1964年 日本
あらすじ
「拝啓」シリーズ前2作と異なり、今作は漫才師になりたい男が主人公。「所得倍増計画」、中小企業の倒産、オリンピックの準備騒動……等々、当時の世相をふんだんに盛り込んでいる。宮城まり子、長門裕之共演。
鶴川角丸は売れない漫才師で職を転々としている。昔の相方・東京ムーランは超売れっ子タレントになっていた。角丸は、また舞台に立ちたいと上京、ムーランを訪ねるが、仕事と浮気で忙しいムーランに面倒がられる。
2024.8.21 BS松竹東急録画したものがHDDから消え、2025.1.10再録画。
”拝啓”シリーズだけど、今回のは完全に別物。
時計のアップと秒針の音。3、2、1、ポン。「松竹映画が提供する明るく楽しいお笑いの時間が参りました」という女性のナレーションと共に”松竹映画”と出てきた。
ルージュという女性とムーランという男の漫才。ムーランは長門裕之さんか。東京ムーランルージュというコンビ。ムーランは関西弁だけどね。大きなテレビ画面を見ながら漫才を続ける東京ムーランルージュ。時事漫才ってやつかな。リアクションに木魚やゴングなどの効果音をつけている。
鶴川角丸(かくまる):渥美清…字幕黄色
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東京ムーラン:長門裕之
菰田うめ:宮城まり子
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杉本信一:山本圭
村瀬アヤ子:壷井文子<新人>
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杉本のり子:原知佐子
ルージュの父・藤原:三津田健
交通係重山:穂積隆信
浴場主任松本:花沢徳衛
菰田三五郎:加藤嘉
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中央芸能社長:中村是好
座長梅五郎:山路義人
漫才師:ミス・ワカサ
漫才師:島ひろし
野々浩介
酔っぱらいの客:上田吉二郎
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本郷淳
田中晋二
北竹章浩
水島真哉
末永功
土紀洋児
志賀真津子
ハロルド・コンウェイ
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製作:杉崎重美
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撮影:川又昻
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監督・脚本:野村芳太郎
出番を終えたムーランルージュ。次の予定は14時「若い太陽」カメリハTBC、19時30分までに東京名人会楽屋入り、マネージャーが言うスケジュールをメモするルージュ。鶴松師匠が亡くなったという電報をもらったムーランは香典は1000円にするとルージュに言う。
大阪天王寺
参列者たちが御詠歌を歌う。
♪反魂香を探し出し
一と目 お前の笑魂を~
しかし、こんなしょぼくれたことはやめようと出囃子を鳴らして、ほっかむりをして師匠のマネをして笑わせる者がいた。
荷台に犬を乗せたトラックが止まり、黒いマスクをした角丸が来た。一番弟子の角丸は師匠が亡くなったことを知らされてなかった。何か仕事はないかと立ち寄った場所でたまたま聞いてきて、師匠の祭壇の前で角丸は漫才を絶対忘れへんでと泣いた。
京都駅
電車の隣に座ったアヤ子の顔を見て驚く角丸。
東京・羽田附近
アヤ子が「おばちゃん」とうめに会いに来た。うめは家にいた三五郎に京都のおばあちゃんの家にいた妹の子だと大きな声で説明する。子供たちは、アヤ子を真っ黒、真っ黒とはやし立て、三五郎も暗くて見えないという。角丸がアヤ子が隣に座って驚いたのもそのせいか。
うめが京都のおばあちゃんが死んだから来たと説明すると、仕事に出かけようとした三五郎はあんなクロンボ引き取れるかと仕事に出かけた。
テレビ局
ロビーでムーランを待っていた角丸は、打ち合わせをしている人たちに鶴川角丸だと売り込むが、男たちは去っていった。隣にいた小型犬がにおいを嗅いでくるので邪険に扱う角丸。やめろ!
角丸はトイレへ。荷物を床に置くなよ!
ロビーに来たムーランは角丸を捜す。受付の女性たちはさっきまでそこにいましたと言う。犬のにおいがしたルンペンみたいな人。角丸の現在の職業は野犬狩りみたいなやつかなあ?
ムーランは忙しいからと車で出てしまい、紋付袴に着替えた角丸とすれ違ってしまった。
並木千鳥が遅れるから、帰るのが遅くなると電話したルージュ。ムーランは
♪きみには きみの 夢があり~と歌いながら
ウキウキと手帳から電話番号を調べ、杉本のり子に電話をかけ、後藤と名乗った。
角丸が部屋を訪ねてきた。ムーランは、のり子に会おうとしたが、断られた。その間にもしつこくインターホンを鳴らす角丸。しかたなく家に上げたムーラン。角丸は紋付袴じゃないか。落語家さんみたいに着物に羽織を着てる。これから人に会うのだとムーランが言うと、女だろうとからかう。
結局、仕事が流れたルージュが帰宅。シャワーを浴びていたのは角丸は警察を呼ぶと言われ、角丸と名乗り、ムーランは仕事へ行って、留守番をしていると伝えた。しかし、ルージュは私が家に帰ったんですから帰ってと追い出した。
テレビ局のロビーで再びムーランと会っていた角丸。ムーランは小石プロを紹介してさっさといなくなった。
ムーランは洋品店の店員に話しかけるふりをして、のり子と会う約束を取り付けた。
「赤い疑惑」の相良夫婦がここで共演してたのね~! 若い。バックにも「若いふたり」が流れてる。
小石プロを菓子折りを持って訪ねた角丸。どっちかというとボケだと売り込み、漫談をはじめ、相方を捜して欲しいと頼んだ。
角丸が連れて行かれたのは劇場? 体が丈夫だという角丸はヘルスセンターの舞台に立たせてもらうと聞いてやって来たが、釜炊きを命じられた。しかし、ボイラー相手じゃつまらない。ワン言うだけ、犬殺しのほうがマシと不満を漏らす。犬殺しって…やっぱりそうなんだ。
飲み屋?前を通りかかると、酔っ払いの男がアヤ子をクロンボ!と罵っていた。黄色ンボと言い返すアヤ子。男は自身を森ケ崎のドモ健という。クロンボとかドモリとか絶対地上波では流せない映画だね。ドモ健に絡む角丸。
ムーランルージュのマンション
ムーランはコールガールをホテルに呼んだことをルージュに怒られていた。ルージュには怒って部屋に閉じこもり、ムーランは必死にルージュに言い訳をしていた。浮気するほど金をもらってない。ギャラはムーラン3:ルージュ7というのは払う側がそうしている。
部屋を訪ねた角丸はアヤ子と漫才の練習をしているのだと説明し、勝手に部屋に上がった。
ムーランは漫才は一人じゃできないというと、ルージュは、あれは時局コントで自分が考えたものだという。へ~、あれ、コントなんだ!? まあ、2人並んで漫才っぽいけど効果音とかつけてるもんな。
ようやく漫才の稽古ではなく、ケンカしていると気付いた角丸。ルージュは荷物をまとめて出て行ったが戻ってきて、部屋の名義は私だからあなたが出て行ってと追い出した。
バーへ行った角丸、ムーラン、アヤ子。角丸はもう一度漫才をしようとムーランを誘った。北座で漫才をした思い出を語る角丸。今更ながら渥美清さんが関西弁をしゃべってるのが不思議な感じ。師匠の芸は汚くてテレビに出られなかったとムーランが言うと、角丸は師匠の芸は本物だったという。
ムーランがルージュとコンビ別れをするのは惜しいとホステスたちが角丸に言う。「拝啓総理大臣様なんてイカすじゃない?」というが、角丸は東京の漫才をバカにする。拝啓総理大臣様は時局コントをする番組名?
トイレに行くと席を外したムーランはルージュとケンカしたと市田というマネージャーに電話し、角丸たちに隠れて先に帰った。
酔っ払った角丸はアヤ子と帰ったが、三五郎はアヤ子にでっかい図体して飯ばっかり食いやがって、出て行けと罵る。
空港へ向かったアヤ子。うめは何もしてやれなくて堪忍なと謝る。うめは空港で働いてるのか。アヤ子はあんたがうちのお母ちゃんやないか?とうめに聞いた。うめは、あんたのお父ちゃんはクロンボのゴロツキやった、お母ちゃんを捨ててアメリカへ帰ってしまった、お母ちゃんはすぐ死んでしまったというが、アヤ子は嫌いや、お母ちゃんなんていらん!とうめの前から去っていった。
尾上梅五郎一座が漁村を練り歩き、角丸がチラシを配る。アヤ子は角丸にボタンと名付けられ、舞台に立った。角丸が何か言うたびに「は~い」と返事するだけ。一座が訪れた漁村ではクロンボの混じりっ子なんて初めて見たと噂される。
美容院のテレビから東京ムーランルージュの時局コントが流れる。
舞台に立った角丸とボタン。今回は全然しゃべらなくなり、角丸は「突然つんぼになって…」ってこの映画、放送禁止用語率がすごいな(-_-;)
ボタンは突然♪恋をしましょう 恋をして~と歌い出す。
客は歓声をあげるが、ボタンは歌をやめた。すると、客たちは脱げ! ストリップしろ!と騒ぎ出した。一番騒いでいたじじいのもとへ行き「おっちゃんが脱ぎ!」とつかみかかるボタンは客を舞台まで引きずる。渥美清さんは身長169cmだそうで、アヤ子役の壷井文子さんは同じくらいありそう。
舞台が終わり、ボタンをビンタする角丸は、「わいら芸人にとってお客さんは命のようなもの。やじられてやじられて芸がうまくなる」と説教した。もっとつらい悲しいことがあると言い、死んでしまえ! どこへでも行け!と突き放した。
神社で手を合わせているボタンは漫才がうまくなりますようにと拝んでいた。ああまで言っておいて、辞めないと思って普通に接している角丸。
週刊芸能という雑誌に
おかしなおかしなおかしな夫婦
東京ムーランルージュのコンビ
という特集が組まれていた。ルージュの父が訪ねてきて、ルージュに記事を見せた。ルージュの父・藤原は軍人恩給復活運動の理事をやっていて政府に知人が多い。富士総合開発観光法案が国会に上程されると富士開発不動産のパンフレットを見せ、南富士の地価が今の10倍になるだろうと話す。パンフレットには常務取締役・藤原美子とルージュの本名が記されており、亭主と別れて漫才を辞めろという。重役として才能がある。
しかし、ルージュは父の気違いじみた山っ気に苦労しており、ムーランと結婚したときは少しもお金がなくて苦労したと語る。
病室
のり子と病室を訪れたムーランはサングラスをして、後藤と名乗った。のり子の弟の信一は山形、前橋と転々と入院先を変えていた。脊椎障害でたらい回しにされるが、入院できない患者もいるとムーランに話をしていた。長期療養だと命にかかわらないが、死ぬ者もいる。
回診に来た医師と看護師が病室を出る際、看護師には東京ムーランとバレ、後でサインくださいと頼まれた。子供たちもテレビと同じ顔だと騒ぎ始める。眼鏡外してとリクエストされ、サングラスを外す。何かやってと言われ、芸をしたが、信一は突如怒り出し、帰ってもらってくれと布団をかぶった。
ムーランのアパート?
のり子とケンカになるムーラン。のり子がムーランに近づいたのはお金のため。しかし、弟に怒らせてまで会うのは違う、もう会わないほうがいいというが、僕の愛情はどうなるとのり子にすがるムーラン。ちょうど訪ねてきたルージュの父に見られ、のり子は帰った。
ルージュの父は離婚届を持ってきたのでムーランは焦る。ルージュの署名もされてないが、父から離婚訴訟のことを持ち出され、困った顔をする。
尾上梅五郎一座の公演
角丸とアヤ子は「不如帰」を演じる。
「不如帰」を基にした漫才って感じかな?
突然、漁業関係者に向けて工場の測量反対に行こうという男が乱入し、客たちは帰ってしまった。帰っていく客たちと逆に客席に入ってきたムーラン。
楽屋
テレビに出たいと座長に頼み込む角丸。座長にボタンはどうする?と聞かれ、ボタンも連れて行きたいのだけど、ひとつ頼むよとだけ伝えて出て行った。ボタンは座員たちに大丈夫だからなと励まされる。
電車
ムーランと酒を飲みながら仕事の話をする角丸。
ムーランのアパート
漫才の稽古をする角丸。のり子も訪れ、お酒を運んだり世話を焼く。
銭湯でも稽古するムーランと角丸。客たちも笑顔で見ている。角丸は布団の中でも稽古を続ける。カーテンを隔てた隣ではムーランとのり子が一つ布団の中に入っていた。おいっ!
テレビ局
ニッポン三十八度線という風刺漫才?をする角丸とムーラン。8ってカメラに書いてるからフジテレビか。テレビのやり方が分かっていない角丸。脇で三味線や太鼓の生演奏付き。今のはリハーサル。これから本番というときにルージュと市田に会ったムーラン。
拝啓総理大臣様という番組はどうする?と市田に聞かれる。市田はムーランはムーランルージュというコンビだから通用していると言われ、今度の番組も別々で通用するか?と疑問を呈した。ルージュは離婚届のことは知らず、市田が預かっているとムーランに伝えた。
本番が始まる。ムーランは市田の話を聞いて、動揺し、最初から失敗する。声も出なくなり、グダグダ。ムーランはキレて、漫才をやめてしまった。角丸はムーランをビンタし、ムーランに謝るが、ムーランはルージュと市田のもとへ行き、弁解し始めた。
飲み屋でうめの前で愚痴る角丸。うめはアヤ子をお願いしますと頼んだが、角丸は御詠歌を歌い出す。うめはアヤ子が今どこにいるか知りたいが、角丸がもう死んだよというので、アヤ子が死んだと思い込むうめ。しかし、店主のたつ子は酔っ払いの言うことなんかデタラメだと諫めた。
ん? たつ子は、うめをねえさんと呼んでいる。三五郎の妹ってことか? うめは一升瓶を持って、三五郎のもとへ帰った。しかし、飲み屋を出たうめはアメリカ人の運転する車にひかれた。
東京労災病院に運ばれたうめはアヤちゃん、アヤちゃんとうわごとを言い、アヤ子はわてが産んだ子と言い、たつ子や角丸は驚く。
「ハハキトクスグカエレ カクマル」と電報を頼んでもらった。
アヤ子が角丸を訪ねた。病室ではアヤ子が寝ていた。お母ちゃんと泣きながら抱きついたアヤ子にキレる三五郎。アヤ子は三五郎の前では知らんとごまかす。三五郎はパンスケとキレだし、俺をよくもだましやがったな、離縁だと怒る。
医者はこんな所で夫婦ゲンカをするなと仲裁した。うめは脾臓をとったのだから、あんまり騒ぐなと止める。角丸は、ちいとばかり色変わりの子なだけとかばうが、飲んだくれの三五郎は働けなくなった嫁が邪魔になったんだろ、かなつんぼジジイといい、三五郎をさらに怒らせた。
かなつんぼって言葉があるのか。
国際空港派出所の重山とアヤ子をひいたミスター・ワトソンが見舞い金を持ってきた。50万円の見舞金を持ってきたと興奮する三五郎。角丸はアヤ子に小切手を渡そうとするが、三五郎は取り上げて、うめに見せた。
のり子にビンタされたムーラン。
信一の体を洗うのり子に俺は医療保護があるから、ぼくは大丈夫、結婚しろよと言う。俺の足がこんなでなければと泣く信一。
三五郎と飲む角丸。三五郎は進駐軍のキャンプでカービン銃で殴られてつんぼになったと語る。角丸もまた、前の嫁さんが角丸メリーというパンパンだったと語る。「ヘイヘイ、角丸カモン」と言って死んでしまった。ちょっと「続・拝啓天皇陛下様」と重なるような設定だね。
たつ子がミスター・ワトソンがアヤ子を女中にしたいと言っていると三五郎に伝えた。三五郎はアメリカに行くことはないと店を出て、アメリカ人が乗った車にひかれようとした。三五郎のキレ方がよく分からない。
加藤嘉さんは穏やかな役が多いけど、以前ドキュメンタリー番組を見たときの印象は若い妻に結構キレてて、飲んだくれの酔っ払いではないけど、この役が一番、素に近いと勝手に感じた。
うめを看病するアヤ子は、うめを「お母ちゃん」と初めて呼んだ。酔っ払った角丸が病院へ行き、アメリカでもどこへでも行き!とアヤ子に言う。アヤ子はこれからも漫才がしたいと言うが、角丸は漫才は辞めた、犬殺しの角さんになる、アメリカでもどこでも行け!と言う。
アヤ子は小さいときから「クロ、クロ」呼ばれて育った。角丸を仲間と思っていたと、角丸にしっかりせえ!と励ます。
神奈川身体障害者職業訓練所へ行ったのり子。信一は仲間と松葉杖で歩行訓練をしながら、義足作りの技術を学ぶことになった。
ムーランルージュのマンション
新聞には交通事故の記事がたくさん。その中に「大工さん、ミニカーにはねられ即死」という小さな記事があった。大工職人、大田区森ケ崎五八ニ七、諸田三五郎(五七)は横断中のミニカーにはねられ即死した、とある。
wikiは”菰田”とあるけど、新聞記事だと”諸田”に見えるな。
目撃者の話では諸田さんは、相当酒に酔っていたもようで、事故はまったくの不注意からだった。
たつ子とうめが保険の手続きに行った。旧保険50万円だが、過失相殺10万円が引かれて、受け取れるのは40万円。今回は仮渡し分の12万だけもらった。
トラックや車がたくさん走っている道路を横断するたつ子たち。そりゃ、交通事故も多いだろうと思う交通量。
ボタンは角丸と舞台に立つ。角丸が顔を黒塗り、ボタンが白塗りにして登場。これもまた今見たらすごい。角丸は浴衣、ボタンは派手なシャツとジーパン姿。「総理大臣よ、芋を食え!」という時事漫才か。
ボタンは♪やるぞみておれと「出世街道」を歌う。
次は「こんにちは赤ちゃん」をみんなで歌い、庶民たちの顔が次々映し出される。
拝啓
総理大臣様
この人達が
あなたを
選んだのです
敬具
最期は国会議事堂と飛行機のエンジン音が鳴って終わり。
この時代の総理大臣は池田勇人さんか。だから、映画では「総理大臣よ、芋を食え!」って言ってたんだな。
社会風刺の強い作品だけど、放送禁止用語がドラマだと無音になったりするのに、映画だとそのまま流すし、字幕にも出る。ドラマだってそれでいいのにね。
しかし、劇中で何度も死んでしまえ! 出て行け!なんて激しい言葉が出るのに、あれは言葉のアヤってやつで本当に思ってることとは違うのね。
アヤ子役の壷井文子さんは新人と書かれてあったけど、この映画以外の作品だとドラマにちょこっと出た程? 時代は違うけど、「続・夢千代日記」のミッチーと重なるな。
拝啓シリーズになってるけど、毛色がだいぶ違う気がした。


