公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
明治34年(1901)夏、りん(斉藤由貴)の兄・嘉助(柳沢慎吾)が帰宅し、家族のみんなに幻灯を見せていた。さらに一歩進んだ活動写真を仕事にしたいと嘉助は言いだすが、父・弘次郎(小林稔侍)はあきれて相手にしない。嘉助は映写機購入の資金が足りず、りんに借金の相談をする。りんは自分にはお金がないため、嘉助を高木みどり(美保純)のところへ連れてゆくが…。
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昨日が端午の節句、今日は夏。季節が巡るのが早くなった。
久々登場の兄の嘉助が家中の窓を閉め切って、幻灯を見せてくれた。最初に映し出されたのが大山巌元帥で、りんがすかさず「この方の奥様が津田むめ先生と一緒にアメリカに行った最初の留学生の方なの」と言ってました。
大山巌の妻となった大山捨松が華山りょう子先生のモデルと思ってました。大山捨松とは18歳の年の差で、大山巌は妻死別、子供あり、周りの勧めもあったけど、周りに決められて無理やりかと思いきや、英語で話が弾んでの恋愛結婚だそうです。
嘉助は、ムービーピクチャー(活動写真)を一生の仕事にしたいと家族に話すが、弘次郎はあきれて部屋を出て行ってしまった。
映写機を外国から取り寄せるため、一緒に仕事をする友達をお金を分担することにしたが、お金が足らず、りんにお願いした。こんな兄嫌だな(-_-;)
りんは源造には絶対話さないでくれとお願いした。
源造の会社もいよいよ危ないのか、高利貸しの安岡に返済を5日待ってくれるようお願いするが、「武士の情けで…」という言葉に「あいにくと私は武士には縁のない根っからの商人で」とすげなく断られてしまう。
その頃、りんはみどりの料亭に嘉助を連れて行った。みどりにではなく、料亭に来る客にそんな話に乗ってくれる人はいないかとお願いに来たのだった。しかし、みどりは快くお金を貸すことを承諾する。
その中で、今年の正月の新聞に載っていた「20世紀の予言」の話をする。
明治34年の正月に報知新聞に載った記事だそうです。
・蚊及び蚤の滅亡…実現してほしかった。
・寒暑しらず…クーラーとか?
・鉄道の速力…東京神戸間を2時間半
おぉ、大体合ってる。
・自動車の世…廉価にはなってないけど、田舎だと一人一台感覚で乗ってます。
みどりと嘉助で盛り上がってバンザイバンザイ言ってるのをあきれて見ているりん。
台所でぼんやりしているりんは”20世紀。女も夢を持って自分の足で大きく生きる…”という言葉をかみしめていた。
このドラマのりんの立場を恵まれている、恵まれていることを理解しろみたいな感想を見るけど、それでもりんはりんなりに戦って生きてきたのになと思う。今の世の人にこんなに言われるなんて思いもしなかっただろうな。
源造は金策がうまくいかないようで、安藤と肩を落としていた。
100年前の人が思う未来になっているのかなぁ?