TBS 1976年7月16日
あらすじ
実父を殺した男が島崎(三國連太郎)だと知って、俊介(南條豊)は直子(山口百恵)への気持ちに悩み、信人(宇津井健)はいづみ(秋野暢子)や島崎の為に真実を語れず…。
2024.7.4 BS-TBS録画。
脚本:長野洋
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吉野信人:宇津井健
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島崎直子(若杉京子):山口百恵
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吉野いづみ(青山圭子):秋野暢子
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大竹修三:前田吟
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吉野俊介:南條豊
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裁判長:久米明
尾崎:犬塚弘
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島崎栄次:三国連太郎
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原田:佐竹明夫
長谷川弘
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医師:入江正徳
伊藤浩二
岡田映一
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綿貫あきら
緒島完
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吉野剛造:志村喬
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山村美矢子:有馬稲子
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ナレーター:若山弦蔵
白い波に白い文字が重なる瞬間があり、今回は“綿貫あきら”という字が白くつぶれて見えづらかったな〜。
東京区検察庁
信人は原田から島崎の娘を証人に呼んだことを悪どいやり方と指摘される。
白百合園・仮宿泊所
いづみが直子に会いに来て(俊介と別れてくれて)「ありがとう」とお礼を言う。親友でしょ?と言い合う2人。うーん、親友ねえ。
中平法律事務所
俊介は美矢子に会いに行き、島崎が父を殺した事件の公判の記録を見せてほしいと頼んだ。美矢子は直子と島崎とは別の人格だと言う。
信人と尾崎は、いつもう一つの傷害事件を知ったのだろうと話し合い、4月23日以降に逮捕された者を尾崎が調べた。4月25日 賭博で逮捕されたヨコヤマという男から島崎が話を聞いていたことが分かった。
島崎は直子にもう公判を見にこないように頼んだ。ここには来ていいんでしょ?という直子の言葉に泣き出す島崎。直子も私、ひとりぼっちよと泣く。
島崎が俊介と会わないように言ったせいでひとりぼっちになったのにね。
大竹家
大竹は由美子に対し、ますます束縛がキツくなる。
和服で訪れた美矢子は剛造に会いに来たとお茶をたてた。
俊介は剣道場で稽古している。
俊介の父の事件のあらましは島崎が盗みに入った家の主人が俊介の父だったという一見、単純な事件に見えたものの、剛造は島崎には殺してしまった後悔も感じられず、憎しみを感じていた。
剣道の帰り、いづみが俊介に付きまとい、冷たくあしらわれる。
白百合園・仮宿泊所
前に約束した折った千羽鶴を見ている直子。
公判
島崎は検事たちが自首した後でも娘をいたぶり続けるので、直子のために自供をひるがえすことにしたと美矢子に語る。信人に追求されると、急に苦しみ出し、この男とは話したくないと裁判長に訴えた。
その上、強要されて自白した、のべつまくなしに責め立てられたと言い、今度は傷害事件すら否認し始めた。人殺しに仕立て上げられそうになったと続けると、信人の追求もかわすようになった。
島崎に面会に来たのは俊介。お前とは話したくないと背を向けた島崎に「なぜ殺した?」と問いかけ、実の父親を殺されたと話すと、島崎は驚いた。おめえの知らない遠い昔の話とつぶやき、おめえの父親を殺したことを後悔してない、後悔する必要のない理由があると言い残して面会を終えた。
ケンカをして傷だらけで帰ってきた俊介に信人はあきれ、庭で剣道で勝負した。圧倒的に信人強し! いづみが止め、俊介は泣きながら信人に抱きついた。
信人の部屋
僕はあの人が好きですと信人に言う俊介。そんな話をしていると、突然、いづみが信人たちを呼んだ。剛造が倒れていて、すぐ医師を呼んだ。軽い脳溢血だが、当分は絶対安静という診断だった。
入江正徳さんは「本日も晴天なり」でも医師役。
いづみは自分の布団を剛造の部屋に運ぼうとし、島崎が俊介の父を殺した男だと知ることになった。
公判
検察官・吉野信人による最終論告。懲役7年に処するのを相当とするという結論。
無実を信じる直子はお寺の鐘をつき、影から見ている由美子。
美矢子の最終弁論は被告人の無罪を主張するものだった。
公園
信人と美矢子の反省会。裁判が終わったら結婚する話について美矢子は返事をしなかった。
大竹家
名古屋に帰る決意をした由美子。
鶴が飛んでくる夢を見た島崎。途中で直子の顔に変わったと終始ニコニコ。
白百合園・仮宿泊所
俊介の父として直子に会いにきた信人は俊介の気持ちを伝え、愛を大切にしてほしいと言う。寺を出たところでいづみが待っていて、信人になぜ直子に構うのかと追求され、島崎が俊介の父を殺したことを直子のために話すと言い、信人が違うんだ!と止めた。
公判
島崎栄次の判決が下される。(つづく)
ほうほう、グイグイ引き込むね〜。ただ、いづみと俊介が同居してることのほうが真実を知ったとき、俊介はショックじゃないのかな。