徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(113)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

12月、妊娠8か月のりん(斉藤由貴)は、英語塾通いと家事の両立で疲れていた。夫・源造(渡辺謙)がせき込んでいるのも、やえ(樹木希林)に指摘されるまで気づかないありさま。ある日、津田むめ(伊藤榮子)がアメリカ人客を連れて塾を訪れることになり、りんも同席できることに。めったにない好機に喜ぶりんだが、時間が瞬く間に過ぎ帰りが遅れ、頼まれた買い物もできなくなるなど、家族に迷惑をかけてしまう…。

 

ドラマを見る前にあらすじ読んでまたりんに対して厳しそうな内容だなと…。

 

年末、妊娠8か月になっても遅くまで勉強してるりん(今日は和室だった)に声をかけた源造は咳をして調子が悪そう。翌朝もやはり咳をしていたけど、りんは気が付かない。

 

浦野と花田は大学の冬休みでもうすぐ帰省する。社会人の後藤は28日の仕事納め後の帰省なので、12月の20日過ぎくらいなのかな? 下宿人たちはそれぞれの雑煮の味で盛り上がる。

 

浦野(京都)…白みそ、丸餅、カシラ芋

花田(博多)…タイ

後藤(福島)…すまし汁、大根、里芋、人参、ゴボウ

 

一緒に東京駅に切符を買いに行こうと言い合ってる浦野と花田がかわいい。

 

源造がまた小豆雑煮の話をしてたけど、ま、あれはあくまで名古屋というより小野寺家限定ということで。

peachredrum.hateblo.jp

 

やえが下宿人にお土産を持たせてやりたいと言うので、りんが塾の帰りに「よしの」のようかんを買ってくると約束して出て行った。

 

英語塾の帰りに華山先生から津田先生がアメリカ人の女性を連れてくるので一緒にどうかと誘われる。都合はどう?と言われて、りんは、ミス・ブラウンに会いたいがために時間は大丈夫と言ってしまう。

 

すっかり遅くなり、また家族を前に正座して謝るりん。ようかんも買えず、走って帰って来たと言って家族を驚かせ、やえには「お腹のやや子を心配しねえような母親 生まれてくるやや子がかわいそうだなぇ」とあきれられてしまった。源造にも「もう少し利口な奴かと思ってたけどな」。

 

りんは後日、津田先生と華山先生と話をした。津田先生は「もし私が死ぬ前に後悔することがあるとしたらきっと子供を産まなかったということでしょうね」。

 

しかしこれはこの時代だから言わせたセリフって気もするな。今なら言わせないような気がする。

 

りんは、自分に一番大事なものは何かと考え、子供優先に塾を辞めることにした。

 

正直辛いなと思ってしまった。家庭に収まらないタイプだし、結婚せず仙台の女学校の先生してたらこんなに言われることもなかったんだろうにね。女学校の先生は結婚で辞めたわけじゃないけど。結婚してなくて親と同居で英語の勉強なんてありえないか。

 

おしん」のときも思った。ずっと髪結いやってたらお師さんみたいになってたのかなって。実在した人物じゃないのでこれもまたありえない。

 

おしんとおりんの話の展開の違いは、おしんが悪いわけじゃないんだけど理不尽に痛めつけられたりするから応援したい!ってなるのかな。りんはりんが招いた結果って感じだからな。で、周りの人に恵まれてるから余計にムカつく!みたいな(私はムカついてません)。

 

津田むめ先生と一緒にいた華山りょう子先生のモデルは、津田むめと一緒にアメリカ留学した大山捨松さんかな? 8歳で留学した津田むめと12歳の大山捨松はずっと親友だったらしいし。

ja.wikipedia.org

元々会津の生まれで、会津戦争で敗れ、函館に養子に出され、そこからフランス人の家へ。生涯独身だった津田むめと違い、こちらは伯爵と結婚。

 

「いだてん」にも出てきた「不如帰」の冷淡な継母として描かれたのが捨松さんでフィクションなのに誹謗中傷を受け続けたらしい。

 

むめ達女子留学生は旧幕臣や賊軍の娘たちってのが面白い(女子を留学させるなんて、とそもそも応募が少なかった)。

 

peachredrum.hateblo.jp

この回にさらっと出てきた若松賤子さんも元々は会津の人で戊辰戦争で敗れて、横浜の商人の養女になったとか福島の人の幕末ってホントにガラッと世界が変わったんだな。

ja.wikipedia.org