TBS 1981年11月20日
あらすじ
実家に連れ戻された久美子(古手川祐子)のもとへ、香織(田中裕子)が典夫(柴田恭兵)のことを知らせに来た。典夫と妙子(田中美佐子)が一緒に暮らしているという。
2025.12.17 BS-TBS録画
女は14、5のころから結婚についてはいろんなことを考えている。ところが24、25になるとお見合いで2、3回会った相手を決めてしまったりする。周りがどんどん結婚という柵の中へ私たちを追い込んでいく。いら立つんだけど、取り残されるのは嫌だと思ってしまう。そんなふうにして結婚したくないと私は心から思っているんだけれど…という久美子のナレーション。
山田太一 脚本
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音楽:ザンフィル
(フィリップス・レコード)
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佐伯のぶ代:森昌子
𠮷川久美子:古手川祐子
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池谷香織:田中裕子
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根本典夫:柴田恭兵
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𠮷川武志:児玉清
妻・優子:谷口香
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佐伯賢作:前田武彦
妻・静子:坂本スミ子
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池谷由起子:佐々木すみ江
中野二郎:加藤健一
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国枝妙子:田中美佐
佐伯茂:安藤一人
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中野国夫:高桐真
マスター:深江章喜
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娘:高橋美紀
須藤ゆうこ
野沢昌代
中学生:南沢一郎
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支配人:ジョン・ステッカン
男:桑名良輔
娘:高田尚子
エンゼルプロ
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方言指導:大方斐紗子
照井湧子
参考資料:ゆれる24歳
(サイマル出版会)
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プロデューサー:大山勝美
片島謙二
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演出:井下靖央
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制作:TBS。
店番をしていた久美子。チーズケーキを持ってきた中学生にお金を払う久美子の母。少年の母は店はやってないけど毎日限定で何個か作っている。
久美子の24歳の誕生日。二十歳過ぎたらお誕生日でもないとないと喜ばない久美子。結局、典夫は1か月過ぎても来なかった。久美子の父は、結局そういう男だったんだと吐き捨てた。
突然、香織が訪ねてきた。典夫が妙子と暮らしていたことを知らせると、久美子は信じられず、荷物をまとめてすぐにでも東京へ行こうとしたが、香織が止めた。
駅のホームに見送りに行った久美子は気が強いと自覚していて、大好きだった祖母が亡くなった時、一生懸命働いたが、家に着いた途端、腰が抜けた。自分でもどうしようもない気持ちってあるんだなと思ったと香織に語る。典夫のこともくだらないし、どうしようもないと思っていたけど忘れられないと言って走り去った。
港まで走って座り込む久美子。
典夫はまたキャッチセールスをやっていた。
佐伯家
これから盛岡へ行く茂は母がトランクに詰めた荷物を詰め替えていた。のぶ代は家族写真を持っていくよう手渡した。
母は二郎のおじに挨拶に行ったほうがいいというが、父はのらりくらり。二郎のおじが餞別を持って来ると、挨拶に行こうと思ってたと話す。父が高校に休学届けを出していたことが茂にバレ、高校を辞める気で行く茂はキレた。
二郎が訪ね、のぶ代宛ての茂の手紙を渡して帰った。
今度は、おじが来て、二郎の気持ちをのぶ代に伝えてきた。
のぶ代がマスクもしないで工場で作ってるのはガムの外箱らしい…X情報。
仕事帰り、のぶ代が電話して訪ねたのは、香織の部屋。階段の下に久美子が隠れていて、のぶ代が実家に誘った。
典夫の部屋を訪ねた久美子の両親。久美子が訪ねてないか聞くと、最初に出たのは妙子。久美子が東京に来てるんですか?と典夫は前のめりだが、妙子が止めた。
香織と母は高級レストランへ。
典夫はバイクで香織の部屋を訪ねたが、香織は不在。久美子の両親と鉢合わせすると、久美子の両親は久美子は、よしたほうがいいと悪口を吹き込むが、典夫は、そんなに嫌な娘なら捜すことないでしょうに!と去っていった。「関係ないね!」も言ってた。
久美子は両親から通帳もカードも取り上げられていたため、のぶ代は久美子に7000円貸した。帰る、と立ち上がったのぶ代。あ、さっきエレベーターに乗ってたのはホテルにでも行ったのかな? 帰り際、キャバレーとかトルコとか引っ張られないでと久美子を気遣うのぶ代。
典夫は会社の組合の者ですとのぶ代の実家に電話したが、まだ帰ってないと言われた。
家出してきた香織の母の散財に付き合う香織。父は、あんな堅物も人間だったとかばわれ、母は、あんな先生上がりの奥さんじゃ…と悪口を言われたと怒っていて、あしたは服を2着…いや3着作ってやる!と息巻いていた。
浮気された方が悪口言われるって嫌だね~。で、浮気を許す女は”いい女”ってか!? バカバカしい。
のぶ代はみんな話してしまったと久美子に連絡した。久美子ものぶ代に反省したそぶりを見せたが、ホテルのフロントに両親宛ての手紙を預けていなくなっていた。
香織に電話した久美子は喫茶店で待ち合わせ。香織のところに久美子の両親が来て、お金をあまり持っていないだろうからと預けていった。久美子の両親はもう一度、典夫に念押しに行った。香織は封筒を久美子に渡し、久美子は今帰ったら一生後悔するとそのまま東京にとどまることを決めた。
それぞれが仕事をする中、久美子はジュース片手にパンを頬張りながら、少年野球を見ていた。
マ・ヤンに来店した典夫。カウンターに久美子がいた。
CM明け。旅館の布団で横になってる久美子。典夫はシャワーを浴びていた。早っ。
久美子は典夫が妙子を追い出すと言ってることにどうして最初から突っぱねなかったの?と怒っていた。時々すてきだけど時々ものすごくいやらしいと典夫を罵る久美子。典夫は典夫で久美子を諦めようと思い、妙子を抱いたと言い訳。
久美子は今のあなたに溺れたくない、ちゃんとして、女の子をだますような仕事を辞めてといい、お前呼びもやめるようにいう。典夫の久美子の直してほしい点はキスしてる時に目を開けるな。
当分、マ・ヤンで働くという久美子。典夫はどうやって妙子を追い出したらいいか分からない。久美子は2、3日、アパートに帰らないで! どっかに泊まって!と典夫に言った。
妙子はアパートでテレビをザッピングし、演歌を聞いていた。杉様!
佐伯家
二郎のおじが訪ねてきた。盛岡にお嫁にいってもいいわとのぶ代が言ったとのぶ代の母が二郎のおじに話していた。
香織や久美子に結婚の連絡をしたのぶ代。
夜、二郎がさっそく佐伯家に来ていて、うれしそうな二郎に、のぶ代は笑顔だけど、どこか沈んだ表情をしていた。(つづく)
いや~、田舎の男なんてやめとけよ~と田舎の女は思う。周りを固められちゃ、自分の想いが間違ってるように思えてくるよな~。
森昌子さんは古手川祐子さんや田中裕子さんに比べても芸歴は長いだろうに、おぼこい娘を演じるのがうまいな~。歌手の人は基本的に演技はうまいと信頼感はある。


