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【ネタバレ】赤い激流▼第16話「死んだ父さんの復讐が始まる」

TBS 1977年9月16日

 

あらすじ

殺人容疑で起訴された敏夫(水谷豊)の保釈の申請は却下された。武はあくまでも保釈を実現しようと、保釈に反対する中川検事(中山仁)に、敏夫を責任を持って監督すると言い切った。ようやく敏夫は保釈されることになったが、保釈金は500万円。家を売る決心をしてその金を作った武の指導のもと、保釈された敏夫は、ピアノコンクール・第二次予選の課題曲の猛練習を始めた。

2025.4.17 BS-TBS録画

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作:安本莞二

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大沢武:宇津井健

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田代敏夫:水谷豊

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宮島華江:竹下景子

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東山正彦:前田吟

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東山菊子:馬渕晴子

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大沢信一:中島久之

東山明彦:堀内正美

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山田タメコ:原知佐子

大沢妙子:久木田美弥

ナレーター:内藤武敏

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加藤和

小鹿番

田波刑事:粟津號

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勝田久

西田昭一

田川勝雄

大矢兼臣

宮寺康夫

原俊介

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中川検事:中山仁

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江上刑事:加藤武

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大沢弓子:松尾嘉代

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プロデューサー:野添和子

        山本典助(TBS)

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音楽:菊池俊輔

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オーケストラ:新日本フィルハーモニイ交響楽団

指揮:籾山和明

テーマ曲ピアノ演奏:羽田健太郎

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ピアノ指導:熊谷洋

      岡田照幸

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衣裳協力:株式会社アン

     パスポート

     ケン・スダ

家具協力:ダニエル

ピアノ協力:河合楽器製作所

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監督:降旗康男

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製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

拘置所で「ラ・カンパネラ」の練習を続ける敏夫。

パガニーニ大練習曲 第3曲 「ラ・カンパネラ」 嬰ト短調 S. 141

パガニーニ大練習曲 第3曲 「ラ・カンパネラ」 嬰ト短調 S. 141

  • provided courtesy of iTunes

本物のピアノが弾きたいよう…とつぶやき、ピアノが弾かせてくれ!と看守たちに訴える。

 

中川検事は死刑になりたくなかったら、自分の罪を認めろと言うが、敏夫は認めない。

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前もチラッと敏夫の妄想?で中山仁さんが検事役で出てきたことがあったけど、さすがにあれだけではなかったか。検事に食ってかかり、退室させられる敏夫。

 

マスコミの前で敏夫を2次予選に出場させると話す武。

 

電話が鳴り、電話に出た弓子に清司?が「どんなことをしても敏夫を助けるんだ」と語りかけた。どういうこと???

 

面会に行った武は拘置所の中でレッスンをつける。そんなことできるぅ!? 武は2次予選までに保釈させると約束した。2次予選まで1週間。

 

山田タメコに保釈請求を却下されたと聞かされた武と弓子。田代敏夫に逃亡の恐れがある。中川検事に嫌われている。

 

東京地方裁判所

中川検事と山田弁護士、武の話し合い。武はピアノの練習をさせてください、コンクールを受けさせてくださいと頼み込んだ。中川検事と一緒にいた検事?が保釈を許可した。

 

武はケーキの箱を持って大沢家に帰り、弓子と妙子に敏夫の保釈を伝えた。しかし、山田弁護士が保釈金が500万が決まったと伝えた。

 

退職金や預金を足しても280万円。220万足りない。赤いシリーズ宇津井健さんはそれなりの職業に就いてる人なのにあまり貯金がないのはなぜなんだろう!?

 

東西銀行

玉川台支店

 

住宅ローンは半分も返済しておらず、担保物件にならないと銀行員に断られた。

 

上野金融

 

50万くらいなら無担保で貸せるけど…それにあんた無職でしょ?と難色を示す。この人が小鹿番さんってことは分かったぞ。

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宮島家

正彦に借金のお願いに行く武。正彦は武の頼みなら200万でも300万でも出すというが、敏夫の保釈には反対する。正彦みたいに裏口入学の斡旋でもしてなけりゃ、そんなに貯金できないのかな!? んなわけあるか!

 

華江や明彦が出てきて、武の味方をする。華江は正彦たちに何か秘密があることを察していた。

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貞之とあや、正彦と菊子がドライブで話し合いしようと言っていた回想シーン。

 

華江は宮島家の人間にアリバイがないと話すが、正彦や菊子は否定する。あ、今日は正彦は”ママ”って言ってる。しかし、菊子に突き飛ばされた。突き飛ばされた拍子に田代清司の手紙に気付いた明彦は手紙を渡して「僕知らないよ」と部屋を出ていった。

 

154

東京都世田谷区

   尾山台一ノ九

東山正彦殿

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赤い疑惑」の幸子の家も「赤い衝撃」の秀夫の住んでいた団地も尾山台

 

正彦先生、奥さん

俺が殺されたと思って安心していたら大間違いだぞ。敏夫や大沢をいじめたら、俺は許さん。お前たちのスキャンダルをバラすぞ。 田代清司

 

イタズラだと言って手紙を破く正彦。

 

大沢家

武はお金が必要になって家を売ると言いだす。信一は敏夫の保釈金だと分かっていて、どうして敏夫のためにそこまでしなくちゃいけないんだと反発。妙子は敏夫兄さんのためなら家はいらないと言うが、弓子は家を売ることには反対。信一は家を売るのは勝手だが、家を出ていくという。弓子は亡くなった奥さんに申し訳ないと武を止める。

 

東京拘置所

敏夫が保釈された。武と弓子に抱きついて喜ぶ。江上刑事がわざわざ敏夫に刑が確定するまでのつかの間の自由、逃げ出さないようにと忠告して、田波刑事が運転する車に乗って去っていった。

 

大沢家に帰った敏夫はすぐにピアノの前に行き、「ラ・カンパネラ」を弾き始める。

ラ・カンパネラ

ラ・カンパネラ

  • 及川浩治
  • クラシック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

カンパネラは教会の鐘。へ~。

 

夕飯を食べる敏夫たち。うちってサイコーだというと、武は、もう拘置所には帰さない、うちの息子だとニコニコ。

 

帰ってきた信一が検察庁の寮で暮らすといい、敏夫のために武が家を売ったことなどを話してしまい、武は信一をビンタ。敏夫は「先生ありがとう」と感謝を述べ、笑い出す。絶対優勝するぞと固く誓い、練習を再開した。

信一に変なことするなって言われてるのに、宮島家に忍び込む敏夫。貞之とあやは伊豆に静養に行っていると華江に聞き、明彦に促され、正彦たちの寝室へ。

 

敏夫は大沢先生を大学に戻してくれと頼んだ。正彦は武が大学に戻れないのは敏夫のせいだという。正彦は清司にゆすられていたことを漏らす。正彦を殴ろうとした敏夫を止める華江と明彦。今日のところは帰ってと言われて塀を乗り越えた敏夫に声をかけたのは江上刑事。武が駆けつけ、事なきを得た。

 

武に肩を組まれて帰る敏夫。殺人容疑の未決囚が2次予選に出られるわけはないと思っているが、武は最後に真実は勝つ!とスーパーポジティブ。

 

大沢家に小包が届いた。受け取ったのは妙子。

 

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東京都大田区田園調布

     三-一-二

大沢武方

田代敏夫殿

 

田園調布! 「おやじ太鼓」の鶴家のご近所さん!?

 

中身はリストの本。手紙が挟まっていた。

 

毎朝コンクール第2次予選課題曲

リストの「ラ・カンパネラ」。

こいつはお前の勝利の鐘だ……

優勝を祈る! 

          田代清司

 

山田弁護士にも田代清司は生きてる。敏夫を無罪にしろという電話がかかってきた。

 

大沢家を訪れた山田にも小包と手紙を見せる敏夫。黒焦げの死体が田代清司でないことを証明しなくてはならない。

 

裁判所

昭和52年8月19日22時30分頃、目黒区三田町にあるマンション・ダイヤモンドコープ205号室で田代清司さんを殺したと中川検事が読み上げ、敏夫が認めず、山田弁護士が反論する。衣服や遺留品が田代清司が身につけていたもので血液型、体格も田代清司と一致する。武も検事の尋問を受ける。

 

30~40秒の間に清司の服を着替えさせるのは無理だと中川検事が言うが、山田弁護士はいざとなると思わぬ力を発揮すると反論…ちょっと弱いな~。

 

清司の写真と頭蓋骨も合わせて、清司と一致する。親父と生きてるんだ―!と叫ぶ敏夫。

 

最後にケンカした公園で父は生きていると武と弓子に語る敏夫はコンクール優勝を誓う。希望がないことを知らない3人であった。(つづく)

 

さすがにあの状況で清司が死んでないって無理ないか!?