TBS 1976年12月16日
あらすじ
舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ。
2023.9.5 BS11(イレブン)録画。
浜川家
信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。
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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。
千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。
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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。
トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。
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明:羽田勉…千絵の次男。
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戸倉家
克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。聰と明の祖母。
聰:松田洋治…千絵の長男。
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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。
三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。
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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。
湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。
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小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。
小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。
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川原美知:研ナオコ …南平の友人。貿易会社社長の娘。
協力/九段・一口坂 さかぐち
戸倉家に電話をかけようとしている信乃を止める南平。トキもなかなか帰らない東作たちを心配する。
信乃は店の外に「アルバイト募集」の貼り紙を出した。
工場では信乃が東作不在を職人たちに謝る。
鍋焼きうどん屋?
東作と千絵が遅い夕食をとるが、千絵は食事が喉を通らず、聰の言葉がリフレインする。回想シーンは白黒。松田洋治さんは当時のザ・昭和の子役演技みたいな感じもあるけど、やっぱり長セリフは感情が入ってうまい!
千絵は明の面倒より店の仕事を優先させようとし、忙しい間は戸倉に預けようと言い出す。東作は反対するが、東作が何かしてくれるわけじゃないし。
戸倉家
明は浜川の人たちが好きだと言うが、聰は浜川も母さんも嫌いだと言う。
あられ老舗はまかわ
「アルバイト募集」の貼り紙を見てショックを受けた千絵は、信乃に明は戸倉に預けるから店の手伝いをする、アルバイト募集もしなくていいと貼り紙を剥がそうとするが信乃は勝手なことをしないでちょうだいと断られた。
あのねえ、戸倉のおばあちゃんだって仕立物の仕事してて、孫たちの世話、子犬の世話まで加わりそうなのに戸倉は実家みたいなものだし、じゃないよ。信乃より千絵に腹立ってくるよ。
信乃は東作と千絵に戸倉家からちょうだいした子供なのだから、しっかり明の面倒を見るように言う。明も戸倉に預けていたらいつまでも浜川になじめない。
あられ老舗はまかわ
美知来店。貼り紙を見てアルバイトするつもりでいる。信乃がいないので東作が面接することにしたが、美知は店で勝手に接客していた。
店の客…飯田てる子
この映画にも出ていたベテラン。「おしん」170話、175話にも出演。伊勢での生活が始まったころなので、行商仲間かお客さんか。
東作は美知を面接。表の貼り紙を見てすぐ来たので履歴書もないが、口も達者な美知に決める。東作というか関口宏さんは中卒の職人じゃなく、どうしてもインテリに見えちゃうんだよな。
南平のバイクで帰ってきた信乃。店に美知がいて南平も信乃も驚く。東作に友達だと話すと職人たちも気心が知れていいじゃないかと言う。
干場で勝手に作業する千絵を信乃が注意する。あと2、3年したらやればいいと言うのだが千絵は引かない。アンタ、強情ねえと言っちゃう信乃。千絵は明さえいなかったら家庭と店の両立ができるとまで言う。なんだかなあ。
アルバイト募集の貼り紙が千絵を追い詰めさせたのかもと東作と信乃が話し合うが、信乃は実は育ちがよく明るくてサッパリしている美知を気に入っていて、バイトを辞めさせるつもりはない。千絵は気を遣って疲れるというのは分かる。おとなしそうで意地を通すタイプなんだよねー。
戸倉家
明はいつ浜川に帰れるか克子に聞く。明は浜川のおばあちゃんに会いたい。
あられ老舗はまかわ
美知がお客様トラブルを起こす…が、これって美知がいけないの? 順番抜かし、お釣りの渡し忘れ。美知はお客様にぺこぺこせず堂々と反論する。
店の客…関口篤 順番抜かしして文句を言った人。
店の客…日恵野晃 お釣りをもらってないと言い張って5000円せしめた人。
声優もやってるけど、「野田ともうします。」や「やすらぎの郷」なども。ほお~。
ダイニング
千絵が店のトラブルを信乃に話す。やっぱりお釣りの渡し忘れはしておらず、客の勘違いか故意? 順番抜かしは常連らしく南平が菓子折りを持って謝りに行った。
あられ老舗はまかわ
桃子と杏子は美知は生まれながらのお嬢様で住む世界が違うと話し合う。桃子たちは年末年始に実家の九州に帰るお金もない。
南平が帰って来て、入れ替わりに杏子が帰った。美知がアルバイトを辞めたと言い、南平は桃子に美知とはあくまで友人だと桃子の誤解を解こうと必死に言う。南平の気持ちが分かり、桃子は幸せを噛みしめる。
千絵と美知は真逆で周りの人からすれば美知のようにできないとなったらやめてくれた方がさっぱりするのかもね。
ダイニング
美知が辞めるのでアルバイト募集をしなくてはと言い合うが、信乃は千絵に任せると言い、千絵は喜ぶ。
信乃が戸倉家の門の前で明と出会った。おばあちゃんに会いたかったと健気な明に信乃の目もウルウル。一緒に帰ろうと言うが、聰が明を戸倉家に引き入れた。(つづく)
予告
ダイニング、みんなで大竹しのぶさんの持ち歌「握手」を歌い、こうちゃんと杏子は手を取って踊っている。クリスマス会だろうか?
そのあとは草刈正雄さん歌唱の「ほんとうに」のPV。
割と最初から南平も桃子もお互い好意を持ってたよね。はあ~、少女漫画の世界みたい。なーんて、これから嫁姑のドロドロが待ってるのかもね?
特に役名のない人たち。
酒井郷博…6話にも名前が出てました。多分店の客。
溝口貴子…「本日も晴天なり」では元子の近所の人として登場してました。
中島茂樹