TBS 1977年7月22日
あらすじ
敏夫(水谷豊)が、武(宇津井健)の指導のもとで、音楽コンクール出場を目指していると知った清司(緒形拳)は、大沢家に乗り込んできた。清司は武に、敏夫の出場を認める代わりに、自分を宮島音楽大学の教授にするように迫った。武は、清司も教職に就けば、気持ちも安定するだろうと学長の貞之(小沢栄太郎)に頼みに行ったが…
2025.4.4 BS-TBS録画
華江を争う3人の男たち。信一、明彦、敏夫。貞之は敏夫との結婚には反対。ま、清司を見たらなあ…。毎朝コンクールに出場するつもりの敏夫に怒り狂った清がドラムを叩く。
作:安本莞二
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大沢武:宇津井健
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田代敏夫:水谷豊
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宮島華江:竹下景子
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大沢弓子:松尾嘉代
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東山正彦:前田吟
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東山菊子:馬渕晴子
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中川検事:中山仁
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大沢信一:中島久之
東山明彦:堀内正美
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三郎:鈴木ヒロミツ
良介:大石悟郎
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大沢妙子:久木田美弥
生徒の母:岩本多代
仲居:石井富子
ナレーター:内藤武敏
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田代清司:緒形拳
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宮島貞之:小沢栄太郎
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大沢実:石立鉄男
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プロデューサー:野添和子
山本典助(TBS)
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音楽:菊池俊輔
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指揮:籾山和明
テーマ曲ピアノ演奏:羽田健太郎
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ピアノ指導:熊谷洋
柳井修
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衣裳協力:株式会社アン
パスポート
ケン・スダ
家具協力:ダニエル
ピアノ協力:河合楽器製作所
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木元光子:岸恵子(特別出演)
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監督:降旗康男
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
敏夫が三郎たちの家に帰ったが、三郎と良介がビリビリに破かれた毎朝コンクールの出場資格証を見せ、あの幽霊親父、何すっか分かんねーぞと言う。
大沢家
清司が来てないか掃除中の弓子に聞いた。清司が訪れ、「弓子、ワインがいいな」って図々しすぎ。武に敏夫をなぜ毎朝コンクールに出場させるのか問い詰めた。清司は仕事がしたい、宮島音楽大学の教師にしてほしいと頼み、弓子が持ってきたワインの瓶を持って笑いながら出ていった。
「赤い運命」で怪演を見せた三國連太郎さんと緒形拳さんって、私のトラウマ作「復讐するは我にあり」では親子だったんだよ~。緒形拳さんの妻役は倍賞美津子さん。大映ドラマでつながった3人。
宮島家に行き、正彦や菊子に清司を教師にすることは絶対反対してほしいと言いに行った。もちろん正彦は賛成するつもりはない。
宮島音楽大学
武は貞之に清司の就職を相談した。正彦は子供ピアノ教室の先生をやらせたらどうかと提案した。
武は清司に子供ピアノ教室であることを話すと、清司は承諾した。あんな狂人を子供に関わらせるんじゃないよ! 清司は、これで宮島音楽大学の先生だと笑う。金が入れば何でもやると敏夫に言う。清司はカバンから写真を落とした。「パリの恋人」だと堂々としている。木元光子さん、再登場。
大沢家
弓子は清司の就職の世話をした武にお礼を言う。武は子供向けじゃ不満かもしれないがな…って、お前が一番バカにしてないか!? 清司は子供に教えるのも別に嫌がってないのに。妙子が紀子からの手紙を持ってきた。
紀子と光子のバイオリンを弾く2ショット写真が同封されていた。ここで、弓子が光子の顔を知るわけね。
あれ? 山口百恵さんは1話限りの出演と思っていたけど、写真と手紙の声で出演してるじゃないの! 写真を撮るためにパリには行ってないだろうけどさ。
お父さん、私のファミリー、みんなお元気? 紀子は世界中から集まったバイオリン科の生徒の中でトップの成績です。ウフッ、ホントよ。もちろんそれは光子先生の素晴らしいレッスンのおかげです。
でも、お父さん、その光子先生にとっても気にかかることがあるの。光子先生、毎日、毎日誰かを捜して、パリの街を歩かれているのです。
パリっ子たちは、みんなバカンスに出かけて外国の観光客に占領された真夏のパリ。だけど、光子先生はバカンスにも出かけず、ひたすら誰かを追い求め続けているのです。きっといなくなった人は光子先生の恋人なのだと思います。
世界一流のバイオリニストとして華やかに活躍していらっしゃる光子先生。そんな悲しい恋をしてらっしゃるなんて…紀子まで胸がきゅっと痛くなります。
今はただ、一時も早く、光子先生の美しい笑顔が戻ることを祈るばかりです。
パリの街を歩き回る光子。パリロケすごいな~。しかし、紀子の決めつけもすごい。
こどもピアノ教室
きちんとスーツを着て、子供を指導する清司。少女の母は拍手を送る清司の姿を見て、この子は本当に上手なのか聞いた。前の先生は怒ってばかりいた。清司は、その先生が気短でどっしり教えなければならない、焦らずピアノを練習することだという。生徒の母を美人で教養があってと褒める。岩本多代さん~!
ホント、美人だわ。昨日の藤田弓子さんといい「マー姉ちゃん」ファミリーだ。
教授室
信一は、なぜ清司を就職させたのか正彦に文句を言うが、正彦は随分反対したのだと反論。正彦は教授室に戻ってきた清司に父兄からの評判がいいと褒め、就職を世話したのは自分だと言う。正彦も武が嫌い。
レッスン室
英雄ポロネーズの練習を続ける敏夫。
武は清司は立ち直ったのだと敏夫に言う。華江が敏夫とデートしたいと武に許しを得て、出かけようとしたが、音楽大学に来ていた信一と鉢合わせ。結婚とデートは別だと華江を連れ去った。信一は武にも文句を言う。華江さんだけは死んでも渡さないって、お前のものだったときはない。
今度は明彦のところへ行った信一は華江が明彦と結婚するなら許すから、華江を監視するよう頼んだ。信一、早く仕事に戻れ!
敏夫と華江はパチンコ屋へ。華江は楽しむが、敏夫は帰りたがる。華江はお嬢さんの生活に飽き飽きしている。敏夫といると生きている感じがすると言う。
新しいマンションで暮らし始めた清司。即新しいマンションに住めるんだ!? 清司は何がなんでも華江と結婚しろとけしかけた。敏夫は敵の孫だから結婚しろという清司が理解できない。しかし、清司は敵の孫だから結婚して、宮島音楽大学を好きなようにしたい願望があった。敏夫は武をかばう。
清司は武のやってることは自分のためだと言うが、敏夫は華江とは結婚しない、大沢先生と母さんを守るという。本当にお父さん、殺しちゃうよとつぶやく敏夫を笑う清司。
ディスコで踊る敏夫。華江も一緒に踊るが、明彦が監視していた。
ディスコとを出た敏夫と華江がホテルへ。仲居があれこれ部屋の説明をするので、敏夫がチップを渡して帰らせた。敏夫は何度も来ているふりをし、こういう男だよと華江を家へ帰そうとする。
宮島家
明彦は菊子たちにいかがわしい旅館に入ったことを報告した。
大沢家
実が遊びに来て、武と飲んでいた。正彦から電話があり、敏夫を旅館から引きずり出すよう言われた。武が出かけようとし、実もついていく。何で!?
連れ込み旅館
敏夫は華江に帰るように言い、信一か明彦と結婚するように言う。華江は敏夫が好きなので帰ろうとせず、ちょうど乗り込んできた武に止められた。実は部屋に来た仲居にチップを渡して話を聞こうとした。
宮島家
華江が私の意思だと説明するが、貞之は怒る。実は華江は大人で自由だと話し、貞之が若い頃は随分好き勝手なことをしてきたと言って黙らせた。実は仲居に聞き、敏夫が旅館に入ったのも初めてだと言い、華江も私が悪いのだと再三説明した。敏夫は貞之に華江と二度と会わないと約束し、家を出た。これは華江に巻き込まれた感じだな。
敏夫を追いかけた武は「華江さんが好きなんだろ?」と聞く。身分じゃ家柄じゃないという武…ほんと、お気楽なヤツだ。
清司のマンションを訪れた敏夫は「大沢先生とお母さんが幸せになるためには死んでもらうしかないんだ」とベッドに寝転んでいた清司の首を絞めた!? 清司は死に、敏夫は手錠をかけられた。検事に詰められる敏夫。死刑!?…夢オチ!?!?
うなされた敏夫を三郎と良介が起こした。
華江との結婚を諦めた敏夫が全く分からない武は弓子に包帯を巻いてもらっていた。(つづく)
最後の最後、何!? あれだけのために中山仁さんを出演させたわけじゃないだろうに。それにしても1話しか出てないと予備知識を入れていたのに、突然の紀子の手紙、うれしかったな! 紀子は変な事件に巻き込まれず、順調にパリで勉強できていいね。

