TBS 1977年3月17日
あらすじ
津田靴店に中年の紳士が訪ねてきた。仕事に夢中だった宅次(大滝秀治)は、立てつけの悪い戸を締めきれずにいる紳士をどやしつけたが、紳士が菊男(根津甚八)の父・遼介(木村功)と知って飛び上がってしまった。菊男が外から帰り、一緒にいた日出子(いしだあゆみ)が菊男の恋人だと知った遼介は…
2026.2.26 BS-TBS録画
企画:木下恵介
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脚本:向田邦子
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音楽:木下忠司
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北沢遼介:木村功
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北沢あや子:加藤治子
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北沢菊男:根津甚八
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船久保公一:神有介
北沢直子:秋本圭子
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船久保初江:市原悦子
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津田光子:赤木春恵
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江口加代:藤田弓子
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宇野いち子:徳永葉子
佐久間エミ子:長窪真佐子
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北沢健吉:志村喬
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美容院のマダム:真咲美岐
母親:大原穣子
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津田宅次:大滝秀治
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竹森日出子:いしだあゆみ
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プロデューサー:飯島敏宏
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演出:阿部祐三
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制作:木下恵介プロダクション
TBS
加代の家…これって平屋の一軒家?
菊男が買い物から帰り、健吉はタオルを絞っていた。自分の洗濯もしたことのない健吉が女物の下着を洗濯している。代々軍人の生まれの健吉は子どものころから泣くことを許されておらず、黄昏時に泣いたり笑ったりしたくなったのではないかと菊男は思う。
光子が最近、顔を見せない日出子の職場を訪ねた。日出子は50万が無理なら30万貸してほしいと店主に頼むが、前借分も完済しておらず、靴屋で入り浸っていることにも小言を言われているのを立ち聞きし、以前はパトロンがいたことも知ってしまった。
津田靴店
光子は菊男に持たせてやろうとメロンを買っていた。そして、日出子の職場で漏れ聞いた日出子の生い立ちを知り、宅次に話して聞かせていると、日出子がちょっと顔を出して、すぐ帰った。光子は日出子の生い立ちを知り、いい家の長男の菊男と付き合わせていいものか悩み始めた。
日出子は公園で菊男と会っていた。それから遊園地デート。ジェットコースターに乗ってる菊男と日出子の後ろがひよことうさぎの着ぐるみってシュール。
北沢家
新聞を読みながら食事をする直子を注意するあや子。
船久保家
遼介が訪れたが、公一は友達と会うと言って出ていった。2人きりになってしまい、少々気まずい雰囲気の遼介と初江。
すぐに初江あてに電話があり、ムラセ?という初江の見合い相手っぽく、遼介は帰ろうとした。電話を切った初江は潮時かもしれないと話し、ビールを勧めたが、遼介は、そのまま帰った。
北沢家
就職の話を振られ、リビングを出た菊男。あや子に靴屋を辞めさせろという遼介。
津田靴店を遼介が訪れた。名刺を渡され慌てる宅次と光子。宅次は遼介の靴をすぐイタリー製と見抜く。光子は隣にお茶っ葉を借りに行った。隣のマダムといつの間にか親しくなってる。
菊男と日出子が店に入ってきて、遼介の姿を見て驚く。日出子は挨拶だけして帰ろうとしたが、菊男は日出子の肩を抱き逃がさない。
遼介は靴屋でものになるのか聞く。クビにさせたほうがお互いのためにいいとさばけたいい父親を演じて、笑顔で店を出ていくと、宅次と光子は外に出て遼介にペコペコ頭を下げて見送った。菊男は父親、宅次と光子、自分に腹を立てた。
遼介の持ってきた酒を飲みながら、クビ宣告をする宅次。日出子も今日でお別れ、田舎に帰るという。日出子は菊男にどっちの家か決められる?と聞く。父を捨てられない日出子。
宅次は「蛍の光」を歌おうと提案するが、誰も歌い出さず、日出子も菊男も出ていった。
ハルナ美容室の入っているオリオンビルの裏口から入った菊男。ビルも休憩室も施錠されておらず、菊男はどんどん奥へ入って行く。明かりが漏れる部屋を覗くと、日出子がひとりで花嫁衣装を着ていた。え!!!
白塗りの日出子は女郎の話を始める。お互いに家を捨てられないと泣く日出子を抱きしめ、そのまま押し倒した菊男。
加代の寝顔を見つめる健吉は、こよりで作った指輪を加代の左手薬指にはめた。
花嫁衣装を体にかけ、寝転んでいる菊男と日出子。ああっ、お着物が汚れちゃう…
北沢家
菊男がつきあっているのが美容師だとあや子に話す遼介。結局女なんだよと鼻で笑う遼介に、船久保さんの家に行くのは奥さんなんじゃありません?とあてこするあや子。
健吉を出迎えたバスローブ姿の直子。菊男が帰ってこないという健吉に「バレたんですってね、妾宅」とわざというあや子。焦りを見せる健吉にあや子は菊男のことだと笑い出す。健吉の会社から4、5日来てないと電話があったとあや子が話すと、慌てて風呂に行った。
夜遅く帰った菊男。結局、足が向くのは北沢家。
加代のアパート
健吉は加代の床上げをすると言って、部屋の前に日の丸を掲げ、菊男も靴屋に行くのが面映ゆく、健吉と一緒にアパートへ。
日の丸の旗を掲げるのは、加代のお祝いじゃなく春分の日?
魚屋から届く刺身を待ってる間に加代に頼まれたマニキュアを買いに出かけた健吉。「行ってまいりまぁ~す!」と敬礼し、「車気をつけな」と加代に言われると「アイ、シー」と返事して出かけた。
加代と2人になり、いろいろ聞きたくなった菊男だったが、加代の笑い顔を見ると何も聞けなかった。聞かせない雰囲気があった。
改めて姿勢を正し、菊男にお礼を言う加代だったが、また大きな声をあげて倒れた。(つづく)
いや~、先が気になる! 朝からこんな濃厚なドラマを見せてくれてありがとう。
