TBS 1976年6月25日
あらすじ
島崎(三國連太郎)が自供をひるがえし犯行を否定。態度の急変に信人(宇津井健)、直子(山口百恵)、弁護士・美矢子(有馬稲子)、由美子(岸田今日子)ら皆が驚いた。
2024.7.1 BS-TBS録画。
脚本:佐々木守
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吉野信人:宇津井健
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島崎直子(若杉京子):山口百恵
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吉野いづみ(青山圭子):秋野暢子
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吉野俊介:南條豊
尾崎:犬塚弘
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大和田先生:大石悟郎
ジュン:伊藤透
ススム:山本伸吾
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島崎栄次:三国連太郎
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裁判長:久米明
杉山:小瀬格
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大原真理子
伊藤弘一
石光豊
酒井郷博
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篠田薫
手塚敏夫
伊藤浩二
岡田映一
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綿貫あきら
緒島完
小沢雅裕
中立奈美
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吉野剛造:志村喬
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上村拓也:池部良
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山村美矢子:有馬稲子
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ナレーター:若山弦蔵
第一回公判で島崎は、信人に話した自供の一切を否認した。拷問を受けたと訴え、ぶん殴られたわけではないが、高校生の娘を引っ張り出して何度も尋問をしたと話す。
美矢子が別室で話をすると検事の弁護士みてえだなあとニヤニヤする島崎。
結局、第一回公判は島崎が興奮状態にあるとして打ち切られた。第二回公判は6月25日と決まるが、また大声で俺はやっちゃいないと叫ぶので、直子は「お父さん、本当のことを言ってください」と泣き崩れた。
拘置所で誰にも渡しはしないと壁に向かってつぶやく島崎。
島崎と対面した信人。美矢子は壁越しだけど、信人は直接至近距離で会えるんだね。君の娘は私の家で預かると言うと、直子のことですかい?としらばっくれる。
信人は新聞記事を鵜呑みにした上村に責められる。
白百合園・仮宿泊所
いづみが直子を責めていたのを信人が止めた。いづみは直子を拷問したかのように新聞記事に書かれたのが許せなかったが、信人が引き剥がした。
拘置所で作業中に男たちの話が耳に入る島崎。4月23日、若い男が転がり込んできた。
美矢子と直子との面会で島崎は若い男は殴ったが死ぬところまでは見ていなかったと話す。
定時制高校
新聞や週刊誌は島崎に同情的だったため、ジュンもススムも態度が一変する。先生には何を信じたらいいのか分からないと本音を言う直子。
剛造が美矢子を呼んでいた。いづみは美矢子に島崎の弁護をやめるように頼み、部屋から出された。剛造は美矢子との仲を取り持とうとするが、信人が2人にして欲しいと頼み、2人になると事件の話になった。美矢子は仮の話として、もう一件、似たような事件があったとしたら?と疑問を呈する。
菊池外科医院
4月23日午後10時過ぎ、サングラスをかけたでっかい男に殴られたという若い男が来て、3針ばかり縫ったが、お金も払わずに逃げてしまったという話を信人と杉山が聞いた。
「我らは若き義勇軍」を口ずさむ島崎。16歳の頃、満蒙開拓義勇軍に応募した。4年我慢して、終戦。ほっぽり出された島崎は人に対して強く不信感を持った。直子は涙ながらに島崎の話を聞いて、私だけは信じて。私もお父さんを信じると言う。
こういうシーン、字幕あったらなあ〜! 字で入ってくる情報はかなり大きい。
白百合園・仮宿泊所
俊介は焼きとうもろこしを2本買って、河原の土手に座って食べた。島崎の話から最後は焼きとうもろこしの早食い競争。
病院から逃げた男が島崎が殺した男なのか!? 信人、尾崎、杉山で話し合い。
白百合園・仮宿泊所
由美子が直子に会いに来て、何か話そうとしたところに信人登場。直子は島崎の話を聞いたときは殺したかもしれないと考えたが、今は違うと信人に話す。このことを法廷で話して欲しいと言う信人に直子は本当のことを言いますと法廷に出ると言う。
東京地方裁判所
第二回後半
弁護側の証人に立った看護婦はサングラスをかけた大男に殴られたと話した若い男は全治1か月で脳波に異常はなく、命に別状もなかったと語る。
検察側の証人は直子。
住所:東京都渋谷区渋谷3-5
生年月日:昭和34年8月20日生まれ
島崎栄次の娘と言う。(つづく)
「我等は若き義勇軍」はさすがにiTunesにはないのね。本当に戦争を体験した迫力があるよね〜。
毎回、美矢子の事務所で話している同僚弁護士役が岸野一彦さんだと思うけど、この方のwikiみたら「岸辺のアルバム」があって、おお!
6話のフロントの男。改めてチェックしてみると、原知佐子さんはもちろん、北川と則子が密会していた喫茶店フィリッポのマスターが「太陽の涙」の矢場こと日野道夫さんだったり、繁のバイト先のラーメン屋の店主が「幸福相談」でレストランのチーフだった中井啓輔さんだったり、ちゃんとキャストをチェックしとくんだったな。