ドラマがあまりにも面白く、感動したのでシナリオ本を買いました。
↑ 電子書籍で買えて、安いものを選んでしまいました。
↑ こちらは同じく電子書籍でシナリオ本なのに値段が違った。装丁の差?
久々に電子書籍を読むので文字の大きさを変えつつ読みました。ドラマと見比べて新たに気付いたことメモ_φ(・_・
■主な登場人物
北沢健吉(73)
北沢遼介(50)
北沢あや子(47)
北沢菊男(25)
北沢直子(19)
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竹森日出子(27)
江口加代(35)
江口修司(28)
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船久保初江(47)
船久保公一(22)
宇野いち子(27)
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津田宅次(55)
津田光子(50)
ん? 年齢設定が微妙に違う。宇野いち子さんは津田靴店の隣のアンティークショップのマダム…と思ったら若い!
1話と最終話に出てきた竹井建設社長・竹井保造は58歳、部長・原口文則は45歳。ああ、ドラマでは部長としか名前がなかったけど、原口さんってこの人か。
30年前、健吉が連隊長、竹井が少尉。健吉の妻が亡くなったのは5年前。
キュリオ・ウノというのが西洋骨董店の名前で、店番している若い女性…いや、でも結構落ち着いた女性だったように思ってた。割とため口だったし。
シナリオだと菊男と宅次が一緒に「ペッパー刑事」を歌ってるけど、ドラマだと宅次が「恋の季節」と混ぜて歌ってた。アドリブ?
年齢が微妙に違うのは、菊男には宅次50、光子47と伝えていたのかな。
泰明商事というのが遼介の会社。
遼介に怒鳴られる菊男、というのは、あや子のイメージ。
江幡高志さんが演じた今村はお札を数えてたけど、シナリオでは”客”としか書かれておらず、別に銀行員ってわけでもなさそう。
一日長いよ、長野県―加代
こういう暮らしが秋田県―健吉
それ言われると大分県―健吉
あたしも年を鳥取県―加代
いやいやまだまだ和歌山県―健吉
こっちの気持ちも和歌山県―健吉
草加の町は埼玉県―加代
弱り目にたたり目大分県―健吉
ぼつぼつサヨナラの奈良県―加代
そのひとことで大分県―健吉
男の見栄……三重県じゃないか―加代
愛してるの愛知県―加代
こんなにいっぱい言ってた!
矢島俊子は43歳。
ドラマで何度も語っていた万引きの調書を取られた話。『私、北沢菊男は、昭和四十四年六月二十一日、午后四時頃、渋谷駅前の山本書店二階売場におきまして、「原色世界の美術全集」金笠書院発行、金、九千八百円相当を万引した事について申し上げます』
ドラマだと5月21日と言ってると思ってた。
心配ナシの山梨県―健吉
その手は痛いよ大分県―健吉
マスクをしましょう島根県―あや子
喫茶店で時間をつぶす健吉。流れるのはモダン・ジャズ。―とシナリオでは書かれてるけど、ドラマでは、グレープの「哀しきマリオネット」が流れた。
チバキが出るの千葉県―健吉
長々お世話に長崎県―加代
体を大事に長生き滋賀県―加代
アンタにゃ、とっても神奈川県―加代
初江の夫が言っていたのは『男は松。女は藤』。男は、がっしりと立っている松の木で女は、それにからまって生きるもの。
古い型のラジオを直す菊男。流れるのはミリー・ヴァーノンの「スプリング・イズ・ヒア」とシナリオには書かれているけど、ドラマで流れたのはクラシック。
どっちもしっとり系のいい曲。
日出子を無人の自宅に招いて、紳士録を広げる菊男。あの分厚い本は紳士録というのか。北沢遼介。昭和二年××月×日東京生まれ。―シナリオに詳しく設定されてたわけじゃないのね。
竹森順吉。大正十二年×月×日。新潟県生まれ。新潟農林学校中退。製材所事務。ミシンのセールス、保険の外交など転々。収入ゼロ。妻マサ四十九才、長女日出子二十七歳。次女悦子二十一歳。三女京子十八歳。長男保九歳。趣味。麻雀。競馬。競輪。借金――
そういや、ドラマだと日出子26歳なんだよね。
日出子が不倫してた理由もボーっと聞き流してたけど、家に仕送りするため。
びっくりたまげた埼玉県―加代
歯牙にもかけない滋賀県―健吉
あや子「お寒かったでしょ」
健吉「いやいや。満州にくらべりゃ、こんなのは小春日和だ」
聞き流してる会話が多いね。
スナック・ブーメラン
ディスコティック「リッパース・ハウス」
公一の恋人、ドラマだと役名が武満尚子になってたし、前回出てきた尚子と同じ風吹ジュンさんが演じてたから訳分かんないことになってたけど、シナリオだと武満マリ子(23)になってた。
マリ子は尚子によく似ているとは書いてあるし、シナリオでは自己紹介して名乗るシーンも書いてあるけど、ドラマだと、どうだっけ? そんなにはっきり名前が聞こえるようなシーンではなかったような? 顔すらはっきり見えてなかったし。
イメージ・温泉旅館の一室
「天国と地獄」でラインダンス。
探してくるの佐賀県―健吉
アテにならないの奈良県―加代
グンと大舟の群馬県―健吉
菊男は両親には津田宅次53才、津田光子49才と説明。
冒頭、喫茶店で向き合う菊男と修司。菊男が修司に封筒を渡す。こんなシーンあった? 赤坂署の津田刑事?
シナリオのト書き―目薬を差している宅次。のろのろと片付けている光子。急に老けこんだ老人夫婦。
いや~、40代、50代の夫婦なのに~。
菊男のナレーション「うららかな春の陽差しは、夕焼けに変わり、夕焼けは薄墨色の夕闇に変わっていた。そして、ついさっきまで笑ったりしゃべったりしていた人は、冷たい『なきがら』に変わっている」
ほんと、こういう表現すごいよなあ。
日出子「――巡り合わせが悪くて、なにやってもうまくいかない、家族は足引っ張るし、恋人には裏切られるし、もう、生きてるの、いやになって、ボンヤリしてるときに『よしよし』って、背中さすってくれる人がいたら―いろんなこと忘れて、とにかく今日一日、誰かを信じて安らかに暮らしたい。そう思ったのよ」
菊男「――」
日出子「五年先、十年先のことなんかどうでもよかったのよ、年の差とか、結婚とか――将来よりも、今日一日の幸せが欲しかったのよ」
一ツ、軍人ハ忠節ヲ尽スヲ本分トスベシ
一ツ、軍人ハ礼儀ヲ重ンズベシ
一ツ、軍人ハ――
シナリオ本だから、ドラマの情報以上のことは書かれてなかった。やっぱり小説版のほうがよかったかな? でも電子書籍の2種は、どっちもシナリオ本だったから…
結局、日出子は実家から戻ってきたんだろうか? 菊男って、結局は母のようないいとこのお嬢さんと結婚して、年取ったら父や祖父と同じようなことしそうだな、と思っちゃう。加代の長屋や津田靴店をこれこそが人間の暮らし!みたいに思ってるのは、たま~に寄るからこその感想だもん。
正直、向田邦子さんは不倫の話ばかりで「阿修羅のごとく」も「あ・うん」も面白いけど苦手かなとも思ってた。でも、このドラマは芸達者の役者ぞろいのせいもあり、ほんとに心に刺さった作品でした。このドラマの前が「時間ですよ」の第2シリーズで、このドラマでも何本か不倫じゃない向田脚本が見られてのもよかったのかも。


