徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第3話「他人の子」

TBS 1980年5月8日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.4.5 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

とんかつ屋「一村」

恵一とター坊は哲子と店の掃除を手伝っていた。糸は掃除をやめさせ、本屋で本を買うようにお金を渡そうとするが「いいです」と恵一は断る。

 

友と友たちが住んでいたアパートに行った平。アパートの部屋はめぼしいものは売ってしまって荷物らしいものはなし。ガスも電気も止められていた。逃げた男・宮寺をかばう友。元は羽振りの良かった宮寺だったが友と一緒になったことで仕事を失った。宮寺の妻も今は別の男と暮らしている。恵一たちから母親を奪ったという自負のある友は子供たちを手放したくない。平は友に50万円を渡し、借金を整理するように言う。

 

ター坊、セリフらしいセリフはないがかわいい!

 

鶴次郎は恵一たちにジャンパーを持ってきた。小倉一郎さん、細っ! 恵一たちのジャンパーの肘が擦り切れてることにいち早く気付く男。

 

小料理屋「佐和」に野菜を運んできた鶴次郎がポロッと友のことを話してしまい、友の顔が見たいと「一村」に駆けつける喜和。野次馬根性で乗り込んできて!と怒る糸。

 

茶店

寛と伸子が会っていた。伸子は約束をすっぽかされたことを怒っていたが、寛は伸子が芸妓置き屋の跡取りであることを気にしていてケンカになる。でも、伸子はいつも寛に奢ってるんだよねえ。昭和では珍しい関係!?

 

家に帰った寛は恵一たちにお土産を買ってきた。一村家の姉弟たちは子供たちにはみんな優しい。

 

友、寛、恵一、ター坊で夕食。最初は遠慮してあまり食べない恵一たち。友は、この子たちをこんな風にしてしまったのは私のせいと泣き出す。

 

子供たちを寝かしつけた後、姉弟たちと話し合い。平は友に子供たちを背負い込むことはないという。よくそんな鬼みたいなことが言えるねえと糸。別れが辛くなるから今のうちに手放した方がいいという平に寛も同調。友はあの子たちとは別れられないと泣く。糸は子供たちの親が迎えに来るまで家に置いておきたいと話す。早くに親を亡くした糸は不安そうな弟妹たちの姿を覚えていて、恵一たちと重なったせいもあり、子供たちを受け入れたいと思っていた。

 

友は恵一たちを元の明るい子にして宮寺の家に返してやりたいという。中3になった恵一は受験生なので転校させない方がいいだろうと寛はいう。ター坊はここまでセリフがなかったが、家庭環境がぐちゃぐちゃになって学校に行きたがらなくなったし、しゃべらなくなったらしい。

 

芸妓置屋「川本」

アルバイトで芸者している伸子の前に女将であり伸子の母の志津が現れる。すごい貫禄。山田五十鈴さんが演技してるとこ初めて見たかもしれない。

peachredrum.hateblo.jp

あ、この人か。

 

滝村医院

圭造と大介がケンカ。大介は圭造がただの栄養失調と診断したが、もっと検査をすべきと主張。圭造はあまり一村家に踏み込むべきではないと言い、ハナがなだめた。検査はちゃんとやった方がいいような?

 

平は仕入れに行く佐和に会って少し話をした。佐和も友のことを気にしていた。

 

寝坊した伸子に昨日の座敷の振る舞いを怒る志津。ありがたいと思われたって文句を言われる筋合いはないという伸子は布団をかぶってしまうと、千代が志津に友が帰ってきた話をする。伸子は今までの寛の態度に納得がいき、大学へ行く!と飛び起きた。

 

一村家に佐伯がやって来た。平は峯子との縁談を断ってしまう。(つづく)

 

元々、平はあんまり峯子と結婚したいと思ってなかったのに友のせいにしたみたいでちょっとなあ。とっとと自分の口で断れば良かったのに。どの家も個人事業主で跡取り問題で大変。