TBS 1977年5月5日
あらすじ
舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ。
2023.10.10 BS11(イレブン)録画。
浜川家
信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。
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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。
千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。
明:羽田勉…千絵の次男。
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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。24歳。
トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。
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戸倉聰:松田洋治…千絵の長男。
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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。4月で20歳。
三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。
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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。
湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。南平と同じ歳。
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小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。
小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。「はまかわ」でパートをしている。
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野口恒介:佐藤英夫…信乃の幼なじみ。信乃には「こうちゃん」と呼ばれる。
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大島先生:進千賀子
協力/九段・一口坂 さかぐち
信乃が寝ようとしていると南平が歩いて行くのが見えた。桃子のことが気になりすぎて階段を降りる南平の脚が長い! 階段下のトキの部屋の前で話すもんだからトキも起きて、南平に夜遊びもほどほどにと注意する。
東作まで起きて様子を見に行くが、戸締りがどうのとごまかされた。
部屋に戻ると千絵から旅行をやめましょうよ〜とネチネチ。聰も意地になっているが、東作も意地になって連れて行くと言う。
杏子は敬太とのんちゃんの部屋を訪ねてドアを叩く。部屋に入り、全て桃子にバレてしまったことを話した。のんちゃんなぜ腰に毛布を巻く!? 敬太と杏子は桃子のところへ行く。
桃子は鹿児島に帰って母の看病をするつもりでいる。杏子も杏子なんだよな〜。敬太は自分でも恋人より母親を取るから桃子の気持ちは分かると理解を示す。だけど、はまかわの義理のためにも忙しい連休まで働くべきと言い、杏子は桃子がいなくなったら敬太の田舎に行けない、支店の手伝いをさせられるのは嫌…えぇ~、そんな理由?
翌朝、桃子になんとか事情を聞き出そうとする南平を信乃が止める。信乃も何となく杏子に尋ねるが答えない。杏子あての手紙を勝手に桃子に渡すな。
支店
桃子は忙しく立ち働く。
あられ老舗はまかわ
杏子は敬太との約束を取り付ける。
東作は工場が終わる前にスーツに着替えて行き先も告げずに出かけて行った。連休の前日かな?
大島道子先生のアパートを訪れた東作。先生から聰は家庭で差別を受けている、明と区別されていると指摘された。東作は聰の事情を聞き、先生は偏見として見ている、特別扱いしないでくださいと言い、聰を立ち直らせてみせると頭を下げた。立ち直らせる…という言い回しは気になる。
帰り道、聰の塾通いについて話す。聰は自分で努力すると言い、聰は東作をこんなカッコいいお父さん初めてだと褒める。
支店
南平は配達帰りに結婚式場を見てきたと言うが、桃子は鹿児島に帰って看病をすると言う。南平は桃子を抱きしめ、帰さない、どこへもやらないと言う。
帰ってきた桃子は部屋で泣いている。
南平は信乃に相談。信乃は桃子の立場なら同じことをしていたと話す。
敬太と杏子の帰り道。敬太は母親に紹介するつもりで連れて行く…ほぉ…。
桃子たちの部屋
デートして帰ってきた杏子に桃子は杏子だけは幸せになってねと話す。
翌朝、千絵が南平を起こしに行くと、今日は休むと起きない。
桃子と信乃の話し合い。千絵は事情を聞かせてもらえない。最後まで千絵さんは桃子に慕われるわけでもなし、蚊帳の外だったな。
南平が支店をやめると言い出し、信乃と東作が南平の部屋に行くが、桃子のことも帰りたいならさっさと帰ればいいと言う。
杏子が起きてないことを心配して敬太が部屋を覗くと部屋がきれいに片付いていて、置き手紙があり、杏子が鹿児島に帰っていた。
支店
手紙を読んだ桃子は鹿児島に帰ろうとしたが、信乃が止める。うえ〜、杏子が犠牲になる展開!?
ものすごい雰囲気の店に入ってきて平然と注文する客すげーや!
客:横田泰子
客:近松敏夫…1910年生まれ。
このドラマ、渋いおじさん俳優だらけのドラマだったな。「おやじ太鼓」のイッちゃんもいたし、「二人の世界」の沢野もいたし。あ、このドラマ「若者たち」の太郎と次郎が揃ってたんだ。
信乃はことの顛末を千絵に説明。信乃はうちは嫁運がいいと桃子や千絵を褒め、千絵は感動の涙を流す。千絵は嫁として褒められるのが一番嬉しいんだろうね。
連休は敬太は一人で田舎へ、のんちゃんは常さんの家へ。
家にはトキと信乃の2人きり。旅行に行った描写のない東作たちも帰ってきた。子供たちは行ったそばから浜川に帰りがっていた。そこまで恋しがる家かね?
常さん夫婦とのんちゃんも帰省。養子話はまとまったらしい。
ダイニング
敬太以外みんな帰ってきた。こうちゃんは誰もいないかと思って遊びに来たが、酒とつまみを置いて帰ってしまった。しょんぼり帰って行くこうちゃんとすれ違う敬太。
支店は忙しい。
信乃の笑顔で終わり。
「ほんとうに」→「道」→「心」の順番で見たかった。「道」と「心」はこれで解決する?と思うような展開をうまくまとめていたスッキリラストだった。「ほんとうに」はいろんなことを解決しないまま終わったような。上條夫婦の再登場あると思ったんだけど、完全に縁が切れたのかな? モヤモヤが残りすぎた。
杏子の犠牲の上で幸せになる桃子と南平にモヤモヤ。途中まではわがままを押し通す妹と思っててごめんって感じだけど。結局のところ、苗字問題は戸倉の跡継ぎだからとそのまま、トキの妹のフサ親子のゴタゴタもなんだったんだ。
最終回につれ、東作は父親としての自覚が出てきたけど、そもそも千絵はあのままだった。草刈正雄さんのかっこよさを堪能できたのはよかったけどね!