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【ネタバレ】俄-浪華遊侠伝- #12

TBS 1970年10月1日

 

あらすじ

いったんは新撰組に捕らえられた万吉(林隆三)であったが、一柳藩にはその士籍がないという理由で釈放された。大石鍬次郎(三上真一郎)と三人の部下は万吉の後をつける。

2025.3.5 時代劇専門チャンネル録画

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作監修:木下恵介

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原作:司馬遼太郎

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脚本:山田太一

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音楽:木下忠司

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万吉:林隆三…字幕黄色

小左門:藤村志保…字幕水色

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いく:初音礼子

万吉の母:吉川雅恵

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山田捨馬:渡辺文雄

大石鍬次郎:三上真一郎

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帯権(おびごん):東野孝彦

軽口屋:樋浦勉

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小春:大谷直子

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気軽:岩上正宏

祐吉:古川義範

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新選組:島津元

小役人:森本景武

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エースプロ

あらくれ

いろは

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プロデューサー:飯島敏宏

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技斗:大沢慎吾

イラスト:沼田彩

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演出:鈴木利正

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制作:木下恵介プロダクション

   TBS

 

小左門<命を狙われた男と狙う男たちと京から伏見への街道は張り詰めた道中でございました。いえ、張り詰めた中、ふと、お互いに通い合うものがある道中でございました。大石さまが上から受けたお指図は、ただ「万吉を斬れ」というだけ。ならば新撰組屯所を出たときに斬ってしまえば済むこと。それをこうして長々と街道をつけていくのは、万吉の背中に殺すには惜しい男という思いが湧いて、機をなくされていたのでございました>

 

茶店に立ち寄った万吉。大石たちも店の中で休む。外にいた万吉は店に入り、大石に「いやに気ぃ持たせはりますな」と話しかけた。座れと大石が言うので、隣に座る万吉。後ろばかりに気がいって首が硬くなったと首を揉み、相手の立場を考えてしまい、殺せないと大石たちの面目もないだろうと話す。

 

大石は「おぬしは斬りにくい男だ」と言い、一柳藩のことを汚い奴らと言う。隊の命令だから、万吉を斬らねばらならぬが、利用するだけ利用し、邪魔になれば殺すという一柳藩にこそ、切っ先を向けたい。

 

お礼を言う万吉は、そんなふうに言ってもらえれば斬られて本望という。

 

大石「おぬし、知れば知るほど面白い男だ」

万吉「ハハハッ…いや、あんたも負けずに面白いわ」

静かに笑う2人。

万吉「こない殺し聞いたことあらへん。殺す相手に「殺すぞ、殺すぞ」言うて。ハハハッ…なるべく、ひと太刀ですぱっとやってもらいまっさ」店を出て外の腰掛に座る。

 

隊士から斬りましょうと言われる大石だが、帰って土方さんに言いつけるか?などと言って笑う。この隊士の島津元さんは「兄弟」の信吾だね。

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大石「おぬし、人を斬ったことがあるか?」

隊士「いえ、それはまだ」

大石「斬り合いならば、すぐ斬れる。しかし、相手があのありさまで、それを斬るのは、よほどの気魂が要る。大根とでも思えればいい。しかし、あいつは人間くさすぎる」

隊士「奴、我々をなめておりますぞ」

大石「いや、あいつは死ぬ気だ。あのようにさらりと死ぬ気になれる奴は、そういるものではない」

 

歩き出した万吉のあとを歩く大石たち。

 

しばらく歩いて万吉が立ち止まって振り返った。「もうじき伏見だっせ。早(はえ)えとこ、すぱ~っとやっとくんなはれ」と再び歩き出す。

大石「おのれ。こう気をそらされては斬る折がないわ」

隊士「私が斬ります!」

大石「待てい! お前に斬れる相手ではない」

隊士「町人あがりじゃありませんか」

大石「俺が斬る。ここで待ってるがいい。俺も人斬り鍬次郎といわれる男だ。斬れぬはずがない。見とれい」

 

何も言わずに歩いていた万吉だが「来た来た来た!」と走り出す。追う大石。「早よう斬れと言ったおぬしがなぜ逃げる!」

 

体が勝手に動いたと言い訳する万吉。刀を抜いた大石をよけた万吉が川に落ちた。

 

<刀の汚れを拭いた、その紙には、実は1滴の血もついてはおりませんでした>

 

万吉の家

繕い物をしていた小春のもとに万吉が帰ってきた。

 

小春「建部はんがえらいけがしはったそうで」

万吉「誰に聞いたんや?」

小春「気軽はんが藩邸の女中はんから聞きはって。旦…いえ、あんたが行方知らずなってる言うなすもん」

万吉「そないなこと、いちいち、お前に言うやつがあるかい。ほんまに『気軽』とは、よう言うたもんや、あいつ」

 

心配そうな小春に「わいがいつ死んでも平気でおるような、かかあになれ言うたやないか」という万吉は、お腹の子を気にする。じっと見つめ合い、抱きあう2人。

 

万吉「わいはええ女房もろたわ。わいは、ついとるわ」

 

ゆーっくり倒れ込む2人。

 

帯権、軽口屋が厳しい表情で万吉と向き合っている。

 

帯権「なんともかんとも汚(きたの)うおすな、一柳藩は」

軽口屋「汚いどころやないで。頼み込んで、親方、働かせながら、都合が悪うなったら殺すとは何事や。まるで犬や! ちくしょうやで」←犬もダメ―!

 

万吉は落ち着くよう言い、「こないなこと誰ぞに話しておかんと、のちの証人がない思うて話したんや。そや、お前、文が書けたな?」

軽口屋「書けま」

万吉「それやったら、今言うたこと書き留めといてくれ。ただし、2人とも他言は無用や」

軽口屋「しゃべりとうおま!」

万吉「黙ってと言やぁ黙って」

 

軽口屋に仕返しはするんだろうと悔しさをあらわにするが、万吉は相手の立場を慮った。長州人を助けたことで、一柳藩は幕府に顔が立たない。帯権から番所勤めを辞めるよう言われ、万吉は、このまま引き下がったら、一柳藩は幕府にいい顔ができ、またやくざを雇うだろうと話す。賭場欲しさに名乗り出るやくざはいるだろうが、そんな奴らに往来の安全は任せられない。

 

万吉「はばかりながら、わいの番所勤めは、そないなもんやない。幕府の言いなりでもない。長州かて佐幕かて難儀しとろう者は、みんな助ける。つまり、往来安全だけを守っていく番所勤めや。まあ、うぬぼれて言うのやないが、わいの代わりになる、やくざな大将がおらん。見当たらんのや。そやから続ける。いったんもらった権利を離さず、町人のため、往来安全だけを守ってく番所を続けていくのや!」

 

軽口屋は一柳藩がこのあと番所を親方に任せるだろうかと疑問に思う。万吉は子方200人おり、表立って追い出す証拠もない、居座り続けるつもりでいる。あしたの朝、「居座ってこます」と言い渡しに行く。屋敷の中で斬られると心配する軽口屋だったが、万吉は1人で釘を刺しにいくと言い張る。

 

一柳藩の広間に通された万吉。小役人から山田捨馬(すてま)が来ると伝えられた。山田は、たまたま大阪に来ていた一柳藩のお仕置家老。

 

山田は笑みを浮かべて部屋に入って来た。「京では、ご苦労であったな」

万吉「小林佐兵衛、またの名を明石屋万吉と申します」

 

挨拶は抜きで、と名を名乗った山田は国元は、のんきだが、京と大阪は大変だなと気遣う。建部のけがは京屋敷でしばらく療養してから戻ることになる。ご城代屋敷に伺ったが、言うことが人によっていちいち違う、我ら小藩の者は一体何を信じてよいのやらさっぱり分からんと漏らす。流言を相当の人物が信用している。万吉には「お家のため、貴公もますます体に気をつけて務めてもらいたい」と声をかけた。一柳藩は万吉を当てにしている。

 

万吉は建部がなぜけがしたのか聞くと、山田は物取り、野盗のたぐいだと答え、万吉の名前は今も一柳藩の士籍に載っていると言った。万吉は広い部屋であることを気にするが、山田は「天下の大坂を受け持つ小林どのに会うのだ。小さな部屋を使うことはないと思ったまでのこと」と穏やかに言う。万吉が立ち上がり、ふすまを開けると槍を構えた男が3人控えていた。

 

山田「虫干しじゃ、槍の虫干しじゃよ」と笑う。

 

万吉は、ここのお屋敷の備え槍どれもこれもだいぶ、さびてるようで、早く研ぎに出したほうがいいと山田に言うと、研ぎに出しなさいと男たちに命じ、男たちは部屋から追い出した。

 

万吉「事がのうて何よりや。今のご時世、よほどの大藩でないかぎり、こら、下手な騒動起こすと具合悪いことになりますよってな」

山田「うむ…」

万吉「ほな、わいは今までどおり番所を取り締まらせてもらいまっさ」

山田「う~む…」

万吉「あきまへんか?」

山田「いや、あきまへん…ことはないぞ。よろしゅう頼む」

 

去っていく万吉にうんうんとうなずく山田。

 

番所に万吉が帰ってきた。「往来安全を守る番所や、ええな?」

 

<あくまで番所を手放すまいとした万吉の心を、きれいにばかり考えることはございません。往来安全を守るという大義名分のほかに200人もの子方を路頭に追いやることへの気遣いもございましたでしょう。幾分かは権力を持つことの快さもないとは言えますまい。けれど、万吉の番所勤めは、ほかの誰が代わるよりは町人のためを思う仕事ぶりでございました>

 

相変わらず賭場でもあるんだよな。賭場を眺める万吉。

 

<そして、その年の9月>

 

祐吉から「稚児(ややこ)」と聞いた万吉は手下たちに「おめでとうございます」と冷やかされながら番所を出て自宅に向かった。

 

万吉の家

小春の隣にいる赤ん坊を気にして小春が体を起こすと、いくが世話に来た。万吉が駆けつけ、子供の顔を見るより小春に「お前、よう産んだな」と気遣い、赤ん坊を見て、赤いなと感想を漏らす。小左門も来ていて「おめでとう」と頭を下げた。

 

いくは、小左門とお鹿が臨月から代わる代わる毎日のように日参していたと話し、万吉にいい名前をつけるように言う。

 

万吉は小春を気遣い、布団に寝かせた。

 

いく「女に優しいとは思うとったけど、これほどとは思わなんだで」

万吉「何言うてけつかんねん、ほんまに」

いく「甘いやろなぁ、こら、娘には」

万吉「ええい、びしびしやったるがな」

 

姐さんが来てるとは思わなかった、何で隠してたか小左門に聞いた。小左門は照れくさく、小春に子供ができたことが自分のことのように嬉しかったという。「まあ、私は、このまま所帯も持たずに老い込みそうだろう? そのせいかしらね。生まれ月だと聞くと、もうそわそわしちゃってさ。1日に1度は来ずにいられなかったんだよ」

 

万吉は小左門にお礼を言い、小春にはいくら口止めされていても知らせるように言った。いくは小春が素直で優しくてきれいだとフォロー。小春を気遣い布団をかける万吉をいくがからかう。

 

<翌日、まさか子ができて、すぐ親の恩を知ったわけでもないでしょうが、長い間、お金を送るだけだった母親を万吉は北野村まで迎えにまいりました>

 

軽口屋が手下を数人連れて、稚児の顔を見に来た。どかどか部屋に入らず部屋の隅から見るところがよい。

 

そこに万吉が来た。稚児の顔を見に来た軽口屋たちに小娘みたいだと万吉は言うと、軽口屋は無法者は、かえって稚児が懐かしいのだと言う。万吉は部屋に入り、稚児を見るよう勧め、母親を呼んだ。白髪交じりになってるね。

 

万吉「どや? お母はん、ええ? ええ稚児やろうが」

万吉の母「へい、ほんまだすな」

万吉「なんやねん、その言い方は。これ、あんたの初孫やで。もうちょっと何とか言いようがあるやろうが」

万吉の母「そやな。ほんまにええ稚児や。目鼻立ちがはっきりしてはっておめでたいことや」

万吉「ハハハッ…なんや、こう、近所の挨拶、受けとるようやがな」

 

すっかりご無沙汰だったと母が言う。万吉は極道を気にし、会わないほうがいいと思っていた。しかし、これからは孫の顔を見に来るよう言い、金だけの親子で悪かったと言う。母は、おふさももうじき片づき、老い先、孫の世話でもさせてもらう、と同居宣言。え!

 

小春「お義母(かあ)はん、よろしゅうおたの申します」

万吉の母「へい、あの…よろしゅうな」

 

万吉は子供の名を”環(たまき)”と名付けたと小春に報告。環というのは、きれいな飾り玉のことで、昔の女子が糸を通して腕などに飾った玉で、真ん中に穴が開いてるきれいな玉。

 

<環…娘の環は日に日にかわいく、万吉は思いもかけぬほどの子煩悩でございました。ひとりにした、泣かした…と言っては小春をしかり、あやすとなれば、人目かまわず、長い間の万吉の心の飢えが分かるようでございました。父は行方知れず、母や妹とも心が離れて、ひとりだけ無法者の暮らしが知らず知らず、こうした家族のぬくもりを求めていたのでございましょう。万吉は小春と環との暮らしを、それはそれは大切にいたしておりました>

 

ほんとに子供が好きそうな林隆三さん。

 

小左門の家

一人で酒を飲んでいた小左門を万吉が訪ねた。お鹿は遠縁のお弔いで不在。

 

小左門「飲むのはいつだってひとりさ。お鹿さん、このごろ早寝でね」

万吉「へい。ほな、わいも1杯いただかせてもらいまひょか」

小左門「かわいそうかい?」

万吉「へい?」

小左門「つきあって飲んでやらないとかわいそうに見えるかい?」

万吉「ハハハハッ…だいぶ入ってまんな」

 

めんどくさい酔っ払いを軽くかわす万吉の人間力

 

小左門「冗談じゃないよ。私はね、ほっとしてるんだよ」

万吉「へい?」

小左門「あんたみたいな極道が、とにかく所帯持って、かみさんと子供かわいがってるんだもの。私はもうほっとしてるんだよ」

万吉「そらおおきに。ハハッ…まあ、1杯つぎまひょう」

小左門「うん」

 

用もない来るような万吉ではないと用事を急かす。「私は別にね、寂しがっているわけじゃないんだからね。ひとりでさっぱりと気楽に飲むのが好きなんだから」←これを分かってくれる人が少ない。

 

万吉は座り直し、米問屋の主との縁談を持ってきた。後妻、小姑なし、何より姐さんに惚れている。姉さんがずっと一人暮らしでいるのを見たくない。気丈な姐さんだから並みの女子のように寂しいことはないだろうが、余計なおせっかいと思いながら、いい縁談だと思った。

 

小左門「目障りかい?」

万吉「へい?」

小左門「近くに1人暮らしの女がいては、あんたの所帯に差し障りでもあるかい?」

万吉「いや、そないなこと言うたら、姐さん、あかんがな」

小左門「何があかん!? 人を馬鹿にして…何が後妻の口か」

万吉「いや…いやいや、それやったら忘れてくんなはれ。いや、わいは、ただ、こう姐さんの気持ちが…」

 

小左門「うぬぼれんじゃないよ! 女の幸せがね、所帯持つことだけだと思ったら、大間違いなんだから」

万吉「へい。こら、どうもすまんことで」

小左門「なんだい、どつかれ屋の万吉が小左門姐さんに嫁の口、世話するとは大きくなったもんさ。お前、極道屋じゃなかったのかい? 極道屋が所帯持って、所帯持つこと人に勧められるのかい? それが当節の無法者か。そんな極道、私は見たくもないよ! 帰れ…帰っとくれよ」

 

万吉「おつぎしま」徳利を差し出す。

小左門「なんだい、そりゃ。帰れって言ってるんだよ、私は。帰れ…帰っておくれよ!」万吉から顔をそむけたので、万吉はようやく立ち上がった。「いいかい? 1人暮らしの私が見たくなけりゃね、見なきゃいいんだよ。二度と来なけりゃいいんだ」

万吉「いえ、また来ます。何度でも来ます。姉さんにもわいの家、来てもらいます」

 

万吉が部屋を出た後、障子に向かってお猪口を投げ、泣き出す小左門。

 

<我ながら、どういう心の動きかと意外な思いでございましたが、万吉から嫁の口を世話されたことが無性に情けなく、寂しく、腹立たしくて、年甲斐もなく泣き続けてしまいました。女の脇道話、お許しいただきとうございます>

 

こういうのを見て女のヒス、お~恐って思う人もいるんだろうな。たらればだけど、万吉なら10歳上の女性でも大切にしてくれたように思うけどね…。

 

登城太鼓の音

 

模型の大坂城…あ、江戸城

 

<そんなこんなで足かけ3年が瞬く間に過ぎて…>

 

番所の広間で寝転がる万吉は小春と環を想う。

 

<慶応3年10月のことでございます。徳川慶喜さま、突然、大政を天朝さまに奉還なされました>

 

番所に戻ってきた軽口屋が万吉に今のところ、万事、旧来どおりだと報告した。軽口屋は町はえらい騒ぎで、これから先どうするか聞いた。徳川さまが将軍職を辞めた以上、お奉行所は公儀のお役所ではなく、徳川家のお役所で、この番所も公儀とは何の関わりもないのではないか。

 

天下を天朝さまにお返ししたのは表向きで内実は徳川が薩長に負けたということで、これからは薩長がのさばり、戦のにおいがする。万吉たちは、今は一応、一柳藩の人間で、このままだと戦に巻き込まれる。往来の安全を守るのと戦では、わけが違う。今こそ町人へ戻ると気ではないか。軽口屋の話に納得する万吉。

 

小春と環が思い浮かぶ万吉。

 

<鳥羽伏見の戦いは、それから2か月ののち。そのとき、万吉がどのように生きたか、どうかお聞きいただきとうございます>

 

ナレーター<『俄』来週は、いよいよ最終回を迎えます。町人の往来安全のためとご番所を死守してきた万吉ですが、度重なる一柳藩の身勝手に怒りを爆発。「男の本博打は戦や」と薩長側について戦います>

 

出演は

林隆三

大谷直子

藤村志保

初音礼子

樋浦勉

渡辺文雄

花沢徳衛

  ほか

 

あ~、終わってしまうのか。割とライト?な時代劇で見やすく、面白い。

 

小左門姐さんの嘆きは現代でも通じるよ!