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【ネタバレ】ハルとナツ〜届かなかった手紙(4)「日本よ・運命の愛と哀(かな)しみ」

NHK 2005年10月5日

 

あらすじ

突然、姉・ハル(森光子)のもとを訪れたナツ(野際陽子)は、ハルを箱根へと誘う。互いの過去を語り明かす姉妹。戦時中、ハル(米倉涼子)の父・忠次(村田雄浩)は、村のリーダーの中山耕太郎(柄本明)を目の敵にしていた。日本の敗戦を信じない「勝ち組」の忠次は、「負け組」の耕太郎に対し乱闘騒動を起こし逮捕される。ハルは耕太郎の長男・隆太(岡田義徳)から求婚されるが、父を思うとあきらめざるをえない。

2025.3.5 NHKBS録画

peachredrum.hateblo.jp

放送80周年ドラマ

 

語り:山根基世

<昭和9年、共にブラジルへの移民を夢みたハルとナツの姉妹は神戸の港で生き別れに。ブラジルのハルはコーヒー園を逃れ、新天地へ。一時の成功もつかの間、戦争が始まり、再び苦難の道を歩みます。一方、日本のナツは命の恩人、牛飼いの徳治を亡くし、牛を家族にたくましく生きていました。そして、今、出し続けていた届かなかった手紙に初めて触れ、互いの真実を知ったハルとナツは70年ぶりに絆を取り戻そうとしています>

 

ハル(森光子)「私に会いに来てくれたのね」

 

原作・脚本:橋田壽賀子

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音楽:渡辺俊幸

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テーマ音楽演奏:NHK交響楽団

テーマ音楽指揮:岩城宏之

テーマ音楽ソプラノ:増田いずみ

演奏:コンセール・レニエ

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出演現代編

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髙倉ハル:森光子…字幕黄色

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髙倉大和:今井翼

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山辺ナツ:野際陽子…字幕水色

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時代考証:天野隆子

     田辺安一

     ブラジル日本移民史料館(サンパウロ市)

     サンパウロ州立博物館

美術考証:ユリカ・ヤマザキ

ポルトガル語翻訳監修:二宮正人

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北海道ことば指導:曽川留三子

広島・大阪ことば指導:大原穣子

ポルトガル語指導:長島幸子

         上田郁香マリア

チーズ指導:秋田定夫

菓子指導:針谷順子

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撮影協力:北海道新得町

(ブラジル)

ハルとナツ」撮影支援委員会

東山農場

カーザブランカ

コーディネーター:塚本恭子

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出演昭和編

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髙倉ハル:米倉涼子…字幕黄色

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髙倉忠次:村田雄浩

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髙倉シズ:姿晴香

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中山隆太:岡田義徳

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金太:小橋賢児

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ジョージ原田:大森南朋

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髙倉洋三:吉見一豊

髙倉キヨ:水町レイコ

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律子:原千晶

アイ子:遊井亮子

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中山昭三:斎藤歩

勉:松本実

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松橋勝巳

永江智明

マヤ・ハセガ

パトリシア・ノムラ

フォビオ・ヨシハラ

ケン・ヨコイ

ソランジ・メンデス

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ペドロ・ナシメント

ウリアス・ガルシア

カリーニョス

ジュニア・ロペス

蔵本隆史

大門マキ

滝口侑子

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エンゼルプロ

劇団ひまわり

劇団東俳

テアトルアカデミー

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山下拓也:髙嶋政宏

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海野:石橋凌

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中山トキ:由紀さおり

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中山耕太郎:柄本明

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髙倉ナツ:仲間由紀恵…字幕水色

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制作統括:阿部康彦

     金澤宏次

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演出:田中健二

 

平成17年(2005)4月 東京

 

ハルがナツのホテルの部屋に来て、箱根へ行こうと誘った。ナツはブラジルの生活をハルの手紙から知り、ハルもずっと届かなかった手紙を受け取っていた。

 

しかし、ハルとナツの大人になった姿と老年になった姿、イメージは逆だよねえ。ま、年齢でそうなったんだと思うけど。

 

斉藤奈々(1993年生)→米倉涼子(1975年生)→森光子(1920年生)

志田未来(1993年生)→仲間由紀恵(1979年生)→野際陽子(1936年生)

 

斉藤さんは早生まれで志田さんの1学年上。2歳差設定だけど、年を重ねるごとに年齢差が大きくなる~。森光子さんと年が近くで姉妹役ができそうな女優さん…なかなか難しいもんね。

 

ナツはどんなちっちゃなことでも聞きたいとハル、大和と共に箱根に行った。

 

箱根の温泉旅館

大和は富士山に感動し、ナツは今やブラジルと日本は近いと話す。

 

昭和17年(1942)2月

 

ブラジル・サンパウロ州奥地

 

隆太の口利きで忠次が釈放された。隆太にお礼を言うシズやハルだったが、忠次は何も言わずに家に入り、酒を飲んだ。警察に頭を下げて出られたって、うれしくもありがたくもないと悪態をつく。敵国に協力するようなヤツは許さん!と怒っている。

 

うれしくもありがたくもない…も橋田ドラマでよく聞くフレーズ。

 

シズが綿花の畑でポルトガル語で話しかけたが、無視される。

 

ハルは隆太の家にポルトガルの勉強に出かけようとしたが、忠次は非国民の家族とつきあうことは許さんと反対する。しかし、ハルはそのまま出かけた。

 

中山家

戦争が終わったら、自由、日本の勝ち負けには関係ないと隆太が言い、ハルにももうすぐ妹に会えると励ました。

 

帰り道、隆太がポルトガル語で戦争が終わったらお父さんに話がありますとハルにプロポーズした。

 

しかし、隆太の蚕小屋が火事に遭い、耕太郎は放火で犯人は分かってるとポルトガル語でつぶやいていた。

 

夕方から出かけていた忠次は帰ってきて天誅が下ったとシズやハルの前で放火を認めた。

 

昭和17年(1942)1月

 

ナツは搾った乳が自由にならなくなり、ひもじい思いをした。飼い主の自由にならないなら牛を売ったほうがいいと金太と勉が言うが、ナツは売るつもりはない。

 

乳牛は規定量に達せず、食肉用にでもするんだな!と牛乳を取りに来た男に言われた。

 

それにしてもナツって、徳じい、金太、勉とあぶなっかしい暮らしだよな。かなりまともな男性たちだから成り立ってる話だよ。

 

昭和20年(1945)8月15日

 

何か正午に放送があるらしいと金太や勉がナツに伝えた。死んだほうがいい、死ぬのは怖くないと言っていたナツは、玉音放送を聞いた男から戦争に負けたことを聞かされた。ナツに山の中に逃げろという金太と勉だったが、ナツは軍がなくなり、牛乳を供出しなくてよくなったとチーズを作り始めた。

 

昭和20年(1945)8月

 

ブラジル・サンパウロ州奥地

 

日本の負けを信じない勝ち組がおり、冷静な耕太郎は勝ち組の説得にあたった。忠次は戦争は終わったが、負けてはいないと耕太郎に卵を投げつけた。日本は勝ったんだと暴れまくる忠次や昭三。また警察に捕まった忠次。

 

忠次を迎えに行ったハルは鉄砲を持った男を目撃した。

 

家に帰るとシズは忠次をたしなめた。暴動は酒を飲んだうえでのケンカだと耕太郎が言いはるので、忠次はすぐ出てくることができた。しかし、忠次はまだ勝利を信じている。忠次は息子の実と勝利の祝杯をあげたいというので、シズまで同調しだす。ええ!?  

 

隆太が髙倉家を訪ねた。ハルと話していると、忠次が出てきて、顔も見たくないと隆太を追い返した。隆太のあとを追うハル。なんだかんだ忠次の言うことを聞かないハルが気が強くていい。

 

しかし、隆太との結婚は諦めているハル。私にはたった一人の父親だと結局は別れることになった。

 

ナツはしがらみなく自由に生きられた。

 

昭和20年(1945)12月

 

札幌の闇市でチーズを売り始めたナツたち。よその牛乳を買ってまでチーズを作り、売っていたが、大きな会社もチーズを作り始め、商売に陰りが見え始めた。

 

ある時、闇市に来た米軍中尉・ジョージ原田がチーズを買いに来て、チーズをサービスしたお礼にクッキーをくれた。クッキーに興味を示したナツはジョージにクッキーの作り方を聞いた。

 

メリケン粉、卵も手に入れ、オーブンでクッキーを作り始めたナツたち。クッキーづくりを始めたナツたちは工場を作り、クッキーのほかにパンも作ることにした。

 

ナツはジョージと婚約したと金太と勉に発表した。ドン引きの金太と勉。金太はジョージとの結婚に反対した。ジョージは日系二世だが、アメリカ人を許せない。金太はジョージと仕事をしたのは、ジョージを利用しようと思っていただけで、ナツには日本人の誇りを持ってほしいと話す。ナツはもうお腹に赤ちゃんがいると話すと、金太はナツのもとを去り、勉も金太のあとを追う。

 

翌日、ジョージに金太と勉が辞めたことを伝え、日本一のお菓子屋になると誓うナツ。

 

昭和21年(1946)8月

 

ブラジル・サンパウロ州奥地

 

村が二分し、隆太の結婚式には出席しなかったハル。隆太…

 

忠次の前にきれいな格好をした洋三とキヨが現れた。10年ぶりに再会した洋三は勝ち組だの負け組だの言っている忠次をバカバカしいと笑う。洋三とキヨは農業は無理と言ったので、支配人の手伝いをするうち、ポルトガル語を話せるようになり、重宝され、洋三は支配人まで上り詰め、借金も返し、サンパウロに出て商売をする。忠次は綿を作り続けることにこだわる。借金を返してもらったのに、忠次も頑なだね。

 

現代

ハルはナツが洋三叔父さんにどこか似ていると話す。

 

昭和22年(1947)11月

 

男は懲りて、東京の大学の家政科を出た女性2人を雇ったナツ。夜中の11時まで働くナツを心配するジョージが来て、アメリカへ帰国することを告げた。ジョージはアメリカへ帰国したら、日本へ戻るつもりはない。ナツはアメリカに行きたくない。ジョージが日本にいて、私にはブラジルに家族がいて、日本に帰ってくる、日本で待っていたいのと訴えかけたが、ジョージはアメリカへ行って帰ってこなかった。

 

ナツは、その後、父親のいない男の子を生んだ。あの息子はジョージの子なのか。

 

現代

すっかり暗くなり雪を見ているハルとナツ。お父ちゃんやお母ちゃんに逢いたかったと言うナツ。余裕もなくあの村を出れずに働いていたハル。

 

昭和27年(1952)5月

 

実を待ち続けてハルは27歳になっていた。元海軍中佐の海野が訪ねて来て、実の軍帽とハーモニカを持ってきた。実は特攻隊として名誉の戦死を遂げたと伝えた。戦死の公報は海野のもとに届いたが、国交問題でなかなか渡航できずに遅くなりましたと土下座した。

 

海ゆかばを歌い始める忠次に海野も歌い始める。歌のうまい元海軍中佐。

 

ハルは海野に忠次が敗戦を信じていないことを話した。海野は漁師になり、遠洋漁業南アフリカまで行っていると話した。18年働いても日本へ帰る余裕のないハル。日本から捨てられたんです、両親を捨てることはできず、諦めていると話す。

 

夜、日本はやっぱり勝ったんでないか、と信じている忠次。

 

ある日、ハルのもとを一番仲のよかった山下拓也が訪ねてきた。拓也は31歳、海野から稔の戦死を聞かされ、墓参りに来た。(つづく)

 

純ちゃんの応援歌」から17年後の髙嶋政宏さんは相変わらず、この時代の青年役が似合う。あのドラマだと髙嶋さんが日系二世役だったけどね。来週最終回か…で、次は何のドラマをやるんだかさっぱり発表がないな。