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【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第28話「死をみつめて」

TBS 1980年10月30日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.5.18 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

展開が気になりすぎるのでリアルタイムで見る!

 

平(まさる)が警察から帰ってきた。哲子(杉田かおる)の田舎にも連絡なし。友(とも)は死んじゃうんじゃないかしらと探しに行こうとする。パニックになる友を止める糸と平。ほんと、友には呆れる。

 

友を落ち着かせて平が部屋に連れて行ったすきに糸は圭造に電話して往診を頼む。

 

恵一(田原俊彦)の部屋にいる友は母親らしいことを何もしてやれなかったと泣く。またか…。

 

「一村」厨房

従業員たちに事情を話した糸。「信じられないなあ、恵ちゃんと哲ちゃんが…」と噂し合う。これから戻りづらい。哲子は大人の対応してたのに。

 

圭造(桜井センリ)は友に栄養剤を打つ。

 

「佐和」厨房

鶴次郎(小倉一郎)が野菜を届けに来て、一村では友が倒れて、哲子が辞めたと内情を話す。

 

足りないものがあるが、今日は配達しないと言われて、佐和(大空眞弓)は買い物に行くふりをして「一村」で掃除を手伝い始める。鶴次郎も皿洗いを手伝う。

 

「佐和」厨房

佐和が戻ってこないのでイラつく喜和(赤木春恵)にしっかり仕事をしてみせる三和(沢田雅美)。頼りになる。

 

「一村」厨房

ドレッシングの味も覚えなきゃと言う佐和。それにしても昔のドラマを見ていると、どの人も料理に手慣れてるし、作業しながらの芝居も自然。

 

「佐和」も「一村」も開店。佐和の仕事ぶりに糸も関心する。

 

昼休憩

佐和はお給仕くらい女の役目ですからと従業員のお昼も手伝う。従業員たちは自分たちでやるって言ってるんだからさあ。糸は友の様子を見に行くが、友がいなくなっていた。

 

昼休みも帰らない佐和に私たち2人で大丈夫と三和は喜和に言う。

 

平が友を探しに行き、駅前で倒れて救急車で運ばれた女がいると聞き、消防署に行く。

 

ター坊が学校から帰ってきた。黄色と黒の縦縞セーターを着ている。鶴次郎と八百鶴へ。

 

友が平と圭造に連れられて帰ってきた。佐和はスープを運んできた。あれ? ター坊も鶴次郎も枕元にいた。ター坊は母さんについてると健気。

 

糸は圭造と本当の子供じゃないからとこんな苦労して…みたいな友を気の毒がる会話になってて、え〜!? 友が原因でこういうことになってんのに。

 

千葉の海を歩く恵一と哲子。珍しくロケ! 哲子は父さんと母さんに会えるから死ぬのは怖くない、恵一くんと離れ離れになることもないしと心を決めた様子。海を見つめる2人のバックに割とほのぼのした音楽が流れる。このドラマあんまり深刻な劇伴ないけどね。

 

とんかつ「一村」

夜の営業。寛(かん)が恵一を心配して店に来た。伸子(東てる美)に店の手伝いさせるという寛に伸子が寛の許嫁なら私もいずれお嫁に来るからと佐和は微笑み、糸も寛も驚く。喜和に黙ってきたという佐和に挨拶に行かなくちゃと焦る平。しかし、佐和は子供じゃないんだからと断る。

 

小料理屋「佐和」

三和は喜和に私のどこが気に入らないの? お姉ちゃんいなくていいでしょ?と言い、佐和には長女が店を継がなきゃならない法はないんだし、出てって!とケンカっぽいやり取りをするが、喜和には下手な馴れ合い芝居とバレバレ。三和は泣いて喜和に佐和の結婚をお願いする。佐和も泣きながら反対されても一村に行くと言う。

 

翌朝、いつものように河岸に行こうとする佐和に喜和は河岸なら三和に行かせたらいい、恵ちゃんのことが落ち着いたら糸ちゃんと話し合うと言う。恵ちゃんと言ったように聞こえたけど、平(へい)ちゃんか?

 

友は布団に寝たまま。ター坊はお粥を食べさせてやろうかとそばについているが、ター坊宛に恵一からの速達が届いていた。こんなに朝早く? 海の見えるところにいる、一村の人に可愛がってもらえと遺書のような内容に友は取り乱す。

 

まだ海を歩いている恵一と哲子。民宿のおばさん(宮内順子)に学校はどうしたの?と聞かれ、きょうだいという設定なのも疑われている。お金もなくなった。5万円も持ってたのに?

 

海で亡くなったムシロをかぶった遺体に縋り付いて泣く母親(渡辺康子)の姿を見かけて動揺する恵一たち。

 

民宿に戻ると、民宿のおばさんが部屋に来て、さっきの水死体は高校生で何の不足があって死んだのか…という話をした。

 

一村家茶の間

寛が会社を休んできた。平が千葉に行く間に寛が片っ端から民宿に電話をすると言う。友は平についていく。ター坊も連れてくの?

 

「佐和」厨房

喜和は娘なんてつまんないわねえ、他人の家でいいようにこき使われてと気が抜けた様子。三和にあんたはどこへも行かないでおくれよと泣きつく。

 

とんかつ「一村」

佐和は店の仕事を手伝う。糸とも今のところはいい感じ。

 

茶の間で寛は電話しまくっている。

 

海にいる恵一の背景だけ合成っぽいな…。「俺たちキレイなままで死のうって言ってたけど」と哲子に言うと、哲子は目を閉じる。夕景の中、2人の影は近づ…かないまま、つづく。

 

また予告なしか。

 

大人たちが恵一たちに振り回されて友がかわいそうムードになってるのがなんだかなー! 友がちゃんとしてたらこんなことにはなってないよ!

 

BS松竹東急の「3人家族」は平日の午前中が再々放送で「心」が終わったすぐ後の5時からが再放送だったのね。このドラマはいつ見ても面白い。