TBS 1980年5月1日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸（山岡久乃）、平（宇津井健）、寛（篠田三郎）、友（長山藍子）という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.4.4 BS11(イレブン)録画。
- provided courtesy of iTunes
そういえば↓前も年の離れた姉が妹を育てたという話があったな。
姉はいい人がいたけど独身で妹の面倒を見続ける…今回のドラマとは形がちょっと違うけど橋田さんの好きな設定なのかな。
と、話がそれましたが2話。それにしても題字やキャストの筆文字が美しくて見惚れる。
朝、お天道様に手を合わせる平。朝から元気な平に従業員たちは驚く。これまでいつも仕入れは佐和と行っていたが、奥さんをもらう人の車には乗れないからバスに乗ると佐和は意地を張る。明るく軽い江戸っ子役の宇津井健さんにまだ慣れない。
糸は研究室はお手当が少ないだろうと寛にお小遣い？を渡す。女の子に奢ってもらうなんてみっともないというのが時代だねえ〜。伸子に奢ってもらったことが耳に入っていたらしい。
仕込み中、平との結納を終えた峯子が訪れた。松原智恵子さん美しいなあ〜。峯子は平が寝込んでいると思い込み、手伝いに来たという。糸は峯子を気に入っているが、平は峯子から逃げ回る。峯子は小料理屋を営んでいたが、平と結婚するにあたり店は閉める。
糸は従業員の紹介をする。男の子2人は中学卒業後からそれぞれ10年、5年と働いている。杉田かおるさん演じる哲子も岩手の山奥から出てきた中卒の女の子。1980年代にこんなに中卒ばかりいる！？ 初期の金八でも中卒で働く人はクラスに1、2人はいたけどさあ。
お昼時、店を手伝う峯子だが峯子に反発する哲子の態度が気になり、昼休み、糸に哲子を辞めさせて自分の店の子を連れてきたいと言う。ふんわりした峯子から出る言葉とは思えない。店を改装したいなどとも言い出し、さすがの糸もタジタジ。
そして店内で休憩していた哲子もいくら結婚するからって我が物顔で大きな顔して命令するのが許せないと他の従業員と文句を言い合う。哲子もまた気が強い。下手な方言は興醒めなので中途半端な訛りがなくてよかった。
八百鶴の鶴次郎が不在なので、佐和の店に聞きにきた平。喜和は鶴次郎の行方はわからないというが、峯子が結婚前なのに手伝いに来るなんて見上げたものだと褒める。峯子の話題になるとしゃっくりが止まらなくなる平を佐和は気遣う。
友と一緒に食事している鶴次郎。天涯孤独の鶴次郎にお得意様を紹介したのは友で、鶴次郎は恩義を感じていた。友が男と暮らしていたアパートは電気もガスも止められて追い出された。2ヶ月前に男も逃げ、友も体を壊して働けなかった。鶴次郎は一村に戻るようにいうが友は帰れないという。
伸子は経済学部に通う大学生だが、家の手伝いで芸者もやっている。寛に出くわすとスナックへ行こうと誘う。
一村閉店後、鶴次郎が友を連れてきた。家に入れないと怒る糸をなだめる平。友は一人じゃなく、友と駆け落ちした相手の子供を連れてきた。中2の恵一(田原俊彦さん)と小3のター坊(太一)。金八終わったばかりのトシちゃんが中2！ 杉田かおるさんより年下の役！ ター坊が「本日も晴天なり」の子役順平。朝ドラ前だからさらに幼い。でも恵一もちゃんと幼い感じになってる。
親の都合に振り回された子供たちを気の毒に思った糸は家に上がるように言うが、ター坊が倒れる。かかりつけの滝村医院に行く一村の面々。圭造は栄養失調による貧血だという。精密検査が必要だという大介に終戦後は嫌になる程見てきたと返す圭造。それにしても圭造役の桜井センリさんの明るい声というか軽い声というかなんか好きだな。
病院から帰ってきたター坊たちにメロンを出す糸。峯子は急な家族登場に戸惑う。
一方、伸子は1時間も待ちぼうけを食わされた挙句、寛に誘いを断られて、千代に怒りをぶつける。
翌朝、平が友とアパートの整理をしに行こうとするが、仲人の佐伯(タコ社長)が峯子から友も同居するなら結婚を考えさせて欲しいと相談を受けたとやって来た。戸惑う糸。(続)
トシちゃんがこういう役とは思ってなかったな。元々3Bのクラスメイトより年上なのにね。それにしても出てくる女の人、みんな気が強い。壽賀子語録、1話は道理がない、2話はこしらえるいただきました〜！
