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ドラマの感想など

【ネタバレ】キイハンター #32 暗殺教室

TBS 1968年11月9日

 

あらすじ

モナコから来た女殺し屋。その証拠は太ももにあるバラの入れ墨。キイハンターが甘いムードで接触している。ほかにアメリカからイタリーから腕っこきのプロが日本に集まってきた。彼らの使命は世界的平和主義者を倒すのみ。激しい殺しの訓練が続く。ひとつ間違えば一巻の終わり。キイハンターの作戦はこの暗殺教室に忍び寄る。

2025.11.13 J:COM BS録画

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ナレーター<この部屋のグループは5人>

 

元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎

 

元 諜報部員・津川啓子:野際陽子

 

カー狂・島竜彦:谷隼人

 

記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子

 

元 新聞記者・風間洋介:千葉真一

 

<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>

 

国際警察特別室

 UNIPOL JAPAN

 

国際警察・村岡特別室長:仲谷昇

 

<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>

 

KEY HUNTER

キイハンター 

 

制作:東映株式会社

   TBS

 

飛行機が降り立った。飛行機を降りるヒゲの強面の男。

 

通称・スピーディー牧。アメリカのギャングでカポネの血を引くといわれる残忍な殺し屋。特に拳銃を持たせたら右に出る者は、いないはず。

 

キイハンター」初登場の名和宏さん。

 

シシリーの殺し屋と呼ばれている。イタリア在住の2世で日本名を大杉五郎。

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シシリーとはシチリアのことだと5話で学びました。

 

女性と踊っている男。丹羽又三郎さんは「キイハンター」3回目。

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18話では差し入れのシュークリームを食べて…の人ね。3話にも名前があった。

 

紅一点の山本麻耶子。モナコの賭博場で美貌の用心棒として名を売った女。来日以来は人前ではサングラスを取らないため、人相がはっきりしない。太ももにあるバラの入れ墨が手がかりになるはず。

 

街を歩くサングラスの女性。サングラスかけてても美人と分かる。

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12話の双子の女性を演じた牧紀子さん。

 

黒木の部屋で映写機で3人の映像を見ていた啓子たち。殺し屋が日本に来た目的は、最近、都内の某所で各地の殺し屋を募集したという情報が入り、テストに合格したと思われるのがこの3人。目的は今に誰かが殺される。

 

誰が殺されるか分かっていないため、彼らに近づく以外方法はない。島も啓子もユミも殺し屋たちに近づこうと立候補するが、殺し屋の1人を突き止めた風間がすでに近づいていた。

 

麻耶子が洋服を選んでいると、マネキンの背後から風間が現れウィンク。「また、お会いしましたね」

 

麻耶子は笑顔を見せたものの、何も言わずにハンドバッグ売り場へ。ハンドバッグ、ネックレス、指輪と見ている麻耶子につきまとう風間。指輪を麻耶子の指にはめた。

 

風間の心の声<手がかりは太ももの入れ墨。確証をつかむためには…>ミニスカートから出ている足をじっと見つめる。

 

店を出ていった麻耶子を追いかけた風間が店員から30万円請求された。

 

店を出た麻耶子が階段を下りていると、外で風間が待っていた。慌てて店に戻ろうとし、階段でパンプスが脱げ、風間が拾って差し出した。「どうぞ、シンデレラ姫」

麻耶子「メルシー」

 

靴を履かせながら、入れ墨をチェックしようとする風間。しかし、麻耶子に蹴り上げられ(当たり前!)、バック転してかわす。「う~ん、すごい蹴り」と投げキッス!

 

ナイトクラブ

グラスで乾杯する風間と麻耶子。

風間「光栄だな。こんなムードのあるところで、あなたみたいな美しい人と飲めるなんて。そのサングラスの下の美しい顔をひと目だけでも拝みたいものですね」

麻耶子「フフフッ、あなたには負けたわ」サングラスを外す。「でも、思ったより、ずっとステキな方ね」

風間「う~ん」グラスをテーブルに置き、右手を麻耶子の手の上に重ねる。「こうなったらとことん離しませんよ」

 

ホテルの一室。麻耶子と抱き合う風間。<ああ、神様。このハレンチを許したまえ。今だ! この瞬間に>麻耶子のネグリジェをたくし上げる。

 

麻耶子「楽しいわ」キスしたあと、ハンカチを風間の鼻先にあてる。

風間「なんのにおい? とろけるように甘いけど」

麻耶子「ヘリオトロープよ。あたしの好きな香り」

風間「ああ、酔ったのかな? すごくいい気持ちだな…」麻耶子にもたれかかって眠ってしまった。

 

麻耶子はベッドに風間を寝かせ、持ち物を探った。<何者かしら? この男。まあ、いいわ。朝までゆっくりお休みなさい>

 

部屋を出ていった麻耶子を見計らって起きる風間。「敵は大島か」と小さな紙を見ていた。名刺?

 

フェリーが港を出港した。フェリーの甲板にいた麻耶子の前にハンカチが落とされ、口笛を吹いた風間が柵をひょいっと降りてきた。「ゆうべは失礼。不覚にも眠り込んじゃって」

麻耶子「どうしてここが?」

風間「眠ってもただでは起きません」名刺かと思ったけど、フェリーのチケット?

麻耶子「あなたって、スリのまねまでするのね」

風間「とんでもない。あなたと同じことしたまでですよ」

麻耶子「誰? あなた。いったいなんのために?」

風間「あなたのとりこになった男。それだけじゃいけませんか?」

 

無視して歩きだす麻耶子に「ここから逃げるんなら海の上しかありませんよ」と追いかける風間。「でもなあ、魚の餌にするのじゃ、ちょっともったいないしなあ」

麻耶子が笑顔を向けた。

 

風間が視線を移すと、同じフェリーに大杉もスピーディー牧もいた。殺し屋の勢ぞろい。

 

フェリーから降りた麻耶子はタクシーに乗り、運転手に「小涌園ホテルまで」と告げた。そのタクシーを追い越す風間の車。「ハロー! また会っちゃいましたね」

 

麻耶子は車をまくように言ったが、タクシーはパンクし、止まってしまった。すかさず僕の車に乗りませんかと誘う風間。「メルシー」と笑顔で応じる麻耶子。

 

大島小涌園に到着。

 

雑誌の特集ページ?

 

大島大砂漠おしゃれ<<>>さがし9月29日

おしゃれなあなたに

プレゼント―――

 

主催=東海汽船/後援=大島町・大島観光協会スポーツニッポン新聞社・女性自身

 

オシャレなミニスカ女性2人の写真がドーンと載ってる。

 

フロントに行き、「421号室はどちら?」と聞く麻耶子。ロビーで新聞を読むふりをして麻耶子と風間を見ている男。

 

421号室。ノックして中にいた戸張という男に「誰だ?」と聞かれた麻耶子は「バラ」と答えた。風間が部屋に入ろうとすると、戸張に「ホールドアップ!」と怒鳴られた。

 

戸張「その男は?」

風間「はじめまして。私、あの…」

麻耶子「あたしの舎弟。アシスタントよ」

風間「そう、そうです」

戸張「何?」戸張の両脇には大杉とスピーディー牧がいる。

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戸張役の鶴見丈二さんは24話出演。

 

麻耶子「あちらテロ組織の戸張さん。ごあいさつして」

風間「へい。風間っていうケチな野郎で。人呼んでハジキの竜」

麻耶子「異存はないでしょうね? 仲間にするのに」

 

牧「オー、ノー! ボス、約束違う」

大杉「そう。俺たちは厳しいテストを受けてきた」

牧「仲間になる。僕と勝負してからね」

 

スピーディー牧、強面だけどしゃべったら印象変わった。

 

風間「お望みならいつでも」

 

広い野原で牧師スタイルの戸張の見ている中、4人が銃を撃つ。それぞれ的であるコインに穴を開けることができたが、風間は真ん中に穴を開けていた。

 

風間「あの、ちょっとお伺いいたしますけどね、殺し屋のテストって、この程度なの?」

牧「オー、シャラップ! 僕が相手ね」

麻耶子「じゃあ、あたしがコインを投げるわ」

風間「オーケー」←字幕”牧”になってたけど、風間じゃないかな?

 

牧「フォロー、ミー」

風間「オーケー」

 

牧が上着を脱ぎ、麻耶子がコインを投げた。牧の腕で見事コインの真ん中に命中。

風間「グッド」とサムズアップ。麻耶子に拳銃を投げ渡し、上着を脱いだ。「コインを投げると同時に、この場所にピストルを投げてくれ」

 

風間が合図を出し、麻耶子がコインをトスし、ピストルもパス。風間は加齢に転がりながら銃を2発撃ち、コインに命中させた。

牧「オー、ユー、ガッデム! 弾1つ」

風間は笑うだけ。

興奮して腕を上げた牧の腕時計が落ち、驚きつつ「ワン、モア!」

 

今度は牧が時計を投げ、銃を撃つ。すかさず風間も撃つと、時計の真ん中に命中した。笑う牧にウィンクする風間。分かり合えた瞬間!?

 

戸張「きょうから君は栄えある暗殺選手の1人だ。ただいまかぎり一切、他人との接触を断ち、いたずらに酒や女に溺れぬことだ。プロの掟は厳しい。神の前でそれを誓ってもらいたい」

胸の前で十字を切る風間。

戸張「掟に背き、組織を裏切った者は直ちにこの場で抹殺する。断っとくが君たちには監視がつけてある。ホテル内はもちろん、いついかなるときにも組織の目が光ってることを忘れないでくれ。後ろを見るがいい」監視の者たちが数人歩いていた。

 

ロビーで新聞を広げてた人もいたね。

 

風間「それで俺たちは、いったい誰をやるんです?」

戸張「時機が来たら話す。ただ、仕事を決行するのは5日後の25日」

風間「25日? あっ、給料日ですね」

トランクを持ち上げる戸張。「賞金は、この2000万。おい、開けてみろ」

風間がトランクを受け取る。

戸張「君たちは、みんな、ライバルどうしだ。誰がこれを手にするか…」

トランクには聖徳太子の1万円札の束。

 

 麻耶子

牧   風間

 大杉

 

食事をとる一同。

 

大杉「フフフフッ。美人が一緒だと大変食事がおいしい」

牧「オフコース。アイ、シンク、ソー」

風間「キザね」

麻耶子「あっ、失礼」と手を伸ばすと、男たちが一斉に反応し、風間が調味料?の瓶を手に取り、布で拭いて「プリーズ、姉御」と手渡した。

麻耶子「ありがとう」

 

悔しい大杉はスープに乱暴にスプーンを入れ、スープが牧の顔にかかった。そんな食事も見張るサングラスの男。

 

風間<やつがスパイか。ほかにもいるはずだ。うかつには行動できないぞ>

 

戸張が突然部屋に入ってきた。「ホールドアップ!」その場で手を上げる麻耶子たちだが、風間だけは食事を続けた。「おい、命が惜しくないのか?」

黙ってパンを頬張りながら、肘の下から銃をちらつかせる風間。「あんたのピストルが早いか俺のピストルが早いか、やってみるかい?」

 

10月のカレンダーの日付に斜線を引いていく風間。20日(日)まで斜線が入り、25日(金)に丸印がついている。<やつらが狙うのは誰なんだ? 戸張の持っているバイブルがおそらく秘密を解くカギだ。その内容さえ分かれば…>

 

屋上でパイプをふかす牧を監視の男が消音銃で狙い、撃った。

 

戸張<見かけによらずバカなやつめ。フンッ>

 

しかし、戸張が倒れた牧に近づくと、牧は銃を向けた。「フフフフッ…防弾チョッキ」

 

シャワーを浴びている麻耶子。シャワー室の扉に消音銃が差し込まれ、麻耶子は戸を閉め、銃を発砲させた。男と一緒にいた戸張に銃を向け、笑う。

 

戸張<女にしては上出来だ>

 

女だからシャワー時を狙ったのか、戸張め!

 

大杉が女性と抱き合っていたところをナイフで狙う監視の男。今度は投げナイフ! 大杉が銃を手にしようとしたが、投げナイフで阻まれた。

 

戸張「みっともない。なんだ、そのざまは。殺し屋はアタックばかりが能じゃない。ディフェンスができなくてどうする! お前は落第だ」

 

風間はカレンダーの23日(木)まで斜線を引き、ベッドに仰向けになった。<決行当日まで、あと2日。もう猶予はできん。今夜こそ絶対、バイブルの中身を見るんだ>

 

部屋の明かりを消して、そっとドアを開け、廊下に出た。監視の男が廊下を歩いていたので、部屋に戻った風間。足音が風間の部屋の前から去らないので、窓から外に出ると、今度は外を見張る男がいて、慌てて身を伏せた。

 

ちょうど牧の部屋のベランダにいた風間は、窓を開け、うがいをした牧の水を思いっきりかぶった。おえ~!

 

監視の目が別のところに向いたので、麻耶子の部屋の前まで移動。麻耶子はストッキングを脱ぎ、ブラウスも脱ぐが、部屋の明かりを消した。

 

戸張の部屋に忍び込み、バイブル発見。コインを投げ入れても、うたた寝していた戸張は目を覚まさなかったので、部屋に侵入した。ふと気配に気づき、目を覚ました戸張は窓が開いていることに気付いた。

 

そんな戸張の部屋に入ってきたのは銃を持った大杉。

戸張「貴様、何しに来たんだ?」

大杉「この前は、よくも俺をバカにしてくれたな。俺もシシリーの殺し屋、ちっとは名の知れた男だ。フッ、きょうは代わりに俺がお前をテストしてやる。どうした? 何もやらないのか。貴様が俺たちを餌にしたあの2000万円。土産代わりに頂くぜ。おい、どうした? どこにあるんだ、早く出せ!」

 

ニヤッと笑った戸張は2000万円の入ったトランクを大杉に向かって投げつけた。大杉に銃を向ける戸張。大杉が部屋から逃げ出そうとしたが、監視の男3人が駆けつけた。「ここの男、どうかしましたか?」

戸張「身の程知らず。バカなやつだ」

 

一部始終を隠れて聞いていた風間。

 

野原…ゴルフ場か、ここは。

 

大杉「助けてくれ、お…俺が悪かった。戸張さん、お願いだ、このとおりだ」上着を脱いで土下座する。

戸張「見苦しい言い訳はよせ。プロの殺し屋の掟を破った罪は死に値する。しかし、お前が1発の銃弾を避けることができたら、その罪は消える。風間、お前がやれ」背後にいた風間にライフルを投げる。

風間「いくらくれるんです? 金(かね)にならない仕事はやらない主義でね」ライフルを投げ返した。

 

戸張「好きなところへ逃げろ」

 

全速力で走った大杉の背中を撃った戸張。「いよいよあしたは暗殺計画決行の日だ。3人の力を十分に発揮してもらう」

 

風間<とうとう来るとこまで来たか。誰なんだ? 狙われる相手はなんとしてでも阻止せねば>

 

五八二-三六二一

右にTEL 連絡頼む

二十五日の誕生日おめでとう

大島 小涌園ホテルにて 風

 

風間が手帳に書き、紙を破り小さく折り畳んだ。<とにかくボスに連絡することだ。うまくボーイかメイドに、あるいはホテルの誰かに渡せれば…>

 

部屋の明かりを消し、部屋を出た風間は階段ですれ違うボーイに話しかけたが、監視の男に気付き、やめた。<とにかくこの紙を早くなんとかしなければ。今なら誰もいない。よし、今だ>カウンターの向こうにいるバーテンに話しかけようとしたが、麻耶子に肩を叩かれた。

 

風間「これはこれは。さあ、どうぞ」

麻耶子「どうも。(バーテンに)あたしにも同じものを」

風間「お酒は強いほうですか?」

麻耶子「風間さんと同じくらい」

風間「お互いの幸せのために」

麻耶子「グッド、ラック」乾杯する。

 

ミニスカートから出ている太ももチェック。麻耶子が足を組む。

 

風間<妙だな。入れ墨がない。ひょっとすると彼女も組織のスパイ?>

 

部屋に戻ろうとした風間の前にボーイが通りかかり、ボーイの胸ポケットにメモを入れた。

 

廊下で3人の男から銃撃される男…啓子がチャンネルを回した。懐かし~。ギリギリチャンネルを回すテレビを知ってる世代。

 

黒木の部屋

啓子「ああ、血生臭いドラマは、もうたくさん」←多分このドラマのロケ地は大島小涌園

島「風間さんもいつこんな目に遭うか分かんないからな」

 

島は脚本家によって風間を「先輩」と呼んだり「風間さん」だったり。

 

黒木「連絡のないところを見ると、うまく組織に潜入したかもしれんな」

ユミ「さっきの俳優さんみたいにダ~ン! もう消されてるかも」

黒木「いや、あいつがヘマをするはずがないな。腕利きの殺し屋を集めてまで消さなくちゃならない人物がいるとすれば…」

ユミ「あっ、例えばこういう偉い人」テレビを指さす。

 

黒木とユミの会話の間、ニュース番組では明治100年の記念行事が…みたいなことを言ってたな。昭和100年は2025年。じゃあ、大正100年は…2011年だったそうで。

 

アナウンサー「次に親善使節として来日中の国際的な平和主義者ホワイト氏は帰国の日程を1日延ばし、あすは大島へ観光旅行に向かう予定です。これは、大島在住の久保さんが戦時中お世話になったお礼に…」

 

黒木「これだ! ひょっとするとホワイト氏か。いや、彼は原子力の平和利用を唱えているために一部の過激派から煙ったがられてる存在なんだがな。おい、みんな、ホワイト氏の本国での様子を調べてくれないか? 身の危険を感じるような事件が1つや2つあって相違ないんだ」

 

戸張「いよいよきたるべき日が来た。成功すれば2000万の現ナマ。失敗した者は容赦なく、あの白木の箱の中に入ってもらう」すでに用意されている白木の箱3つ。「どちらを選ぶかは君たちしだいだ。心を締めて冷静に仕事にかかってくれ。では、具体的な暗殺計画を発表する。きょう、某国の親善使節ホワイトが飛行機で9時30分、大島に着く。彼らは飛行機から直ちに目的地の観光会館に向かう。そのコースは、まず椿トンネルを通過し、その後、地層断面を通過する。つまりこの道路を通るんだ。そこでわれわれは、この丘から車中の彼を狙撃する。飛行場から目的地まで20キロ。平均時速40キロで走るとして狙撃地点を通過するのは10時ジャスト。これがホワイト」

地図の上にホワイト氏の写真を置く戸張。さらに車の写真も置く。「こちらが彼の乗る車だ。よく見ておいてくれ」

 

狙撃場所へ向かった戸張、風間、麻耶子、牧。無線で「予定通り車は通過しました」と連絡を受ける戸張。「10分後にホワイトの車が通る。お前たちに渡す弾は1発ずつ。失敗は絶対に許されん」

男「準備にかかれ!」

 

それぞれ銃に弾を込め、定位置につく。

 

風間「いよいよお見えなすったか」

 

それぞれライフルを構える。

 

牧、麻耶子が先に撃ち、風間も撃つと、車が止まった。車に乗っていた男が後部座席に乗せていた人形を降ろした。

 

驚く牧や麻耶子。風間はホッとしたように息を吐いた。

 

戸張「みんな、集まれ」

男「手を上げろ」

風間「どういうことだい?」

男「早くしろ」

 

それぞれライフルを置いて手を上げた。

 

牧「今のは、なんのまねだ!」

戸張「今のは実習を兼ねたテストだ。昨夜、組織から入った連絡によると、この中にスパイが1人紛れ込んでいる。人形に仕掛けた罠に誰がはまったか」

 

男が人形を運んできた。顔に打ち込まれた弾は2発。

戸張「見ろ。誰か1人、わざと外したやつがいる。そいつがスパイだ! 弾痕を調べれば、すぐに分かる。3人に渡した弾丸は、それぞれ違う」

 

サングラスの男が「お前か?」と風間たちに銃を向け、麻耶子に銃を向けた。

戸張「お前がスパイだ!」

風間「君が?」

戸張「ホワイトは自分の命を狙われてることを知って、お前を組織に潜入させたんだ。うまく化けたもんだな。本当の殺し屋、山本麻耶子は今頃、どこかの国にいるはずだ」

サングラスの男が麻耶子の足をチェック。

戸張「その入れ墨のない足が偽者(にせもん)の印だ」風間を指す。「お前もグルだ! 舎弟などとぬかしやがって」

風間「とんでもない。俺は生まれつきの殺し屋。ハジキの竜…」

 

戸張「これはなんだ!」メモを見せる。

風間「バレてたの」

戸張「お前がこれを渡した男はホテルのボーイに化けて監視していた組織の1人だ」

風間「ツイてない」

牧「ガッデム! こいつらの始末、俺がつける」

 

戸張「慌てるな。その前にまずホワイトを片づけてもらう。もうすぐ本物のホワイトがこの下を通る」

麻耶子「えっ?」

戸張「お前は、あの白木の箱の中に入りたいのか?」

うつむく麻耶子。

風間「命あっての物種だね。やりましょう」

 

車が通りかかり、大石という男がホワイトの乗った車が椿トンネルを通過したことを無線で知らせた。

 

戸張「もうすぐ着く」それぞれにライフルを渡す。「位置に就け! 来たぞ」

 

風間たちがライフルを向ける。ライフルを構えたまま麻耶子に近づく風間。「そのまま聞け。俺が撃ったら一気に駆け下りろ。分かった?」

麻耶子「オーケー」

 

振り返って手下の男を撃つ風間。戸張たちが風間を撃つが、華麗に前転しながら崖を降りていく。麻耶子と一緒に逃げる風間。なぜか手下たちに待てをかける戸張。

 

戸張と手下の男たちに囲まれる風間と麻耶子。

 

戸張「この場で死んでもらう。覚悟はいいな?」

風間「これで人生30年の終わりか。せめて美人のあなたと一緒に死ねるのは幸せってもんだ」麻耶子を抱きしめ、麻耶子も風間を見上げる。

戸張「往生際の悪いやつだ。念仏はそれだけか!」

牧「俺が貴様を料理する。ホールド、アップ!」

 

黒木35歳、啓子28歳、風間30歳、ユミ18歳、島…年齢が出たことあったかな? 啓子と風間は実年齢と違って、風間のほうが年上設定なのね。

 

銃声が響き、牧たちが倒れた。

 

黒木「動いちゃいかん! 動くと貴様らの命はないぞ!」

動いた手下の1人が手を撃たれた。

 

風間「まったくいいとこに出ていらっしゃる。ボス!」

黒木「風間!」

風間「かっこいいよ、ボス!」

 

戸張が麻耶子を捕まえた。「貴様、来い!」

麻耶子「いや、離して。風間さん!」

 

戸張が麻耶子の手を引っ張って走る。走って追いかける黒木。手下たちと戦う風間。砂丘のような所なのかね? 走りづらそう。

 

戸張「撃ってみろ。お前が撃てば、この女の命はないぞ!」銃を構えた戸張と黒木の間に挟まれる麻耶子。黒木のほうへ走った麻耶子の足元を戸張が撃った。

 

麻耶子を真ん中に銃を構えていた黒木と戸張だが、黒木が麻耶子の広げた足の間から戸張を撃った。「お嬢さん、済んだ」

 

風間は牧を引っ張って、黒木たちの前で殴り倒した。「ボス、いつもかっこよく出てきますね」

黒木「ハハハハッ、あとは俺が引き受けた。お前はとにかく麻耶子さんをな」

 

麻耶子の肩を抱きよせる風間。「これがうちのボスのいいとこよ。サンキュー、ボス」

 

空港

島、啓子、ユミがオープンカフェに来た。

島「ねえ、でも、いい線いってんじゃない?」

ユミ「ホント。真面目な顔しちゃってさ」

啓子「隠れて見てよう。ねっ?」

 

乾杯する麻耶子と風間。

麻耶子「お別れに1つだけ聞きたいことがあるの」

風間「なんでしょう?」

麻耶子「あのとき、本気でホワイトさんを狙撃するつもりだったの? もし、人形じゃなかったら」

風間「まさか。僕があのときみんなよりも一瞬、遅れて撃った理由、お分かり? 僕は獲物の顔を確認しないと撃てない主義でね」

麻耶子「まあ、すばらしい目をお持ちですこと」

風間「いいえ。あなたのその美しい目にはかないませんよ。僕の心をすべて見通しだったんだから」

 

英語のアナウンスが流れ、握手でお別れした2人。握った手をキスする風間。

 

ユミ「風間さん一世一代の恋ね」

啓子「一世一代が毎日あるんだから」

島「ちきしょう、悔しいな、まったく!」←そういえば、髪伸びたな~。

 

飛行機が飛んで行き、啓子たちの前から風間が消えた。

 

今度は若い外国人女性に声をかける風間。「う~ん、あなたの目は美しい。僕の心を見通してるようだ」

女性「ウフフッ、サンキュー」

風間「ハハハッ、さあ、お茶でもどうぞ」

 

啓子・島・ユミ「風間さん、ダメ!」

 

女性は去ってしまい、風間は首をすくめる。「なんで友達のいいとこ邪魔しちゃう…」女性を追いかけようとする風間を止める啓子たち。

 

プロデューサー:近藤照男

        坪井久智

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脚本:加瀬高之

*

擬斗:日尾孝司

協力:大島小涌園東海汽船

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音楽 :菊池俊輔

主題歌:キイハンター

    非情のライセンス

作詩 :佐藤純弥

作曲 :菊池俊輔

 唄 :野際陽子

    テイチクレコード

非情のライセンス

非情のライセンス

  • provided courtesy of iTunes

*

黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色

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津川啓子:野際陽子…字幕緑

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島竜彦:谷隼人

谷口ユミ:大川栄子

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風間洋介:千葉真一…字幕水色

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山本麻耶子:牧紀子

戸張:鶴見丈二

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スピーディー牧:名和宏

大杉五郎:丹羽又三郎

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ルイジ・フィダンサー

久保一

山之内

菅原壮男

都健二

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監督:小西通雄

 

<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…マカオからキイハンターに届いた1000万円は賭博王の命を守れ。殺し屋に送られた1000万円は賭博王を暗殺せよ。日本に来た大物ブルーストーン・リーを守る者、狙う者。雄大な観光地帯にその戦いは繰り広げられる。ここまでの勝負は、まさに五分と五分。互いの手に隠された最後の切り札。それを使うチャンスを狙って戦いはますますエキサイトする。キイハンター』次のシグナルは…>

 

キイハンター

殺人行進曲

に御期待下さい

 

今回の脚本の加瀬高之さんは「顔で笑って」や「赤い衝撃」の脚本も書かれた方。

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次回予告、ゲスト名が出てなかったけど、男の人は高宮敬二さんではないかな?

 

女性といい感じになっても、フラれるでもなく、また次!ってなってるのがあっさりしてていいね。変に恋愛要素とか入ってないのが見やすいのかも。