徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(112)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)は、再び英語を学びたいと明華英学塾の門をたたく。そこでりんは、女子英語教育の先駆者・津田むめ(伊藤榮子)と出会う。「オールラウンド・ウーマン」が理想と津田に聞き、感銘を受ける。幅広い教養を身につけ、家事とも両立するのだと、源造(渡辺謙)や弘次郎(小林稔侍)、やえ(樹木希林)に生き生きと語る。待望の英語塾通いが始まり、源造や家族には決して迷惑をかけないと張り切るりんだったが…。

 

ツイッターで指摘している方がいました。 

peachredrum.hateblo.jp

↑この回で既に津田梅子の名前が出てる。確かに!

 

津田梅子としたのは明治35年らしいので、明治24年の正月明けなら当然、まだ津田むめだったはず。もしかしてこの回が放送されて、視聴者から指摘があったのかもね。それか分かりやすさを重視してあえて津田梅子としたのか。

 

いや~しかし懐かしいね。明治24年の正月は男炊事で源造も一緒で、来年の正月おりんちゃんは(越後屋に嫁いでいて)いないんだね、なんて言われたりして。

 

今は面白いけど、最初の頃は結婚するしないでうだうだやってて…みたいな感想も見るけど、時間経過は遅いものの、1回1回は普通に面白いと思ってたけどな。

 

この回だって、津田梅子の雑誌に見入るりんと高等小学校卒業を待たずに糸繰場に行かなければならなかったおたまちゃんとの対比があったりね。やえがたまちゃんの家のために卵とかこっそり用意してくれて(涙)。懐かしむのはこれくらいにします。

 

津田むめ先生に偶然会えて、アップルパイをごちそうしてもらえた。もったいなくて食べられない、家族に食べさせたいというりんに対し、残り持っていらっしゃいと言ってくれたむめに喜ぶりん。

 

むめ「あなたは率直で妙な遠慮をなさらないところがとってもよろしいわ」…高度な嫌味に取れなくもない? いや、ここは素直に喜んでおきましょう。

 

Something of everything.

人間として必要な広い教養を身につけよ。

 

むめは「オールラウンド・ウーマン」が理想だと語ってくれた。学問だけに偏らず、広い教養を身につけた円満な婦人。

 

家に帰って、家族に話して聞かせた。今後、下宿人とのエピソードはないのかなー? 帝大生や美大生と英語を勉強する場面はないのかぇ? 日曜日だってのにいないし。

 

りんが話す「OK」を「承知いたしやした」と理解したやえも「オールラウンド・ウーマン」は「オランダの馬」と覚えてました(笑)。

 

弘次郎は「お前のわがままを許してもらった代わりに源造さんに決して不自由をかけるようなことはするなよ」とくぎを刺す。

 

お昼の片づけが終わって、夕食の下準備を終えて午後2時から4時に学校へ行き、帰りは買い物して帰る。夫婦の部屋で翻訳を始めた源造が火のし(アイロンみたいなやつ)をしていたりんに1ページだけ翻訳を頼む。源造は、りんにかわって火のしをする。これって放送当時は非難されたのかな?

 

おしんの夫、竜三が朝ドラ史上もっともダメな夫みたいな評価を目にしたことがありました。しかし、実際見たら竜三はちょこちょこ家事を手伝ってるシーンがあって、私は、そこまでダメな夫だとは思わなかったけど、当時見てた人からしたら、家事能力なんて夫の評価に入らないからより厳しかったのかな。顔もかっこいいのに(結局それ)。

 

源造は、早いとこ親元を離れて寺で暮らしてたせいもあって、料理もできるし、一通り家事もできそう。

 

お向かいの奥さんと子供自慢をしている流れでやえが帝大教授から個人授業を受けることに…島崎藤村の「初恋」を聞く。

www.worldfolksong.com

六七郎と母・ヒサの大仰な芝居付き(笑)。猫は決して手放さない六七郎先生。やえはドン引きして帰った。

 

英語塾の帰り、安い菜っ葉をたくさん買ってきたりんだけど、悪い部分も混じった菜っ葉で、気が付かないお前が悪いとやえに指摘された。

 

部屋で自分のシャツのボタン付けをしてる源造に「そんな嫌味なことしないで」と言ってしまうりんに、機嫌を損ねてしまう源造。

 

その会話を聞いていたやえは、リンゴをむきながら、ボタンが取れかかっているのは3日前から分かっていたこと、この頃のお前のすることは心がこもってないと指摘された。う、ド正論…。その通りでござりやす。

 

あれもこれもやろうと思っても、やっぱり好きなことやりたいことが優先してしまうもんなぁ。

 

アップルパイ、島崎藤村の「初恋」(林檎が出てくる)、リンゴをむいてるやえ。リンゴを頬にあてるりん。リンゴ尽くしの1日でした。