公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
惣吉（川野太郎）の記憶が戻り、外川の浜は大騒ぎとなる。かをる（沢口靖子）は惣吉に再婚したことを告げたが、惣吉は黙っていた。惣吉は特高の久永（西岡德馬）の尋問を受け、フィリピンでの扱いを語る。入兆では、吉武家が何も言ってこない限り静観していようと決める。とね（草笛光子）や善吉（安藤一夫）も喜び、墓前で惣吉の無事を報告する。とねは惣吉に現在の様子を語る中で、かをるが再婚して双子を出産したことを伝える。
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漁師たちが吉武家にかけこんできて「若旦那のもうれんやっさが出た」と騒ぎだした。”もうれんやっさ”は、かをるがツエと共に吉武家に来た時に、ツエが漁師たちにからかわれていたっけ。
惣吉が漕ぐ櫓舟が浜に近づいてきた。浜には、とねや漁労長、善吉、漁師たちなどたくさん集まっていた。善吉は舟に駆け寄り、惣吉に抱きついた。目の前に現れた惣吉に抱きついて泣き出すとね。
舟から降りたかをるは梅木の元へ行き、惣吉の記憶が戻ったことを報告し、抱きついた。遠くから惣吉が見てなかったかな？
吉武家に帰った惣吉は、久永刑事から尋問を受ける。アメリカの密航者と思われ、ミンダナオの収容所へ。言葉が分からず、記憶をなくしていたため、弁明できず、鉱山で強制労働させられていた。
2年ほどたって日本人だと分かるが、スパイ容疑で釈放されず。思想教育は受けなかったか？と久永に訪ねられたが、それは否定。ラワン材を運ぶでっかい船で帰ってきた。久永刑事の西岡徳馬さんは全然印象が変わらない。
関係ないけど「踊る大捜査線」の時のいかりや長介さんが”フィリッピン”と発音してたのを覚えてるけど、律子が銀座で惣吉に話しかけたときの刑事や、漁労長もやっぱりフィリッピンだった。ある一定の年齢以上の人独特の発音だなー。
惣吉は、かをるが吉武家にいないことを不思議がるが、「再婚した」って言ってたなと思い出す。赤ん坊が流産したこともとねが渋々話した。善吉が「もしかすっと赤ん坊の命が兄さんに乗り移ったんじゃねえかな」と斬新な励まし方！
久兵衛が双子で流産した分も一気に取り返したもデリカシーないけど、ツイッター上でも一人は生まれ変わりじゃないかというのも、それぞれの考え方だろうけど、なーんか私はちょっとやだなと思った。
今になって見ると、かをるは漁師の生活がそんなに合ってなかったんじゃないかと思う。惣吉も優しいし、嫁姑問題もない。でも子宝になかなか恵まれなかった。惣吉が遭難して、かをるが女親方になろうとも思わなかっただろうし。
そこに初登場の浅利先生と娘。ますみは善吉の婚約者だそうで。ますみは生田智子さん。
坂東家では、英一郎が姉さんのことは別としてお祝いをしなくていいのかと言うが、久兵衛は坂東家と吉武家は惣吉の葬式以来義絶してる、梅木も静観したほうがいいという話になった。
どうか何事もありませんようにとるいは手を合わせていたけど、無理やり再婚させたことをちょっと後ろめたく思っているのかな。あの再婚しろ攻撃は辛いものがあった。
外川の浜は惣吉の生還を祝って沸きに沸いた。村人は祝い酒を飲み交わし、利根川丸は大漁旗を掲げ、そして浜辺ではにぎやかに大漁踊りが繰り広げられていた。
惣吉たちは吉武家の墓参りに来ていた。とねはかをるに双子の男の子が産まれたことを伝え、くれぐれもかをるさんの幸せを壊さないようにしてやっておくれと言った。漁労長は「お前も再婚するこったね」と提案するが、惣吉は「俺の女房はこの世に一人しかいねえ」とつぶやく。
とねさんは全くかをるの悪く言わないんだよね。でも、とねさんの提案通り善吉との再婚はしてなくてよかったねー！！！ それだけはもう。
あんなに優等生だった惣吉なので、ストーカーになるとかそんな変なことにならないとは思ってます。
