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ドラマの感想など

【ネタバレ】チョッちゃん(28)―連続テレビ小説―

NHK 1987年5月7日(木)

 

あらすじ

一難去って、また一難。こんどは蝶子(古村比呂)と神谷先生(役所広司)の仲があやしいと、校内の噂となる。どうしたものかと職員室で相談する蝶子だが、神谷は人の口に戸は立てられぬ、と笑い飛ばす。だが、同僚教師の川村先生(中原理恵)や蝶子の親友・邦子(宮崎萬純)は気が気でならない。一方、滝川のみさ(由紀さおり)のもとに、蝶子の写真の焼き増しが届く。それを見た幼なじみの頼介(杉本哲太)は…

2025.4.24 NHKBS録画

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脚本:金子成人

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黒柳朝チョッちゃんが行くわよ」より

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音楽:坂田晃一

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語り:西田敏行

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北山蝶子:古村比呂…字幕黄色

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神谷容(いるる):役所広司

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北山みさ:由紀さおり

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川村市子:中原理恵

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彦坂頼介:杉本哲太

田所邦子:宮崎萬純

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山本たみ:立原ちえみ

高畑品子:大滝久美

吉池:木下浩

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遠山伊佐子:紘川淳

斉藤峰子:江馬小百合

石井スエノ:仁科扶紀

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山口フサ:土屋里織

森川とみ子:久野翔子

石野スズ:加藤麻里

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生徒:松永由美子

   外川由起

   榎美咲

劇団いろは

劇団ひまわり

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北山俊道:佐藤慶

 

<実は学校内に突然「チョッちゃんと神谷先生の仲が怪しい」という艶聞(えんぶん)が流れ、チョッちゃんの仲間たちは急きょ、その情報分析に取りかかっているのです>

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中庭に集まる蝶子たち。

フサ「どうだったんさ?」

峰子「噂の根拠は昨日今日だけのことだけでないわ」

蝶子「どういうことさ?」

峰子「ほら、チョッちゃんが問題起こすたんび、いっつも神谷先生、かばってたでない」

邦子「何しろ問題起こしてたのはチョッちゃんだけだし、目立ったんさ」

峰子「それにうちの表で先生と2人、肩並べて仲よく写真眺めてたことあったっしょ」

蝶子「それはあの時だ! 邦ちゃんにも言ったけど、峰ちゃんが寄宿舎に来た日だ。写真見に行って、峰ちゃんが中におじさん呼びに行ってる間のことだ」

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峰子「たまたま神谷先生来て、それを見られてしまった」

蝶子「うん」

フサ「間が悪いんだわ」

峰子「昨日、2人で歩いてるとこも見られてんだ」

スエノ「歩いたのかい?」

蝶子「うん。例の問題で峰ちゃんち行って滝川に帰る母親、駅に送っての帰りだ」

伊佐子「先生も一緒かい?」

蝶子「ついでだからって。したっけ、なしてそんなに噂になるんだべなぁ」

邦子「チョッちゃん、不用意すぎるんだわ」

伊佐子「そういうとこある」

蝶子「どうしたらいい? やっぱし神谷先生に相談してくるわ! うん」

スエノ「また噂になるっしょ!」

蝶子「教員室で話す分には、いいっしょ!」

峰子「ああ…」

 

教員室

爆笑する神谷。「あ~…そのことなら耳に入ってる」

蝶子「あ、そうですか? それでどうしたもんかと思って」

神谷「どうしようもないな。『口に戸は立てられない』って言うべさ」

蝶子「したけど…」

神谷「うん?」

蝶子「なして、こんな噂…どこから、こんな噂」

神谷「まあ、気にしないでほっとくことだな」

蝶子「はぁ」

神谷「相手が私では不満だろうけど」

蝶子「あっ、いえ~、なんも、なんも!」手をぶんぶん振る。

また大爆笑する神谷。

蝶子「したら、私は」

神谷「うん」

慌てて教員室を出ていく蝶子。

 

神谷「参ったなぁ…」

川村先生ににらみつけられ、授業の用意をする神谷。「えっと、山口君…」

 

放課後の教室

邦子「何さ、チョッちゃん。あんた、先生が相手では不満なの?」

蝶子「なんも! 先生が勝手にそう言って笑ったって言ってんだ」机に向かう。

 

邦子「手紙?」

蝶子「滝川だ」

机に向かう蝶子のそばで立っている邦子。

蝶子「先、帰ってて! 帰り、郵便局寄るから」

帰ろうとしない邦子。「待ってる」少し離れた席に座る。

 

蝶子の手紙「母さん、今日、例の写真の焼き増しが出来ましたので送ります」

 

北山家

たみ「いやいやいや、これ、蝶子さんとは思えないわ!」

品子「ホント」

たみ「大してきれいだぁ!」

みさ「写真のせいだ」

品子「蝶子さん、少し大人っぽくなったんでないですか?」

みさ「ああ、そう思うかい?」

品子「はい」

みさ「私もね、何となくそう感じるんだわ」

 

品子「『女っぽくなった』っていうんだべか?」

みさ「どことなくしっかりしたように見えないかい?」

品子「ピリッとしたっちゅうか」

みさ「シャキッとしたっちゅうか」

たみ「澄ましてるっていうか」

 

⚟頼介「ごめんください!」

⚟品子「は~い」

 

品子が戸を開ける。「あ、往診?」

頼介「はい」

品子「先生に知らしてくるから」

頼介「はい」

 

みさ「アハハ、頼介さん、ちょっと…」

頼介「なんか?」

みさ「蝶ちゃんの写真」

写真に見入る頼介。

たみ「きれいでしょう!」

 

みさ「岩見沢写真屋さんの表に飾られたんだ。したら、農学校やら中学校の男の生徒さんたち、これ見て写真屋さんに焼き増し頼むくらい評判になったもんなんさ」

頼介「焼き増しっちゅうと?」

みさ「ん? あ、これとおんなじ物が何枚も出来るっちゅうことだわ」

考え込むような頼介。

みさ「うん?」

頼介「いや、というと、その岩見沢の男の学生たちは、これと同じ写真ば持ってるっちゅうことだべか?」

みさ「そうだよ。なしたの?」

 

頼介「あの…」

みさ「うん?」

頼介「この…写真ば手に入れるとしたら、どうしたら?」

みさ「ああ! 岩見沢写真屋さんに頼めば、すぐだ」

たみ「頼介さん、欲しいんだべ?」

頼介「え? いや、なんも」

みさ「欲しいんなら蝶ちゃんに頼んでもいいんだよ」

頼介「いやあ…」

 

俊道「また写真かい」

頼介がみさに写真を返す。「昨日は、どうも」

俊道「おっかさん、どうだ?」

頼介「変わりないです」

俊道「そうかい」

頼介「すぐ出かけますか?」

俊道「少し待っててもらいたいんだ」

頼介「はい」

 

奥に行こうとしたが、みさの持っている写真が目に入った俊道が取り上げる。「このあいまいな微笑は好かん。しなを作り過ぎとる。挑発的だ。卑しい写真だ」みさに突き返す。

たみ「そうだべか~?」

また、みさ、たみ、頼介の3人で写真に見入る。

 

たみ「さてと、まきば取ってくるべ」外へ。

みさ「ああ。お茶ぐらいいれてってあげればいいのに」頼介に写真を渡す。

頼介「いやあ、いいです」

 

みさは奥に行って、お茶の準備。

頼介「この前、この写真のことで学校に呼ばれたって先生に聞いたんだ」

みさ「うん、そうだよ」

頼介「蝶ちゃんのことでだべ?」

みさ「うん。したっけ、もうそのことは解決ついたんだ。頼介さん。蝶ちゃん、少し大人になってたわ。アハハッ! 成長してた」

写真を見ている頼介。

 

キャ~、だんだん頼介のキャラにハマってきた。いいよね、朴訥青年。

 

学校の廊下

峰子「チョッちゃん!」帽子かぶってるし、朝か帰り?

蝶子「うん?」

峰子「チョッちゃん、神谷先生に手紙出したかい?」

蝶子「出さないよ」

伊佐子「なして?」

 

峰子「チョッちゃんが学校で神谷先生にラブレター書いてたって噂も出てんだ」

邦子「この前、教室で手紙書いてたっしょ」

蝶子「あれは滝川の母さんに…」

邦子「見る人が見ると、あれは神谷先生にって思うんでないかい?」

蝶子「いやいやいや~…」

 

ガリ版刷りをしている神谷と川村。

conex-eco.co.jp

謄写版の写真を探していたら見つけたサイト。文章の川本三郎さんって、あの日本映画専門チャンネルの映画解説の川本三郎さんか!? 昭和末期に小学生だった私もなんとなく知っている。

 

川村「心当たりは?」

神谷「いやあ、北山君から手紙などは」

川村「そういうことでなく噂されるような心当たり」

首をひねる神谷。

川村「2人だけで会ったとか」

神谷「いや、それは廊下で立ち話とか道歩いたりとか、そりゃあ…したけど、例の騒ぎの時だし。パン屋の騒ぎとか写真のこととか、そういう時は、しかたないしょ? いや、なんも用事も何もなく会ってるわけでないんだから」

 

川村「噂の根拠、私は心当たりあるんだわ。何しろこれまで北山蝶子が騒ぎを起こすと、先生、いっつもかばってたっしょ?」

神谷「いや、したけど…」

川村「なんもそれがよくないとか言ってるんでないんだ。担任として当たり前のことしたんだもん」

神谷「はい」

川村「したけど、結果的には北山蝶子と先生は目立ってしまったのね。そうなると…中には特別な目、向ける生徒も出てくるんでないかな」

神谷「したけどなぁ…」

 

川村「刷ってください」

神谷「はあ。どうしたらいいんだべか?」

川村「気にしないで、ほっとけばいいんでないですか?」

神谷「う~ん…」

川村「ほっとけばいいんです!」

神谷「…はい」

 

洗濯板で洗濯をする邦子と蝶子。

邦子「ねえ、噂になって、どんなさ?」

蝶子「どんなって?」

邦子「うれしいかい?」

蝶子「うれしいわけないっしょ!」

邦子「嫌なもんかい?」

蝶子「嫌っちゅうか…困るんだわ」

邦子「なして困るんさ?」

蝶子「したって根も葉もないこと、あれこれしゃべられて、どうしたらいいべって思うっしょ」

 

邦子「先生のこと、本当は、どう思ってるんさ? 好きか嫌いか。え?」

蝶子「好きに決まってるしょや」

邦子「それは人間としてかい? 異性としてかい?」

蝶子「同じだ」

邦子「本当にそうかい? 私は違うと思う! あんた、いつもいつも学校で騒ぎば起こしてたんは神谷先生の目を自分に向けたいと思ってたからでない? いつも自分のこと見ててほしいために」

蝶子「邦ちゃん!」

 

邦子「あんた、気付いてないだろうけど、そういうことの心理は先生も異性として好きってことなんだ。はたから見てる人間には、そう思えるんだわ。そう思われたくなかったら神谷先生にあんまり気安く近づかない方が…何さ?」

蝶子「邦ちゃん、私、神谷先生ば、そんなふうに思ってたんだべか?」

邦子「何さ?」

蝶子「したけど…」

邦子「えっ!?」

蝶子「ううん。そうだべか?」

邦子「あ…やだ、チョッちゃん! うそうそ! 気にするんでないよ」

蝶子「うん」

 

<いや、もう手遅れです。チョッちゃんは神谷先生のことをついに意識してしまいました>

 

邦子…余計なことを。

 

神谷の授業

「春待草」  

  相馬御風

たまたまなんだろうけど、蕗谷虹児も相馬御風も新潟出身。

 

神谷「よ~し、じゃ読んでもらおうか。え~126ページ。はい、誰か」

一同が手を挙げるので、何となく手を挙げる蝶子。

神谷「はい、北山君」

蝶子「はい!」立ち上がって教科書を読む。「『春待草(はるまちぐさ)』相馬御風(そうまぎょふう)。『ろ…ろ…六七尺も積(つも)っていた雪がいつの間にかすっかり消えてしまった。と…ととと解けた雪は、とととと…解けたあとから、あとから殆ど全く人間に気づいて、どうして』あれ?」

邦子「1行、飛ばした」

蝶子「『気づかずにあ、あ、あ…あるいは、あるいは』…」

フサ「なしたのさ?」

神谷「どうした?」

蝶子「すいません、やめます」椅子に座る。

 

神谷「え~、えっ…じゃあ、ほら、田所君」

邦子「はい! 『春待草』相馬御風。『六七尺も積っていた雪がいつの間にかすっかり消えてしまった』…」

 

蕗谷虹児も相馬御風も”雪”を扱った作品を描いてるから?なのか!?

 

階段を降りて来た神谷。

邦子「先生!」

神谷「お~う! どうした?」

邦子「先生、私、卒業後のこと、まだ決めてないんですけど」

神谷「そうかい」

邦子「どうしたもんかって、いろいろ考えてはいるんだけど、先生にも相談に乗ってもらいたいと思って」

神谷「いいよ」

邦子「先生、今日、放課後、暇ですか?」

神谷「教員室にいるけど…」

邦子「ほかの先生には、あんまり聞かれたくなくって…」

神谷「いや、したっけ…」

邦子「日曜日、先生の下宿、行っていいですか?」

神谷「いや、それは、あれだよ。話は学校で」

邦子「あ、こういうのはどうですか? 手紙のやりとりをするとか。ポストに入れたりすると時間かかるから直接、手渡すとか」

神谷「いやあ、それは…」

 

吉池「神谷先生!」

神谷「はい! したら」

邦子「はいっ」

 

神谷先生もグイグイ来られると引いちゃうのかな?

 

川村「田所さん」

邦子「さようなら」

川村「ちょっと。神谷先生には今が大事な時なんだ。あまり、その…近づかない方が」

邦子「進路についての相談もしたらいけないんだべか?」

 

音楽室

川村の伴奏で蝶子たちが歌っている。

 

♪春は名のみの風の寒さや

谷の鶯 歌は思えど

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<チョッちゃんの脳裏には神谷先生のことがこびりついていました。妙な胸苦しさも感じています。これが恋だということ、チョッちゃん、気付いてるんでしょうか>

 

♪時にあらずと 声も立てず~(つづく)

 

BS見てると時々、「チョッちゃん」のCMもやってるね。初見の私にとってはネタバレっぽい内容も…。

 

それにしても邦ちゃん、やっかいすぎて…。

 

このドラマと全然関係ないけど、30日はBSで「アナザーストーリーズ」の「岸辺のアルバム」と多摩川水害の回の再放送! 以前は「岸辺のアルバム」を見る前に見たので、ちゃんとドラマを見た今、また見たかったんです。見るぞ~。