸子と隣の病室の患者が亡くなった。関根さんというのは婚約者のいる若い女性。ゴッドマザー・佐々木も昨夜容態が急変して今朝亡くなった。
幸子は吐き気があって何も食べられない。バニラの香りのするアイスならとリクエストされたので買いに行こうとした敏江だが、幸子に止められた。幸子が死にたくないと泣き出すので、敏江が抱きしめて励ました。
英治が職場復帰。白血病患者のために設備を整えてほしいとお願いした茂だが断られた。
幸子の病室では友達とみんなで「Vacation」を歌っていた。
茂は友達を注意して部屋から出した。病院での生活に慣れてほしいと幸子にも注意。
病院の敷地を歩く茂。ふいに聞こえる「およげ!たいやきくん」はラジオから?
1975年12月25日に発売されたばかり。でももう流行ってたんだ!?
横になって光夫の写真を見ていた幸子は外から犬の声がしたので窓の外を見ると子供たちが犬と戯れていた。よく見えなかったけど持ち方怖くない? 幸子は光夫のことばかり思い出す。
幸子は病室に置き手紙を残していなくなっていた。
もうこれ以上病院にいたくない。
私は囚人じゃないんだもん。
おとなりの関根さんや同室の佐々木さん
のように何もしないで死んでいくのなんて
いや。耐えられません。
幸子は街を歩いていて、光夫のいるテニスコートに立ち寄った。テニスを教えてほしい、今、教えてほしいとしつこく言い、切り札のように「白血病です」という幸子。うーん、それを盾にそんなこと言う? 茂や敏江の苦労って…
光夫はビシビシしごく。幸子はこれでいいんだろうけどさあ。
ハァ…百恵ちゃん、運動神経いいんだろうな。あんなにラリーできてうらやましい。
茂と敏江は幸子を見つけたが、すぐ迎えにいかず必死に生きている姿を見守る。最後は光夫と抱き合う幸子。病院に閉じ込めるやり方は間違っているかもしれないと反省する茂。えー、茂が反省するほうなの!?
幸子が白血病だと聞いたユカリは多加子にチクる。
多加子は英治にも話したが、英治は平然としている。多加子は愛する理恵の姪だからかわいいのだろうと言う。鈍い夫婦だなあ。
その後、川村のアパートに行き、死にかかっている女の子と付き合うのはよしなさいと説得するが当然聞くはずもなく、光夫は思い切り愛してやりたいと多加子を力づくで追い出そうとする。川村にまで白血病だと知られた。
茂は森川に幸子がテニスしたことを話す。あんなおとなしい子…? 今までめちゃくちゃアクティブだったじゃないの。幸子に健康な人間の生活をさせてやりたいと言う茂に森川は血液を入れ替えることを提案した。
光夫と川村は大学でRHマイナスAB型の人を捜す。人が集まり、光夫は英治にも献血を強要する。英治は肝炎が治ったから献血してもいいの?
幸子は血液の入れ替えを行った。退院できることになったが、そう何度もできるわけではない。でもまたアクティブに動きまくって倒れちゃうんでしょう?
退院した幸子は献血してくれた人々に礼状を書いた。
敏江は退院祝いにご馳走を作っていた。太一郎から幸子の受験する医学部に寄付金を出そうかと話をされたと言う敏江は、その案に乗ろうとしている。裏口入手は許さない茂。でかい声で言い合いしてるから幸子に聞かれてた。
幸子はこれだけは自分の力でやりたいと茂の意見に同意。敏江もようやく折れた。家庭教師の光夫が訪れた。(つづく)
冬に外で勉強するなよ! 家の中で茂の膝に乗っているヴァンは茂にもよく懐いてるね〜。
元気あるよね〜…幸子の行動力に引いてしまう。