徒然好きなもの

ドラマの感想など

ゲゲゲの女房

 


ドラマの再放送でゲゲゲ熱が再燃し、電子書籍で買い直した「ゲゲゲの女房」を読みました。結構原作に忠実なのにドラマの”原案”扱いなんだなーと思っていたけど、改めて読み直すと、いろんなエピソードを別のシチュエーションで使ってたりして、なるほどなー。いやでもこの短い原作でよくぞ朝ドラを作ったなとは当時も思いました。

 

”ゲゲゲの”だからあくまで夫とのエピソードを中心に書かれていたので、この先のネタバレになりますが、布美枝の兄弟に関することなど、この本には一言も書かれていないことがドラマに描かれたことに当時はびっくりしました。

 

布枝さんは、謙遜されてるけど、とても文章も読みやすいです。

 

ドラマで描かれてるのとはちょっと違う幼少期の話など忘れている部分も多くて新鮮な気持ちで読めました。

 

偶然だけど、姉二人、兄、本人、弟、妹という兄弟構成はおしんと一緒だーなんて思ったりして。おしんは明確に年齢が出てたわけじゃないし、フィクションだけどね。おしんの姉二人は庄治より上なのか順番がちょっとわかりにくいし、正確にはおしんはもう一人妹がいるし。

 

先日の再放送で、姉の家に行って”シバラク コチラデ スゴス”の電報でのプチ家出もドラマでは妊娠発覚してからの話だけど、原案本だと子供ができる前の話だったし、子供が生まれたことを大喜びしてたのを伝えてくれたのは兄嫁だったり。

 

そうそう、今のところドラマではお風呂をもらいに来るくらいしか出番のない兄嫁ですが、原案本だと結構お姉さん的立ち位置で登場していました。アキ姉ちゃんも実際は赤羽ではなく浦和に住んでたみたいだし。

 

結婚後のエピソードが書かれているので、下巻だけ購入。こちらは漫画だからあっという間に読めました。

 

これを読むと、お見合いの前にもうドラマで言う深沢さんのところで鬼太郎は描いてたということが分かりました。

 

それと元々あの村井家は二軒家が建っていて、兄の一家と水木さんで暮らしていたけど、違法建築だといわれ、一軒を手放すことになり、兄の一家は運よく市営住宅が当たり、そちらへ引っ越して行ったけど、お風呂がなかったので時々やって来ていた。ドラマだとその部分がないからちょっと図々しい兄一家みたいな感じだけど、兄一家とは神戸でも一緒だったらしく、甥っ子をモデルに鬼太郎を描いた、なんてエピソードも。

 

それとまぁ水木さんがつけてた家計簿なので、昭和41年あたりで終わってます。もっと長く読みたかったけど仕方ないね。

 

間に挟まれた布枝さんと水木さんの対談でほのぼの。100歳まで生きて欲しかったなー。

 

録画ブルーレイで予習しようと思います。あー、録画残しといてよかったぁー。