TBS 1976年11月19日
あらすじ
友子(山口百恵)は、傷は治ったものの、下半身の感覚が戻らないために、苛立っていた。その様子を見て、母の鈴代(草笛光子)は心を痛める。
2024.7.30 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大山友子:山口百恵
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新田秀夫:三浦友和
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新田雄作:田村高廣
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大山豪介:中条静夫
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新田文子:南田洋子
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矢野ジロー:谷隼人
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捜査二課長:名古屋章
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大山政子:原知佐子
大山豊:中島久之
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岸田高志:加藤武
ナレーター:中江真司
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横田弁護士:加藤和夫
車椅子店の主人:小鹿番
岸田の秘書:田川恒夫
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北川和彦:長門裕之
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大山鈴代:草笛光子
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監督:國原俊明
今回は歌の前に前回までのあらすじ紹介。
東都大学医学部附属病院
鈴代は廊下を歩いていた豊に友子の脚のことを話すが、みんなで口裏合わせをしようと言う。まーた、秘密か。
病室
リンゴを食べるフォークで自らの太ももを軽く突いていた友子は秀夫が来ないことに苛立ち、強く突き始め、スネから出血した。
ちょうど病室に来た豪介、豊、政子は驚く。政子の動きはいちいちギャグっぽく面白い。豪介は、お前はヤブ医者だと豊を殴り、鈴代のことも罵る。みんな私が悪いの!と豪介に友子が謝り、その場は収まった。
マロン製菓というケーキ屋に入っていく豪介と北川。豪介は手づかみでケーキを食べ始め、北川は豪介は和菓子のほうが好きだと意外に思うが、豪介が欲しいのはマロン製菓の株だという。チェーンストアは全国で1500店。女子供相手にって…。
北川の家に矢野がいた。北川は豪介が罪滅ぼしで買ってくれたマンションで暮らしているが、豪介を憎んでいて、矢野にマロン製菓の乗っ取りを考えていることをすぐしゃべった。
大山家
ランニング、短パンで体を鍛えている豪介にフワフワで胸の開いたネグリジェ姿の政子が電話だと知らせた。頭にいっぱいリボンをつけてたけど、政子はストレートなんだから必要なくない!? 矢野から豪介に殺害予告。
豪介は警察は何をしている!と課長、新田親子を呼び出して責め、さらに友子が脚にフォークを突き刺したことを秀夫に話して胸ぐらを掴んだ。ショックを受ける秀夫に、豪介は告訴する!とたたみかけた。
車椅子店
一番高級でキレイな色のものをと豪介が所望し、店主が勧めた折りたためる車椅子に同行した政子を乗せて、店の外で動かすと、政子は「私は歩けるのよ」と大きな声で通行人にアピールした。
北川が弁護士の横田と駆けつけ、告訴状を作成したと渡した。
告訴状
(住所)東京都世田谷区尾山台三の一
尾山台団地A五-一〇四
被告訴人 新田秀夫
新田方
大島茂宅は東京都世田谷区尾山台1-9の一軒家。
病室
見舞いに来た豪介に私は走れないうさぎです、と冗談を言う友子。豪介は中身を見せずに書類に署名させ、買ってきた車椅子に友子を乗せた。友子はすぐいらなくなるのにと戸惑う。
検察庁の岸田検事に呼び出され、大山友子から傷害罪で告訴されていると知らされた秀夫は友子が歩けなくなることを知ってしまったのだと思い、ショックを受けた。ここのセットって吉野信人がいつもいたあの部屋だよねえ!?
A6-207
新田雄作
団地で犬飼ってる!? 帰ってきた秀夫は元気がない。さっきの告訴状と番地が違うのはなんでだ。お父さんに任せておけと言う雄作だったが、秀夫は友子にずっとついてると返し、雄作も文子も反対する。
病室の前に秀夫がいた。買い物から帰ってきた鈴代は、今にもノックしそうな秀夫の腕を引っ張り、帰るように言い、友子は脚のことや告訴のことは知らないのだと話す。友子は車椅子に乗って、病室から出てきて、秀夫を呼ぶ。鈴代に外に散歩に行きたいと言い、秀夫が車椅子を押した。
走っている感覚を味わいたいと秀夫に車椅子を押させる友子。
結構大変だと思う、秀夫さんが。
走れなくなったら生きていても無意味だと友子が言う。秀夫は何も言えない。豪介が近づき、秀夫を告訴したことを話した。秀夫は去り、鈴代を怒る。叩いてくださいと頬を差し出す鈴代に友子の付き添いだからと殴らなかった。もう、暴力シーン、いいから。
大山家
岸田検事から電話があり、友子に事情を聞きたいと電話を受けた政子はウキウキして、病室まで案内すると言う。
病室
岸田検事が秘書を連れて、友子の元を訪れ、確認のため告訴状を読み上げた。「被告人は脊椎を損傷し、ほぼ永久的に治療不可能な下半身麻痺の状態となり、極めて重大な肉体的・精神的苦痛を受けたものである」という文言に友子はショックを受け、体が震え出し、鈴代が抱きしめた。
政子は豪介に検事が無理矢理、友子に話したとチクリ電話をした。
目を覚ました友子は豊にカルテを見せるように言い、鈴代には一生車椅子で暮らすのは惨め、情けないと話す。そこまで言わなくても。
豪介が駆けつけ、豊や鈴代を怒鳴りつけた。友子は豪介に本当のことを話して、告訴状の内容は本当ね?と確認した。豪介は一生寝たきりだと真実を話した。私には何もないと泣く友子に命はあると言う豪介。本当のことを言える分、茂や信人よりいい父親に見えてきたぞ〜。
廊下に豊を引っ張っていった豪介は豊に見殺しにするなと言う。
鈴代も友子が死んだら後を追うと泣く。これまでのシリーズの若い女の子は真実を知ったら死ぬと周りが思い込む感じ、まあ実際、劇中の女の子は自殺未遂するけど、そんなに弱いものだろうか?
茶碗蒸しを作ろうと病院の調理場へ行った鈴代。たまたま居合わせた女性がナイフを落とし、嫌な予感がした鈴代が病室へ戻ると、友子はナイフを腹に突き刺そうとした。鈴代が止め、泣いた。たまたま病室に来た秀夫が助け起こそうとして、思い切り友子に拒否られた。
秀夫は自宅に帰り、自分の陸上をやってた時の写真やトロフィーを棚から叩き落とした。(つづく)
宇津井健さんの頑なに秘密を守ろうとして周りを巻き込むより、豪介のほうがよくないか!?と思い始めてきた。ネタキャラみたいに面白いのにズルい! ただ、今までよりカップルになる過程が強引すぎる。だから、俊介と直子の関係は、そのまますんなりいけば、一番ツボな関係だったのにな〜。