TBS 1977年3月17日
あらすじ
舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ。
2023.9.27 BS11(イレブン)録画。
浜川家
信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。
*
東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。
千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。
明:羽田勉…千絵の次男。
*
南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。24歳。
トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。
*
戸倉聰:松田洋治…千絵の長男。
*
三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。4月で20歳。
三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。
*
三浦うめ:中北千枝子…桃子、杏子の母。
*
高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。
湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。南平と同じ歳。
*
小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。
小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。「はまかわ」でパートをしている。
*
野口恒介:佐藤英夫…信乃の幼なじみ。信乃には「こうちゃん」と呼ばれる。
*
川原美知:研ナオコ …南平の友人。南平に片思い。
*
はまかわのパート主婦
時枝:益田愛子
たか:山川久乃
協力/九段・一口坂 さかぐち
東作たちの部屋
パジャマ姿で子供たちと相撲する東作。
電話が鳴り、階段を駆け降りる東作たち。千絵は南平が鹿児島に来たことを話し、電話のすぐ隣の部屋のトキも東作のそばに立って聞いている。千絵は信乃に口止めされてたのに信乃が風呂に入っている間にこっそりかけていた。
慌ただしく電話を切った千絵。東作はトキにも口止めされていたため、子供たちの前で千絵は要領の悪い女だとトキに話してしまう。聰は機嫌を損ねて階段を駆け上がり布団をかぶった。なんだかね〜。
ホテル
風呂上がりの信乃に千絵は南平と桃子を一緒にさせて欲しいと言うが、信乃は今後、南平のことに口出ししないでちょうだいと激怒する。
三浦家
桃子はこの家に置いて欲しいと言うが、母は早く東京に帰るように言う。
あられ老舗はまかわ
杏子が敬太に事情を聞くが、何も分からず。遅番だという杏子は麻子やトキの手伝いを自主的にする。私が敬太さんを好きだと言ったばかりに…と気にしているが、杏子の思いが軽く扱われてかわいそう。
トキが組合からの電話を受けた。南平は旅行の途中で体調が悪いと帰っていて、トキは適当に調子を合わせたが、東作が何か知ってるだろうと怪しむ。
三浦家
南平が桃子の実家を訪ねた。桃子の母に桃子さんと結婚させてくださいと言っちゃった! 母は南平を家にあげて話を聞く。
浜川家
信乃と千絵が帰宅。トキがあんたたちがいなくても大丈夫だったと言い、信乃はムッとする。
三浦家
南平が事情を話し、母は桃子が東京に帰りたがらない事情を理解した。桃子は奥様に祝福されない結婚で幸せになれる道理はないと言い、母も敬太とのことは断る、桃子はしばらく手元に置くと話した。南平は桃子を迎えにくると言う。
浜川家
信乃はトキに南平の話をした。南平は東作と違うと怒りに満ちている。
あられ老舗はまかわ
麻子が店番をしていたが、千絵が替わる。ヨーロッパ旅行帰りの美知が顔を出した。失恋の痛手を癒すため、父親にお金を出させた旅行らしい。
明、帰宅。美知に対しては不審そうな顔。
作業場でも工場でも気まずい敬太。
ダイニング
信乃は敬太に桃子のことを話せない。東作が敬太に話をすることになった。
信乃の部屋
信乃を心配する明と聰。明を抱きしめ、いつまでも大きくならないでと恐ろしいことを言う。
茶の間
東作は敬太に南平が桃子を好きだということを話した。東作は南平と桃子は一緒にさせないと言う。敬太は信乃に南平の気持ちが分かってて縁談を進めたんじゃないかと鋭く指摘。俺の存在を理由に南平と桃子の結婚を反対するのはやめてくださいとはっきり言う。敬ちゃん、さすが。
信乃、トキ、千絵が集まる。杏子が家を訪ねてきたので、千絵が事情を話すと玄関に出た。
アパート
敬太が荷物をまとめているのをのんちゃんが止めるが、女にフラれたくらいで一生の仕事を投げ出す奴なんて出て行けと止めてんだか何だか分からないぞ!
今度は杏子もアパートを訪ねて敬太を止めた。のんちゃんはいろんな人のお世話になって一人前になれたのにこんなつまらないことで出ていくなと言う。つまらないことと言われるとそれはそれで…。「道」ではあっさり店を辞めた岡本信人さんがよく言うよ!
敬太の説得に成功し、飲みに行こうと笑顔になるのんちゃん。あ、桃子が19歳なら杏子も当然未成年よね!?
あづま亭
こうちゃんに愚痴る南平。焦りすぎだと言うこうちゃんはカウンターを出て南平の隣に座って本格的に話を聞き始める。南平はおふくろのペットじゃないと話す。
お金がないからツケのきく店で飲みたいとあづま亭に来たのんちゃん。南平は隠れて奥に行こうとするが敬太に見つかる。結局、のんちゃん、敬太、杏子と一緒に飲む。のんちゃんは南平の味方。敬太もおふくろを捨ててまで一緒になるつもりはなかったと話す。
南平はしばらくこうちゃんが面倒を見ることになった。
あられ老舗はまかわ
また美知が訪ねてきた。のんちゃんが美知の手をつないで出て行って、事情を話す。
あづま亭
美知が南平を訪ね、南平が惨めだと泣き出した。
作業場
南平を思う信乃。(つづく)
あんなに感情の起伏の激しい信乃が桃子や職人たちに慕われている理由が分からない。