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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマほんとうに 第10回

TBS  1976年12月9日

 

あらすじ

 

舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ

2023.9.4 BS11(イレブン)録画。

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浜川家

信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。

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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。

千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。

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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。

トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。

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明:羽田勉…千絵の次男。

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戸倉家

克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。聰と明の祖母。

聰:松田洋治…千絵の長男。

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上條家…千絵が17歳から奉公していて、親代わり。

祐人:山村聰…千絵の仲人。人類学の教授。

昭子:奈良岡朋子…祐人の妻。

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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。

三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。

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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。

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湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。

湯村けい:杉山とく子…敬太の母。秋田で一人暮らし。

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小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。

小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。

 

協力/九段・一口坂 さかぐち

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台所

朝食を作っている千絵に声をかける信乃。敬太の母は既に起きて敬太のアパートを訪ねると出かけた。信乃が一人で大丈夫かしら?と心配すると千絵が桃子に送らせた。

 

「道」では社員寮としてマンションを借りてたけど、今回は敬太とのんちゃんが一緒のアパートで暮らしている。桃子とけいが訪ねるとなぜか敬太の姿が見えず、けいは帰ることにした。浜川に戻る途中、敬太と出くわした。敬太は河岸に行き、母にお土産を買ってきたと母に持たせた。

 

一人遅れて朝ごはんを食べていた敬太に信乃は話があると呼び出した。信乃は敬太と桃子の結婚話を進めてもいいと言うが、敬太は桃子のことは母への手紙に書いたが、桃子の気持ちは知らないし、信乃に勝手に話を進めてもらいたくないとも言う。信乃は2人だけの秘密にしようということになる。

 

ダイニング

杏子も招待してけいが持ってきたきりたんぽ鍋をする。敬太は部屋を飛び出し泣き出す。分かりやすい田舎ということで訛りの強い東北人を毎度出すのかなあ〜と東北人は思う。「ほんとうに」は秋田、「道」は元々、わかの父が岩手、夏子が山形。「心」は…訛りはないけど、哲子が岩手出身。

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橋田壽賀子さんは単発だけど岩手を舞台にした話も書いてるんだよね。

 

敬太のお嫁さんを連れてくるのかと思った〜と心配している杏子。敬太は結婚相手は自分で探すと言う。敬太は自力で探せそうだけど、のんちゃんは難しいかもと杏子は結構毒舌。まあ、南平、敬太と比べられるとな~。のんちゃんが傷ついたと言うと、明はどこかケガしたの?と心配する。

 

トキの部屋

トキは一人できりたんぽ鍋。信乃にも勧めるが、信乃はあとにすると答えた。トキは敬太の母が上京する理由を探る。縁談?と鋭い指摘。敬太と南平は同じ歳で敬太は自分で稼いでるけど、南平はそうではないから結婚はまだまだだと言う。南平は二浪して大学2年だったんだから、22歳くらい?

 

ダイニング

突然、司会者口調の東作は年末進行について話をする。これ、ちょっと面白かった。俳優もやってたけど、司会業もやってたんだね。

 

千絵は年末は帰れないと戸倉家に電話。今日の信乃は機嫌がいいな。

 

あられ老舗はまかわ

千絵と桃子が接客していると上條夫婦が来た。昭子は千絵が奥のことだけでなく、店にまで出されてこき使われてと怒る。いやいや、せっかく上手くいってるんだからやめて〜。祐人はお歳暮のリストを渡して、さっさと帰ろうとしたが、昭子は明が一人でいることを心配する。

 

この辺のキャストは店の客かな?

丸山詠二…ドラマもいっぱい出てるけど、声優のほうが主なのかな?

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側見民雄…この方も声優もやっている。「澪つくし」にも出てたらしい。

小寺大介…「おしん」では杉の苗を植える子役おしんを労わる男。「澪つくし」では山川常務。

 

いつも役名のない人はほとんど情報の出てこない人ばかりなのに、この方々が全員wikiがあった。すごい。

 

信乃や麻子と一緒に働くパートさん

和泉喜和子

益田愛子

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8話にも出てた。

 

明が幼稚園から帰宅。店は忙しく、千絵は明の話を聞けなかった。明は台所で椅子に乗って手を洗い、戸棚からイチゴのショートケーキを食べ始めた。うーん、いつも豪華なおやつだな! トキが顔を出すがこれから長唄の稽古に行くと出かけて行った。

 

千絵に家の中で遊んでろと言われたものの、明はバットを持って外へ行き、子犬を拾って帰って来た。台所で冷たい牛乳を飲ませていると、信乃が顔を出し、汚い、食べ物を扱っているから動物は飼えない、元いた場所に返して来なさい…と、昭和だな〜。

 

この展開ハラハラする。動物が出てくる昭和のドラマはなんだかいや。「道」でも途中からモンタは全然出てこなくなっちゃったしな。変におとなしいとおとなしくさせてるんじゃとか子供がギュッと抱いてると大丈夫~?ってなっちゃう。

 

公園で子犬を抱いていた明のところに聰が顔を見せた。ちょっと前も店の外から千絵の仕事ぶりを見ていたのだと話す。明は熱があるが、千絵が忙しいからと家に帰りたがらない。子犬は戸倉の家でも飼えないみたいで、そのまま置いていくのかな?

 

あられ老舗はまかわ

3000円のお使い物がバンバン出るんだな〜。南平が信乃に頼まれた明のおもちゃを千絵に渡した。千絵は夕飯の準備もあり、奥へ。

 

家の中に明がおらず、千絵は軽く周辺を捜すが、トキが帰ってきて家の中で夕食作りを始めた。

 

戸倉家

聰が子犬を抱いたまま帰宅。タクシー運転手に明を運ばせた。運転手さん、靴脱がせたり優しい。タクシー運転手は松本敏夫さんという方かな。1980年代くらいまでは刑事もの、時代劇など多数出演。

 

台所

千絵は明がいなくなっても夕飯作りを続け、信乃、トキ、東作に責められる。南平が信乃を責めるのはちょっと…。戸倉に電話したらと言われてもかえって心配させるからと連絡を拒む千絵。千絵もなんだかな~。

 

克子から電話があり、明を病院に連れて行ったりしていたと連絡があった。東作は明はうちの子だと千絵と迎えにいく。南平はうちが忙しいんだから戸倉のおばあちゃんに見てもらえばと言うが、東作が戸倉のおかあさんだって年末は仕立物で忙しいんだから〜と正論を言う。今日の南平はちょっとな…。

 

暇なおばあさんはトキなんだけど、あんまり面倒見たいタイプじゃないよね。せっかく子育てや店のことから解放されて趣味を楽しんでいるのに、”暇なおばあさん”ってもひどいか。千絵も早く浜川になじもうと無理しすぎなんじゃ…というか大人がいっぱいいるのに子供が一人になる展開、毎度出てくるよね。

 

戸倉家

東作は明は浜川の子供だから連れ帰ると言うが、聰は明のことは行かせないと言い、千絵を責め、東作のことも顔も見たくないと言う。千絵は聰をビンタするけど、聰は別に間違ったこと言ってないよ。東作はお父さんじゃないもん! 目を覚ました明も戸倉の家にいると言い、聰も明に触ったら噛みついてやる!と引かない。明は犬にナンペイと名付けると言う。またまた泣き出す千絵。(つづく)

 

兄弟バラバラはよくない! 南平がちょいちょい信乃を責めるようなことを言うのが解せぬ。今日の信乃はなんにも悪いことしてないと思う。千絵がもうちょっと要領よくやった方がいいんじゃないのかなあ。というか、やっぱりあんなに優しい戸倉のおばあちゃんがいるのなら再婚する必要あった?って思っちゃうんだよな。南平みたいな優しい夫ならともかく信乃ファーストの東作なんだもん…。