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【ネタバレ】俄-浪華遊侠伝- #11

TBS 1970年9月24日

 

あらすじ

万吉(林隆三)は長州の落武者をかくまったため、幕府に命を狙われた。一柳藩の建部小藤治(花沢徳衛)が万吉を京へ連れ出し、新撰組が斬るという筋書きであった。

2025.3.4 時代劇専門チャンネル録画

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作監修:木下恵介

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原作:司馬遼太郎

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脚本:山田太一

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音楽:木下忠司

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万吉:林隆三…字幕黄色

小左門(こさもん)(ナレーション):藤村志保…字幕水色

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建部小藤治:花沢徳衛

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大石鍬次郎:三上真一郎

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お光:生田三津子

医者:青野平義

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小春:大谷直子

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大塚崇

毛利亜紀

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藤城裕士

滝川浩

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エースプロ

あらくれ

いろは

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技斗:大沢慎吾

イラスト:沼田彩

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演出:飯島敏宏

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制作:木下恵介プロダクション

   TBS

 

元治元年七月

 

小左門<幕府は幕府の敵を容赦なく倒します>

 

京都では

長州勢と幕軍が

衝突した

 

<万吉は、そうではない。敵であれ、傷つく者は救うという男伊達。そんな生き方が幕府の気に障らぬはずはなく、万吉は命を狙われることになりました。一柳藩、建部小藤治が京へ連れ出し、新選組が斬るという筋書き。けれど、京へ来ても、そんな陰謀に一向、気づかぬ万吉でございました>

 

夜、帰ってきた万吉は女中のお光に声をかけられた。ここも旅籠だから、お光も小春と同じ商売なのかな?

 

万吉は建部が起きたと聞いて安心する。お光にはお参りついでの功徳だと心付けを渡した。「こんなに?」と喜んだお光は、口止めされているけど…と前置きして、不吉な感じがすると万吉に話した。お侍はんが2人、建部の所へ来た。とげとげして、万吉の行き先をきつい声で話していた。万吉はお礼を言って、また心付けを渡し、お茶を頼んだ。

 

部屋では建部が横になっていて、万吉が来るとすぐ起き上がった。万吉が何をしていたのか聞くと、貧乏性で昼間から寝ているのは性に合わないが、起きてもすることはなく、壁を見つめていたと笑う。機嫌がいいことを指摘した万吉に建部は別に…といって笑い続ける。

 

万吉が「留守に誰ぞ客が来ましたかいなぁ」とそれとなく鎌をかけた。羽織の房くずが落ちていると指摘。「これは建部はんの羽織の紐柄(ひもえ)でもなし、こら、わいのでもなし」

建部「いや、拙者には一向に見えんが」

万吉「客が来ましたな?」

建部「何を言われる? 第一、拙者がお手前に、そんな隠し事をするわけがないではござらぬか」

 

「これ、何だす?」と房くずを顔に近づけても、前に来た客のであろうとごまかす。万吉は追及するのをやめ、風呂でも浴びまひょかと誘う。しかし、建部は風邪気味だと遠慮した。万吉が部屋を出て行くと、建部は焦ったような表情をしている。

 

<ようやく万吉も今度の京上りは何かの罠であることに気づき始めました。何かの罠…罠だとすれば、恐らく自分の命を狙う罠。その片棒をこの気の小さな建部小藤治が担いでいるのかと思うと憎いというより哀れな気がしてしまう万吉でございました>

 

食事の場。万吉は女中は、やかましいから下へやったと言い、子供のときから、いつ死ぬか、いつ死ぬか思って生きてきたと話す。唐突な話だという建部に「わいは今度、京で死ぬかもしれん」と言ってギョッとさせた。今日もご本山に参っておいた。万吉の宗旨は、お西=西本願寺。建部は浄土宗。ご本山は知恩院

 

万吉「建部はんが死んだら、お骨は知恩院さんへ持ってこう」

建部「縁起でもないこと言われるな」

万吉「わいのお骨は、お西へ頼んまっせ」

建部「ほんまに、もう…そのような話は、よそうではないか」

万吉「大事なこっちゃがな。死んでから納まる所に納まらへんかったら、こら、宙を迷います。わいが幽霊になって迷って出たら、建部はん、困りますやろ?」

建部「小林どの、そのような話は、もうたくさんじゃ」

万吉「ええ話やがな」

建部「埒(らち)もない…」

 

万吉は「今日、来た客はどこの誰や?」と聞く。否定する建部をにらみつけた万吉だったが、ため息をついた。「あしたは侍姿だすな。黒谷か…侍装束で黒谷に行きますのやな」

建部「いかにも。お手前は公儀依頼の西大坂警備責任者、京都守護職松平容保(かたもり)さまのご用人にお目にかかるのに町人姿では具合が悪かろう。用意の物を着ていただく」

万吉「よう分かってま。建部はんもお役目とはいえ、ご苦労はんなこっだすな」

建部「いやいや、わしなどは別に…」ご飯をかき込んで詰まらせた。

 

藤屋の前に立つ建部は戸板に乗せられた男を見かけて女中に聞いた。女中はどうせまた新選組か何かに斬られたのだろうと答えた。この頃は、毎晩のように斬り合いがある。

 

髪結も呼んで武家の装束に着替えた万吉。部屋に戻った建部は立派だと褒めた。お光が部屋に来て、お侍さんだったのかと驚き、万吉は形だけだと笑う。こないな格好、肩が張ってあかんわと座り、建部に「鴨川の土手道を上るんだすな?」と確認する。夷川(えびすがわ)橋を渡って、東。聖護院(しょうごいん)の見えるところ。話を聞いていたお光が行き先を聞く。黒谷だと答えた万吉。

 

お光「あっ、そやけど、福井さまや紀州さまや阿波さまのご藩邸もあります。このごろ、岡崎村のほうまで、余計、立て込んでまいりましたそうで」

万吉「竹やぶもぎょうさんあるなぁ」

お光「あっ、そら、黒谷までの間には、おますなぁ」

焦りの見える建部。万吉たちは旅籠を出た。

 

<新選組待ち伏せしていたのは、岡崎村の手前にある細長い竹やぶの道でございました。その狭くて薄暗い野道は万吉が出発前から予感めいたものを抱いていた場所だったのでございます>

 

おぉ! 竹やぶは初ロケ?と思ったらセットだった。

 

突然立ち止まる万吉に建部は「どうされた?」と聞いた。「おかしい…」と言って突然小石を投げる万吉。うめき声に「しぶとの声」だと言う。建部は突然、腹痛で我慢がならんと宿に戻ろうとした。万吉も一緒に戻ろうとすると新選組に囲まれた。

 

万吉「理不尽やなぁ、ええ? こら、一体、何の真似だす?」

大石「我らになぜ石を投げつけた?」

万吉「フッ…投石か。ほなら、あんたもやぶに潜んでたんで?」

 

刀を抜いて万吉に向ける大石。

 

万吉「あの投石は、うぬらの恨みを買うためではない。思い違いすな!」隊士が斬りかかるが、交わす。「思い違いすな言うたやないか!」それでも斬りかかる隊士たち。「ほなら、あんたらこそ、なんでやぶに潜んどったんや?」目の前で竹を斬る大石。「物取りか、お前ら! ええ!?」また竹を斬る大石。

 

万吉「やすやすやられてたまるかいな!」しかし、刀は抜かずに逃げる。

 

建部「お~お~、よう走るわ」←おいっ! なんで楽しそうにしてるんだ。

 

テーマソングに歌詞がついたバージョン、久しぶり~。

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万吉はかごが乗っていた鶏を逃がしたりして足止めを図る。鶏を間違って踏みつけたらと思うと怖い~!

 

走って逃げた万吉は装束を脱ぎ捨て、ふんどし姿で藤屋に帰りついた。

 

竹やぶの地蔵の前で座り込む建部。「わしとても国表(くにおもて)にあったころは…」

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刀を振り上げると、子供たちが見ていて笑われた。

 

そこに大石たちが「討ち漏らした」と戻ってきた。建部の「やはり逃げられましたか」という言葉に反応する大石に言葉のはずみだと慌てて言い訳した。どうなさると大石に聞かれて大坂表(おもて)には帰れないと答えた建部。「大坂城代屋敷に何と申し上げたらよいか…」

 

大石は今夜にでも宿に行って、その場で斬り捨てる。九つに宿にこっそり入るから、建部には、くぐり戸の桟を外しておくように言った。寝込みを襲うのが最も確実だと大石に言われ、万吉がもう大坂まで戻ってしまったのではと心配する建部。

 

大石「そのときは討たぬまで。宿に帰りなさい。もし万吉が逃げていれば、あんたも大阪へ帰るしかないだろう。もしいたら木屋町(きやまち)の会所に使いをください。あの会所には新選組の御用を務める者がおる。我らは、あんたの使いがあれば九つに斬り込む」

建部「心得た」

 

大石たちは、そう取り決めましたぞと念押しして帰っていった。

 

建部「やはり、やるしかないか…」ととぼとぼ帰っていく。

 

夜、藤屋に戻ってきた建部にお光が「どうかしたんどすか?」と声をかけた。お光の話によると、万吉は昼過ぎににこにこ戻ってきて、長いこと昼寝をしていたという。

 

前回、今回、出演していたお光役の生田三津子さん、どっかで見たよな~? でも名前検索しても出てこないしな~?と思っていたら、「岸壁の母」の三浦先生の奥さん、とよ子役の生田くみ子さんの旧芸名?らしい。

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あ~、すっきり。あの美人な奥さんね。

 

部屋に戻ると万吉が火鉢に当たっていた。けががないか気遣う建部は風のような逃げ足だったと褒めた。建部自身は気をのまれて手も足も出なかったと謝った。

 

これからどうなさる?と聞かれた万吉は、打ち合わせがあるんだったら行ったほうがいいと答えた。建部が今日と同じ時刻でまいるよう連絡を取ると言うと、万吉は妙な所へ連絡してもろうたら困りまっせとチクリ。方角のことだと言い訳し、焼いていた餅を建部にあげると、その餅には毒が入っていると言った。

 

餅を投げ出す建部に「命は惜しいのやろな」とつぶやく。さいころを2個置き、「この餅には長崎渡りの毒薬が入れてある。ここであんたと丁半をやり、勝てばよし。負けたら負けたほうは、この毒餅を食うんや」と迫る。

 

万吉「わいは、もう分かっとんねん。こうとなったら、あんたをたたき斬るべきやが、それはやらん。わいも博打で明石屋万吉と名の通った男や。博打やったら命のやり取りは五分と五分。この裁きは運の神様に任そやないか!」…と思って、毒餅を焼ていて待っていた。万吉は刀を抜こうとし、「逃げると斬るで」と脅し、刀を畳に刺した。

 

建部にさいころに細工をしてないか調べさせ、丁半勝負。半と答えた建部だったが、丁で逃げようとした建部を万吉が捕まえた。「博打に貸し借りはない。みんな、盆の前で決済するんや。押さえ込んでも食うてもらうぞ!」

建部「あああ…謝る。か…勘弁してくれ」

万吉「ええい、あほか! それでも武士か!?」

 

刀の先に刺さった餅を食わされる建部。

 

万吉「ほら、大きく口を開かんと刃物で傷がつくぞ!」と言われ、ガバッと大きな口を開ける建部様が面白い~。よくかむよう促す万吉にようやく飲み込んだ建部は医者を呼ぶよう頼んだ。万吉に動くと毒の周りが早くなる、静かにしてろと言われ、正座する。

 

<万吉は奇妙なものを見る思いでございました。実は、お餅は、ただのお餅。毒など爪の垢ほども入っておりません。半ば脅し、半ば冗談で毒入りと言っただけですのに、建部さまは今にも死のうかという、ありさま>

 

万吉が何か言い残すことはないかと問われ、建部はうぬも死ぬと答えた。「わし1人で死んでたまるか」。万吉に問われるまま「今夜九つ、うぬももうこの世にはいない。死ぬのじゃ」と苦しがる。そういう使いを出したと言って、なおも苦しがるので、万吉は女中に医者を呼ぶよう頼んだ。宿の食い物にあたったのではない、医者には上(あ)げ下(くだ)しの薬でも持ってきてもらったらいいという。

 

今更だけど、「それぞれの秋」でも共演してた林隆三さんと伊藤孝雄さん、ちょっと声が似たとこあるね。力こめたところ。

 

新選組の屯所から大石たちが出発した。

 

藤屋

医師に診てもらっている建部。医師は脈は正常だというが、建部は毒だとつぶやく。

 

医師は「京の蟹は若狭の海で獲れるが、丹波鯖街道を通って、はせ上ってくる間に10匹のうち1匹は毒になる」と蟹のせいだと思っているが、建部は餅だと話した。蟹や刺身ならともかく餅の毒など聞いたことないとあきれる医師に建部は餅に毒が入っていたと言い張る。

 

建部「早ようせんか、このやぶ医者!」というので怒り出した医師は帰ろうとしたが、建部が引き止め、頼んだ。花沢徳衛さんの演技が面白すぎる。しかたなく、医師は下剤を渡して帰った。

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このお医者さんは「あしたからの恋」では和枝に縁談を勧める御隠居さん。

 

下剤を飲んだ建部は厠へ。

 

<下剤の効き目は大変なものでございました>

 

何度も厠を往来する建部。あ、このドラマでは初の男声コーラスBGM!

 

万吉は酒を飲んでいたが、お光に下げるように頼み、今夜、発つかもしれないと話した。部屋に戻ってきた建部は、すっかり冷え切ったと布団をかぶった。

 

万吉「建部はんは階段の上り下りしてれば済むが、わいは九つに死ぬわけや」

建部「なっ…な…何の話じゃ?」飛び起きる。

万吉「フフッ…とぼけたらあかんがな」

建部「しかし、お手前、どうしてそれを…」

万吉「そうか、フッ…あんた、自分で言うたの忘れたんかいな」

建部「拙者が?」

万吉「ああ、苦し紛れにわいが死ぬ言うたわ」

建部「そのようなこと…」

 

万吉「あんたもえげつないことしなはるな」

建部「ウウ…さようか。やはり苦し紛れに申したか」

万吉「ああ、申したがな。わいが死ぬとな!」

建部「いや、これも役目柄でしたことじゃ」

万吉「おお、役目やったら筋の通らん殺しでもするんかいな」

建部「逆らうことはできんのだ。わしにも一族があり、家族もある」

 

万吉「それを守るためやったら、何でもするんかいな」

建部「すまん…すまんと思いながら、こういう役回りになってしまったのじゃ」再び腹痛で部屋から出ようとした。

 

万吉「わい、帰るで!」どこへ?と尋ねられ、「誰が寝込みを襲う奴を待っとる奴があるかい」と答えた。伏見までは3里。今から行ったら一番舟に間に合う。

 

大石たちが藤屋に向かう。

 

建部が厠から戻ると、万吉は身支度をしていた。拙者も連れていってくれぬか?と頼んだ。この体では1人では大坂に帰れない、拙者にお手前を憎む気持ちはない、お家のため、やむをえずやったこと、すまぬ、すまぬと思いながらやったこと、拙者個人としてはお手前が好きなのじゃと告白。

 

万吉「むちゃくちゃ言わんといてほしいわ! フッ…あんたみたいなんは、いちばん手に負えんのや。何の悪意もない代わりに何の信念もない。ええ? ましてや、お家のためを本当に思うてるわけでもない」

建部「いや…」

万吉「ただ気が小そうて強いほうになびいてるだけや。何のかんの理屈をつけて人殺しも平気にできるやっちゃ!」

建部「平気ではない。人を殺して平気なはずはないではないか」

万吉「平気でのうても殺せんのやろうが、ええ? 殺せ言われたら殺せんのやろうが!」

 

悪気はないと言いながら、また腹痛を起こし、いったん部屋を出た建部は障子を開け「待っていてくだされよ」と顔だけ出して言う。面白い。

 

夜、藤屋を出ようとしている万吉をお光が手伝う。

 

外では刀で脅された駕籠かきが逃げた。

 

番頭も出てきて、万吉に挨拶した。

 

万吉「建部はん! まだ出るもん、あんのんかいな!?」

⚟建部「しばらく! しばらく待てれい!」

 

建部も出てきて、藤屋を出ると、駕籠かきがいない。駕籠屋!と大声で呼ぶと、隊士が出て来て斬りかかった。

 

建部も狙われたので万吉が前に立ってかばう。「わいの命狙(ねろ)うとる仲間を斬って、あんたら、それでも新選組か!? 明石屋万吉、小林佐兵衛は、わいやがな、ええ? わいを斬れ! わいを斬らんかい!」

 

大石は変わった男だなとニヤリ。隊士が建部を解放するため、再び藤屋へ。

 

万吉「災難続きやな、建部はん。ゆっくり養生してや!」と外に出ると、大石に刀を突きつけられた。万吉は今から手を動かすが、刀を抜くつもりはない、斬りかかるなよと言いながら、差していた刀を地面に置き、上半身裸になって背中を向ける。「やってもらおうか」

 

<古い手といえば、古い手でございましたが、仁侠の世界では奥の手といわれるもので、この姿では不思議と相手は斬れぬそうでございます>

 

大石は笑みを浮かべて刀を収め、屯所に来るように言った。

 

<屯所の蔵に入れられて3日。万吉は一向に調べも受けず、ただ水っぽい食事を与えられて眠るほかはない日を過ごしました>

 

万吉「小春。小春…」

 

<3日目になると、なぜか今まで思い出すこともなかった妻のことがしきりに思われるのでございました>

 

万吉「なんでやろ…」

 

画面左上に小春が映り<<あんたの子供だす>>と話した場面が再現される。

 

万吉「さよか…子がでけたんか。わいとお前の間に子がな。フフフフッ…うれしいもんやな」

 

小春<<長生きしておくれやす>>

 

万吉「当たり前や。軽々死んでたまるかいな。人の子の親やもんな」

 

小春の幻覚が見えなくなり、気づいた万吉。「塩や。チッ…塩抜きやがったんや!」気持ちがなまってきとると思たら、塩抜きやがったんや。蔵の外に向かって、たくあんよこせ!と叫んだ。

 

<食事から塩を抜くのは奉行所の牢で、よくやるやり方で次第に身も心も萎え、どうなってもいいという気持ちになる、恐ろしい仕打ちでございました>

 

万吉「たくあんもらいたい! たくあんや!」

 

大石が顔を見せて鍵を開けて入って来た。たくあんは取りにやらせた。今日は詫びに来たと言う。一柳藩に問い合わせると、万吉の名は一柳藩の士籍になく、足軽にも小者にもない。藩とは無縁の者で存分に成し下されという返事だった。

 

万吉「フッ…けったいな奴らや。無縁の者かい」

 

「ならば斬れ」と指図されたと話す大石だったが、屯所ではやらない、どこへでも行け、おぬしは面白い男だとどこへでも出ていけと言う。

 

「あんたも変わったお人や」と蔵の外へ出た万吉。

 

ナレーター<「勤王も佐幕もない。わいは往来安全でいく」。なおも番所を守る万吉に稚児(ややこ)が生まれます。『俄』第12回をお楽しみに>

 

出演は

林隆三

大谷直子

藤村志保

初音礼子

三上真一郎

渡辺文雄

  ほか

 

今回、花沢徳衛さんがホントに面白かった~!

 

時期的に一緒の「あしたからの恋」や「二人の世界」「たんとんとん」の出演者が多いな。吉川雅恵さんは、ちょっとしか出てないけど、「俄」では林隆三さんの母で「二人の世界」では竹脇無我さんの母。あと2回か~、早いね。