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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第24話「愛のめばえ」

TBS 1980年10月2日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.5.11 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

夜、恵一(田原俊彦)不在の部屋に入った友は恵一の引き出しに入っているノートなどを漁る。友を止めた平は「そんなもの見たって分かる道理がないだろうよ」。友は恵一の考えていることを知りたい。平に止められ泣きだす友はしょせん赤の他人だから両親を探し出して返してやりたいと言う。平は男同士で話し合うと約束し、両親を探し出すようなことはするなと諭す。宮寺はどこいった?

 

母・孝子(波乃久里子)の家は最初は一戸建ての家だと思ったけど、アパートの1階なのかな? 部屋に上がった恵一は孝子にター坊をこの家においてほしいと頼み、宮寺は仕事を失敗していなくなり、友の実家で暮らしていると話す。孝子はそのことを知らず、家を出てすぐ宮寺と会い、友が子供たちの面倒をよく見てくれてると聞いたという。孝子は子供たちだけでも連れて出ていきたかったが宮寺に拒まれ、死のうと思っていたが、今一緒に暮らしている男が助けてくれたと話す。

 

孝子はター坊を連れてきたとしても自分の一存では決められないし、この家を出て一人で3人の子供を育てることはできない、我慢できないほどつらかったら施設に入ったら…などと言うので恵一は帰ろうとする。孝子はお小遣いを恵一の胸ポケットにねじ込み、電話番号を教えようとするが、恵一は走り去ってしまう。入れ違いに野村(大出俊)帰宅。

 

一村家茶の間

恵一の帰りが遅く、友は店に出られないほど落ち込んでいるのを鶴次郎(小倉一郎)が励ます。ター坊も責任を感じる。鶴次郎は友にプロポーズしたのが気まずく、最近はさっさと帰っていた。友はありがたいと思っているとお礼を言うが、鶴次郎は話題を打ち切るように恵一を探しに行こうとする。

 

鶴次郎が玄関を出ると恵一が帰ってきた。ター坊はお母さんに謝れというが、恵一は一言も発することなく、部屋に入った。

 

恵一の部屋

平が部屋に行き、恵一の話を聞こうとするが、自分で乗り越えると話そうとしない。平は一村家の人間はみんな心配していると言って聞かせる。

 

風呂場から出てきた濡れ髪の哲子(杉田かおる)が表で待ってると恵一に言った。風呂場の廊下を挟んだ向かいがトイレ? 友に見られそうになり、慌てて去る。

 

路地

哲子は母親に会いに行ったのか恵一に聞く。哲子は恵一たちの別れた母親は2年もたって新しい生き方をし始めたのだと話す。哲子自身、一村のおかみさんたちに会って、温かい人たちがいるのだと気付いた、お母さんのことは忘れなさいと言い、泣き出す恵一にハンカチを差し出す。まあでも2年は早いよね? 赤ちゃんいるからもっと切り替え早いよね。

 

恵一の部屋に夜食の牛乳とサンドイッチを持ってきた友は恵一がいないので探すと、店の前の路地で話し込む恵一と哲子を目撃してショックを受ける。

 

翌朝、ダイニング

食事をしている恵一とター坊。友は恵一に人生の節目に大事なことがあると説教する。恵一に弁当を持たせてるけど、中学校は給食じゃないんだね。

 

河岸から帰ってきた平には「行ってきます」という恵一とター坊。

 

糸と平が朝食を食べに来たところで友は恵一と哲子の仲を話すと、平は軽率、様子を見るべきだという。糸も哲子のことは疑っていないし、辛く当たるようだったら承知しないと注意する。友の姑根性怖いわ。

 

三條(山村聰)から平に電話。平や糸に話があるので、今度の日曜日に来る。平や糸からすれば話の内容が見当もつかない。

 

とんかつ「一村」

日曜日の朝、鶴次郎はター坊を連れてハイキング。鶴次郎は友も一緒だと思ってちょっと残念がる。本当は友、恵一、哲子も行く予定だったらしい。哲子だけでも行けばいいのにとつぶやく友が怖い。平はお弁当を2個持たせる。

 

午前中に三條が来るので、友も準備。糸は寛に関係することだからと寛に電話する。寛は心当たりがないと言うもののすぐに行くと動揺する。

 

伸子(東てる美)が寛のマンションに来た。本当は午後1時からデートだったらしい。三條が一村に来ると聞いて伸子は結婚のことを話してくれると思って喜ぶ。寛は伸子から三條の自宅の電話番号を聞き出して、今日の訪問を中止させようとしていたが、伸子は知らない。こんなに早く結婚話をされては困ると思っている寛だけど、伸子は構わないと思っている。

 

一村家にやってきた寛は平や糸に心当たりはないが、三條がどう言おうと聞き流してほしいとカミカミで慌てている。三條を迎えに行こうとしていた寛だが、三條が玄関先まで来ていた。

 

寛は台所に引っ込んでいる。三條は伸子との結婚の話をし始める。糸は伸子は芸者をやる人間なので寛との結婚はないと言うが、三條は伸子の実家が反対しても結婚させると言い出し、伸子が実の娘だと話す。父親らしいことができなかったので、せめて今、父親らしいことをしたい、志津の説得もするから結婚を許してやってほしいと頭を下げる。

 

部屋でアイロンがけをしていた哲子に恵一がノートを渡した。ノートにはびっしりと恵一の哲子になら甘えられる、生きる支えなどと気持ちが書かれていて、交換日記の提案もされていた。甘~い。一方、友のことは“あいつ”呼ばわり。交換場所は玄関の庭石の下。これは誰かにばれるだろうな。哲子はすぐに返事を書く。

 

金八のころとビジュアルが変わらないからどうしても金八を思い出す。この日の放送日が1980年10月2日(木)で、翌10月3日(金)が「3年B組金八先生」第2シリーズの初回。第1シリーズのメイン生徒の出演ドラマと第2シリーズが並行されて放送されてたんだね。第2シリーズ13話の12月26日には第1シリーズの生徒たちの同窓会もあって、こちらにも出演してたわけか。

 

恵一の部屋に寛が勉強を見に来たが、友が寛を呼びに来て連れていく。

 

寛は三條や糸、平の前で伸子と結婚することを宣言する。

 

寛のマンションを訪れた三和(沢田雅美)は寛が不在なので、一村家へ。友は寛が結婚をすると話すので三和は動揺して帰っていった。

 

「佐和」厨房

三和はヤケ酒をあおる。様子を見に来た佐和(大空眞弓)にお嫁に行く当てがなくなったから、お姉ちゃんは好きなところにお嫁に行ってねと言い、心配になった佐和が喜和(赤木春恵)を呼ぶ。寛は三和に対しては幼なじみ以上のものはなかったんだね。

 

一村家

三條が帰るなり、糸は寛をビンタ。「姉ちゃん、寛ちゃんのお嫁さんには夢があったのに」って、そんなあ~。(つづく)

 

友が恵一を心配するあまり、哲子につらく当たる展開はやめてほしいよ。加奈だけで十分。しかも、加奈は友にとっては敵でも何でもないのになんであんなにつらく当たったのさ? 浩介に夢中な糸不在で忙しすぎてイラついてたから? 働き手が増えたんだから喜ばしいことなのにね。

 

今週はここまで。週末は「男たちの旅路」見るよ~。