最近、昭和ドラマにドはまりしていて、今のドラマは見ないんだけど、前のクールは珍しくちょっとだけお試しで読んだ漫画がドラマ化されるというので見てました。
「ゆりあ先生の赤い糸」は完走したけど、「セクシー田中さん」は1話途中で挫折。そもそも日テレで実写化というのにいいイメージが湧きませんでした。日テレのドラマは水10で女性向けドラマの枠もある割に女性の描き方が昔から好きじゃない。
しかし、今回その「セクシー田中さん」の原作者が亡くなったというニュースを聞き、ショックを受けました。ドラマを見たときに、せっかく面白い原作なのになんか惜しいなと思ったのです。
女性向けの漫画もよく実写化されるけど、とにかく王道の展開にされることが多いように思います。あえて外してるから人気あるのにね。原作を知らない人が、やっぱり少女漫画だよな、みたいな感想を見かけると、勝手にこっちが悔しくなる。
昔から原作と違うというのはよくあったけど、元々、長期連載するような漫画をあまり読まないからな~。でも、まあ、思い出せばいろいろありました。「のだめカンタービレ」「ハチミツとクローバー」「ごくせん」とか。
「のだめ」はドラマも映画も楽しめました。漫画を読んでるだけではイマイチ分からない曲も聴けるというのが一番よかった。ベッキーやウエンツに外国人の役をさせるというのも面白いアイディアだと思いました。あの頃のフジはよかった。
「ハチクロ」は映画版だけ。キャストはイメージにぴったりだと思いました。これは実写化と関係ないけど、だんだん漫画を読み進めていくうちに話が好みで買ってるんじゃなく、絵が好きなだけと気付き、原作のラストでがっかりした口でした(^-^; ドラマ版は見てない。
「ごくせん」は原作のキャラが出てくる最初のシリーズくらいまで見ました。見た目はみんな美男美女度が上がってたけど、一部、ちょっと違うかなと思ったのはあった。でも、これもそこまでおかしいとは思わなかった。日テレだけど。だけど、映画版まで見る気はしなかった。
あ、「君に届け」も見た。映画版は千鶴とあやねのキャスト逆じゃない?って思ったし、総集編みたいにいいとこどりみたいな感じで描くなら3巻くらいまでの内容をじっくり描いてもよかったんじゃないかと思っちゃった。原作自体は10巻まで買ったかなあ? でもこちらも私が原作にちょっと飽きちゃって完走してません。読み切りのつもりで書かれた1話がとにかく最高で、あれで完結しても良かったくらい。
そういえば、「お父さんは心配症」だってドラマ化されたんだよね~。見たことはありません。wiki見たら全5回か。まず、大地康雄さんが佐々木光太郎の見た目と全然違う。持田真樹さんもかわいらしいけど、典子じゃないんだよな~。北野君の国分太一さんは見た目はぴったりだけど、サッカー部が野球部にみたいな変更もあったらしい。
でも、数年前、大地康雄さんがブレイクするきっかけになったドラマ見たら、ちょっと考えは変わりました。
\本日深夜3:30am/
— ミステリーチャンネル(旧AXNミステリー) (@AXNMystery) September 15, 2019
深川通り魔殺人事件(全1話)
1981年実際にあった惨劇、無差別通り魔殺人事件はなぜ起こったのか・・・。直木賞作家・佐木隆三の原作をドラマ化。白ブリーフにハイソックスという出で立ちの犯人役を大地康雄が演じ注目された。https://t.co/UBYGJDtxuk#AXNミステリー pic.twitter.com/pS3w4Jf4CF
↑この短い動画の中にも狂気が感じられると思いますが、このドラマがすごかった!
もしかしてこのドラマを見ての抜擢だったんだろうかと思ったくらい。しかし、こんな狂気を感じさせるような演技はあの時間帯じゃ無理だし、やっぱりドラマ化自体無理な作品だと思います。何より一番許せないポイントは典子に妹がいたこと!
今はドラマ化することすら難しいだろうと思うのだけど、昭和の実録犯罪史は見てしまう。泉谷しげるさんの吉展ちゃん事件もすごかった。
話がそれました。
「六番目の小夜子」や「流星の絆」はドラマで知って小説読んだり。
「六番目の小夜子」はドラマと原作がかなり違ったけど、ドラマを先に知ったせいか、どっちも違ってどっちも面白いという結論になったけど、元々の原作ファンはどうだったんだろ?
「流星の絆」はあのシリアスな内容をよくぞ!って感じで、全てのクドカン作品が好き!というタイプじゃなく、合う合わないがあるので、意外とクドカンは原作つきのほうが暴走しすぎずいいんじゃないかと思ってしまったくらい。
それと、宮部みゆきさんの小説は昔から好きだけど、満足した映像化はない。
2011年版のドラマ化は違う設定にされてたところもあったけど、まあまあ満足。
この短編集の中の「器量のぞみ」を実写化してくれないかなあ。
そういや、「バトル・ロワイアル」が流行したときに、後輩に感動するとかなんとか言われて読んだこともあったけど、質の悪い金八パロディとしか思えず(殺し合いを始めるといった先生の名前が坂持金発)、なんであんなにはやったのかいまだに意味が分からない。元ネタを知ってるか知らないかでまた評価が分かれるのでしょう。
最近だと原作も知って手のドラマだと
かなり忠実にドラマ化されたように思う。深夜枠だったからこそ?独特の雰囲気が出ていた。荒川役の女の子が「不適切にもほどがある!」の純子とさっき知った。
こちらのドラマ化はかなりチープで…(-_-;)
今は原作なしの昭和ドラマばかり見てますが、昭和ドラマといっても当然ひとくくりにできず、差別や偏見がキツいのもあったり、動物や子供の扱いが酷いのもあったりで全部がいいとは言えないけど、木下恵介アワーはかなり好きです。
オリジナルでもっと面白い脚本を書ける人がいればいいけど、身も蓋もないこと言うと、クドカンや小林靖子さんみたいにオリジナルも面白く書ける人は原作付きでも原作の味を壊さずに書けるという感じがするんだよな。
ドラマの本数をもっと減らしてもいいのにとは思ってる。ゴールデンタイムに昭和ドラマの再放送でもやりゃいいよ←結局これ。