公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
GHQが放出した小麦粉を巳代子(小柳英理子)が運んできた。元子(原日出子)もトシ江(宮本信子)も大喜び。宗俊(津川雅彦)とキン(菅井きん)はうどんにして食べるが、ほかの皆は正道(鹿賀丈史)が製作したパン焼き機で焼いたパンに舌鼓をうつ。こうして自家製パンは日本中で大流行したのだった。そんなとき、のぼる(有安多佳子)の母親が満州から無事引き上げて来た。父親は途中で亡くなり、遺髪を持って必死の帰国だった
ハヤカワとのぼるの結婚写真。
六根とミスターハヤカワの結婚式は焼け残った小さな教会で行われました。
結婚行進曲のアレンジバージョンが流れる。
桂木家茶の間
トシ江「きれいだわぁ、六根さん」
元子「ほら、これはね、いつかのパラシュート用の絹地、あれをね何かできないかなぁと思って取っといた分なの」
小芳「へ~え、私はやっぱりアメリカさんと結婚したら結構なものがそろうんだなぁと思ったんだよ」
縁側でミシンを踏む百合子。「けどねえ、どういうつもりなんだろ。いずれは、この旦那、アメリカへ帰っちゃうんでしょう。連れてってもらえるのかしら」
キン「いずれは泣きを見るんじゃないかね」同じく縁側で吉宗バッグを手縫い。
トシ江「まあ、そんな言い方ってないでしょう」
百合子「だって蝶々夫人や唐人お吉の例があるじゃないの」
唐人お吉に関してはモデルになった人がいて、そこから小説化、映画化、戯曲化されたのね。
どちらも外国人男性と恋をした日本女性の悲恋物語。
キン「まあ、特別配給でおいしい食べもんが食べられるんでしょうよ」
小芳「だったらさ、おキンさんと百合子さん、頑張ってさ、アメリカさんのいい男、探してごらんよ」
百合子「変なこと言わないでよ!」
小芳「だって羨ましそうなんだもん。アハハ!」
元子「羨ましいと思ったら、まずは実行よ、おキンさん」
キン「まあ、年寄りからかわないでくださいましよ」
元子「年じゃありませんよ。中身です…あっ」
キン「お嬢?」
元子「動いた! おなかの中で赤ちゃんが動いた!」
百合子「そりゃ大変だ!」
小芳「ちょいとどこ行くんだよ!」
百合子「決まってるでしょ、お産婆さん呼びに!」
キン「バカだねぇ。赤ん坊っていうのはね、十月十日たたなきゃ産まれないんだよ」
百合子「だって動いたんでしょ、赤ん坊が」
トシ江「おなかの中で赤ちゃんが体操してんですよ」
百合子「体操?」
百合子…井上英以子さんは藤山直美さんと舞台に出ていたりする。他にあんまり情報出てこない人だね。このドラマでもたまにしか出てこないので、毎回のように誰?と言われてるけど、長谷川のおじいちゃんの娘で女学校出の独身。
小芳「ねえ、ちょっと触らせておくれよ」
元子「恥ずかしいな…」
キン「この分じゃね、相当な暴れん坊ですよ。お嬢の子ですしね」
元子「嫌だ、変なこと言うから、またほら…」
小芳「まあ」
さて、社会不安にまでなった食糧不足のため、GHQは小麦粉を放出しました。それは日本人にとって何年ぶりかで見る雪のような白さでした。
NHKアーカイブで”GHQ”で探したけど、資料映像を見つけられなかった。そのかわり、このドラマを見つけた。
1996年、ジェームス三木脚本、津川雅彦主演。うわー、見たい。
桂木家勝手口
金と巳代子がバケツに小麦粉を入れて運んできた。
巳代子「お母さ~ん! お姉ちゃ~ん!」
トシ江「まあ、何でしょうね、とんでもない声張り上げて」
キン「だってまあ見てください、この真っ白(ちろ)い粉!」
元子「信じらんないわ。こんだけ白いと本当に食べられるのかって、かえって心配」
巳代子「大丈夫、そこはこの巳代子さんにお任せください。うどんやすいとんなんかにしないで私が絶対においしいパンを作ってみせるから」
トシ江「絶対にって言ったって」
巳代子「ううん、この日のためにイースト菌を生活学院の友達からもらっといたんだから」
キン「けどね、私ゃやっぱり白い、真っ白いね、この太いうどんでツルツルッと…まあ、嫌だよ、よだれが出そう…」
トシ江「何でしょうねえ、おキンさん」
巳代子「ねえ、それじゃあ、お姉ちゃんちの分だけでもいいから、私にパンを焼かせて」
元子「いいわよ。そのかわり、台なしにしたら承知しないから」
巳代子「するわけないでしょう。パン焼きは生活学院でちゃんと実験済みなんだから」
トシ江「あら、学校でお料理も教えてくれるの?」
巳代子「そうですよ。ちゃんと食生活と文化っていうお勉強だってあるんです」
元子「好きなものが寄れば好きなものの話しかないもんね」
巳代子「エヘヘヘヘ…」
好きこそ物の上手なれ。巳代子のパンは大成功でした。
茶の間
正大の写真の前にもパンが置かれる。
巳代子「お母さん、早く! 早く早く!」
トシ江「お待ち遠」
キン「旦那、へえ」うどんのお椀を手渡す。
宗俊「おう」
順平「頂きま~す!」
一同「頂きま~す!」
キン「頂きます」
トシ江「じゃあ、頂きます。さあ、どうかな」
真っ白なうどんを食べる宗俊とキン。それ以外はパン。
元子「うん」
正道「うん、これはいけますよ、巳代子さん」
巳代子「フフッ、もちろん! 私の腕前もあるけどお義兄(にい)さん製作のパン焼き器の具合がとてもよかったし」
順平「俺、こういうパンなら毎日だっていいよ」
トシ江「毎日食べられるわけないでしょう」
元子「そのかわり、明日お弁当にしてあげるからね」
順平「うん、きっとだよ!」
宗俊「ガツガツしやがってなさけねえ野郎だ」
正道「そんなことおっしゃらないで、お義父(とう)さんもいかがですか? パン」
宗俊「遠慮しとくよ。晩飯にお前、パンじゃ外人じゃあるめえしよ、ハハ」
元子「だったらスープだけでもどう? これね、巳代子の傑作なんだから」
宗俊「何だい、そのドロドロした黄色(きいれ)えのは」
キン「かぼちゃなんですってよ。けどね、そう思えないほど、とても上品(じょうしん)なお味ですわ」
宗俊「何だい、おキンさん、おめえ。え? かぼちゃ汁とうどんの両方欲張ってんのか?」
キン「だっておいしいんですもの…」
順平「いいよ、俺がお代わりするから」
元子「駄目、これは彦さんの分だもの」
順平「何だ」
セリフなしで順平を笑顔で見守るトシ江の目が正大の写真にいくところがなんかいい。
イースト菌さえあれば、たとえふすま入りでも結構なパンが出来るとあってこのころ自家製のパンが大流行。
おかげで機械いじりの好きな正道にはご近所からパン焼き器の注文が殺到しました。
大原家
パン焼き器を作る正道のかたわらで吉宗バッグを手縫いする元子。
正道「はい、銀太郎さんの出来ましたよ」
銀太郎「おやまあ、どうもありがとうございました」
幸之助「けど、ねえさんなんざさ、闇のお屋敷が復活したんだから、なにもそんな代用食なんか食わなくったってよ」
銀太郎「お座敷はお座敷、うちはうちよ。はい、そいじゃあ、闇のお座敷用をちょいと失礼してきたもんだけど、ほんの焼き豚」
元子「まあ、銀太郎ねえさん、そんな…」
銀太郎「金太郎ねえさんが生きていてもきっとおんなじこと言うだろうけどさ、そのかわり、丈夫な赤ちゃん産んでよね」
元子「どうもすいません」
幸之助「へへへ…違(ちげ)えねえ。ちっと目立ってきたようだぞ、もっちゃん」←ちょっときもいぞ!
元子「えっ?」
正道「あっ、はい…おかげさまで」
幸之助「いや~、ハハハ。頑張んなよ。あんたもお父っつぁんになるんだからよ」
元子「ええ、頑張ってくれてますとも」
幸之助「えっ、当てられちゃったよ」
銀太郎「だから言ったでしょ。この町内では、お宅のかみさんともっちゃんには気を付けろって」
元子「ひどいわ、おねえさん」
銀太郎「ハハ…じゃあ、お邪魔さまでした」
元子「いえ…」
銀太郎「どうも」
正道「どうもありがとうございました」
銀太郎「どうもありがとうございました」
正道「どうも」
銀太郎「よいしょ…」
元子「気ぃ付けて帰ってくださいね」
銀太郎「はい。じゃあ、またどうも」
元子「どうも」
幸之助さん、いつの間にか坊主ズラでなくなってた。最初の頃ってあの髪型だったかな。
桂木家茶の間
ラジオ「では続いて復員だよりです。6月15日、次の復員船が到着します。シンガポール方面レンパン島から…航空母艦鳳翔(ほうしょう)で4,171名。フィリピン方面マニラから佐世保へ…」
「純ちゃんの応援歌」でも度々出てきた「尋ね人」。
長火鉢の上でタバコを作っている宗俊と何かを探している巳代子。「またやった~!」
宗俊「びっくりするじゃねえか。いきなりでっけえ声出しやがって」
巳代子「だって、その度にお姉ちゃんに本屋探してもらってるのよ。一体いくら駄目にしたら気が済むのよ」
宗俊「うるせえな、俺はなぁ、復員だよりを今聴いてんだ。ギャーギャーギャーギャー騒ぐな」
巳代子「もう…。お尻! お父さん、ほら!」
宗俊「あっ…おい」
巳代子「もう」宗俊が座っていた座布団の下から辞書を取り返す。「あ~あ、AとBがなくなっちゃったあ」
宗俊、ニコニコ。
このころのたばこはまだ葉っぱのまま配給されることが多く、紙は英語の辞書に使われたインディアンペーパーが最良とされ愛煙家によってその多くは煙と消える運命をたどりました。
吉宗
電話が鳴る。
元子「すいません、ちょっとお待ちください。はい、お待たせしました。日本橋の吉宗でございます」
恭子「あっ、私よ、ブルース!」
元子「ああ」
恭子「六根のお母様が満州から帰っていらしたのよ!」
元子「いつ!」
恭子「たった今! とにかくNHKに行けば様子が分かるだろうからって、博多からまっすぐに東京へいらしたんですって」
元子「わぁ! で、六根は?」
恭子「うん、ちょうど明日の婦人の時間に出ることになっていたから、その打ち合わせに来ていたとこなの。やっと帰っていらしたのよ、お母様が」
元子「よかった! 本当によかった!」
恭子「うん。とりあえず一緒に帰ったけど、改めてお宅とモンパリにお礼に行くって」
元子「もう、そんなことより六根のうれしそうな泣きべそが早く見たいわ」
恭子「フフ…あっ、それじゃあね、また後でかけるから」
元子「うん、どうもありがとう」受話器を置く。
トシ江「六根さんのご家族?」
元子「帰ってらしたんですって」
トシ江「まあ、そう」
女性客「あの、引き揚げですか?」
元子「はい」
女性客「どちらから?」
トシ江「満州からなんです」
女性客「あっ…あの満州はどちらですか?」
元子「大連の方にいらしたそうですけど、お客様も?」
女性客「いとこが奉天にいたんですけど、もう全然様子が分からないんですよ」
トシ江「まあ、それは心配ですねえ」
元子「でも、おいおい帰ってきてるようですし、きっとそのうち元気でお帰りになりますとも」
女性客「私もそう思って毎日NHKの復員だよりを聴いてるんですけどね」
トシ江「私たちもなんですよ。だから諦めないでください。頑張ってください」
客…阪上和子さんは、「はね駒」では黒田菊子さんのお母様役。菊子さんは「おしん」ではお師さんの店で働いていたおりつちゃん。
NHKの復員だよりは肉親の帰国を一日千秋の思いで待つ人々の大きな励ましになっていました。
大原家
正道「すると六根のお父上は?」
ハヤカワ「はい、途中で亡くなったそうです」
宗俊「そうだったんですかい…」
ハヤカワ「年寄りも子供もたくさんたくさん死んだそうです。しかし、葬式することできなかった。だから六根のママ、パパの髪の毛切って日本に連れて帰ってきました」
元子「まあ…」
ハヤカワ「だから荷物何にもありません。風呂敷一つです。着物ボロボロまるで浮浪者ですね」
宗俊「ひでえもんだ」
正道「それで今は?」
ハヤカワ「六根の顔見て疲れて疲れて、ただ眠っています」
宗俊「そりゃあそうでしょうよ」
ハヤカワ「だから今日、お礼、来られませんでした」
元子「いいんですよ、そんなこと。とにかくゆっくりと体休めていただいて本当に落ち着いたら、その時はお目にかかってお慰めするつもりでおりますけれど」
ハヤカワ「サンキュー。六根、すばらしい友達持って幸せです」
元子「いえ、そんな」
宗俊「しかし、あれでしょう、え、ちょっと言葉の変わったご亭主がいて、おふくろさん、びっくりなすったんじゃありませんかい」
ハヤカワ「オー、それは分かりません。今夜は六根とママ、2人だけにしてやりたいんです」
正道「そうでしょうね。積もる話も多いでしょうし」
ハヤカワ「六根、泣かない女性です。でも、今日は泣きます。私いない方が泣けます。ママと2人、たくさん泣かしてやりたいですね」←こういうとこ好きなのよ。
元子「ハヤカワさん」
ハヤカワ「ノー。ジョーと呼んでください。プリーズ」
宗俊「ジョーさん」
ハヤカワ「はい」
宗俊「やっぱりあんた日本人の血が流れてんだよな、え。こういう人情が分かんだから。な。六根もやっぱりいいご亭主を見つけたってことだ。な」
元子「そうよ。じゃなかったら彼女が結婚するわけないじゃないの」
ハヤカワ「私、六根愛しています。六根の悲しみ、私のものです」
宗俊「タァ~ッ、ハハハハ、おい。え?」照れ。
正道「はい?」
宗俊「やっぱり向こうで育った人ってのは言うことが率直だ。なあ。あのね、うちの婿さんもね、口には出さないが、嫁さんほれてることに関しちゃあ、あんたに負けちゃいねえぜ」
正道「いえ! あっ、いえ…」
宗俊「そうだろ?」
正道「はい…」
宗俊「ほら。ハハハハハ…」
ハヤカワ「じゃあ、私帰ります」
宗俊「えっ? だってあんたさっき親子2人だけにしてやるっつったじゃないですか」
ハヤカワ「ホテル泊まりますよ」
宗俊「あっ、それならうちへ泊まりゃいいんじゃない、え?」
正道「いえいえ、ここへどうぞ。まあ、このとおり狭くてベッドもありませんけれどもね、よろしかったら泊まっていきませんか?」
うなずくハヤカワ。
正道「世界の情勢についてもお話したいですしね」
宗俊「お~、世界の情勢ねえ」
元子「そうよ、お父さんもよかったらここ泊まってちょうだい。私も久しぶりにお母さんと寝たいし」
宗俊「そうか。よし、それじゃ世界の情勢といきやすか」
ハヤカワ「はい、そうしましょう」手を差し出す。
宗俊「お…おう、こりゃあどうもどうも」握手。
ハヤカワが話し中、片膝立ててるのは正座もあぐらもできないから? 最後は正座してたけどね。
その夜、妙な取り合わせの男3人、世界情勢についてどんな話が交わされたのかは分かりませんが、のぼるが母親と一緒に吉宗を訪れたのは、それから3日目のことでした。
桂木家茶の間
トシ江「そりゃ大変でございましたですねえ」
松代「ありがとうございます」
元子「で、お疲れはいくらか取れましたか?」
松代「はい」
のぼる「それがね、この3日間うつうつ寝てばっかりだったの」
トシ江「そりゃご苦労なすったんだもの。お疲れがたまってらしたんですよ」
松代「多分、この子の無事な顔見て気が緩んだんでございましょう」
のぼる「だからってね、急にうなされたりするんですもの。どうなっちゃったのかって気が気じゃなかったわ」
元子「六根、お母様にそんなズケズケ言うもんじゃないわ」
松代「いいえ、この子は昔っからそういうとこがございましたの。まあ、それなのに本当にご親切にしていただいて…。こうやって親子が無事に会えましたのもこちら様のおかげでございます。本当に何とお礼を申し上げていいか…」
トシ江「あの…どうぞ、もう、お手を上げてくださいましな。もう助け合わなかったら生きてはいられない戦争だったんですから。どうぞ…」途中から涙声。
松代「はい」
元子「で、ジョーのことは?」
のぼる「それがね、あんまり驚かなかったの」
トシ江「まあ、私たち、それが心配で」
松代「はい。私もしばらく休ませてもらったら何か仕事を探そうと思っております」
元子「まあ、お仕事だなんて…。失礼ですけど、お年でしょう?」
のぼる「駄目なのよ。私もジョーもね、働いてるからって言うんだけど、私に似て昔っから何かやりたい人だから」
元子「あら、私に似てってことはないでしょう」
のぼる「そうね」
笑い声
昭和生まれの元子たちも頑張り屋ですが、その彼女らを産んでくれた明治の女も大したものだと元子はうならずにはいられませんでした。
つづく
明日も
このつづきを
どうぞ……
松代…文野朋子さん。神山繁さんの妻。
「二人の世界」だと栗原小巻さんとあおい輝彦さんのお母さん役で、このドラマでは専業主婦。夫役は「はね駒」のおじいちゃん・徳右衛門役の山内明さん。
先日も洋三が元子の前でタバコ吸ってたけど、今日も幸之助がタバコを吸っていた。副流煙なんて騒がれたのはいつのころか分からないけど、昔はたとえ声を上げても神経質だとか、変な人扱いされたんだろうな。だからといって昭和が舞台のドラマでタバコが出てきただけでギャーギャー騒ぐのはどうかと思うけどね。私は嫌煙家ではありますがドラマはドラマでリアリティ重視でお願いします。
昨日の話を引っ張るけど小山内脚本の恋愛ターン。この人たち好き合ってるかも?と思ったらすぐ結婚という展開が続くから、ざっくりしてるということなのかと解釈しました。
で、思ったのは以前再放送した「澪つくし」。じっくり恋愛を描いたし、ネット上も惣吉か梅木かで盛り上がっていたけど、私はどっちも好きになれなかった。ヒロインのかをるももらったラブレターを列車や川に破り捨てて友達と笑ってたりと沢口靖子さんが演じていなければ大炎上キャラだと思う。あの美貌で全て許される的なものが確かにあった。
「澪つくし」こそ私は恋愛ターンは苦手だったけど、社会情勢の描き方だったり、銚子の名物や産業の取り上げ方もうまかったと思う。セクハラシーンが多いのも嫌なところの一つだったけどね。
視聴率的に「澪つくし」は「おしん」に続いて80年代ではナンバー2。歴代でもトップ10に入るのだから盛り上がったのは確かなんだろうけど、朝ドラだと特に恋愛ターンが長いのが好きじゃないから私はやっぱり小山内脚本の方が好きだなという結論に達しました。