TBS 1985年3月30日
あらすじ
花園へ向かう前日、チームのジャージを預けていたクリーニング店が全焼。滝沢(山下真司)は、7年前に相模一高に惨敗した時の、赤いジャージを引っ張り出した。
2024.10.31 BS-TBS録画
前回の振り返りから。2年連続花園出場を決めた川浜高校ラグビー部。
グラウンド
マーク・ジョンソンと相談して、負傷した平山に代わり、矢木をフォワードにコンバートした。練習を見にきた森田や勝は平山を心配し、栗原はここにきて右肩を脱臼するようになった。素人が治すからクセになるんじゃ!? 治郎も応援に来た。
部室
1月7日 決着
打倒!!
城南工大高!
1月7日は決勝戦の日。チーム全員、どこかしら怪我をしている状態。ここでオープニング。
滝沢賢治:山下真司
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滝沢節子:岡田奈々
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山崎加代:岩崎良美
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甘利信之:三浦浩一
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江藤桂一:谷村昌彦
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大木大助:松村雄基
富田圭子:伊藤かずえ
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野田文義:大石吾朗
竹村司:佐原健二
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勝又欣吾:倉石功
森田光男:宮田恭男
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三上謙介:小川隆市
柳俊子:松井きみ江
マーク・ジョンソン:チャールズ・モーガン
滝沢ゆかり:間下このみ
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藤山洋一:小笠原良智
吉田ふさ:石井富子
吉村:小林尚臣
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杉本清美:諏佐理恵子
西村明子:坂上亜樹
奥寺浩(イソップ):高野浩和
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内田勝:宮田州
尾本輝正:鈴木秀一
丸茂良三:松本誠一
栗原昭:榊原晃
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矢木純平:近藤哲也
広川:高山成夫
竹下:和田浩敬
赤津真治:増村翼
清川誠一:森勇治
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内田治男:岩本宗規
部員:佐々間英之
部員:高味一也
部員:高田暢彦
武内靖
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大北達之助:近藤洋介
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山城晋平:下川辰平
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下田夕子:和田アキ子
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内田玄治:坂上二郎
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脚本:長野洋
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「落ちこぼれ軍団の奇跡」
馬場信浩 著
光文社「カッパノベルズ」より
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音楽:菊池俊輔
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ナレーター:芥川隆行
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主題歌「ヒーロー」
歌:麻倉未稀(キング・レコード)
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監督:江崎実生
練習をマークやOBに任せ、故郷に飛んだ賢治。中学時代の恩師・藤山洋一と再会した。君の愛する子供たちを信じてやることと昔と変わらないことを言う。
藤山「相手を信じ、待ち、許してやること。分かるか? 賢治」
藤山先生、無理矢理白髪にした感じ。
グラウンド
1対1で負けるのなら2対1でかかればいい。場合によっては負けてるところに応援に行く。城南に勝つためには、それくらいしなければならない。平山もキャプテンとして頼もしくなった。
出発の前日、部員たちと寺へ。真っ暗な部屋で団扇太鼓を叩く。
だんだん部員たちの呼吸が合い、太鼓の音が揃うようになった。この太鼓を見ると「大丈夫だぁ」が浮かぶ。
夜、ユニフォームをクリーニングに出していた吉村クリーニングが火事になった。尾本は消防士なんだね。
グラウンド
燃え残りは2、3着。吉村クリーニングの店主が土下座で謝った。イソップのデザインしたユニフォームだと悔しがる森田。イソップは回想か。
賢治は部室から昔着ていた赤いユニフォームを出した。治郎は109-0で負けたユニフォームだから縁起が悪いと言うが、賢治は初心に帰れという神のお告げかもしれないと赤いユニフォームを使うことにした。
清美、明子と吉村も、圭子も加わり手洗いを手伝う。こんな時なら加代さんならどこからでも飛んでくるという圭子の言葉にウルウルする清美たち。加代も回想。
あっという間に洗濯、乾燥も終わり、部員たちは感謝する。
イソップの墓参りに行った賢治はライジング・サンがデザインされたユニフォームが燃えてしまったことを詫び、必ず優勝して帰ってくると誓った。
1日遅れで花園に向かった賢治たち。
第64回 全国高等学校ラグビーフットボール大会
21話と同じ映像使ってる? これはドラマ放送時の実際の大会の映像を使ってるんだね。
職員室
トーナメント表が張り出され、川浜高校はBブロック、城南工大高はAブロック。国体の仇討ちだと言う。
シード校として1回戦は不戦勝の川浜高校は近くのグラウンドで練習。陰で見ているおじさん!?
川浜高等学校
ラグビー部御一行様
さっきのおじさんは旅館の主人か。この旅館の感じ「純ちゃんの応援歌」を思い出す〜。吉田はラグビーの迫力を特攻隊のようだと言い、うまいもん食わしてやらなあかんで!と妻に言う。
平山は矢木に的確な指示を出し、賢治が口を出すこともなく練習を見守った。
旅館
最終戦と思って戦えとゲキを飛ばす。
12月30日 川浜高校の猛進劇が始まる。
二回戦
長浦北高 VS 川浜高校は0-62で勝利した。初めてレギュラーメンバーの名前が分かった。
1 広川
2 小久保
3 丸池
4 内田
5 矢木
6 永田
7 小池
8 大嶋
9 清川
10 平山
11 栗原
12 赤津
13 竹下
14 小田
15 金森
城南工大高も勝利。あら? 江川監督アップで映ったのにノンクレジットだね。
一月一日
三回戦
川浜高校 対 南陵商高 51-0
城南工大高 対 熊野工高 60-0
一月三日
準々決勝
川浜高校 対 秋河工高 16-10
東北の古豪らしい。秋田? 平山は徹底的にマークされ、苦戦した。
城南工大高 対 瀬戸二高 36-0
一月五日
準決勝
川浜高校 対 黒沢工高 28-10
これは岩手の黒沢尻工業か!?
城南工大高 対 大分鶴高校 37-0
一月六日
旅館に山城元校長が来た。治郎の高笑いに全員白ける。平山のケガを清美たちが世話をする。マークも旅館に顔を出した。
大部屋の黒電話が鳴り、賢治が出た。黒電話なのに電子音がして違和感。電話は元オールジャパンの大北監督から。お前が勝つと信じれば勝つと励ます。
信は力なり
翌朝、旅館の主人は仏壇に手を合わせ、夕飯は鯛の尾頭付きだと妻に言う。
大木と丸茂が駅で再会。丸茂、ますます丸くなってない?
ここから1話冒頭に繋がるシーンになるわけね。清美たちが加代の写真を取り出し、夕子が大三郎の遺影を抱き、席についた森田と圭子に大木が声をかけ…山城元校長とマークも観戦席へ。節子とゆかりも席についた。1話ではマークもゆかりも別人。
一睡もできなかった賢治。折れたゴールポスト、109-0の試合、イソップや加代のことが浮かぶ。「信は力なり」を心の中でつぶやく。
賢治は部員たちに大勢の観客たちを見せ、輪になって手を繋ぐ。力いっぱいお前たちのラグビーやってこい。楽しんでこいよと送り出した。
試合は当時の本物の映像なんだね。試合が始まる。
次回(最終回)、
ご期待下さい。
なかなか珍しいメッセージ。
実際は第60回全国高等学校ラグビーフットボール大会(1980-1981年)
2回戦 伏見工 62-0 長崎南
3回戦 伏見工 51-0 西陵商
大阪工大高 60-0 熊谷工
準々決勝 伏見工 16-0 秋田商
準決勝 伏見工 28-10 黒沢尻工
ドラマが放送された1984年の64回は川浜高校のモデルの伏見工も城南工大高のモデルの大阪工大高も出てないんだね。優勝は秋田工業高校。ほ〜! 意外と東北勢が強い!?
試合がダイジェストなのは少し残念かな。私もラグビーは詳しくないけど、詳しくなれるよう、もっとラグビーの楽しさを教えてほしかった気もする。