/#山田太一 による不朽の名作
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) August 9, 2022
明日は第6話✨
\
「#岸辺のアルバム」6話
◆8/10(水)よる9時~ほか
とうとう北川(#竹脇無我)と
関係を持つ則子(#八千草薫)。
一方、謙作(#杉浦直樹)は絢子から
繁(#国広富之)は雅江から
それぞれ言い寄られていた…#沢田雅美 #風吹ジュンhttps://t.co/fQPxTxEdoB pic.twitter.com/wEngH5HklH
1977/08/05 TBS
あらすじ
東京郊外の多摩川沿いに住む中流家庭。一見すると幸せそうに見える家族4人。しかし、実はそれぞれが問題を抱えていた。母・則子(八千草薫)は良妻賢母型の専業主婦。だが、見知らぬ男から電話がかかってくるようになる。はじめは知らん顔をするも、やがてその男と会うようになり…。父・謙作(杉浦直樹)は有名大学出の商社マン。しかし、実のところ会社は倒産寸前の状態だった…。娘・律子(中田喜子)は大学生。なかなかの秀才で大学も簡単に合格したはずだったが、ここ一年は家族に対して心を閉ざしている。やがて、アメリカ人男性と交際するようになるのだが…。息子・繁(国広富之)は大学受験を控えた高校生。決して勉強のできる方ではないが、心の優しい性格の青年だ。だが、両親や姉の異変に気付き、思い悩むことに…。
第6話
則子(八千草薫)は北川(竹脇無我)と関係を持つ。一方、謙作(杉浦直樹)は絢子(沢田雅美)から、繁(国広富之)は雅江(風吹ジュン)からそれぞれ言い寄られていた。
2022.8.10 日本映画専門チャンネル録画。
則子は出かけたときのワンピースのまま、玄関前に蓋つきポリバケツを運んでいた。私のところは田舎だから?あまりこのポリバケツに縁がなかったな。ドラマとかではよく見たけど。
それとももう袋に入れて出すのが当たり前になってたのかな。生ごみなどを蓋つきポリバケツに入れて収集日に集積場に出しておくと収集してくれて、空になったものをまた家に運ぶということなんだよね。どうでもいい話をうだうだと。
とにかくまあ、則子がポリバケツの蓋にハンドバッグをのせて運んでいた時、近所の奥さんから声をかけられ、回覧板を渡された。
前回のホテル街を歩く二人の映像が挟み込まれる。
鍵を開けて玄関に自宅に入った則子。
ホテル街を歩く二人。
リビングの窓を開けて外を見る則子。
「お気軽にどうぞ」などという看板があってもなかなか入れない二人。
台所に移動した則子は、一人微笑む。
まだ歩いてる二人。
北川「いい年をして…。入りにくいもんですね」
則子「ええ…」
家に帰ってもまだドキドキしてる感じの則子。
ホテル前
則子「あの…よしましょう。ねっ、やっぱりよしましょう」
則子の近くを車が通り、北川がかばうように則子をホテルに引き入れた。
家でドキドキの則子。こうやってホテルと自宅と交互に出てくるなんて昔からよくある演出なのに、どうして「いだてん」や「芋たこなんきん」は時系列が行ったり来たりで分かりにくいとか言われるんだー!
北川「部屋、ありますか?」
フロント「ございます。ご休憩2500円から2500円、3000円というように分かれておりますが」
北川「3000円のにしてください」
廊下の一筋だけ光っていてそこを歩く足元。
則子は自宅でワンピースを脱ぐ。おお、八千草さんのスリップ姿。
女性従業員にホテルの部屋の中まで案内された北川と則子。従業員が部屋に入って水を流してるけど、お風呂かな。部屋から従業員が出ていき、2人きり。ベッドの上の浴衣とタオル。北川は部屋のドアを施錠した。
北川「ひどい。ひどい趣味だな」
則子「ええ」
北川「ハァ…」
ベッドにあたっていた赤っぽいライトを消すと、今度は壁の大きな絵にライトが当たる。
自宅。サマーセーターに着替えた則子。後ろ姿だけどブラジャー姿。
ホテル
スイッチをあれこれいじるとカーテンが開いた。則子を抱きしめる北川。則子を抱きしめる直前の北川の表情がいい! いや、ほんと竹脇無我さんの顔、好きだわ~。
夜。謙作が帰ってきた。則子は早く帰ってきたのが謙作でびっくり。逃げるように布団を敷きだした。酒も飲んでいないので、具合が悪いのか聞く。手を洗いながらビールが飲みたいという謙作に冷蔵庫からそら豆を取り出していると、謙作が則子に抱きついてきた。
しかし、繁が帰ってきたのですり抜けて玄関へ。いちいち鍵をかける家なんだよね。都会を舞台にしたドラマでもあんまり見られない演出だなとも思う。みんな普通にガチャっと開けて入ってこない?
則子は繁に謙作が元気がないみたいだという。謙作は財布をすられたのだと言った。オーストリッチの財布で中身は2万5000~6000円。
こんな感じかなあ。
則子は突然笑いだす。「だってすごく憂鬱そうなんだもん」
謙作「そりゃ憂鬱さ」
則子「どんな仕事の悩みかと思ったわ。フフッ、フフッ…」
繁「へえ~、お母さんってわりと気が大きいんだな」
則子「そりゃ、お金は惜しいけどさ。フッ…」
繁「ホッとしたな、お父さん」
謙作「何を言うか」
なぜか笑いだしてしまう3人。則子は心の余裕が出来たということなのかな。
喫茶店
北川「で…」
則子「え?」
北川「自信がありませんか?」
則子「もう…大丈夫なような気がしますけど」
北川「無理はしたくありません。もちろん奥さんに執着がありますが奥さんの家庭も私の家庭も壊す気はありません。隠す自信がないんならやめなければなりません」
則子「大丈夫…です。ただ初め、もう少し冷静でいられるかと思ったんですけど、急に主人が早く帰ってきて、ちょっと普通じゃありませんでした。ドキドキして…。でも、もちろん気づかれたりしてませんし大丈夫です。これからはもっと冷静になれると思うわ。でも、イヤなもんね」
北川「え?」
則子「こんなことあなたに言うの変だけど人を裏切るってイヤなものね」
北川「ええ」
話しながら北川のコーヒーに砂糖を入れ、自らのコーヒーにも砂糖を入れる。
則子「でも、こうしなければ、私は主人を恨んだりしていたわ。1人で窓もドアもない部屋にいるような気持ちで息が詰まるような思いをしていたわ。後悔はしてないわ。やめたくもないわ。後ろめたい気持ちぐらいしかたないわよね。ウフッ…こんなことしてるんですもの、爽やかにってわけにはいきませんよね」
北川「フッ…」
則子「ウフッ」
北川「今日は奥さんの方がよくしゃべる」
則子「ウフッ…ホント」
北川「キレイですよ」
則子「ウソ…」
北川「大切にしたいな。できるだけ神経を使って人に知られないように」
則子、うなずく。
北川「長く会いたい」
則子、うなずく。恋する乙女の表情だね。
台所にいた則子に電話がかかってきた。律子からの電話で丘という女性の友達のところに泊まりたいという。
敏子「もしもし、丘でございます。いつも律子さんに仲良くしていただいてます。ええ、ええ、でも、クラスは違うんです。わたくしはフランス文学でございますから。はい…今夜、父も母も和歌山の親戚へ参っておりますので、さみしくて律子さんに無理を言いまして。はい、はい。あの、替わらなくてもよろしいですか? はい、失礼いたしました。ごめんくださいませ」
丁寧な言葉遣いだけど、手にはタバコ。敏子は部屋に鍵をかけ「じゃ、どこまで自分を解放できるか実験」と律子に話しかけた。敏子はまたニューヨークへ行くことが決まっており、自分に何でも話して欲しいという。今日はお別れの乱痴気騒ぎをしたい。この家も畳んで、両親もニューヨークへ。
律子もタバコを吸いながら、乱痴気騒ぎすることに同意。まず下着姿になると提案する敏子。律子のブラウスをなぞる敏子の指がいやらしい。
一人家にいる則子に今度は繁から友達としゃべって帰りたいと電話があった。電話ボックスの外には雅江。しかし、則子はいつも遊んでいる沖田信彦と勘違い。繁は、そのまま肯定し、1~2時間で帰ると電話を切った。
wiki見たら、実年齢は、雅江(25歳)>繁=律子(24歳)>敏子(23歳)>信彦(21歳)だった。律子と繁は年子の姉弟という設定だけど、繁役の国広富之さんと中田喜子さんは同学年なんだね。そして、役年齢より結構上だね。どうりで大人っぽいわけだ。ていうか、そういえば、今頃思い出したけど、八千草薫さんと風吹ジュンさんは「阿修羅のごとく」では姉妹だった。あの姉妹、随分年が離れてるんだよね。
則子の心の声「今までの私だったらこんなふうに帰ってこない子供たちを恨んだわ」
一人きりの家で地震が起こる。揺れる照明。
則子の心の声「1人でうちにいる自分を哀れんだり、イライラしたりしたわ。でも、今の私にそういう不満はないわ。静かな気持ちでいられるわ。それだけだってあの人のことはよかったんじゃなかしら。こうやって誰も恨まないで、1人で内職をしていられるのは浮気のおかげじゃないかしら?」
本当は浮気じゃなくて、何か趣味があればね~…と言いつつ、主婦は時間を細切れにされるからなかなか集中してひとつのことに取り組むのも難しいかと思います。私は主婦ではありませんし、時間の使い方の上手な人ならいろいろできるでしょうけど。
雅江と繁が出かけたのはセット丸出しの夜の小さな公園。ベンチにはカップル(…いや、アベック)が数組いてみんなそれぞれいちゃついてる。席を詰めてもらうよう言って来いとせっつく雅江だが、繁は嫌がる。「じゃ、帰ってもいいわけ?」と詰め寄る雅江。「つきあって」と言ったのは雅江の方。繁が追い詰められてぶつかったのは滑り台の階段部分でここに座ればいいじゃないと雅江に勧める。
滑り台の階段に座った雅江が「顔見せて」と繁に言い、のぞき込む繁。覗き込み方がなんだかかわいい。胸倉をグッとつかんで顔を寄せる雅江は「私の匂い、覚えてる?」と迫る。忘れたという繁に嗅いでもいい、嗅ぎなさいよと雅江。受験中だからあまり匂いなんか嗅がない方がいいと断る繁の手を自らの胸に引っ張る雅江。そういうのはもっと困る、用事があると帰りたがる繁にキスを迫るが、やっぱりやめたと帰っていった。
律子のブラウスのボタンを外す敏子に「私、処女」という律子。気に入った相手がいないからだというと、その唇に敏子がキスをした。律子は薄汚い高校生とキスの経験はあり。無理やりではなく、そのときはちょっと好きだったけど、どうかしてた。セックスの経験はそれだけ?と尋ねる敏子に、律子は私だけがしゃべるの?と不満げ。
その後、律子は痴漢に遭った経験を話す。電車、映画館…快感あった?とか気取ってるんじゃないの?は敏子のセリフだけど、男の脚本だな~と思う。時代? 痴漢てまた別物のような気がするんだけど。100%嫌な経験だし。
律子「汚らしくてイヤらしくて思い出してもゾッとするわ」
敏子「それもある種の快感かもしれない」
律子「ハッ…よして」
敏子は律子の不機嫌の原因はセックスじゃないかという。
律子「どっかで関係あるのかもしれないけど意識はしてないわ。不機嫌の原因は自分でもよく言えないけど別のことだわ。ほっておくと卒業してOLになって奥さんになって母親になるだけでしょ? そのコースから外れたいの。そのコースに腹が立つの。いい娘になったりするのが怖いのかもしれない。『いいお嬢さんですね』なんて言われていい気になってると、いつの間にか男の手助けをするしかない所に追い込まれてしまう。それがイヤなの。独立したいの。つましく片隅で幸せに生きるなんていうのがイヤなの。でも周りは有形無形にそれを要求するわ。だから不機嫌で対抗してるの。負けまいと思ってるの」
ベッドの上にお互いの服がどんどん脱ぎ捨てられ、一糸まとわぬ姿に。もちろんテレビだから肩から上だけの映像だけどね。
私の大好きな岡田あーみんさんの「お父さんは心配症」という漫画でももちろんギャグっぽい表現だけど「あたしさぁ、ここんとこよく考えんだけどさあ、このまま学校卒業してOLになって結婚して…そーゆうのってなんかさあ…」というセリフを思い出した。このドラマは1977年、この漫画は80年代前半から半ばくらいかなあ。
内職をしている則子。
夜の公園のベンチに座る繁と雅江。繁と雅江はアイスクリームをなめている。両隣のベンチのカップルは抱き合っている。
ベットに横たわる律子と敏子。指先でツーッとか体をなぞるとかイメージ的な映像で直接的な表現はしてません。10日後にアメリカに発つ敏子はその前にアメリカ人を律子に紹介するという。
細かな仕上げをしている則子。
電車。吊革につかまる謙作。吊革が顔の辺りに来ていて、長身だな~。そんな中、絢子が近づいてきた。追っかけてきたのだという。
絢子に誘われて喫茶店に入る謙作。絢子からの相談は会社を辞めた方がいいのかということ。海外事業部で仲の良かった3人が3人とも結婚して会社を辞めて腐っていて持て余しになっていた絢子を繊維機械部に引っ張ってくれたのは部長である謙作だと聞いた。
あの頃は陰気だと言われてもうまく笑えなかったが、部署が変わり、気分も変わったのに最近また嫌われている。せっかく引っ張ってくれたのにご迷惑だから辞めるべきかなと思った。また明るい絢子ちゃんに戻ればいいという謙作に好きになってもダメな人を好きになったと謙作に告白する絢子。
謙作「あ…お…おい、冗談を言うなよ。僕をなんだっていうんだ?」
絢子「冗談です」真顔
謙作「当たり前だ」
絢子「冗談、ふざけてんです」じっと謙作を見つめていたが、泣き出す。
謙作「キツい冗談を言うじゃないか。忘れちゃうよ。出よう。これ以上いないほうがいい」と店を出ていく謙作。絢子はそのまま泣いている。謙作はちゃんと断るんだな。
和泉多摩川駅。ピンクの電車だ~。小田急で下北沢まで行って、そこから井の頭線で渋谷に行ったのかな。
喫茶店
満面の笑顔で店に入ってくる則子。
北川「こんにちは」
則子「ハァ…こんにちは」
北川「ハハッ…ハァハァ言ってるんだな」
則子「アハッ、そうなの。出がけに新聞屋さんが来て急行1本逃がしちゃって…」
北川「ハハッ。はい、レコードあげます」袋にも入っておらずそのまま。
則子「あら」
北川「こないだ話したでしょう」
則子「廃盤じゃなかったの?」
北川「それを手に入れたんです」
則子「うれしいわ…」
北川「このぐらいしか能がありません」
則子「ありがとう」
北川「ハハハ」
北川さんがちょっとだけ砕けた口調になるのが好き。
堀先生に呼び出された繁。誰もいない教室で掘が話し始める。ゆうべ、信彦と信彦の母が進学のことでアパートに相談に来た。うわ~、先生の自宅か。「妙な女に引っかかってるそうじゃないか」という堀。信彦には口止めはされていたらしい。勉強に差し支えなければいいといって、繁を帰した。
しかし、教室を出ていきかけた繁は、彼女が妙にしつこいこと、誘っておいて「好きで誘ったんじゃない」「訳がある」などと言うが、訳は言わない。どういう気持ちなのか…と戸惑いを正直に言う。堀は会ってやろうかというが、そんなことしたらかっこうつかない、ほっといてくださいと態度が急変して教室を出ていった。
最初のキャスト通りだと竹脇無我さんが堀先生で、津川雅彦さんが北川ってなんだか想像つかないな。先生…似合いそうだけど、今のところ出番が少ない。
いつものレトロ自販機の店(当時はレトロじゃないけど)にいる繁と信彦はもめていた。信彦は繁を心配していた。
敏子の部屋にいた律子。敏子は私の代わりだといって、チャールズ・スタイナーというアメリカ人青年を紹介した。長身金髪でなかなかかっこいい。急に紹介されて戸惑いながら英語で自己紹介する律子。
モスバーガー。堀がコーヒーを注文していた。100円。会計する時、「哀愁っていう人は?」と雅江に尋ねた。
隣では小さな子供連れの女性が注文。普通のハンバーガー1つとミルクセーキとオレンジ。ミルクセーキなんてあったんだ。
雅江は堀に「警察の人ですか?」と尋ねた。堀は高校の教師だと明かし、哀愁はあだ名で本名は知らないといった。授業の合間に抜けてきた堀は少し話がしたいという。店外に出た堀と雅江。田島に構わないでほしいと雅江にいった。外にいた子供と遊びだし、まともに聞かない雅江は店に戻り「帰ってよ!」と大きな声を出すので、堀は帰らざるをえなくなった。
つけ麺を食べている繁と信彦。先生に泣きついたと思われたと信彦に怒っている繁。店に雅江が入ってきた。雅江は勉強しなさい、お店へ近づかないでと怒って店を出ていった。何だかんだちょっとでもいい大学に入った方がいいという信彦。材木屋を継ぐとしても結婚式のプロフィール紹介でもいい大学の方がかっこつく。勉強しなきゃなあとつけ麺にがっつく繁と信彦。
繁は真面目に勉強するようになったが…
繁の心の声「そして、あの日が来た。あの日のことを僕は何百遍も思い出す。いや、何百遍じゃきかない。一生を通じて忘れないだろう。9月の半ばだった。急に午後の授業がないことになって家へ向かっていたのだ。ようやく夏の暑さが衰えて秋らしい一日だった。電車が駅へ着くと上りホームに母がいたのだ。『お母さん』と声をかけようとして僕はドキリとした。なぜドキリとしたかは説明するのは難しい。一口で言えば母が美しかったのだ。ただの買い物じゃないという気がした。そう、中学の同級生とかいう男と時々話をするという。その男に会いに行くのだ。きっとそうだと思った」
階段を駆け上がり、上りホームに向かう繁。
繁の心の声「気がつくと上り電車に乗っていて母を尾行し始めていたのだった。どんなヤツか見てやろうと思った。母は『時々会って話をするだけだ』と言った。『だからほっておいてくれ』と言った。『そのくらいの自由はあってもいいだろう』と言った。そのとおりだと思って忘れるようにしていたのだが、考えてみれば話をするだけにせよ、母親がよその男に会っているのを気にしないほうが不自然ではないだろうか。どんな男とどんな場所でどんな話をしているのだろう。母親を尾行するというのはイヤらしかったが、僕は神様か何かに導かれるように母を追って小田急線から井の頭線へ乗り換え、渋谷へ出てしまったのであった」
渋谷駅。駅前には「メイデイ40,000フィート」の大きな看板。
時計を気にしながら小走りになる則子。後をつける繁。
ホテルビラに小走りで入っていった。
ご案内
御宿泊(洋室) ¥5,200
御宿泊(和室) (1室)
御休憩 ¥2,700
(1室)
横手ニモ出入口ございます
繁の心の声「どう見ても連れ込みであった。ここへ母は迷わずにあっという間に入っていったのだ。何をしている? 僕は何をしているんだ? すぐ入っていき、母を引っ張り出さなくちゃいけない。しかし、ものすごく入りにくい気がした。入らなくちゃ男じゃないぞ。入れ! 入って母を連れ出すんだ。入れ! 入れ! 入れ!」
ここで終わっちゃったー!
長く続けたいという北川の願望のわりにもうバレてる。敏子もまあ、もしかしたら今回か次ぐらいで出番は終わりかなあ? 全15話で半分くらいでようやく会うとかそういうペースかと思ったら早いね。これから何があるというの!?