TBS 1977年8月5日
あらすじ
敏夫(水谷豊)と華江(竹下景子)の別れのキスを目撃した妙子(久木田美弥)の自殺未遂事件に怒った信一(中島久之)の反対で、武(宇津井健)は、敏夫にピアノの指導をすることができなくなった。それを知った華江は責任を感じ、信一に結婚を前提に付き合いたいと申し出て、敏夫のことを忘れる代わりに武に敏夫のレッスンを再開させて欲しいと頼んだ。
2025.4.8 BS-TBS録画
作:安本莞二
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大沢武:宇津井健
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田代敏夫:水谷豊
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宮島華江:竹下景子
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大沢弓子:松尾嘉代
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東山正彦:前田吟
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東山菊子:馬渕晴子
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宮島あや:赤木春恵
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大沢信一:中島久之
東山明彦:堀内正美
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三郎:鈴木ヒロミツ
良介:大石悟郎
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大沢妙子:久木田美弥
真山れい子:瞳麗子
裁判長:入江正徳
ナレーター:内藤武敏
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田代清司:緒形拳
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宮島貞之:小沢栄太郎
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大沢実:石立鉄男
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プロデューサー:野添和子
山本典助(TBS)
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音楽:菊池俊輔
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指揮:籾山和明
テーマ曲ピアノ演奏:羽田健太郎
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ピアノ指導:熊谷洋
柳井修
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衣裳協力:株式会社アン
パスポート
ケン・スダ
家具協力:ダニエル
ピアノ協力:河合楽器製作所
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監督:瀬川昌治
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
東京地方裁判所
被告人・清司
検事・信一
傍聴席には敏夫。
裁判長から懲役1年6か月、ただし、本裁判確定の日から3年間執行猶予する。あ、これ、別に夢オチじゃなく不法入国についての裁判なのね?
入江正徳さんは「赤い絆」でも裁判長だったな。
裁判所を出た清司は、これで堂々、大沢をたたける、大学から追い出してやる、俺を殺してみろと笑う。
宮島音楽大学
ランニング姿で練習をする敏夫。
外で敏夫の音色を聞く武。華江は不審に思い、訳を聞く。武は時にはこういう練習も必要だとごまかし、去っていった。
構内から出てきた敏夫に華江が訳を聞いても話さない。
三郎たちの家でも練習を続ける敏夫を華江が訪ね、どうして叔父様のレッスンを受けないのか聞いた。三郎たちには信一のせいでレッスンを受けられないのだと話し、華江が新一に確かめようとすると、敏夫が真実を話し始める。信一は、敏夫と華江がキスをし、目撃した妙子が自殺未遂したことに怒り、武がレッスンしたら家を出ると言いだしている。
宮島家
貞之が睡眠薬を服用し、華江のことで悩んでいると立ち聞きした華江が知った。
信一を呼び出した華江は結婚を前提につきあってほしいと告白した。私を幸せにしてくれるのは、あなたしかない。信一は、まだ敏夫のことが好きなんだと信じない。華江は敏夫とつきあっていては周りを傷つけてしまう、宮島家のことを思ったら、そうするしかない。信一は、あなたの心から敏夫が消えるはずはないと言いながらも華江を抱きしめ、いつかきっと敏夫のことを僕が忘れさせるという。
華江は最後のお願いとして、敏夫のこれまでのことを許してほしい、武のレッスンを受けさせてほしいと訴えかけた。
実は信一は立派な大人なんだから家を出てもいいじゃないかと正論を言う。武は信一が出ていって気にするのは妙子、みんなのために生きたいと話す。兄貴にはお手上げだよとあきれる実。
大沢家
帰ってきた武に信一は華江と結婚を前提につきあうことにしたと話し、あしたから敏夫のレッスンを始めてもいいという。
武は華江を呼び出し、どうして信一を選んだのか聞いた。武や敏夫のために婚約するのでは?と聞くが、華江は自分を犠牲にするような古風な女ではない、敏夫は好きだが結婚と恋愛は別だと話す。敏夫とつきあっても傷つき、ボロボロになるだけ。青春の美しい思い出として終わらせる。武は今の娘さんはしっかりしてるねと感心する。
三郎と良介は外でバーベキュー。武と華江が訪ねると、敏夫が「トロイメライ」を弾いていた。
華江は敏夫に信一との婚約を伝え、先に帰った。サラッと弾きながらしゃべる。
敏夫はこれでいいんだと笑い出し、空騒ぎをする。武は良介にお金を渡し、酒を買いに行かせた。
「失恋レストラン」を歌う敏夫と三郎。やった! 鈴木ヒロミツさんの歌声!
カバーしかないんだな…
翌朝、そっと涙をぬぐう敏夫を見た武は、敏夫と華江は同じだという。敏夫は今日はうまくいきそうだと朝から「英雄ポロネーズ」を弾き始める。
夜、正彦の行きつけのバーで清司と飲んでいた。清司は、でかい声で裏口入学の話をする。
大沢家
弓子がバーのマダムのウソ電話に呼び出されて武を迎えに出かけた。武が帰ると、妙子が「お母さんは?」というので、すぐ外へ捜しに出た。
弓子はメモしたマンションを訪ねると、清司がいた。今までのことは水に流して…は清司がいうことじゃないだろ! 弓子は敏夫が自慢できるような父親になってというが、弓子を抱え上げて、ソファに押し倒した。そこに助けに来た武! 清司を殴り、弓子は私の妻だと連れ帰った。
宮島家
信一と華江が挨拶に来た。あやは考えさせてもらえる?と慎重な態度を取る。貞之は信一が音楽家でないことを気にしていた。
大沢家
譜面に赤鉛筆で印をつけていた武。帰ってきた信一は華江との結婚を断られたと話す。田代清司というダニがついてる限り結婚できない。大沢家にいた敏夫も話を聞いていて、信一にいくじなしだと言う。清司のことは申し訳ないと思っているが、華江のことを愛してるなら駆け落ちくらいする。信一がはっきりしないと、こっちもはっきりしないと走り出す。
夜、敏夫は宮島家に忍び込み、華江の部屋に入り込んだのを明彦が見ていた! 信一が降りたので華江を盗みに来た。敏夫は信一と駆け落ちくらいしろと騒ぐ。覗き見していた明彦が屋根から落ちた。廊下からじゃなく屋根伝いに行ったんだよ。
貞之、あや、菊子、正彦、武も集まって話し合い。敏夫は抑えがきかないから明日の晩も来ると出ていった。武は貞之に信一との結婚を認めてほしいとお願いした。あやは華江の気持ちがつかめない。武は信一と華江の結婚話を進めるよう熱弁した。
行きつけのバー
正彦と清司が新一と華江の結婚について話している。清司はマダムが正彦の顔を見て「あとでね」と言ったことに反応して笑う。
三郎たちの家
清司が来て、三郎たちに婚約パーティーをぶっ壊してやると言って帰ったと知った敏夫は三郎たちも車に乗せて宮島家へ向かった。
大沢家
華江がメンデルスゾーンの「春の歌」を演奏。信一が傍らで聴いている。
明彦はお酒を運ぶ係。演奏が終わると拍手を送り、正彦は弓子の顔色がさえないことを指摘した。
そこにスーツを着た清司が乱入し、華江にお悔やみを言いに来たという。武が宮島音楽大学を乗っ取ろうとしていると貞之には「おめでとう」と告げた。信一にビンタし、かかってこいよと挑発。敏夫が三郎たちを連れて来て、三郎たちが清司を抑えつけて出ていった。
敏夫はお祝いを言いに来て、世界一のピアニストになって、世界一の女性を射止めると話すと、明彦が同調した。ホント、明彦って面白い。
まだ暴れている清司を武が2人きりで話したいと外へ呼び出した。清司は武を善人面した努力家で何の魅力もない、俺は天才、俺は太陽だという。近いうちに助教授になる、どっちがつぶれるか見ものだ。弓子も敏夫も君には渡さない。
菊子たちが帰っていき、武は信一をねぎらった。(つづく)
ここまで話の通じないおかしい人ってドラマでも出てこないよな~。
「早春スケッチブック」の沢田すらまともに見えてくる。

