TBS 1970年7月11日
あらすじ
ある日突然、一人の人間が周りの誰も知らないうちに秘密結社マフィアの黒い手に落ちていく。日本の上流ホワイトカラーを組織の中に引きずり込め。マフィアの手が日本に麻薬上陸をねらう準備作戦が展開する。裏切り者は消されるという非情なマフィアの掟に対してキイハンターも決死的な闘いを挑む。不思議な仮面の絵描きの仮面に潜む正体は殺し屋か、それとも…? 組織にマークされた紳士録を巡ってマフィアとキイハンターの腕比べ。
2026.3.13 J:COM BS録画
黒木 啓子 吹雪
島 ユミ 風間
小田切 村岡 壇
KEY
HUN
TER
黒木鉄也:丹波哲郎
津川啓子:野際陽子
吹雪一郎:川口浩
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
風間洋介:千葉真一
ナレーター<きょうもまた地球のあらゆるところで、陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて非情の掟に命を懸ける。彼らの求めるものは自由、願うものは平和。彼らは、こう呼ばれた…>
国際警察特別室
仲谷昇
中丸忠雄 宮内洋
KEY
HUN
TER
制作:東映・TBS
アイマスクの男を2人の男が部屋に連れてきた。部屋には銀色のマスクと白い布をかぶった人が5人。
男「お待ちしていました、秋山さん。おかけください」
秋山が椅子に座らされ、秋山を連れてきた男たちも銀のマスクをかぶる。
男「目隠しをお取りください」
秋山が部屋を見回すと、壁は黄色と白のストライプ、赤とグレー、赤と青など派手派手に塗られていた。
秋山役は太刀川寛さん。前回同様新しい顔が増えた。
男「秋山さん。われわれのサークルの趣旨にご賛同いただけたそうですな? 盟約書です。サインを」
秋山が盟約書にサインする。ガラステーブルの下からのアングル。
男「よろしい。これであなたは、われわれの組織の準会員として登録される。正会員として認められるまでは、私の顔もこの部屋の所在も教えるわけにはいかん」
汗を拭く秋山。
男「…が、これまでどおり貿易商社の営業部長として勤務を続けるかたわら、私からの指令に基づいて麻薬密輸の手伝いをしてくれれば、それでいい。われわれは日本上陸作戦を進行中、すでに何人かの警察官を、検事を、あるいは、また大企業の重役をあなたと同じように仲間に加えた日本にわれわれの犯罪王国が築かれようとしている。ところであなたには美しい婚約者がおいでですな」
ハッとする秋山。
男「先ほどの盟約所にも書いてあるとおり、われわれの組織では会員どうし以外の結婚は認めない」
秋山「な…なんですって?」
男「君の婚約者は入会を承知するだろうか?」
思い悩んだような秋山の表情。
男「それが無理だというなら、あなた方は、きっぱりと別れなければならない」
秋山「そんな…」
男「目隠しをしなさい」
自分でアイマスクをつける秋山。
男「お送りしろ」
秋山の両隣に座った男がマスク、布を取って部屋を出た。
リーダー格の男がマスクを取って、イタリア語で男に女性の写真を渡していた。この人が藤山浩二さんか?
秋山「さよなら…さよならを言ってくれ。このまま何も聞かずに別れるんだ。そのほうが君のためにも…」
マリ「あなたは、もうあたしを嫌いになってしまったんだわ」
服部マリというお名前ながら毎度外国人役。今回も吹き替え?
秋山「違う! 愛してるんだ、だからこそ」
マリ「だったら話して。そのサークルのこと」
秋山「これから先を聞いてしまったんでは後悔しても始まらないんだよ」
マリ「愛してるわ! 決して離しはしないわ。あなたとだったらどこへだって、どんなことだって!」
秋山「ついてきてくれるんだね?」
マリ「誓うわ。そのサークルのことって…」
秋山「マフィア…やつらの罠にはまっちまったんだ。知らない間に密輸の手伝いをさせられ、それを理由に脅かされてるんだ。マリ…マリ!」
走り去るマリ。
秋山「もう遅いんだ! 逃げればマフィアに殺される!」
エレベーターに乗ったマリは何者かにナイフを突き立てられた。
黒木の部屋
風間「マフィアか。死んだマリが握っていたボタンと胸に突き立てられた彫刻ベラだ」
あれ、ナイフじゃなかったのか。
島「柄(え)に絵の具がついてますね」
ユミ「絵の具っていえば、前にも似たような事件があったわね」
啓子「さすが記憶の天才ね。半年ほど前にあるマンションの1室で首を絞められて殺されたオールドミスがいたでしょう? その、のどにも絵の具がついてたのよ」
写真をテーブルの上に置く。
ユミ「そうだったわ。結局、迷宮入りになっちゃったわね」
島「オールドミスの隣の部屋に1人の絵描きが住んでたんだよ。警察がかなり疑ってたんだけどね、決め手がなかったんだね」
ユミ「うん。隣の部屋の電話をその女性が盗聴してもめたとか」
啓子「もしかすると、その絵描きがマリを殺した、マフィアの殺し屋」
風間「秋山氏もマフィアでないかともらしてたよ」
島「マフィアってのは、すごい勢力だからな。だけど、マフィアってのは、どういう意味なんだろ?」
ユミ「うん。まあ、そりゃ話せば長いことだけどさ、今から700年前にイタリアのシシリー島で結婚式を挙げようとしていた若い花嫁がね、当時の支配者だったフランス人の兵隊に殺されてしまったのよ。それで頭にきたシシリー島の若者たちは立ち上がったわけ。そのときの合言葉がフランス人を殺せ。それがイタリア人の望みだ。つまりはイタリア語でいうと…あ…え~っと、モ…」
啓子「Morte alla Francia Italia anela(モルテ・アラ・フランチャ・イタリア・アネラ)」
ユミ「あっ、そうそう! その頭文字をとったのがMafia(マフィア)」
島「なるほど」
ユミ「こんな風にさ、最初、マフィアは政治秘密結社だったのがね、イタリア人がアメリカに移民するようになって、ニューヨークやシカゴのギャング組織となったわけ」
島「じゃ、アル・カポネなんかもそうじゃない?」
ユミ「そう。彼こそマフィアの大親分、つまりボスの中のボスよ」
島「でもさ、昔はそうだろうけど、現在はどうなの?」
ユミ「あら、今だって、すごい勢力なのよ。ロバート・ケネディが殺されたんだって、マフィアがやったんじゃないかって一部じゃウワサされてるのよ」
島「どうして?」
ユミ「つまり彼は司法長官時代にマフィアを倒そうと必死に戦ったからなのよ。今のニクソン大統領だって政府の全機関を挙げてマフィアを撲滅させると誓ったのである」
島「…と、本に書いてありましたね」
ユミ「あら…」
ほほ笑ましく見ていた啓子。「最近、そのマフィアがね、日本にも、その黒い手を伸ばし始めたってウワサがあるんだけど…」
風間「アジトもメンバーも何ひとつつかめていない。彼らも巧妙になったんだ。ギャングでございって顔はしてないんだよ」
啓子「うん。表向きは一流商社のサラリーマンだったり、会社のセールスマンだったりしながらね、もうひとつの顔で麻薬、恐喝、殺し、夜の世界に住んでんのよ」
ユミ「掟が厳しく団結も固いのがマフィアの特徴でしょ?」
啓子「そう。それにね、団員どうし殺しの指令にはシチリア地方の方言を使うっていうわ」
風間「う~ん、なんとかして今のうちに日本上陸を食い止めなければな」
ほえ~、突然始まったマフィア講座。
啓子「よし。あたし、そのオールドミスの殺されたマンションに行って、その絵描きとやら探ってみるわ」立ち上がる。すんごいミニスカートだね。
島「ああ。上着のボタンが取れてればね、そいつが間違いなく犯人だ」
啓子「任しといて」
風間「あっ、お気をつけあそばせ」
啓子「ありがとう」部屋を出ていった。
風間「心配だなあ」
島「えっ?」
風間「いやね、第2のオールドミス殺しが起こらなければいいですけどね」
なぜか「オールドミス、オールドミス!」とキャッキャッし始めるユミと島。
部屋に戻ってきた啓子。「第2のなんですって?」
風間「シ~ッ! いや、あの…こちらのことで、あの。はい、いってらっしゃい!」
ユミ・島「いってらっしゃい」
指の関節を鳴らす啓子。「分かってるわね? んんっ…」
こういう年齢いじりが増えていくのかねえ…
マンションの地下駐車場に車を止めた啓子。また着替えてるけど、すっごいミニ!
怪しげな男の車にぶつかりそうになる。「いやあ、これは失礼」
初登場の宍戸錠さん! 「警察日記」って松竹映画と思ってたけど、日活だったか。
啓子「どこに目玉つけて走ってんのよ!」
男「あ~らららら。これは大変、大変、大変」
啓子「そんなこじきみたいな帽子かぶってるから前が見えないんでしょ?」
こじきみたいな帽子=つばの広い黒のチューリップハット
男「えっ?」啓子の落としたバッグの中身を拾いながら啓子の顔を見る。「いや~、すばらしいモチーフだ。あなたがね、あんまり美しいんで一瞬、ブレーキを踏むのが遅れてしまった」
啓子「ハァ~ッ」
男「おわびのしるしにお食事でもいかが?」
啓子「えっ?」
男「いやいや、この近くにね、すばらしい生肉を食わせる店、知ってるんですよ」
しつこく誘うが断る啓子。「あたくし、けさからあいにく下り超特急でして、ごめんあそばせ」立ち去る。
男「下り超特急? はあ、新幹線の女ね。いやな女。絞め殺しちゃおうかしら」地面に落ちていたボタンに気付き、拾う。
啓子「ありがと。あたくしのボタンですの」
管理人「707号室?」
上田忠好さんのおでこから上を映さないカメラワーク、わざとだろ!
啓子「姉をしのんで、ここに住んでみたいと思いましたの。とってもすばらしいマンションだって、いつも帰ってきてたものですから」
管理人「ヘヘヘッ、そうでしたか。でしたら、わたくしどもに依存はございません。お鍵をどうぞ」
啓子「どうも」エレベーターに乗って、707号室へ。
707号室
部屋を見て回る啓子。クローゼットの上に何やら細工?
部屋の花瓶を手入れしていると、電話があった。受話器を耳にする啓子。
受信機:女性「ゴロー? どうしてゆうべ来てくれなかったの?」
受信機:ゴロー「ごめん、仕事だったのよ。分かってね。君のいない人生なんて…」
受信機:女性「もうだまされないわ!」
受信機:ゴロー「なぜ僕を悲しませるの? 君を好きなんだよ。死ぬほど好きなの」
受信機:女性「ゴロー、結婚して」
受信機:ゴロー「いや、あの、その件についちゃ、もっと時間をかけて、ゆっくり話し合おう」
受信機:女性「今夜、行くわ!」
受信機:ゴロー「いや、あの、今夜はダメ。忙しい、残念ね。それにね、どんなことがあっても…」
啓子「しめしめ。よく聞こえるわ」
受信機:女性「なんか言った?」
受信機:ゴロー「んっ?」
受信機:女性「女の声がしたわ! くやしい! 女がそこにいんのね」
受信機:ゴロー「冗談じゃないよ。僕1人だよ」
受信機:女性「だって、確かに!」
受信機:ゴロー「ひょっとすると、また隣の部屋に詮索好きのオールドミスが入ってきて盗み聞きしてんのかもしれないぞ」
啓子「オールドミスですって? もう、どいつもこいつも!」
受信機:女性「やっぱり女の声だわ」
受信機:ゴロー「いや、おい! おい! オールドミス、引っ込め!」
受信機:女性「オールドミスですって! 侮辱! 侮辱よ!」
受信機:ゴロー「もしもし、あの、誤解だよ。君のことじゃないんだ、君のことじゃない」
受信機:女性「もう聞きたくないわ!」
受信機:ゴロー「もしもし! もしもし! もし…」
通話が切れて受話器を置く啓子。
「大事な電話の邪魔やめてくれよ! おかげで女を1人ね…」啓子の部屋に乗り込んできたゴロー。先ほど駐車場で会った男だった。「昔、この部屋に1人のオールドミスが住んでいた。ひどく詮索好きなね。ある日、天井裏に潜り込んで自分の電話に俺の部屋の電話線をつないでしまったんだな。盗み聞きを楽しんでるうちは、よかったが、それだけじゃ我慢できなくなり、俺の部屋へ忍び込んで、のぞきまでするようになってしまった。そのあげく…」
啓子「何者かに殺された」
ゴロー「フン…」
啓子「あたくしの姉ですの」遺影が飾られている。
ゴロー「ほ~う、どうりで詮索好きなところは、そっくりだな。姉のようになりたくなかったら他人のプライバシーは侵さないほうがいい!」
ゴローが隣の自室に戻るのを啓子に鍵を渡した管理人が見ていた。
ばっちりメイクのまま寝ていた啓子は首を絞められ目を覚ました。急いで自室のドアを開けると、隣のドアが閉まるのが見えた。「やっぱり…」
部屋に戻った啓子は花瓶に向けて靴を投げると、銃声がし、女性の遺影のガラスにひびが入った。花瓶の後ろに銃がセットされていた!?
ゴローの部屋に女性から最後の話をつけに部屋に行くという電話があった。ゴローは、この部屋に来るなと止める。通話中だったが、ドアをノックされたため、出ると、啓子が引っ越しのあいさつに来た。ゴローの部屋は冒頭に出てきた怪しげな部屋と同じ派手なストライプ柄の壁や彫像などがある。
啓子「あっ、そうそう。ゆうべは、おもしろいおもちゃ、ありがと。おまけに電話機まで始末してくだすって」
受話器から今日も女がいんのね!という声が聞こえる。またね、と受話器を置くゴロー。啓子にお酒を勧める。啓子は電話台に近寄り、受話器に受信機?を仕込み、持ってきたバスケットの中の食事に粉末を振りかける。
酒を注いだゴローと乾杯。啓子は引っ越しそばならぬスパゲッティーを持参し、スパゲッティーとチーズを出した。
チーズをたっぷりかけたスパゲッティーを食べ始めるゴロー。
啓子<ドン・ファンの仮面をかぶった殺し屋。こいつが眠ったところでマフィアの動かぬ証拠を探りだそう>
部屋の中の作品を見る啓子。ポップアートってよく分からないとほほ笑む。
ゴロー「僕には分かってる。心の中に潜む悪魔が昇華して美しいマスクになる。いちばん端が欲望に狂った女のマスク。その隣が愛に歓喜する女のマスク。そして、俺の次のモチーフは恐怖におびえる女のマスク」
急にふらつき座り込む啓子。<て…敵もやったな>
カミソリを手にしたゴローが啓子に近づく。「君は俺を探りにきた。自分が姉を殺した犯人じゃないかとね。そのとおりさ。俺は君の姉さんを殺した。隣の部屋の詮索好きなオールドミスをね」
…が、ゴローもふらつきカミソリを落とした。啓子はふらつきながらもなんとかゴローの部屋を出て、自室のベッドに寝転んだ。
女性の「ここを開けてよ、ゴロー」という声で目覚めた啓子がドアを開けると、「あたしと結婚してくれるって言うまでここを動かないわよ!」と隣の部屋の前で怒鳴っている女性がいた。
90年代のギャルっぽい小林千枝さんだね。
啓子は自室のドアを閉め、女性はゴローの部屋に入った。女性がゴロー?に襲われ、後ずさると、受話器が外れ、啓子の部屋の受信音が鳴った。女性の助けを求める声がしたため、隣の部屋を訪ねたが、施錠されており、解錠しようとしていると管理人に肩をたたかれた。女の悲鳴が聞こえたような気がしたと説明する啓子。
管理人「女ってのは、じきに悲鳴を立てる動物です。いけませんな。プライバシーの侵害になる。それに知りすぎたやつは死ぬという言葉があります。管理人の私に任せておきなさい」啓子に鍵の束を見せ、部屋に入って行った。
タバコを吸いながら粘土で口を開けた顔を作っているゴロー。部屋を訪ねた啓子がドアを開けたゴローにスプレーを吹きかけた。ソファに倒れ込んだゴロー。
宍戸錠さん、長身で手足が長くスタイルがいいねえ。
啓子は洋服ダンスを開け、マリが握りしめていたボタンとゴローの上着のボタンが同じであることを確認した。
6:30
ラジオから軽快な音楽が流れ、ゴローはどこかに出かけようと立ち上がったが、倒れ込んだ。
啓子はさらに鍵のかかったクローゼットを開けた。銀のマスクと白い服。硫酸の入った容器。銀のマスクの一体が倒れ込んだが、さっきドアの前にいた女性だった。
啓子「死んでるわ」
もう一つ倒れ込んだ銀マスクの中は管理人だった。
身分証明書
加山三郎
昭和5年6月19日生
上記の者、当生命保険協会特別保険調査員で
あることを証明する。
昭和45年6月23日
東京都港区赤坂2-13
加山は管理人になりすまして、オールドミス殺人事件を追っていた保険調査員だった。啓子は再びマスクをかぶせて元に戻した。
啓子がクローゼットで悪戦苦闘してるころ、マフィアのボス?・カルロが手下とエレベーターを上がってきた。藤山浩二さんと永井譲滋さん。
ようやくクローゼットを元に戻し、施錠し、部屋から出ようとしたが、男たちが部屋に入ってきたので慌てて洋服ダンスに隠れた啓子。
カルロは気絶していたゴローの頬をたたいて起こした。ゴローは突然貧血を起こしたと言い訳し、啓子が隠れている洋服ダンスを開け、上着を選んでいたが、「あの女!」と声を出した。
カルロ「隣の部屋の女か。女ともほどほどにしたまえ。近頃、面倒なことが多すぎる。早く行け」
ゴローはカルロから数枚のお札を受け取って出ていった。
啓子<やっぱり殺しの指令を受けて…>
部屋がノックされ、イタリア語で会話し、男が2人入ってきた。
サングラスの男は団巌さん。
男1「産業省の例の次官、1000万で落ちた」
カルロと話しているのは穂高稔さん。
カルロ「役人は金(かね)に弱い」
男1「次に青山警察の署長だが、女をあてがってアタックしている。ダメなら脅しに切り替える。10日以内になんとかする」
名簿に丸印をつけるカルロ。「太平海運の専務は?」
男2「バクチに誘い込んである。アメをしゃぶらせているが、ひと月ほど見てほしい」
カルロ「日本の重要人物を組織へ引きずり込む。われわれの上陸作戦は順調な成果をあげつつある。喜ばしいかぎりだ」
それにしてもカルロ役の藤山浩二さんって、すごい渋い声。…が、意外と吹き替えの仕事は、やってないんだな。
啓子<ある日突然、1人の人間が周囲の誰も知らないうちに黒い手に落ち、マフィアの一員として生まれ変わる。恐ろしいことだわ>
カルロ「ところで、先日、盟約書に署名したはずの秋山氏だが、恋人をわれわれに殺されたことでだいぶ動揺している。国際警察にもわれわれマフィアの名を漏らしたようだ。このまま放置していては危険なので遺憾ながらしかるべき手を打った」
立ち上がって部屋のラジオをつける。「7時のニュースを申し上げます。大日本貿易、営業部長、秋山日出男氏が何者かに彫刻ベラで刺されて死亡し、犯人はそのまま逃走しました」ラジオを切ってニヤリとする。
電話の着信音が鳴り、電話に出るカルロ。結果はラジオのニュースで聞いたと相手をねぎらい、もうひと仕事依頼した。以降、イタリア語で話す。
女、このマンションの隣の部屋。あわれみ無用。今夜じゅうに…啓子はイタリア語を理解し、啓子の殺人指令だと気付く。
カルロたちは啓子が隠れた洋服ダンスの隣のクローゼットを開け、死体を運び出していった。
啓子は洋服ダンスから出て、カルロの持っていたVIPリストを手にしてベランダへ。
男たちはクローゼットから硫酸を持ち出し、浴槽に入れた死体にかけ始めた。
啓子はVIPリストをズボンに挟み、ベランダの外へ…ヒーッ! これ野際陽子さんが実際にやってるのか、細身の男性がやってるのか…でも窓からぶら下がってるのは本当だよね。怖っ!
硫酸で溶かされて、あっという間に白骨化した死体。
啓子がやっとの思いで部屋に戻るとゴローがいた。「半年前に死んだオールドミスとおんなじだ。電話の盗聴だけでは飽き足らず、俺の部屋にまで!」
ゴローを投げ飛ばし、部屋を出た啓子。カルロたちにも気付かれた。階段を降りて走っている啓子の姿のカメラアングルが横向きでちょっと見づらい。今回、ちょっと独特なカメラアングルが多い。
ゴローに見つかった啓子。
カルロたちはリストを捜しに街を走る。「あのリストを奪われたら、われわれマフィアの日本支部は全滅するぞ! 見つけしだい撃ち殺せ! 女は間違いなく国際警察の犬だ!」
VIPリストと気絶した啓子を抱え、車で逃走したゴロー。カルロたちから銃撃される。
車の中で目を覚ました啓子。「なんであたしを殺さないの? イタリア語で指令を受けたはず。あたしを殺せと」
ゴロー「誤解だよ。ひどい誤解だよ」
カルロ「2人を殺してマンションから引き揚げよう。あの絵描きが俺たちの罪を着て死んでくれることになるんだ」
岩場で車を降りた啓子とゴローをカルロたちが追う。洞窟みたいな穴に逃げ込む。
啓子「あなた、ボスを裏切っても大丈夫なの?」
ゴローとボスは赤の他人。ゴローは絵描き、それで不満ならドン・ファンだという。売れない絵ばかり描きすぎて親父の遺産をすっかりなくして、あのマンションを出なくちゃならなくなった日に突如現れたのがカルロ。秘密の情事を楽しむために夜だけ部屋を借りたいと言われ、報酬が抜群だったため、一も二もなくオーケーした。
条件は家財道具、洋服類一切を自由に使わせること。キャビネットのひとつをカルロたちに解放して、絶対に中を開けて見ないこと。他人に口外しないことと約束させられた。ゴローは夜、休むベッドを確保するために女を口説き始めた。
恐怖におびえる美女、啓子のマスクがほしいがために隣のオールドミスを殺したと話した。啓子を眠らせ、石こうでマスクを取り、新しい作品を作りたかった。きれいなマスクを作るためには顔の産毛をそらねばならないため、啓子にカミソリを向けた。啓子のマスクが欲しいため、ひと晩中、啓子の部屋で待っていた。
ゴローが殺し屋でないと分かり、お礼を言う啓子。
黒木の部屋
夜が明けても帰らない啓子を心配する風間たち。結局、風間と島が一緒に部屋を出た。
カルロは電話で仕事を依頼する男と女を殺してほしいとイタリア語で依頼していた。啓子の部屋で受信機から聞いている風間と島。
彫刻ベラを持った男が部屋から出ていこうとする。
おっと、殺し屋は三重街恒二さんだったのね。
ゴローの部屋を出た殺し屋を風間と島が追う。カルロのもとに駆けつけた殺し屋。
啓子はゴローに生き延びましょうと励ます。岩穴から出てきた啓子とゴローを殺し屋たちが追う。島と風間がバイクに乗ってやってきて、風間がバイクを降りて男たちを殴り、島はバイクに乗って殺し屋を追い詰める。
島ちゃんのバイクアクション!
崖の上で銃を向けたカルロともみ合ったゴローがそのまま2人で崖を降りた。崖を転がる人形…から生身の人間に戻る。おお。ゴローを撃とうとしたカルロを風間が殴り倒した。
啓子「芸術家のおにいさん! しっかりして、大丈夫? ねえ」
目を覚ましたゴロー。「次のモチーフが決まった。落ちた偶像だ」また気を失う。
啓子「やっぱり相当強く打っちゃったのかしら?」
プロデューサー:近藤照男
*
脚本:池田雄一
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
非情のライセンス
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
島竜彦:谷隼人
*
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
ゴロー:宍戸錠
*
秋山日出男:太刀川寛
マリ:服部マリ
男1:穂高稔
*
カルロ:藤山浩二
管理人:上田忠好
殺し屋:三重街恒二
永井譲滋
*
男2:団巌
小林千枝
西智子
ナレーター:芥川隆行
*
監督:山内柏
<プロフェッショナル・キイハンター。次のカラーシグナルは…秘密結社マフィアが全力を挙げて完成した新型爆弾。取り引きの場所は日本。国際秘密警察からの急報を受けてキイハンターが出動したが偶然の一致、そっくりのアタッシェケースがすれ違い。中身は時価3億円のダイヤに変わっていた。互いに取り戻そうとするマフィアとダイヤの密輸組織が虚々実々。ダイヤに懸ける執念の女を巡ってキイハンターも大奮闘。海浜に繰り広げられる争奪戦は夏のスリルと興奮を盛り上げていく>
キイハンター
宝石泥棒
裸で御免なさい
に御期待下さい
ちょっと不思議な話だったし、前回、今回とおなじみゲストがいつつ、初ゲストが増えたな~。最近、吹雪さんいないな~。
宍戸錠さんの役は今までなら岡田真澄さんがやりそうな役だな、とは思った。

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