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【連続テレビ小説】澪つくし(136)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

武家へ殴り込みをかけた入兆の職人たちは逮捕された。入兆からは英一郎(鷲生功)を代表として、吉武家へ挨拶に行くが、漁労長の船村(織本順吉)は、惣吉(川野太郎)に会いたかったらかをる(沢口靖子)を連れて来い、と追い返す。それを聞いてかをるは、自分が行くと言うが、梅木(柴田恭兵)は反対する。結局、久兵衛津川雅彦)がかをるを外川へ行かせることに決め、かをるは単身、吉武家へ乗り込み、惣吉と再会する。

 

善吉の婚礼の日に吉武家を襲った「入兆」の広敷組はその場で逮捕された。

 

私の監督不行き届きでして…と久兵衛に頭を下げる神山に、「しょうがないよ。頭を広敷へ縛りつけてったんだから」とかばう英一郎さん。さすが。

 

広敷組5人は留置場、吉武の若い衆3人が病院送りとなり、「大勝利ですな。奇襲戦法が成功したわけで」と神山の本音が出る。「喜んでいる場合じゃないよ」といさめる英一郎さん、素敵。

 

久兵衛から「けんかの後始末はつけなあかんぞ」と言われた梅木は「向こうがどう出るかが問題です」。さっさと謝りに行ったらいいのに。

 

英一郎「僕が謝りに行ってくるよ」

梅木「どうして謝る必要があるんだ?」

英一郎「だって結婚式に殴り込んだのは事実だよ」

英一郎はまともな事言ってるのにな、周りが過小評価しすぎじゃない? 大将が出て行くのは早すぎるという久兵衛の判断で結局、英一郎が行くことになった。

 

翌日、英一郎は吉武家を訪れた。介添え役は神山である。まだ婚礼に参列した恰好のままの漁労長ととね。善吉の時もやっぱり4日間宴会?

 

漁労長「かをるさんを連れてきな」

とね「坊ちゃん。今日はこの辺で引き取って下さいな」とやっぱりここでも軽く扱われてしまうのね。久兵衛へ「姑息な真似はよしてくれって。吉武とねがえら~く怒ってたって」と伝えて欲しいと言った。

 

神山と英一郎が帰ってくると広敷組が迎えた。神山は柱に縛りつけられたことを怒っていて広敷組を叩いた。帰って来ても「殴り込みました。胸がスッとしました」とか言ってんだもんなあ。

 

かをるは一人で外川に行くと告げた。「争いのすべての原因は惣吉さんと私の事なんです」梅木は反対。久兵衛はかをるの気持ちを確認する。

久兵衛「お前…梅木を愛しているか?」

かをる「はい。私は梅木健作の妻です」←ちょっと微妙な返事じゃない!?

久兵衛はかをる一人に行かせることにし、梅木は意見を求められて久兵衛に反対できるはずもなかった。

 

10時になっても仕事をしている梅木を迎えに来たかをる。梅木は怒っていて「お父さんの前だから、やむをえず承諾したんだ」「俺にも男の見えがある。嫉妬してると思われたくない」「今度の事でもし俺たちの間に溝ができたらそれはお前の軽薄さが原因だ」何かっつうとお前が悪いんだ戦法取るよね、梅木は。

 

突き放すような梅木の態度にかをるは立ちすくんだ。冷水を浴びたような気持ちであった。しかし、どう考えても惣吉さんと自分が話し合うしか現状を打開する道はなさそうだ。夫に心配をかけるのは不本意だが、結果がよければきっと分かってくれるに違いない。かをるは祈るような気持ちで自分にそう言い聞かせた。

 

かをるは単身外川へ向かった。君ヶ浜を経て犬吠を過ぎるころになると、なぜかかをるは体が震え、胸の高鳴りを抑えかねた。吉武家へ乗り込むという事への張り詰めた緊張感であろうか。それとも惣吉と会う事へのおののきであろうか。

 

顔は厳しい表情だけど、結構楽しみにしてません?

 

かをるが吉武家に来て、漁労長もとねも善吉もますみも笑顔で迎えてくれた。そういえば、生田智子さんのwikiをますみ初登場のときに見に行ったら、”吉武ますみ”となっていて、あ、婚礼ぶち壊しがあってもあっさり結婚するのね、と軽いネタバレにあった。とねは「おかまいなく」と言った、かをるの手を引いて家の中にあげてくれた。

 

かをるはいつに変わらぬとねの優しさに涙がこぼれそうになった。

 

漁労長やとねはまた戻ってくると思ってる? 惣吉は浜に散歩に出ていたが、「やあ」と明るく声をかけてきた。

 

ここ最近、ハマと梅木の一件にハマが今幸せならいいじゃん?がなぜモヤモヤするのか考えていた。男女の仲だからそれくらいのことあるよね?みたいな。

 

男女の仲ではなく、いじめと考えると梅木はハマを陰でいじめていた。一部の人は知ってたけど、梅木の味方。ハマは環境を変え、幸せになったが、梅木はいじめをとがめられることもなく、普通に暮らしている…みたいな感じで嫌なのかも。なんでこの人は誰にも責められることもなく、若くて美しい妻をもらって、その妻にすら罪悪感を抱かせるような事ばっかり言ってるんだ、と。今が幸せでも昔傷ついたことは消えないよ。