徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】赤い運命▼第8回『他人を装う父と母・・・』

TBS 1976年6月11日 

 

あらすじ

信人(宇津井健)は由美子(岸田今日子)から、直子(山口百恵)が実娘で、いづみ(秋野暢子)は島崎(三國連太郎)の娘と知らされたが、島崎の為にしばらく隠す事にした。

赤い運命

赤い運命

  • provided courtesy of iTunes

2024.6.27 BS-TBS録画。

peachredrum.hateblo.jp

脚本:佐々木守

*

吉野信人:宇津井健

*

島崎直子(若杉京子):山口百恵

*

大竹由美子(吉野世津子):岸田今日子

*

吉野いづみ(青山圭子):秋野暢子

*

大竹修三:前田吟

*

吉野俊介:南條豊

大和田先生:大石悟郎

*

下条秋子:木内みどり

尾崎:犬塚弘

*

ジュン:伊藤透

クニ:星美智子

ススム:山本伸

*

島崎栄次:三国連太郎

*

大竹カツミ:真夏竜

岸井あや子

上野綾子

野村光絵

*

西郷隆

久野一之

北原利夫

小沢雅裕

中立奈美

*

吉野剛造:志村喬

*

上村拓也:池部良

*

山村美矢子:有馬稲子

*

ナレーター:若山弦蔵

 

あらすじナレーションで「わが子は他人」だって。

 

信人と尾崎がそばを食べているが、信人はぼんやり。帰りにジュエリーショップ?のショーウィンドーでアクセサリーを見つめる。

 

直子の住むアパートに寄った信人はドアに“出ていけ”“死刑”などと書かれた落書きを目撃。いつも直子に親切な女性が「あらやだ」と拭き取ろうとするが、近隣の主婦?からほっといたほうが早く出て行くわよと笑っていた。

 

何かアクセサリーを買ったらしい信人はプレゼント用に包装された箱を握りしめた。アクセサリーを買うよりやることあるだろ!

 

白百合園・仮宿泊所

直子に会いにきた信人は、お詫び…お礼の印にとプレゼントしようとしたが、直子は島崎からプレゼントされたネックレスを見せ、ネックレスを買うために花札賭博したことを話した。こんな安物でも嬉しかったと信人には、お礼だけ言い、受け取らなかった。

 

いきなりのプレゼントはどうかな? いづみなら喜ぶだろうけど。

 

吉野家

書斎で仕事していた信人に後ろから抱きつくいづみ。俊介と顔を合わせたら苦しいから部屋にいてもいい?と起訴状を読み始める。「島崎栄次…」と読んだところで紙を裏返す信人。いづみは直子、どうしてるかな? 私のお父さんが殺人犯なら悲しくなって死んじゃうと言い、信人はにらみつける。

 

直子は近所の主婦たちに出て行ってほしいと詰められた。

 

由美子が駆けつけ、直子が白百合園の仮宿泊所でもあるお寺に引っ越すことを知る。

 

検察庁に入って行く由美子を見かけた大竹。由美子は信人に「あの子は、いづみなのよ。放っておいていいの?」と問いつめる。しかし、信人は島崎やいづみのことを思い、今はどうすることもできないと言う。

 

拘置所

直子がアパートを追われたことを知り、落ち込む島崎。「お前、やつれたなあ」と涙を流す。

 

大竹家の前に剛造が来ていた。由美子は深く頭を下げ、剛造が「世津子さん」と話しかけると家の中から子供たちが出てきた。「どうぞお許しください」と頭を下げた世津子に「大竹由美子さんでしたなあ」と言う剛造だったが、いづみには時々会ってやってくださいとお願いした。「いづみは…」と言いかけたところで大竹が顔を出し、剛造は道を聞いただけと帰って行った。

peachredrum.hateblo.jp

男はつらいよ」では親子だった志村喬さんと前田吟さん。

 

大竹に信人との関係を問い詰められた由美子。17年前まで吉野世津子だったと告白し、伊勢湾台風に遭い、そして…と言いかけたところで、大竹は話をやめさせた。

 

吉野家

剛造は世津子に会ったことを話し、信人の気持ちに理解を示したが、いづみのことは知らないまま。話そうとしたところに大竹が訪ねてきて、由美子をこのままにしておいてほしいと頭を下げた。剛造も部屋に入ってきて、信人は大竹由美子として生きてる姿を見て踏ん切りがついたと語る。そこにいづみが帰宅。剛造は、いづみに時々会うことだけは許してほしいと頼んだ。

 

俊介とは顔を合わせにくいと言ってたのに、いづみが風呂上がりに誘惑するように俊介に近づく。いづみの体を見て「一人前だな」というおじいちゃん、キモイぞ! しかし、信人がいづみのことを話そうとすると、あの子には母親が必要だと剛造が言う。

 

拘置所

美矢子に頭を下げて、直子のことをお願いする島崎。

 

検察庁

上村から島崎の状況証拠のみでは弱いのでは?と指摘される信人。

 

白百合園・仮宿泊所

役所の人間が白百合園のことを聞き取り調査していたが、殺人犯の娘が保母では悪い影響を与えるんじゃないかと秋子に話しているのを聞いた直子はショックでお寺を飛び出してしまう。ちょっと無音になってなかった? 「…保母さんじゃ」と音楽も消えてて不自然な間があった気がする。

 

中平法律事務所

美矢子のもとを訪れた由美子は信人との仲を後押しするようなことを言う。「あなた今のご主人本当に愛してらっしゃるの」と美矢子に聞かれた由美子は「ええ」と返事をした。

 

大竹家

大竹は名古屋の実家に帰ることを提案。由美子は承諾するが、大竹に島崎直子と吉野いづみが取り違えられていることを話し、見届けさせてほしいとお願いした。

 

最高裁判所司法研修所から俊介が出てくるのを待っていた直子だが、いづみが待ち伏せていてデートしてよと付きまとう姿を見てしまう。

 

検察庁

尾崎から島崎栄次の前の事件の資料を取り寄せてもらった信人。

 

大竹が会いにきて、信人に取り違えをいつ話すのかと聞いた。島崎が刑期を終えて、成人したら…と言う信人の話にイラ立つ大竹。ちょっと直子のためにどうにかならない?とは思っちゃう。

 

白百合園・仮宿泊所に由美子がいて、吉野との子供がそんなに大事なのか!と怒鳴る大竹。

 

拘置所に行き、島崎にバラす大竹! コラ〜!!

 

レストラン

信人と美矢子が会っていた。結婚しちゃおうかと軽く言う美矢子は降るほど縁談があると笑う。その後は島崎の話。

 

定時制高校野球部室

「必勝 錦高」という貼り紙。部員たちが直子をどうするかで言い争いになり、立ち聞きしていた直子が「今まで楽しかった」と部を辞めることにした。先生も知ってたんなら、今夜、時間があるんだと個人授業するより、部員たちと話し合えよ!

 

拘置所

大声で「異国の丘」を歌う島崎。

異国の丘

異国の丘

  • 竹山逸郎 & 中村耕造
  • 謡曲
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

見回りに来た看守に直子は検事の娘だと言い、大声で「直子」と叫ぶ。拘置所の壁にすがって泣く直子。

 

信人は起訴状を読んでいた。(つづく)

 

大竹! お前って奴は!!

 

まあでも直子の状況はどうにかしてほしいとは思う。優しい大人たちが周りにあんなにいるのにアパート出なくちゃなんないなんて理不尽。