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【連続テレビ小説】はね駒(155)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

明治45年(1912)7月、6年の月日が過ぎ、りん(斉藤由貴)と源造(渡辺謙)の長男・弘は中学3年生。長女・明子は小学6年生。おなかの中にいた次男・治は6歳。末っ子の春子は5歳になっていた。源造は運動用具店に加え、活動写真館も経営。りんは新聞記者に復帰していた。編集長だった津村(地井武男)は今は副社長。一方、福島県・二本松で弘次郎(小林稔侍)はコーヒー店を開いていた。

 

昨日から6年経ち明治45年7月。空に浮かぶ飛行船を見るりんと源造と子供たち。弘が中学3年生、明子が小学6年生、治が6歳、春子が5歳。ここで春子という名の登場人物が出てくるとは。

 

キヨは女学校を卒業し、りんの手助けをしながらキリスト教青年部の仕事を手伝っている。うーん、結局キヨがお手伝いさんみたいな存在になってしまったか。

 

りんは治や春子を幼稚園に預け、明治44年の春から職場復帰していた。自分の家の電話から大崎飛行場に電話をかけ、飛行機を造った山田猪三郎に取材の許可を取った。

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「求めよさらば与えられん」 本当に心から真剣にそれを求めれば必ず与えられるものだとりんは言ってたけど、ますますパワフルになった。

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編集部で飛行船に乗ることになったと話すりん。編集長はイケボの波多野さんになったみたい。着物で飛行船に乗ることを心配していて、三島を連絡係につけてくれた。三島くんもこんなに最後まで出演する人だと思わなかったな。ずっとフラットにりんと接してくれた珍しい人。津村編集長は副社長に。

 

副社長から平塚雷鳥の話が出てきた。

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朝ドラでは結構おなじみの人?! りんより年下か(明治19年生まれ)。

 

磯村春子さんの長男、磯村英一さんが書かれた「実録はね駒」というドラマ終了後に出版された本の内容説明には「著者の磯村英一氏は、『はね駒』のおりんさんの、ご長男である。この本には、春子女史が大正2年に出版した『今の女』も収録されているが、大正デモクラシー時代の女性像が鮮かに描かれている。春子氏自身新聞記者という『はね駒』でありながら、青鞜社の女権運動には与せず、家にあっては8人の子供の“普通の母さん”であったことも重ね合わせて読むことは1986年の“今の女”にとっても大切なことだと思われる。」とあります。平塚雷鳥さんとはまた違った考えを持っていたということでしょうか。それにしてもこの本読んでみたい。

 

一方、二本松では、やえがご近所の奥さんに枝豆をもらったり、近所づきあいも良好。徳右衛門は声だけで「ス ノタマワグ…」とまだ元気。

 

弘次郎は「こおひい茶館 橘」という店を構えていた。客は新之助さん! コーヒーとやえさんの漬物。西洋でホイスケ入りのコーヒーがあることを知って、酒入りコーヒーを提案する。

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アイリッシュコーヒーというのか…ふ~ん(コーヒー飲めません)。

 

りんに夏休みに会えるとやえが話すと新之助は喜ぶ。これまではタイミングが合わずに会えなかったらしい。いつまでもりんが好きな新之助は自分の今の見た目やりんがどうなっているか気にしてる。変わらないね。

 

三島と編集部に戻ったりんは、飛行船に酔って青い顔をして帰って来て、気持ち悪くなりながら記事にまとめていた。

 

「昇空するに従って 品川の海は 濶然(かつぜん)として 目の前に展開して 沖を行く漁船の白帆 汽船の黒煙 我が庭のもののような心地がする。目を返して 地上を見れば 目黒川は 緑の野原に曲線を描いて 浮かぶ小舟は あたかも箱庭のそれの如く 大崎の停車場を発したる列車は 百足の匍(は)うが如く 周囲に何者の干渉なく 私の気分は ただ 夢のようであった」

昔の新聞記事は小説の一編のような感じだね。

 

実際に飛行船の浮揚実験に同乗したのは、明治43年9月8日だそうです。

 

源造はスポーツ用品店の傍ら、活動写真館の経営も手掛けていたから、フィルムに撮って活動写真館で公開するすることを考えていた。そんな穏やかな夫婦の会話の中に弘がやって来て、中学を卒業したら留学をしたいと言った。

 

そこに差し込まれる「女学校さ行きてぇ」の回想シーン。

peachredrum.hateblo.jp

この辺りかな?

 

弘は「広い世界を知りたい」ということや「真面目に一生懸命働いてる人があんまり恵まれないとか豊かな人ほど社会からいろんな恩恵を受けていたり」ということに矛盾を感じている。ん~賢いな! しかし今もって全然解決されてないぞ!!

 

実際の磯村春子さんと長男の磯村英一さんの歳の差が気になっていたのですが、終盤このような展開にするためだったのですね。実際の磯村英一さんは、明治36年生まれでこの頃9歳です。

 

さて明日はどんな結末を迎えるのでしょうか。