TBS 1968年6月22日
あらすじ
愛撫に燃え盛る一瞬、殺されたのは外国大使館員。キイハンターの追う目の前でその女は埋葬されたのに美しい横顔に黒いアザのあるその女は生きていた。幽霊か、罠か。海上に浮かぶ不気味な貨物船にはネズミ1匹いない。そこに潜む秘密は何か。
2025.10.16 J:COM BS録画
ナレーター<この部屋のグループは5人>
元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎
元 諜報部員・津川啓子:野際陽子
カー狂・島竜彦:谷隼人
記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子
元 新聞記者・風間洋介:千葉真一
<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>
国際警察特別室
UNIPOL JAPAN
国際警察・村岡特別室長:仲谷昇
<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>
KEY HUNTER
制作:東映株式会社
TBS
雷雨の中、車の中で抱き合う男女。日本人女性が白人男性の背中にアイスピックを刺した。女性は車を降り、通りかかった車が急ブレーキで止めた。運転してたのは島、助手席はユミ。
島「なんだよ、こんなとこ止めやがって」
女性は、そのまま歩いていき、島は女性が降りた車のドアが開き、腕が下がっているのに気づき、ユミと見に行くと、アイスピックが刺さったままの男が殺されていた。悲鳴を上げるユミ。
黒木の部屋
電話に出た啓子。「ハロー。なんだ、島ちゃんか。雨の中、いつまでドライブしてんのよ。フフッ…えっ? 人殺し!?」
風間「えっ! 坊やが人、殺したの?」
坊や呼びやめたのかと思ったら、次の瞬間、風間が坊や呼びしてた。
啓子は、すぐ出かけようとし、風間には黒木がいないから留守番するように言い、殺されたのは外人だから、私のほうが適任だと言って、風間の頬にキスをして出ていった。
風間「嫁のもらい手がねえわけだよ、フッ」とかいいつつ、ちょっと嬉しそう?
啓子が現場へ向かうと、雨が上がり、誰かが車の中に体を入れていた。啓子が近づくと、黒木だった。黒木は、殺された男を追っていた。死体をベタベタ触っていいのか!? 啓子は島が殺人を目撃し、犯人かどうか分からないが、島とユミが女を追っていると話した。
黒木「女…また女か」
殺された男は貨物船の写真を持っていた。パトカーのサイレンが聞こえてくると、「あとは警察に任せよう」と、その場を去った。警察に任せるのなら、なおさら触っちゃダメじゃん!
女が歩いているのを島とユミは車で追い続ける。女は森の中へ歩いていき、島とユミが追いかけると、外国人墓地で葬式をしていて、先ほどの女性も参列してた。
島「ユミちゃん、赤外線でアップ」
女は棺の上に花輪を置き、棺に土がかぶせられた。
島は赤外線ライト?をつけたカメラで撮影する。
女は神父に頭を下げ、霊柩車に乗ってその場を去った。島たちは急いで車に戻り、霊柩車を追った。
高速道路の料金所でなぜか係員にカメラを差し出す島。
霊柩車は森の中の洋館にたどりつき、女は車を降りて洋館へ入っていった。どうしても女の正体を突き止めたい島。
洋館に入った女に霊柩車の運転手が近づく。男は女が「まだ、お金が欲しいの?」と聞いても何も言わず、別の部屋のドアを開けた。
男性「金(かね)が多すぎた。あんたは俺に金を払いすぎた」
女性「えっ?」
島とユミもこっそり洋館に潜入。
男性「あの墓地に何をうずめたんだ? あの棺(かん)の中には、あんたが殺した死体が入ってる。仲間が2人、殺された。棺の中には、その死体が入ってるんだ!」
女性「何を言うの!」
男性「そうだな?」
女性「違う。帰って、帰ってください!」
男性「大きな声を出してもムダだ。この広い屋敷には、あんたしかいない。見ろ、よく見ろ!」
さっき黒木が見ていた貨物船と同じ写真っぽい。
男性「この船は、どこにある? セントヘレナは、どこにある!」
女性はセントヘレナは知らないときっぱり言う。
そんな2人のもとにナイフを持った手が近づく。
なおもセントヘレナはどこだと迫る男。「夜は長い。どうしても言わせてみせる」と女に迫ると、ドアが不気味に開いた。部屋の明かりが消え、髪の長い人物が男に襲いかかり、ナイフを刺した。男は大きなうめき声をあげて倒れ、ナイフで刺した人物が男の背中に刺さったナイフを抜き、女を刺した。
黒木の部屋
あの雨の夜、殺された外人はリドバニア大使館員。3日前、病死したことになっている男もリドバニア大使館員で、実は同じ手口で殺されていた。そろそろ3人目が出そうだと黒木が言う。黒木がキャッチした情報によれば、リドバニア大使館の日本人秘書も殺された外人たちと一緒になって何かを追っていた。
黒木が啓子と風間に見せた秘書の写真は、さっき洋館で殺された男。
黒木「大使館員3人が国際警察に捜査を依頼せずに何かを追っていた。この謎は、なんだ?」
風間は貨物船、セントヘレナ号について調べていたが、ユミがいないのでなかなか見つけられない。
玄関のチャイムが鳴り、啓子が出ると、「若い2人にこれを頼まれましてね」と中年男性が訪ねてきた。
啓子「島ちゃんのカメラ!」
男「手数料1万円は、こちらで下さる…」←さっきの料金所の人か!
すぐに黒木が1万円札を渡し、帰らせた。「島のやつ、なんかつかんだらしいな」
啓子「うん、すぐ現像してみる」
風間がようやく記事を見つけた。
ペスト発生
貨物船セントヘレナ号
乗組員全員死亡!
啓子「え~っと、2年前の記事じゃない」
風間「『貨物船 セントヘレナ号にペスト発生。乗組員、全員死亡』」
黒木「何?」
なぜリドバニア大使館員がセントヘレナ号の写真を持っていたか不明。風間はセントヘレナ号は解体してスクラップになっていると予想。黒木は太平洋に沈めるかのどっちかだと言う。貨物船セントヘレナ号は、この世に存在しない。
島とユミはマッチの火を頼りに地下を進む。ユミはネズミの死体を踏んでびっくり。ヤダねえ、ホントのネズミじゃないだろうな!?
出口を見つけて、外に出た島とユミ。海鳴りが聞こえる岩場で霧で見えにくいものの海に貨物船が浮かんでいた。ユミは、ゆうべ屋敷で見た写真の貨物船だと気付く。
島は、あの船に乗ってみようと提案。都合よく岸壁にはモーターボートがあり、2人で貨物船に向かった。
SAINT HELENA
船体に「セントヘレナ」と書かれていることに気付いた島。ユミは気味の悪い船だと言いながらも船に乗り込んだ。
船室はクモの巣が張っており、人の気配はない。
ノートが落ち、ペラペラめくれる。なぜかろうそくがついており、炎が揺れる。島がノートを拾い上げ、「セントヘレナ…ペスト…」と読み上げる。
Oh! God help our St.Helena.
キレイな筆記体。
ユミ「『神よ、助けたまえ』って書いてあるらしいわ」
島はセントヘレナ号の航海日誌だと気付き、ユミは2年前にペストが発生して、乗組員が全員死んだ船だと思い出した。ペストで死んだと聞き、ノートを落とし、手をぬぐう島。この船には死人がいっぱいいる。
ユミ「幽霊船…これは幽霊船よ!」
島「そんなバカな」
ユミ「だって、この船は2年前に沈んだのよ。それに誰もいないじゃない…」
というわりに、ろうそくが数本ついてるけどね。
突然、汽笛が鳴り、モーターボートがセントヘレナ号から離れてしまった。
スライドで現像した島の写真を見る風間、啓子、黒木。写真に写されていたのは神父、女性。
啓子「美人じゃない」
風間「妖しい魅力があるな」
黒木「殺人事件の犯人は女だ」
風間「すると、この女が?」
黒木「島たちは殺人事件の女を追っていた。そして、その直後にこの写真を撮った」
啓子「なんらかの意味で関係があるのは確かね」
黒木「うん」
次の写真は棺。啓子は棺の中身が気になる。
黒木「よし、とっくり拝もうじゃないか」
啓子「えっ?」
墓地へ行き、墓を掘り上げた黒木と啓子。2人の前に神父が立っていた。「何をするのです」
黒木「昨夜の埋葬に立ち会った神父さんですね?」
宮部「宮部神父です。あなたは、どなたですか?」
黒木「人が1人、行方不明になってるんですが。中を見せてもらいたいんですがね」
宮部「墓を調べるのは安らかな眠りに就いてる死者を冒涜することになるのです」
黒木「もちろんそれは承知のうえです」
宮部「そうまでおっしゃるなら…」
宮部神父が十字を切って、棺を開けると、写真の女性が棺に入っていた。
啓子「埋葬に立ち会ってた人がなんで棺の中に?」
黒木は死体ではなく、精巧にできたロウ人形だと気付いた。黒木が女性の髪をよけると、右頬にアザがあった。「あなたは何か知ってるんじゃないですか?」
宮部「いや、知りませんな。ただ、ヨーロッパのある地方では呪いを取り除くために生きた人間と同じロウ人形を作って埋葬する習慣があると聞いております。しかし、まさか、あの信者の方が…」
信者がどこにいるか聞いた黒木だが、「信者の秘密は他言できません。それがわれわれの掟です」と答えた宮部神父。
棺には”KANAKO-ITO”と書かれている。
黒木<カナコ、イトウ…>
島は燭台を持って、ユミと船内を探索。女の泣き声が聞こえ、ユミは風のせいだというが、島は声のする方へ歩きだす。
部屋の隅でうつぶせになって泣いている女の姿があり、島に「助けて!」と抱きついてきた。「離してくださいよ!」と突き飛ばす島。そこで、島は幽霊じゃないことに気付いた。屋敷で殺されたはずだと言うユミ。
島「あなたは、いったい誰なんですか? どうしてこんなとこにいるんですか?」
女「殺される」と叫び出す。
島「あなたは、ゆうべ雨の中にいたでしょ」
首を横に振る女。
島「そんなはずはない。僕たちは、ちゃんと見たんだ。雨の中で何をしてたんですか?」
女「知らない。あたしは殺される。狙われてる! 殺される!」
足音が近づいてきた。
島「僕たちが調べてきます」とユミと一緒に上へ行こうとすると、階段の上に白骨死体がぶら下がっており、ユミが悲鳴を上げた。不気味な女の笑い声が聞こえ、幽霊だわ!と耳を塞ぐユミ。島が窓を開けても誰もいない。あの人を連れて行こうと戻ると、女はいなくなっていた。
島とユミが探索していると、島が女に引っ張り込まれた。「びっくりさせないでくださいよ」
女性「あたしを1人にしないで」とすがりついてきた。
島「さあ、行きましょう」
女性「行かないで」
島「えっ?」
ユミは1人になり、「島ちゃん、島ちゃん」と呼びかけていた。
「寂しかった…寂しかったわ」と島に迫り、抱きつく女。「あたしは、もう長い間、この暗い船の底で1人で暮らしていたんです。本当に寂しかったわ」
島「ちょっと離してくださいよ」
女性「あたしは今まで誰からも愛されたことがないんです」
島「そんなことはないでしょう。あなたは、そんなにキレイなんですから」
ろうそくの火が消えた。
女は「抱いて」と島に迫りつつ、ろうそくのついてない燭台を探り、島の背中に突き刺そうとしたが、島がユミの悲鳴で我に返り、ユミのいるところまで走った。
ユミ「誰かが見てるの。見てるのよ!」
壁に飾られた仮面の下で目が動く。怖っ!
島は咄嗟に棒状のものを仮面に投げ、刺さった。男の悲鳴が聞こえ、ユミはフラフラ。「もうダメ」
島「そんな気の弱いことでどうするんだよ。とにかく幽霊の正体を探るんだ」
階段を下りて探索する島とユミ。島たちの背後を包丁を持った手が迫る。扉の向こうが気になる島。「中に何か謎があるような気がするんだ」
ユミ「やめて!」
右頬にアザのある女が包丁を振り回し、島に迫る。包丁は島の左腕をかすめ、女は、どこかに行った。
ケガを負った島と一緒に甲板に出たユミ。頭上からイカリが落ちてきた。
島「誰か俺たちを殺そうとしてるんだ」
ユミ「どうして? どうしてなのよ!」
島「俺たちが殺人現場を見たからじゃないのか。そうとしか考えられない」
しかし、島は痛みで苦しみだす。
洋館
啓子「ここが棺に書いてあった伊東佳奈子のうちね」
うなずく黒木。
インターホンを押すが、応答なく、鍵もかかっていて、得意のピッキングで侵入。黒木は血痕を発見。「殺しがあったんだな」
啓子「まさか、あの2人が…」
机の引き出しを開けた啓子は血のついたナイフに気付き、手に持つ。し、指紋が! 啓子が黒木に見せると、今度は黒木も普通に持ってるー! 洋服ダンスを開けた啓子は服の奥に死んだ男がいるのを見つけた。
黒木「リドバニア大使館の日本人秘書だ」
啓子「やっぱり3人目が出たわね」
目を開けてるから怖いんだよ。
啓子はとりあえず、洋服を元に戻してタンスを閉めた。
棚の上の写真を見つけた黒木。「ユトロフ博士だ」
啓子「えっ? ミハエル・ユトロフ。海底ウランの研究にかけては東側随一の科学者だわ」
黒木「俺がリドバニア大使館の線を通じて追っていたのは、このユトロフ博士だ。博士は中立国への亡命を欲していた。ところがその亡命の意図が漏れると、東側に殺される。亡命は極秘裏に行われていたんだ」
啓子「そこで中立国のリドバニア大使館が博士を亡命させるためにひそかに動いてたってわけね」
ユトロフ博士と一緒に写っているのは日本外交官の黒幕、伊東政樹で、この男がユトロフ博士の亡命ルートを作った。黒木は博士は無事に日本にいると推察。それも、伊東政樹の身辺にいる。
オルガンの音が聴こえ、啓子がカギを開けて、地下へ。棺に入っていたロウ人形と同じ顔の女がオルガンを弾いていた。
黒木「君は墓場にいた女だな。どうして次から次へと人を殺したんだ?」
女性「違います。あたしじゃありません」
黒木「君たちは双子だな?」
うなずく女性。
黒木「じゃあ、殺人を犯したのは?」
泣き崩れる女性。黒木にみんな話すんだとうながされ、話し始めた。「姉は顔に大きなアザがあるために生まれてきたことを呪い、すべての男を憎みました。それで自分のアザが消えるかのように次々と男を殺していったんです」
黒木「君は姉さんのロウ人形を作って埋葬したんだな?」
うなずく女性。伊東政樹は女性の父。
貨物船、セントヘレナ号の場所を聞く黒木の背後に銃を向ける手。黒木が振り返り、照明の明かりを消すと、何者かが階段を逃げていくが見えた。
水を欲しがる島。ユミが船室から出ると、髪の長い女が立っていた。女は右頬にアザがあり、ユミに近づいてきた。「かわいいお前の顔を醜くしてやる。このあたしと同じように醜くしてやる。覚悟するがいい」と包丁を向けた。
女性が黒木と啓子をセントヘレナ号が見える場所へ連れて行った。こっちが佳奈子なんだろうかね? いや、棺に書かれてたのが伊東佳奈子なんだから、姉のほうが佳奈子か。
ユミの悲鳴を聞いた島が助けに入った。女は再び島を斬りつけた。
黒木、啓子が船内へ。「坊や、どうしたの、しっかりしてよ!」
ユミは女から逃げて部屋のドアを閉めようとし、女と攻防する。ベッドのある部屋に入ったユミがベッドの上の男の死体の顔に触れ、悲鳴を上げた。これは伊東政樹?
ユミが失神して倒れたところに黒木が助けに入った。
アザのある女が逃げ、部屋に立てこもった。
女性「お姉さま、開けて! お姉さま、麻里よ。分かるでしょ? お姉さま」
佳奈子「どうして…どうしてあたしだけが醜いの。どうしてなの」
誰かが佳奈子を撃った。佳奈子は倒れ、駆けつけた黒木と啓子が上にいくように言う。
黒木「出てこい!」
銃を持って現れたのは??
黒木「貴様の正体は割れている。宮部神父! この事件の黒幕は貴様だ。なぜユトロフ博士を殺したんだ?」
宮部「フフフッ、司令されたんだ。ユトロフ暗殺の指令を受けた俺は、そのつながりである伊東政樹をマークした」
黒木「そこで2人をここへ連れ込み、殺害したんだな。そして誰も近寄らせないために幽霊船に仕立て上げた」
宮部「そこまで知ったやつは生かしておけないんだ。お前も死ね!」
宮部の銃を避け、隠れた黒木だが、後ろから宮部を羽交い絞めした。「貴様、気の狂った伊東佳奈子を操り、リドバニア大使館員を次々と殺させた。どうして罪もない伊東佳奈子まで殺したんだ!」
宮部「もう利用価値がなくなったからさ」
黒木「バカ!」
目を覚ました佳奈子。
宮部を殴る黒木。「貴様は自分が何をしたか分かってるのか。ユトロフ博士を殺したことによって世界平和のための海底ウランの研究が10年も20年も遅れちまったんだぞ。貴様、ユトロフ博士の頭脳と研究とが、もう二度とは戻ってこないんだぞ。貴様にはそれが分からんのか!」
宮部「そんなことを気にしてたらスパイができるか!」
佳奈子が宮部の背中を刺し、宮部神父は倒れた。宮部神父の背中に突き刺さる包丁。佳奈子は、そのまま力尽きた。髪でアザを隠す黒木。
セントヘレナ号の甲板に立つ黒木、啓子、ユミ、島、麻里。
黒木「呪われた、このセントヘレナ号をもう少し早く解体していれば、こんな悲劇は起ころなかったんだ。さあ、行こう」
今回はシリアスエンド。
プロデューサー:近藤照男
坪井久智
*
脚本:高久進
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
伊東佳奈子/麻里:牧紀子
日本人秘書:蜷川幸雄
*
伊東政樹:清水正
料金所の係員:相馬剛三
*
宮部神父:根上淳
*
監督:佐藤肇
<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…キイハンターの表情に隠れた笑いが浮かんでいる。10億円を狙うギャングの懐に潜入>
ゲスト
南道郎
<現金輸送車の出発は朝6時。全員配置に就け>
宗方勝己
<だが、敵もさるもの、罠に落とされて危険は迫る。不気味に光る銀色のサイレンサーを持つ、おしの男は敵か? 味方か? 『キイハンター』次は…>
銀色の銃を持つ男
に御期待下さい
ナレーションでは「銀色の銃を持った男」と言ってました。
あの日本人秘書、蜷川幸雄さんだったのか! へえ~!
今回は風間の出番が最小限で島、ユミがメイン。一時期、スーパー戦隊が好きで見てたんだけど、5人ないし6人いるメンバーのうち、2人がメインで話が進むという展開が多く、「キイハンター」を見てると、スーパー戦隊のドラマ部分を思い出すんだよね。東映だし、「キイハンター」のノウハウがスーパー戦隊の参考にもなったのかな、って。
結局、今回の話はペストで全員死んだことと亡命したいユトロフ博士と男を恨んでる佳奈子と全部別の話だったってことだよね!? ユトロフ博士を亡き者にしたい宮部神父が伊東政樹を調べるうちに佳奈子を知って、利用した。あ! あの骸骨がユトロフ博士ってこと?
まだ夏でもないのに(6月放送回)ホラーっぽい展開の話でした。

